これまで、Cannondale Rize号には、Prophet号の完成車についてきたLefty Max 140 SPV+を取り付けていました。ただ、このフォークは2年ほど使ってオーバーホールしていない状況でしたので、リバウンド設定ができない状況になっていました。
そこで、オーバーホール済みのLefty Max 130 TPC+を入手。換装することにしました。
まず、Lefty Max 140 SPV+(2005)を取り外します。
次に、昨日入手したLefty Max 130 TPC+ (2004)を取り付けます。
本体とステアリングコラムの間に若干のゆがみがあるのか、入手したTPC+は上のクラウンがぴたりとは来ませんでした。Lefty本体を少しだけたわませて上のクラウンを通します。140SPV+のほうではこんなことはなかったのですが…。
本体のキャップのねじ山が若干なめているのか、何度試してもスムースには入っていきません。一番良さそうな角度でねじ込んでみましたが、これでいいのか(苦笑)。
で、仕上がったのが下記の仕様のRize号になります。
ニードルベアリングリセットを済ませた140 SPV+と、オーバーホール済みの130 TPC+の長さを比較してみると、ほぼ10mm、ストロークが少ない分だけ後者が短くなります。気のせいかもしれませんけど、若干ヘッドが立ち気味のように感じられますね。手で押した感触は、リバウンドノブをほぼ真ん中に設定した状態で、140 SPV+より速く感じられます。どうやら140 SPV+は、リバウンドがかなり効いた状態のまま調整できなくなっている感じですね。
今日はガンガン走るというより、換装したLeftyの感触を確認することをひとつの目的にして、川沿いのほうへ向かいます。
平地の未舗装路を走ってみている感じでは、フォークが短くなったことによるポジションの違いは感じられますが、ニードルベアリングリセット解決をしたSPV+との大きな違いは感じられませんでした。SPV+のときは、Prophet号のFRポジションと非常に似た感じになっていたわけですが、今回のTPC+ではそれがあまり感じられませんでした。
さて、公園のほうに向かっていると川の中になんと、自転車が投げ込まれているのを発見。
MTB類型車(ルック車)ですね。前輪が水の中に突っ込んだ状態で後輪はポテチ。サドルは後ろ向き。
下りて引き上げてやりたい気持ちになりましたが、立ち入り禁止区域と思われますし、ここから担いで登るのはちょっと難しいかも。しかし、こういうことをする人がいる、というのはとても残念な気持ちになりますよ。
フロントサスペンションの性能を試すために、ここしばらく通っている階段へ向かいます。
前回ここを下りたときは140 SPV+のマイグレーションが進んでいて、少し動きに難がありました。リバウンドが効き過ぎなのか、細かいサイクルの連続したストロークには弱かった、という面もあったのだと思います。しかし、今日換装したばかりの130 TPC+はさすがにオーバーホールを終えたばかりとあって、動きが良かったです。でもスピードをつけて下りてみると、10mmの差を感じる時がありました。130mmもあればいっぱいいっぱいにこそならないものの、140mmのほうがもっと余裕があるというか、そんな感じですね。
その後、崖状になった土手へ向かいます。ここでは、TPC+の調整を行いました。TPC+とかSPV+というのはペダリング時の無駄な沈み込みを制御する仕組みですが、SPV+はエア圧で調節するので、サスポンプが必要となります。TPC+はノブを回して調整するだけなので、路面によってかんたんに設定を変更できるのはラクですね。TPC+をゆるめるとふわふわになりますし、締めると動きが引き締まって沈み込みが少なくなります。ただ、SPV+ほどはシビアに効かないような気がしました。SPV+だとものすごく硬くできますけど、TPC+は最強にしてもそうはなりません。
でも、さすがにオーバーホールを終えたばかりの130TPC+。動きは良かったですねー。
土手では、一番斜面が強い根っこのところにいきなり突っ込んでみましたが、なんと
「前ブレーキが効かない〜!!」
なんてことになって、下の木に正面衝突して撃沈しました。
うーん。メンテナンスの最中にフロントのローターに潤滑剤が付着してしまったのでしょうか…。今日はもう、このポイントでの走りはあきらめです。
土手の上を走っていると、こんな場所も。
ここが、先ほどの根っこのところとつながっていれば、周回して激登り、激下りの練習ができるのに…。ちなみにここの一番下あたりは男女の幽霊がそれぞれ単独で目撃される心霊スポットだそうで(怖)。でも、男の幽霊って、私のことじゃないだろうな?(苦笑)
この場所からすぐのところに比較的大きな池があります。まだ明るい時間帯だと、わざわざ水源の公園まで行かなくてもなかなかの風景が見られます。
この場所ではしばしば、立派な一眼レフをお持ちになった高齢の方々がよく写真を撮影されています。中には、MTB的バイクに乗って、時々停めては撮影をしている人もいますね。今日は若い男女のカップルがここを撮影していましたけど、すごく立派な一眼レフデジタルカメラでした。すごくうらやましくなりましたね。いろんな意味で…。
また、私がここにとどまった数分の間にも何人もここで足を止めて写真をとっていました。
このあと周回の公園まで行って1周してきたのですが、今日は今までになく人出が多いように感じました。公園利用の方のご迷惑になるのはイヤなので、すぐに公園を抜け出して、舗装路の走ったことのない場所をぐるぐる回ってみたりしました。これはこれで新鮮でしたね。
さて、最後にS山自然林を2周します。これ、途中を水道道路という直線的な道路で分断されているのですが、これがなければすごく楽しい周回を過ごせそうなのですがね。短いながら激坂登り、下りが出来そうですし。
1時間と少ししか走りませんでしたが、それなりに楽しく過ごせました。Rize号は前後サスペンション性能が優れているので、ものすごくラクですね。でも、当たり前かもしれませんが、最近メインで乗っているRocky Mountain Vertex RSL号みたいにビュンビュン走るわけではありません。いや、たぶんProphet号のMavic Crossmax ST + IRC Mibro for Marathon 2.25を使えれば、そこそこいい走りをするはず。NEVEGAL換装前は、やたら走りが軽いバイクでしたからね。
コメント
コメント一覧 (2件)
いゃ〜、さすがにお仕事が早い! あ、こんにちは。
新レフティも調子が良さそうで、何よりです。こちらで見るたびにヨダレが・・・(笑。
(あ・・・いかん いかん・・・ぼそ)
10mm下がったとの事ですが、ぱっと見には分かりにくいんですが・・
ココはオーナーしか分からないトコロでしょうか。(でも、妙に嬉しかったりしますよね)
斜面でいきなり爆沈! されたようですが(笑)、大事にならなくて良かったですよ。
これで前サスが【おじぎ】した日にゃ・・・(死。
>MTB類型車(ルック車)
ときどき、ママチャリが放り込まれているのは見ますが、これも哀れな姿ですね・・。
こんな風に“物を捨てる”のも理解できませんけど、たとえルック車でも見たくない光景です。
(物を粗末に捨てる人は、自分の心を捨てている・・とは、よく言ったものです…)
>MTB的バイクに乗って、時々停めては撮影をしている人
あ・・私です(爆。 最近、関東まで遠征に・・・(…って、ウソです)。
いゃ、ホントそのままで。 土曜日も遠くの公園まで撮影+サイクリングに行ってきました。
Rize号を持っていきましたが、(↑)のようなダートも楽しめましたので、程よい運動ができまして。良い季節ですね、今は。
やはり、ダートを走ってナンボ・・? ですね〜。
sadaさん。こんばんは。
> 新レフティ
型式が古いので、以前のSPV+よりユーザビリティが劣る部分がありますが、機能的にはそんなに遜色はないようです。
もともとRizeがフロント130mmを想定していると思うので、おそらくそれに近づいたのだと思います。
下り重視だと140mmのSPV+のほうが余裕があるのかもしれませんが、前後のバランスはとれた、ということで(笑。
> 斜面でいきなり爆沈!
はい…。平地でも、ちょっと「あれっ?」という感じがあったのですが、斜面では全く効かなかったですね。
> 物を粗末に捨てる人は、自分の心を捨てている
名言ですね。持ち主が捨てたのだとしたら、信じられません。
少しでも時間を共有した思い出があればこういうことはできないはず。
ただ、もしこれが盗難されたあげく廃棄されたものだったりしたら、それは気の毒な話ですね。
> あ・・私です
あ、やっぱりそうでしたか!(笑
って、60代くらいの普通のおじいちゃんでしたよ(苦笑。
でも、MTBじゃなくても自転車に乗って、おじいちゃん仲間で写真談義をしているみたいでした。
なんかいいなあ、と思います。
> 土曜日も遠くの公園まで撮影+サイクリング
お。いいですねぇ。そのときの写真もまた見てみたいです。
ホント、私もマジで一眼レフが欲しくなってきています。
やはり、私にはGF1がいいかもしれませんねぇ。