空手道入門 (1977年)

空手道入門

空手道入門 (1977年)

最近のこのコーナーの傾向を見ておわかりかもしれませんが、最近になって昔入手した空手道関連の書籍を次々と引っ張り出しては読む、ということを繰りかえしています。
前回もかなり古い書籍でしたが、今回はその10年後に出版された書籍です。題名は同じですが、こちらは当時は30代の、若手ともいえる先生方の共著で全く別物です。
松濤館流空手道の書籍とあって、貴重な船越義珍先生の昭和5 – 27年頃の模範写真・指導写真3枚が掲載されていたのが興味深かったです。
少し前に『義珍の拳』を読みました。この読み物には義珍先生本人の技術と後世に伝わる技術が乖離していたという見解が書かれているので、この写真からそれが確認できないか、凝視してみたのですが…。残念ながら、実際に演武していた写真は2枚しかなかったのでそれを確かめることはできませんでした。

それぞれの写真は大きくはないですが、13種類の型が紹介されており、対人の分解もなかなか豊富です。

私がこの書籍を見て一番驚いたのは、私が高校時代に所属していた空手道部の体力作りカリキュラムが、この書籍に紹介されているものとほとんど全く同じだった、ということですね。私が習っていた空手の技術そのものは剛柔流だったのですが、当時の先生が小林流でも7段位くらいまで持っていた先生だったので何らかの接点があったかもしれません。あるいは、先生もこういった書籍を参考にしていた可能性もあります。ストレッチをのぞき、今はほとんど行わなくなってしまった鍛錬法ですが、とても懐かしく思いました。

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