毎月20日、私は欠かさず3冊の自転車雑誌を購入している。2004年2月にBianchi ML3 Veloce Mix 2004 Modelを購入する前後から続けていると思うが、さすがに最近は惰性で買っている感じだ。というのは、定期的に繰り返される自転車雑誌の記事コンテンツもほぼ見尽くした感があり、読むときのワクワク感があまりなくなってきているからである。
でも、新製品情報だけは別かな。今月号にはCampagnoloパーツの新製品に関する記事が紹介されていた。もう、読んでいてすごく欲しくなってしまった。
私は前出のBianchiに乗る前はShimanoの初期型STIシフター(手元変速)を使っていた。自分で取り付けた割には変速も軽く、当初はすごく快適だったのだが、1年経つか経たないかのうちにリア・シフターが数回に1回空振りするようになり、それから少しずつ空振りの回数が増えて最終的には使えなくなってしまったのだ。修理しようにも型が古くて難しく、買い直す必要があるという。このことも、新車でBianchi ML3を購入するきっかけとなった。
初めて使用するCapmagnoloの変速機は、Shimanoに比べるとシフティングが重い、と感じた。特にフロントシフターは深くグッと押し込まないと変速できないので違和感を感じる。それでもブレーキとシフターを切り離した設計は見事で、デザイン的にもCampagnoloのほうが私の好み。それに、Shimano STIシフターの初期型のような故障はない。
そのようなわけで、今後もCampagnoloを使い続けていきたいと思っているが、できれば変速性能がShimanoレベルだったらうれしいのに、と思っていた。
ただ、あとでわかったことだが私の機種は価格を抑えるために、変速関連の部品がCampagnolo製品で統一されていないことがわかった。このあたりも、変速性能に影響を与えていた可能性が高いことを付記しておきたい。
さて、新製品のシフターであるが、今回は中堅グレードのリニューアルである。なんといっても注目はフロント側が「クィックシフト」化されたこと。これにより、私が感じていたような変速時の「かったるさ」はなくなることが予想される。ただ、私が今使っているサイクロコンピュータには対応していないとか書いてあるので、すぐに導入できるものではないと思い直した。
あとは「ブレーキ」だ。肉抜きされて、めちゃくちゃかっこよくなった。それでも剛性は高いらしく、これにはすごく興味がそそられる。現状カーボンホイールを使っているので、ブレーキの効き方にはクセがあるため、交換による恩恵はもしかしたら軽量化くらいなのかもしれないが…。
現物を早く見たい。