新しいOAK

9月にOASYSとOAKがVer.6にバージョンアップしたので、早速購入してインストールしました。

今までにも何度か述べてきましたが、OAKは何かとトラブルが多いIMEです。しかし、いろいろと試してみてタッチタイプを行う上で最も入力効率のよいIMEなのでどうしても離れることができないのです。そのような訳で今回も、「少しでもバージョンの新しいものを」とすぐに飛びついたわけです。

OAK-V5のときに発生したトラブルで、Config.sysに登録された親指シフトキーボードをコントロールするOyayubi.sysが原因になったものがありました。V6では解決されているのかどうか試したくなって、今回は今まで外していたoyayubi.sysをconfig.sysに登録して使ってみることにしました。

V6では前回発生したようなフリーズは見られないことがわかりました。そこでしばらくはこのまま使い続けていこうと思ったのですが……。

oyayubi.sysはどうもIE4.01と相性が悪いようです。フリーズはなかったのですが、IE4.01が突然終了してしまうのです。これが何度も再現したため、oyayubi.sysを改めてconfig.sysから排除しました。すると、今までより安定して動くようになりました。 config.sysはやはりだめのようですが、親指シフトキーボード自体がFMV以外の機種では動作保証されていないので、仕方がないのかもしれません。

config.sysだけの問題ではなく、もともとOAK自体がIEと相性が悪いのは明らかでした。OAK4.1の時には、NT4.0で IE4.01を使うと、使ううちに画面の描画が遅くなっていって困りました。文字の入力において、一つの文字を入力するのに数秒かかるというとんでもない状態まで発生していたのです。

OAK-V5になると、さすがにそのようなことはなくなりましたが、それでもIE4.01を使用していると「メモリが足りません」というメッセージを頻発します。再起動すると元に戻るのですが、使い続けると同じ状況が再現されました。Windows98ではその点ではあまり問題なく使えましたが、起動後最初の文字の入力が極端に遅く感じられました。

もちろん、他のIME、例えばATOK11では上記のような現象は全く起こりません。

IE4.01が不意に終了することはたまにありますが、OAK-V6になり、いくらか安定性が増したような気がします。起動後最初の入力も他IME と変わりません。そのものの動作も、他IMEより軽いです。まだ使用していませんが、他のIME並に再変換機能も装備しています。

辞書やAI変換については、ATOK11と変わらないように思えます。しかし、今度のATOK12は前後の文脈を解析するときに、指示詞まで解釈して変換するようですね。少し興味があります。OAKにもV5の時代から話題変換という文脈解析に近い機能がありますが、さすがに指示詞までは解釈してくれないようですね。次のバージョンアップに期待します。

ICOの制作環境

メイン マシン(自作)

* MPU … AMD K6-2 300MHz
* Mother Boad … P5A(ASUSTek)
* RAM … SDRAM 128MB
* HDD … E-IDE 2.1GB(Western Digital)×1、SCSI 2.1GB(Quantam)
* TA … MN128 V21(64kbpsで利用。NTT-TE東京)
* Scanner … NSF1230P(NEOS)
* Video … RIVA128ZX 8MB
* キーボード … KB-211(富士通・親指シフトキーボード)
* 使用OS … Windows98
* Application … Microsoft FrontPage98、Microsoft Internet Explorer V4.01, Netscape Navigator V4.05。
* その他 … マザーボードをP5Aにする前に、IwillのXA100を使ってみました。しかし、とても不安定で、変なエラーばかり。毎回電源を落として立ち上げるたびに「前回正常にWindowsが終了しませんでした」というメッセージとともにScandiskがかかるし、Windows98のユーティリティで確認すると「深刻なエラーが発生しました」といわれるし。いろいろな設定を試しましたがどうしてもだめで、XA100を初期不良として返品し、P5Aに変更してもらったのです。P5Aは何のトラブルもなく安定しています。以前のSocket8マザーのときもそうでしたが、私はどうもIwillのマザーに嫌われているようです。

深刻なエラー

IwillマザーボードXA100に起こったエラーについて、ご興味のある方のために簡単にまとめてみます。

まず、新構成にしたあと、従来のWindows98で立ち上げてみると、CD-ROMを認識しなくなってしまいました(これはP5Aでも起こりました)。CD-ROMを認識してくれないと、起動時に新たに検出された各種ドライバをWindows98CD-ROMから読み込むことができなくなるため、必要な機能が使えなくなってしまいます。

そこで、Windows98を上書き再インストールすることにしました。しかし、再インストールの段階でもおかしなメッセージが出ます。インストール時に何度か発生する再起動のたびMS-DOSの、文字化けした訳のわからないメッセージが出てくるのです。「何とか.vxd(正確な名前は忘れました)」というのだけは読み取れました(これもP5Aでも発生しました。そういえばこの文字化けメッセージは、以前の会社でWindows95OSR2を再インストールしたときにも見たことがあります)。

ちょっと不安なので、面倒ですが必要なバックアップをとったあと、起動ドライブを初期化して、もう一度インストールを行うことにしてみました。

すると、今度は変なエラーが発生することもなく、すんなりインストールできました。各種ソフトウエアを組み込み、試してみると、以前の構成よりとても動作が速く感じるのでとても喜んで使っていました。

しかし、そのうち、おかしなことに気がつきました。電源を落として次に立ち上げるとき、毎回「前回Windowsが正常終了しませんでした」というエラーメッセージが出て、スキャンディスクがかかってしまうのです。各種トラブルでハードウエアorソフトウエアリセットをかけたあとにこのメッセージが立ち上がることは知っていましたが、普通に終了しているにもかかわらず、毎回出てくるのです。

ここで私はWindows98のユーティリティを使うことにしました。「スタート」-「プログラム」-「アクセサリ」-「システム情報」を立ち上げ、「ツール」-「自動スキップドライバ」を実行してみたところ、今までに見たこともないメッセージが。Windowsが応答しない原因となったタスクとして表記されていました。

1. □Calling a PNP BIOS => Get Extended System Configuration Data(ESCD) Info.
2. □Calling a PNP BIOS => Read Extended System Configuration Data(ESCD)
3. □Calling a PNP BIOS => Get Statically Allocated Resourse Information

上記の各項目を詳しく見てみるとさらに以下の情報が出ています。

1. Calling a PNP BIOS関数中に深刻なエラーが発生しました。
1. この問題の原因となったファンクション
* Get Extended System Configuration Data(ESCD) Info.
2. この問題の参照
* 41 00 00 00 A8 01 00 00 B8 01 00 00 C0 01 E8 00
3. 問題を解決するには、コンピュータの製造元に連絡してください。
2. Calling a PNP BIOS関数中に深刻なエラーが発生しました。
1. この問題の原因となったファンクション
* Read Extended System Configuration Data(ESCD)
2. この問題の参照
* 42 00 00 00 B8 01 A8 01 E8 00 00 00
3. 問題を解決するには、コンピュータの製造元に連絡してください。
3. Calling a PNP BIOS関数中に深刻なエラーが発生しました。
1. この問題の原因となったファンクション
* Get Statically Allocated Resourse Information
2. この問題の参照
* 0A 00 00 00 48 01 E8 00
3. 問題を解決するには、コンピュータの製造元に連絡してください

そこで、仕方なくもう一度HDDを初期化して再インストールを図り、ソフトウエアやキーボードが問題を起こしていないかなどを確認しながら設定していくことにしました。私は親指シフトキーボードを保証外での使用(FMV以外での使用)をしているため、現在までもIMEのOAKシリーズおよびOyayubi.sysには何度も泣かされてきたからです。しかしこれらは今回関係していないようでした。

チップセット、AGPの各ドライバを最新のものに変えましたが、それでも改善されません。

また、今回のメッセージではどうもPNP BIOSに問題がありそうですから、BIOSの設定もいろいろと行ってみました。しかし、これも問題を解決するものではありませんでした。

IwillのWWWページを訪ねて、古いBIOSをダウンロードし利用してみたり、また元の最新BIOSに戻してみたりもしましたが、どうしても上記の問題は解決できなかったのです。

様々な試行錯誤から理解できたのは、電源を入れて立ち上げたあと、上記のユーティリティを開いて各種エラーのチェックボックスにチェックを入れた後再起動すると、そのあとは電源を落とすまで安定して動く、ということでした。しかし、毎回同じ作業を行えるほど私は気が長くありません。

私はマザーボードに原因があるとみて、面倒ですがもう一度分解し、購入店で交換してもらうことを決意しました。購入店のコンピュータクリニックにマザーボードを持ち込み、相談してみると、「今まで見たことのないエラーの種類」ということで、チェックなしに即交換に応じていただくことができました。

しかし、私は差額が発生してもいいから、別のマザーボードを購入する気になっていました。というのは、以前Pentium ProをIwillのマザーボードP6ANで使用していたときにも様々なトラブルを経験していたからです。そのマザーボードはスロットごとの安定性のばらつきやノンブランドのRAMではまともに動かない、という問題がありました(もちろん、それは私の環境においての話であり、Iwillを責めているわけではありません)。

そこで、購入店の店員さんに相談したところ、ASUSTekのP5Aを紹介していただきました。店員さんによると「速度を重視するか、安定性を重視するかでマザー選びも変わってくる」ということでしたが、私は当然後者を選択しました。そして、差額を払ってそちらを購入することになりました。この店員さんがとても親切な方で、考えられる原因やマザーボードの特性などをいろいろと教えてくださいました。彼のアドバイスは本当に役に立ちました。

かくして、私はマザーボードをP5Aに交換しました。やはりそのままではWindows98でCD-ROMが認識できなくなり、新しいドライバもインストールできないため、Windows98の上書き再インストールを行いました。上記の通り、この方法ではエラーが出るため、起動ドライブの初期化と再インストールを行わなければなりませんでした。

とても手間がかかって大変でしたが、P5Aの環境はとても安定しています。XA100でさんざん悩んだエラーが嘘みたいです。

今回のトラブルで期せずして短期間に2つのマザーボードを試す機会にめぐり合ったことになりますが、XA100の名誉のために付け加えておきますと、販売店には今のところ私と同じようなトラブルの報告はないそうです。おそらく初期不良にすぎないのでしょう。

また、私の環境で使ってみた感じでは、P5Aのほうが起動が速いのですが、Windows98の画面の描画においては、XA100のほうが速く感じました。 

黒澤監督の思い出

みなさまもすでにご存じの通り、日本の誇る映画監督、黒澤明氏がお亡くなりになりました。「日本映画界の損失」という表現もありますが、誠に寂しい限りです。

黒澤監督の映画について、私自身は特に努めて観ていたわけではありませんでしたが、一つだけ、監督その人に対する思い出があります。それは、映画「乱」の撮影時のお話です。

「乱」が撮影されたころ(1984年-85年)、私は日本大学文理学部の1年生で、静岡県の三島キャンパスに在籍していました。このころは私はお小遣い稼ぎのため、単発のアルバイトを探しているのが常でした。

さて、冬休みに入るころ、いつものように私がアルバイトを探していると、黒澤監督の「乱」のエキストラの募集に目が止まりました。お弁当付き、賃金も割と高いということで、喜んで応募したのを覚えています。

アルバイト当日、私はほかのエキストラの方々と一緒にバスに乗り、富士山麓に向かいました。道中、「もしかしたら俳優さんに会えるかもしれない」と一人舞い上がっていたような気がします。同行した友人は、「これだけ人数がいるのだから、まず会えないんじゃないの?」と冷静に分析していましたが。

駐車場に到着すると、まず、そこに設置されたテントの中で着替えをします。鎧兜が重いのにはびっくりしました。その後、テントの外に出て、メイク (ドーランを塗るだけ)を受けて、撮影現場まで数百メートル歩いて向かうのです。私はトレーニングのおかげでなんともありませんでしたが、友人たちは相当疲労したようで、次の日から参加しませんでした。

しばらく歩くと、大きなお城が見えてきました。これが撮影のためだけのものかと思うと、あまりにもったいない気がするくらい、立派なお城です。自治体のほうから「記念に残してくれ」という申し出もあったという話も聞きましたが、今回はなんと撮影の最後に燃やしてしまうのです!

現場ではいくつかのグループに分けられます。初日はお城の門を破って中になだれ込むシーンに参加しました。このとき自分の立っていた位置を覚えていたので、あとで映画館、ビデオで何回か確認したのですが、自分を判別できませんでした。当然ですね。

撮影は思っていたよりもハードで、何よりも寒さが応えたのを覚えています。その分、現場で出された豚汁はもう最高でした。戦死した雑兵の人形のすぐそばでお弁当と豚汁を食べていたとき、すぐ近くを根津甚八さんがスタッフと一緒に歩いておられるのに気づきました。やはり発散するオーラが違う感じがしました。

数日後、エキストラの参加者が少なかったとき、私は鉄砲隊に回され、頭の兜が傘に変わることになりました。しかし、これがきっかけで、私は撮影中に大問題を起こすことになるのです。

私はお城の裏側から急斜面を勢いよく駆け降りる鉄砲隊の中にいたのですが、初めて着用する衣装で戸惑いがあり、うまく準備ができていなかったのだと思います。斜面を駆け降りる過程で頭につけていた傘が飛んでしまったのでした。当然、私は「乱」の時代のヘアスタイル(ちょんまげ?)ではないために、そのフィルムはNGとなるでしょう。1回のショットで何百人も動員しなければならず、しかもカメラは同時に何台も動いているのです。さすがに「これはまずいことになった!」と思いました。

私はあわてて自分が所属した鉄砲隊の隊長のところへ向かい、今起こったことを正直に報告しました。当然、「なぜしっかり結んでおかなかったんだ! 1人の失敗が数百人に迷惑をかけるんだぞ!」とこっぴどく怒鳴られる始末。私は当時とても生意気な性格でしたので、声にこそ出しませんでしたが、隊長に対してあからさまに不満な態度を表していたと思います。反面、このような事故を起こしてしまったことにとても恥ずかしさを覚えていました。

広い撮影現場に隊長の怒鳴り声が響く中、私の不安は最高潮に達していました。そのときです。黒澤監督が口を開きました。

「いいよ。いいよ。気にしなくていいよ。もう一回いこう(撮り直そう)。」

というようなことをメガホンを通しておっしゃったのです! 全然怒っておられる様子はありませんでした。もうその瞬間、私は自分の卑小さに気づくしかありません。そして気を取り直し、次の撮影では失敗をしないように、全力を尽くそうという気持ちになったのでした。

「OK」が出たときはとてもうれしかったのを覚えています。すぐに隊長が私のところにやってきて、「さっきは感情的になって悪かった。またよろしく頼むな」といってくださいました。なんと気持ちのいい方ばかりなのでしょう! また場を収めてくださった黒澤監督には感謝の気持ちでいっぱいでした。

後にエグザス新宿武蔵野でインストラクターとして勤務しているとき、私が所属した鉄砲隊の隊長をご存じだという俳優さんにお会いしたことがあります。いろいろなご縁を感じました。

そして最終日、ついにあのお城が燃える日です。撮影中、いろいろな思い出がありました。「このシーンは撮り直しが効かないので、各人心して役割に当たるように」との注意が再三行われ、我々も気が引き締まります。

お城に火のついた矢が何百本も放たれ、城の中にも放火されました。私たちの背後、城の正面からは直径数メートルのファンが勢いよく回され、砂ぼこりが舞い上がる……。

火のついたお城の中から放心状態で出てくる城主(仲代達矢さん)の演技は鬼気せまるものがありました。私たち兵隊はその姿を見て少しずつ後ずさりをするのですが、皆、心底から後ずさりしていたのではないかと思います。

かくして、お城はまたと見られない大火事となって燃えてしまったのでした(このあと、真冬に直径数メートルのファンをまともに受けたためか、私は40度の高熱を出して数日間寝込んでしまった、というオチがつきましたが)。

後に私は映画館でこの映画と対面したのですが、改めて人間の生と死を省みる機会に恵まれたと思います。普通の娯楽時代劇では正義の味方が悪代官を「ザクッ!」「ギャー!」で終わりですが、乱では戦のあと、切られた雑兵が痛々しくうめくようなシーンも克明に描かれているのです。

以上で私の思い出話は終わりです。おそらくどなたも覚えておられないような小さな出来事ではありますが、当事者にとっては今でも鮮明に思い出される過去の一場面です。

黒澤監督のごめい福を心よりお祈り申し上げます。 

Windows98と親指シフト

Windows98をインストールして、10日が経過しました。前回のレポートでは『あとでしっぺ返しがくるのではないかと思うくらい平穏で、怖いです』と、Windows98の安定ぶりと得体の知れない不安を表現しましたが、やはりその予感は当たってしまいました。

実は、一昨日くらいから、起動時に私のマシンがフリーズするようになり、なんと昨日には10回起動して1回しか立ち上がらないという非常事態に陥りまったのです!

その状況といえば、「Windows98」のロゴが表示されている段階で止まることもあれば、画面が黒く変わってから止まるという不安定ぶり。もう再インストールしかないと思いました。そのとき、画面に現れたメッセージをよく見ると「config.sysのライン1のエラー」というようなことが書かれています。

“config.sys”とはずいぶん懐かしい響きですが、そこには富士通親指シフトキーボード用のファイルである”oyayubi.sys”に関する記述がありました。どうも、Win98に対してこいつが悪さをしているようなのです。

「またOAK-V5がらみか!」。そう、このファイルは親指シフトキーボードを選択している場合、OAK-V5をインストールする際にインストーラによって自動的に設定されたものなのです。おそらくATOKをデフォルトIMEに設定していても、oyayubi.sysは生きてしまっているのでしょう。

どうやらOAK-V5はコントロール パネルでキーボードのコーナーから削除するだけではだめのようでした。そこで、アンインストールするしかない、という結論に達したのです。

そこで、私は思い切って、OAK-V5をアンインストールすることにしました。そうすることによって、私はconfig.sysを直接いじることなく、oyayubi.sysの設定を解除することができるからです。

さて、OAK-V5のアンインストール後、やはりWindows98は抜群の安定度を示すようになりました。当然、起動時の変なフリーズもありません。

しかし、私は考えました。「oyayubi.sysを設定しなくても、全く別のIME(ATOK11)で、親指シフトキーボードは何の問題もなく動いているではないか。ということは、oyayubi.sysはWin98においては別に必須のものではないといえるはずだ。よし、もう一度OAK-V5をインストールするぞ!」と(バカ)。

そして、今回はOAK-V5のインストールの際に、config.sysにoyayubi.sysを登録しないように進めてみました。そして、現在 OAK-V5を使用してこの文章を書いています。やはり、oyayubi.sysがなくても、私の親指シフトキーボードは何の問題もなく、入力できているのです。

その間、インターネットにつないだり、2度ほど再起動をかけたりしましたが、何のトラブルも起こりませんでした。

やはり、トラブルさえなければ、OAK-V5の使い勝手はすばらしいです。変換などのタッチもATOK11などと比較して微妙に軽い気がします(最初の一発目の変換は逆に重い)。親指シフトキーボード下の高速な入力においては、この特性はとても大切なことなのです。

また、OAK-V5のすばらしいところは、変換操作を用いずに、数字、英字、スペースキーなどを直接入力・確定することが可能であるということです。この能力は、私の場合原稿の入力効率を大きく左右します。ATOK11ではなるべく以前の環境に近づけるよう、OAK-winのテンプレートを用いていましたが、残念ながらこの「直接入力・確定」ができませんでした。

また、OAK-V5はホームポジションから指を離すことなく漢字や記号などを瞬間的に検索できるのです。この点も、OAK-V5は入力効率においてかなり有利であるといえるでしょう。

今回の結論。『以前から私のマシンを苦しめていたフリーズの原因は、私が愛用している親指シフトキーボードをコントロールするために必要な “oyayubi.sys”が”config.sys”に登録されていたことにあった。しかし、oyayubi.sysがなくとも親指シフトキーボードは無事である』。

Windows98

ここのところ、ICOの追加・更新作業が遅れていましたが、実はその陰に「Windows98のインストールと環境設定作業」というイベントがあったのでした。

時は去る7月31日、私はWindows95以上の出足だというWindows98と、Plus98を新宿の某パソコンショップにて購入することにしました。

それまでの間、私は主にWindowsNT4.0 Workstationを使用していたのですが、ビデオキャプチャデバイスやスキャナを利用する際にわざわざWindows95を立ち上げなければならず、少なからず煩わしさを感じるようになっていました。なにしろ、WindowsNT Workstationを立ち上げるのには数分かかるのですから。

また、なぜかここのところ私の環境では、WindowsNTが突然ブルースクリーンを頻発するようになっていて、非常に不安定でもありました。

こういったWindowsNTを利用する場合の不都合が、私にWindows98に目を向けさせるきっかけになりました。なにより、私は大の新しい物好き。おそらく早い時期に出るであろうサービスパックの出現も待たずに、Win98に手を出すことになってしまったのです(本当は、Windows NT 5.0まで待ちたかったのですが、我慢できなかった)。

私はいつものように、メインのハードディスクをフォーマットしたあと(今回は初のFAT32)、Windows98をインストールすることにしました。インストール自体はスムースにいき、しばらくの間は快調でした。

しかし、いくつかドライバをインストールしたり、ソフトをインストールしたあと、問題が発生しました。なんと、エクスプローラやIEを使用するとき、不定期に、しかもかなり頻繁に「フリーズ」が発生するようになってしまったのです。ひどいときは「立ち上げたとたん」に、よくても「数十分後」にはこの障害がみられるようになってしまって…。

この場合、ハードウェアリセットをかけないと、再起動はできないのですが、そのたびにチェックディスクがかかります。そして、そのたびに「こんなことにならないために、ちゃんと Windowsの終了を実行しなさい」というようなメッセージが…(英語)。かなり腹が立ちました。

いろいろなハードウエアを取り外したり、追加したり、さまざまな実験を行いました。それでも原因が分からず、そして最後に思い立ったのが、OAK- V5という日本語入力ソフト。富士通さんのサイトでWindows98対応モジュールが出ていたので、それをインストールしておいたのですが、今までのいきさつから考えて、これが怪しいということになったのです。また、マイクロソフトさんのアップグレードに関する資料に、OAKについて(Ver.4.10 についてでしたが)「さまざまな問題が報告されている」という但し書きがあったのを思い出しました。

そこで、泣く泣くOAKをコントロールパネルから削除し、ATOK11に変更することにしました。するとどうでしょう。それから1回もフリーズすることなく、現在まで安定した状態が続いているのです。あとでしっぺ返しがくるのではないかと思うくらい平穏で、怖いです。

OAKの不安定ぶりは以前から知っていましたが、こんなに極端な障害となって現れると、正直あきらめムードです。あのソフトは最初から設計し直さないと根本的な改善はできないかもしれませんね。入力の効率は非常に高いと思うのですが、平均数分に1回のフリーズでは使いようがないと思います。

もしかしたら、WindowsNTでのブルースクリーンも、OAKが原因だったのかも。実は、NTを使っているとき、OAK-V5を使用していると一定の時間のあとに必ず「仮想メモリが足りません」というメッセージが表示されていたのです。ちなみに、ATOKで使用しているときには、そのような問題はいっさい起こりませんでした。

いずれにせよ、Windows98は安定していて、ICOのために使用しているFrontPage98の起動も、WindowsNT使用時よりはるかに速くなっています(なぜか「発行コマンド」は使えなくなってしまいましたが)。親指シフトキーボードも一応、問題なく動いていますよ。

ICOを支える親指シフト

1994年、初めてのパソコン、FMV-590Tspを購入したとき、「親指シフト」キーボードが「オプション扱い」になって、しかも有料となっているのを知り、その将来に暗鬱な気持ちになりました。

1997/04/30に、このコーナーに親指シフトキーボードのことを書きましたが、これは1ユーザーとしてとても歯がゆく、悔しい気持ちをつづったものでした。

ところがです。今、富士通のFM WORLDにアクセスしてみると、FMV-DCというわけの分からない、でも親指シフトキーボードを標準で選べる唯一のラインナップが消えているではありませんか!? 「ついにくる日が来た。親指シフトキーボードの最後か……」と思いつつ、よく見ると新たに「FMV-BIBLO ビジネスモデル」という新しいラインナップが加わっているのを発見しました。これはなんだろうと半ばやけになって見ていると、なんと、「親指シフトキーボードがどの機種においてもカスタムメイドで選択できるようになっているではありませんか!!」

それだけではなく、若干価格は高めでも、通販メーカのようにかなりの「カスタムメイド」が可能になっているのです!! しかもポインティングデバイスの有無なども指定できるようで、かなり柔軟です。

これまで、親指シフトユーザは、型遅れの製品を非常に高価な料金で購入することを強いられてきました。しかも、そのキーボードを採用しているラインナップは非常に限定されていたのです。しかし、これで最新の性能のBIBLOを、XGA表示で利用することも可能になったといえます。

興奮した私は、デスクトップ/ミドルタワーのほうも調べてみましたが、こちらもキーボードを選択できるようです(キーボードなしも可)。

親指シフトユーザは、OASYSというソフトを選択しなければなりませんが、キーボードドライバの問題もありますし、そのワープロにかなり特化したキーボードでもありますので、致し方はないかな、と思います。Windows NT4.0 Workstationを選択できるのもいいですね。

次にPCを購入するときはメーカーものにしようかな、と考えていたところでした。自作はあれこれと故障が多いですし、原因追求にも時間を費やすことがあるからです。そこで、デルコンピュータやGATEWAYがいいのではないかと思っていましたが、俄然ノートのBIBLOがほしくなりましたね。少し高いけど。キーボードをカスタムメイドすることで、どの程度のコストがかかるかもう少し知りたいところです。

最後に、親指シフトキーボードは非常に生産性が高く、またそのキーボードに対応したOAK-V5も非常に効率の良いIMEです(多少は不具合が)。今後もICOの作成に大いに役立ってくれるものと期待しています。

ICOの制作環境

1. メイン マシン(自作)
* MPU … AMD K6-233
* Mother Boad … SP97-XV(ASUSTek)
* RAM … EDO(60ns)128MB
* HDD … E-IDE 2.1GB(Western Digital)×1、SCSI 2.1GB(Quantam)
* TA … MN128 V21(64kbpsで利用。NTT-TE東京)
* Scanner … NSF1230P(NEOS)
* Video … MGA Millennium 4MB WRAM (Matrox)
* Video Capture … GAVA(インターウェア)
* デジタルカメラ … コダック DC20
* キーボード … KB-211(富士通・親指シフトキーボード)
* 使用OS … ほとんどWindows NT Workstation 4.0を使用していますが、Scanner, Video Capture利用のためにWindows 95も併用しています。
* Application … Microsoft FrontPage98、Microsoft Internet Explorer V4.01, Netscape Navigator V4.04。
* その他 … 以前のPentium Pro 200MHz+ P6ANの環境に比べるととても安定しています。P6ANというマザーボードは、RAMとの相性、スロットの場所の選択において、さまざまな制限がありました。ハードウエア的にはずいぶん安定したとはいえ、ソフトウエアの相性も私を悩ませます。私が日本語入力に使っているIMEである”OAK V5″は特にトラブルが多いのです。OAKはOASYS for Windows Ver.2.3を購入して以来ずっと使っていますが、3.0、4.0、4.1、5.0と、なんらかのトラブルを抱えていました。特にNT 4.0でInternetを使用するときは、信じられないようなトラブルが続出しました。私個人としてはOAKの入力効率はナンバーワンだと思いますが (ATOKやIME97などは、私の環境では半角数字や英語の確定がとても面倒です)、環境を選ぶIMEですね。
2. サブ マシン(Fujitsu OASYS-V5100NU/W)
* MPU … Pentium 100MHz
* RAM … EDO(70ns)48MB
* HDD … 810MB
* Modem … PV-JF3360(33.6kbps, AIWA)
* Video … Chips and Technologies
* デジタルカメラ … 同上
* ソフトウエア … 同上。Windows98プレビュー プログラムを申し込みましたので、こちらで使用してみたいと考えています。しかし、このスペックでは試用も難しいことが予想されるため、場合によっては上記のP6AN+P-Proを復活させるか、別の古いマザーボードを使ってもう1台組み立ててみるかもしれません。

ICOを支える親指シフト

ICOの更新は比較的頻繁に行われます。ある程度本格的なフィットネス クラブやスポーツ クラブなみにコンテンツが出揃うまでは急ピッチの更新が続くと思います。

実はこの急速な更新を支えているのが富士通製の「親指シフト キーボード」なのです。これは日本語入力においては最も効率の高いキーボードだと私は考えます。私はローマ字もJIS仮名入力も使い分けますが、短期間で大量の文書を入力するという意味ではコレが最高なんです。

しかし…。悲しいことに、パソコンの世界での親指シフトキーボードは風前の灯火。FMVシリーズで事実上「切り捨てられた」といってもいいでしょう。私は1994年にFMVの初期の型を購入したことがありますが、親指キーボードは別売りで3万円もしました。

FMVシリーズでの親指シフト キーボードの扱いについて、ある雑誌で富士通の幹部の方がインタビュアーの質問に対し「FMVとワープロではターゲットが違う」という、わけの分からない説明をしていたのを読んだことがあります。まあ、「OASYSで育った人はこれからもOASYSを使え。」ということなのでしょうが、このときとても残念な気持ちになりました。ワープロ専用機とパソコンを使い分ける人は、親指シフトもローマ字も覚えろ、ということなのでしょうね。自分のところで散々宣伝をしておきながら、傲慢もいいところでは?

最近はOASYSがインストールされたのFMV-DCシリーズが出ましたが、割高でプレインストール ソフトも通常のラインナップにはかないません。さらに、ノートで親指を使いたいと思ったら、DCのうち一部のモデルに限られるのです。

もし、ここで使い込んだキーボードが破損したらまた超割高の親指シフト キーボードを購入しなければなりません(現在の価格は1万5千円だとか)。

ICOの名前の由来

1.中原愛子の読みから

前述したとおり、ICOには「愛子」の意味があります。もともと私はこの「愛子」という名前がとても好きでしたので、自分が行うオリジナルサービスにこの名前を付けたいと常々考えていました。
2.女性を思わせる名前は有利!?

ICOを開設する前、女性のWebページは男性のそれに対し数倍のアドバンテージがあるという話を聞きました。ICOという女性を思わせる名前はとても有利であると考えられました。

3.よく効いたサプルメント

私はトレーニングに当たってさまざまなサプルメントを試しましたが、一つだけやけに効くサプルメントがありました。それは”ICO Pro Professional Bodybuilding Kit”というシステマティックなものだったのですが、「これは強烈なサプルメントなので慣らし期間が必要」と、それ専用のタブレットが付いている気の効きようでした。確かに強烈であったことは間違いなく、私はその慣らし用タブを飲んだだけで鼻血を出したのでした。今はもう存在しないと思います。

アイコがAIKOではなくICOなのは、このサプルメントのインパクト故といえるでしょう。