サーバ移転

このたびはサーバ移転に伴い、各コンテンツの復旧に時間がかかってしまいました。ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

3月下旬、急ではありましたが、サーバの移転を実施しました。とはいえ、ずっと計画していたことではありました。

現在利用しているレンタルサーバの業者様は、サポートがとてもよく、居心地がよかったため、1年間お世話になってきました。

しかし、今後ICOの機能を拡張しようと考えていることを考えれば、その機能を実現できるサーバに移転する必要があります。また、サーバが海外に設置されている理由からか、リスポンスがいま一つで、掲示板などの処理や、FTPによるファイル転送などでストレスを感じていたのも事実です。

そこで今回は、「サーバを移転せざるを得ない」という結論に達しました。

しかし、現在のドメインは維持していかなければならないし、なるべくicofit.netドメインでつながらなくなってしまう時間を作らない、あるいは最低限に抑える、という努力をしなければなりません。とはいえ、2つのレンタル業者を同時に契約する余裕もないのです。時間的に余裕がなかったので、対応を迷いましたが(本当に行き当たりばったりですね。申し訳ありません)、現在利用している業者様にはドメイン維持だけをお願いし、ICOを設置するサーバそのものは移転することにしました。解約という結果にも関わらず、旧来の業者様の対応はすばらしく、またユーザの便宜を第一に考えたものでした。本当に解約、という結果には心苦しいものが残りました。余裕があればミラーサーバとして残すことも可能だったと思いますが、趣味で開いているサイトですから、そんなに予算をかけることもできないのです。

ブロードバンドの普及に伴い、自宅にサーバを設置して、公開することも検討しました。確かに、自宅にサーバを設置すれば、さまざまな面で非常に便利です。どんなプログラムを設置するか、どんな配置にするかなどが全く自由です。しかし、ADSL回線は不安定であること、上りのスピードがそんなに速くないことに注意しなければなりません。さらに、光ファイバーの導入も検討しているのですが、固定のサーバの設置については、かなりの費用がかかることがわかりました。

やはり、現状では、レンタルサーバを探すのが妥当でしょう。

さて、解約を決意して、いくつかの業者を当たりました。私の希望は、サーバが国内にあり、サーバサイドのJavaが動く環境、特にJSPをサポートしていることでした。

これについては、Googleを検索したところすぐに見つかりました。しかも、私の希望以上にさまざまなオプションが用意されていて魅力的です。私は迷わずオンライン申し込みを行い、確認のメールが来たので、週末の休みを挟んですぐに入金しました。

少し心配だったのは、現在の業者様の場合、メールを投げると、とても丁寧なメールが即答で届くほどだったのですが、新しく契約した業者様の場合、入金確認その他のメールが届かなかったことでした。しかし、実際には内部的に迅速に準備していて、解約の前日の夜中にはサーバのセットアップを終えてくださっていたことがわかりました。おかげさまで、何とかギリギリのラインで準備ができたわけです。

いざ、セットアップされた環境につないでみると、その速さに驚きました。それまで利用していたサーバでは、FTPソフトが止まってしまい、転送できなくなるという現象みられたのですが、今回のサーバは非常に高速です。ファイル転送後、ブラウザで接続してみると、こちらのリスポンスも高速。以前のサーバよりマシンスペックも非常に高くなっているのですが、国内設置(多分)であることが大きいのかな?と思います。タイムスタンプが日本の時間となることもありがたい!

料金は、格安だと思います。実際は1カ月あたりの利用料金は高くなるのですが、Webのスペースは倍になり、選択できるオプションも豊富なのです。私の負担は大きくなりますが、サービスに対する費用は格安だといえるでしょう。現在月額引き落とし契約ですが、現在の機能が維持できるのであれば、長期契約に切り換えて、安定させたいと考えています。それにしても、よいところを見つけられたと思いますね。

忘れてはならないのが、おそらく以前のサーバ業者の方が、ドメイン移転が完了するまで、旧サーバ資源の削除を待って下さったと思われることです。はっきりとはわからないのですが、icofit.netで接続できなくなる期間はほとんどなかったのではないかと思われます。この点は本当にありがたかったです。

さて、移転が完了した…はずが、やはりそう簡単にはいかなかったようです。サーバ構成が全く同じではないため、phpの埋め込みプログラムが動かず、目次が表示できないページがあります。セキュリティプログラムの影響で、ファイルのアクセス制御設定も古いサーバとは、状況が変わってしまうようです。その結果から、cgiプログラムやJava Servletプログラムがそのままでは動作しなくなってしまいました。

少々時間がかかりましたが、なんとか以前のサイトのレベルまで回復できたと思います。このたびはどうもご迷惑をおかけいたしました。

iBook(Macintosh)を手に入れました!

ある程度予想していたこととはいえ…

前々から気にしていたのですが、私のサイトは、Macintoshのブラウザで見たら、どんなふうに見えているのでしょう?

今回知り合いの方でMacを使っている人にうかがう機会があったので、ちょっと私のサイトについて聞いてみました。すると

「ジムのアニメーションが動かなかったよ」

とのこと。あのアニメーションはJavaScriptを利用していますが、このスクリプトはブラウザへの依存性が強いので、なるほど、ありえることです。もともと、Netscape4.xxに合わせて作成したスクリプトでしたが、Windows環境でも6.xxでは動作しないことを確認しています。

「それって、Netscapeの6.0以上でのことではないですか?」

と訪ねてみると、

「いや、Internet Explorerだったと思うよ」

とのお返事が。

確かに、同じIEであっても、OSが違えば仕様も違う、ということはあってもおかしくはありません。しかし、最近はほとんどMacを扱っていない私は、Macのことをほとんど意識しないでサイトを作っていました。IEでもNetscape6.xxでも使えない、ということになれば、Macをご利用になっている方はICOの判定プログラムやアニメーションなど、ほとんど見られない可能性があります。

Mac購入を決意!

私の財政は最近火の車状態に近いのですが、今回Macを思い切って購入することにしました。液晶のiMacならG4だし、ラインナップの中では一番気になる存在です。本当は、A4タイプの親指シフト搭載ノートを購入するための予算だったのですが…)。

そして、新宿のショップに出かけてみました。液晶のiMacは、値上げ前の値段で販売されていて、最も安価なものは、20万円弱です。そして、何気なくiBook(ノート)を見てみると、なんと149,800円ではないですか! メモリを別に購入しても、iMacより安いでしょう。

気になるのは、iMacがG4であるのに対し、iBookはG3であること。クロック数もiMacが700MHz以上であるのに対し、iBookでは500MHz。インストールされているOS Xを動かす上で、前者が快適なのは当たり前なのですが、ノートには可搬性や省スペースなど、それを補ってあまりある魅力があるような気もします。電話で家内に相談したら、「ノートでなきゃだめ」ということなので、今回は(次回があるのか?)iBookに決めました。

店員にiBookがほしいというと、

「店頭在庫もメーカー在庫もなく、1カ月ほどお待ちいただくことになります」

とのこと。残念。これは大変いいと思ったのに。別のラインナップも見てみましたが、スペックはたいして変わらないのに、いきなり4万円も高くなります。念のため、別の店舗にも行きましたが、こちらも予約販売です。相当人気がある機種なのでしょうね。iBookは「非常に高価」という意識がありましたが、この機種なら、比較的手頃な価格ですし。

半分あきらめて、Mac専門の中古ショップに行きました。すると、先程のiBookシリーズのひとつ前の製品が、177,000円で販売されています。メーカ保証がないため、ショップ専用の保険をかけられますが、それで18万円台となります。iMacとたいして変わらない価格になってしまうのですが、新品の購入候補にしていたiBookに比べて、こちらはG3の600MHzですし、メモリが128MB+256MBのセットとなっています。加えて、 HDD容量も20GBと5GBほど多め。さらに、ドライブがコンボドライブになっていて、CD-RからDVD-ROMまで使用できるので、お買い得な感じがします。家内も「ノート」といっていますので、中古ではありますが、このiBookに決めることにしました。

店員に問い合わせると、「中古といってもかなり程度はいいですよ」とのことで、実際に箱を開けてみてみると、添付品のどれをとっても開封されたあとはなく、本体も新品そのもの。なぜ、「中古なの」というレベルです。起動ディスクを選ぶことで、OS 9とOS Xを選択して起動することも可能ですから、2つの環境で私のサイトを試すことができることになります。

初めての起動

購入後自宅に戻り、早速開封して使ってみることにします。ACアダプタその他まで、「OA機器」「コンピュータ」を感じさせないデザインはさすが Mac。秀逸です。さきほど店員と一緒に確認しましたが、ACアダプタや各種ケーブルなど、一度も開封したような形跡がありません。もちろん、CD- ROMなどもおそらく未開封です。本体にも傷などはなく、真っ白いキーボードも真っ白のままで、汚れなどは全くありません。触った形跡すら感じることができませんでした。店舗には在庫が複数ありました。何か訳アリなのでしょう。

いったん電源ユニットを外し、キーボードを外してメモリソケットにアクセスします。このあたりは、過去に経験したWindowsマシン4台のほうがはるかに楽でした。ただ、おそらく128MB+512MBまでのメモリを搭載できる分、私の所持しているWindowsノート(MC4/45C)より高スペックですね。

メモリ増設後、ACアダプタを接続後、電源を入れてみると、なにやら新品のビデオデッキのような匂いが立ち込めます。Windowsマシンでは経験したことがない独特の匂いなんですが、これがMacなんでしょうか?しかし、家族には大不評。空気清浄機もフル稼働ですが、空気の清浄度を示すインジケータは真っ赤になってしまっています。この新品メカの匂い、私は嫌いではないのですが…。

初期状態ではOS9

初期状態ではOS9が立ち上がります。実は、OS9については、昨年イラストの仕事をしている友人がMacを導入したときに、私がインストールを行ったことがあり、全く使ったことがなかったわけではありません。

ただ、そのとき、周辺機器への認識や対応、インターネットへの接続などの点で、すでにMacはWindowsと比較して「遅れをとっているのではないか」という印象を持っていました。実際、導入した友人も「Macって初心者にはやさしい、と聞いたけど、Windowsのほうが簡単だったなあ」という感想を述べていました。きっと慣れの問題もあるのでしょうが、友人のほうはまだWindowsも決して慣れているというレベルではなかったので、きわめて初心者に近い人の感想だと思います。

そのときは、買ってきたばかりのアプリケーションソフトをインストールする際、変なエラーメッセージを出したり、処理が止まったりするので、友人としては「不良品では?」とかなり不安になったようです。Macユーザにいわせれば、「それがMacなんだよ」とのことなんですが…。でも、Windows だって95や98、Meなんかだと、ほとんど状況は変わらず、よく真っ青な画面を出していましたからね。ちゃんと爆弾マークを出してくれるMacのほうがまだかわいいものです。その点、Windows2000なんかは、親指シフトキーボードなどをつないでいる特殊な環境下にあっても、非常に安定稼働していました。

さておき、私はOS Xには大変興味があります。というのは、OS 9までは、MacはWindows3.1などと同様の「ノンプリエンプティブマルチタスク」という完全なマルチタスクではない環境で動いていたらしいです。そのため、ある処理を開始すると、それまで動いていた別の処理が露骨にストップしたりするのですが、これがMacの安定性を損なう原因でもありました(反面、特定のアプリケーションのパフォーマンスはよくなります)。この点ではWindows、特にNT系は優秀だったといえます。しかし、OS Xでは、数十年の歴史があるUNIXをベースに開発されているといいます。当然、高度なマルチタスク処理を備えていることになるし、安定性も高くなることが予想されます。Macに搭載されるOSではあっても、従来のMacOSとは全く別物で、新たに開発されたものなんですね。

最初のユーザ登録・インターネット接続の設定など

そこで、「起動ディスク」なるものをOS Xに変更し、再起動をかけてみました。すると、初めにローカルユーザ登録や、iToolsというMacのサービスを利用するためのユーザ登録、および、インターネット接続設定などを行う画面になります。インターネット接続環境については、以前友人のOS 9を経験していたので、さほど苦労はありませんでした。

ただ、AppleのサービスであるiToolsのユーザ登録をするところだったと思いましたが、メッセージの意味が分かりにくく、何を設定したら良いかわからない項目もあり、そういうところは適当に入力してしまいましたが。

また、Appleのサーバに接続してユーザ登録をしようとしたとき、失敗してしまいました。これは、あとで改めて行ってみたのですが、やはり結果は失敗です。なぜ? 後にMacOS9の登録を行ってみたら、こちらは問題なさそうでした。

見た目

とりあえず、設定が終了したあと、OS Xが起動されます。

それにしても、OS 9までのデザインと、OS Xでは全くデザインが異なりますね。アイコンがリアルになってしまい、かなりあのWindowsに近づいてしまった感じがします。とはいえ、もうちょっと洗練されている印象を受けますが。Windows2000はかなり好感が持てたのですが、Windows XPのデフォルトの画面などは、もう見ていられないですものね。

私は、OS 9系のデザインより、OS Xのほうが好みですね。

Windows XPでは、ClearTypeという技術で、表示される文字にアンチエイリアスをかけて、液晶画面で見やすくする、という技術が導入されました(以前から存在した技術「スクリーンフォントをなめらかにする」と大差ないようにも見えますが)。しかし、標準的な大きさの文字ではその恩恵を得られません。それに対し、OS Xでは、標準的な大きさの文字にはほとんどアンチエイリアスがかかり、その分文字を形作る線が太く表示されます。また、どの大きさの文字から文字をスムースにするかの設定も行うことができるんですね。

これによって、従来のOSの印象をまるっきり変えています。実際の見やすさでどちらがすぐれているのかわかりませんが、一見したところ、OS Xのほうがきれいで「コンピュータのディスプレイを超えた印象」を持ちます。

モジュールの更新

さて、起動直後に、気になるウィンドウが表示されました。なにやら、新しく更新されたモジュールの導入を促す画面のようです。すでに、セキュリティ問題などの更新があるようでした。一応すべてのモジュールにチェックを入れて、インストールすることにしました。Windowsにはもともとブラウザ (IEのみ)ベースのWindows Updateがありましたが、XPでは、更新を監視して、更新がある場合にメッセージを表示し、ダイアログボックスベースで更新できる仕組みがあります。しかし、OS Xの場合、余計な処理をせずに、すぐにどんなモジュールが更新されるのか表示されますので、私にとってはこちらのほうが手間がかからず、好感が持てました。

ただ、今日、OS XとOS 9の両方で「ソフトウエアのアップデートを手動で行ってみましたが、接続できませんでした。結構、何回も試してみたのですが…。Windows XPのWindows Updateは遅くなることはあるものの、このように接続エラーになるようなケースはまだ経験していません。ほとんど毎日、Updateしているのですけれど。

Dock

OS Xの場合、Dockと呼ばれる、画面の下部に表示される、大きなアイコンが登録されたアプリケーションランチャーのようなものが存在します。店頭で触ったときに、マウスを当てるとそのアイコンを中心に大きく拡大されるのが面白くて、ユーザインターフェースとしては一番興味を持った部分でした。 Windows XPのスタートボタンとは異なり、ワンステップでアプリケーションが開くので、ずっと使いやすいです。Windows XPも設定を変更すれば、クイック起動というランチャーをタスクバーに表示できるのですが、基本的にアイコンが小さいですからね…。Dockはアイコンの大きさもマウスを使って調整できるようです。

しかし、デフォルトの状態では、マウスを当ててもアイコンのサイズは変わりません。面白くないので、環境設定を探して、いくつか変更してみました。試行錯誤の末、ようやく実現できたのですが、そのころにはウィンドウを最小化すると、このDockに吸い込まれるようなアニメーションで格納されることを発見し、なんだかウキウキしてしまいました。現在普及しているWindowsXPは、実務に使用する上でとてもすぐれたプラットフォームだと思いますが、 Macを使うときのようなワクワク感がありませんね。

ただ、家内がこのDockを触ったとき、いま一つ使い方がわからなかったようで、登録されていたアイコンのうちのどれかを誤ってゴミ箱の中にドラッグしてしまうというトラブルを経験しました。Windowsのショートカットのように、ゴミ箱の中に残らないので、何を消したかわからない。説明書を見ると、どうやらどこかのWebサイトへのリンクを消してしまったようですが、何のことか意味がわからず、重要度がわからないのです。そこで、もう一つログインユーザを作って、デフォルトの環境を確認し、ようやく突き止めることができました。たいして必要がなさそうなアイコンでした(アップルのOS Xの製品紹介サイト)。

その他のユーザインターフェース

それにしても、OS XはOS 9までとは全く別物ですね。漢字Talk7.1以来、Macを恒常的に触ることがなくなり、Windowsメインで触っている私には、単なる新しいものにしか見えませんが、同じMac OSの系譜としてのイメージがあると、かなり戸惑いを感じるでしょう。

昔からそうですが、Macの場合、新しいものを導入する場合、ハードにしろ、ソフトにしろ、思い切ったことをやりますね。PowerMac登場時もしかり、G3登場時もしかり。iMacでレガシーインターフェースを「いきなり」切り捨てたり。今回のOS Xにいたっては、まるで別のOSです。実際、OS 9以前のソフトを立ち上げようとすると、「classic」という別の環境の立ち上げが必要になります。

あまり互換性を考えないことで、新しい技術にチャレンジができるのでしょうが、その点ではWindowsのほうがユーザに思いやりがあると思います (その結果、Windows Meのようなわけのわからない立場のOSまで登場してしまったのだといえますが)。いや、だからこそ、Macユーザの方々は、新しい機種に走らずにひとつの機種を大事に使い続けるのかもしれません。

アプリケーションの管理

Windowsの場合、常駐ソフト以外は、基本的にWindowを閉じればアプリケーションが終了します。しかし、Macの場合は、「終了」処理を明示的に行わなければアプリケーションは動作し続けます。私の家内もそうですが、Windowsユーザにはこの部分が分かりにくいみたいですね。

OS 9までは、右上のアイコンをクリックして、現在立ち上がっているアプリケーションをみることができました。厳密には異なりますが、Windowsのタスクバーみたいなものです。しかし、OS Xではこれが見当たりません。これを発見するのにはちょっと時間を要しました。結局のところ、Dockのアイコンの下に▲マークがついたものが起動中なのでした。説明書を読んでいれば、ちゃんと書いてあったのですね。このほうが、より直感的ですね。

ウィンドウがWindowsみたい

そういえば、以前Macを使っていたときには、アイコンをクリックするとウィンドウが次々と開いて収拾がつかなくなってしまったのですが、OS Xは、IE4.0以降のWindowsと同様、デフォルトで新しくウィンドウを開かない仕様になっているようです。ボタンも、右と左の違い、機能の違いはありますが、左側に3つまとめられています。3ボタンマウスを接続すると、最初から右クリックでポップアップが表示されるようにもなっています。

GUIを先に実現したのはMacですが、今ではMacがWindowsのすぐれた要素を採り入れている部分もたくさんあります。かと思えば、 Windows XPで初めて搭載された新機能だと思っていたら、少し先に発売されたOS Xではすでに実現しているものがあることもわかりました。

私の希望として、Windowsのほうも、Macのように簡単にフォルダの色を変更したりとか、フォルダの移動だけでインストールできたり、フォルダを自在に配置できるというような便利な機能もほしいですね。ただ、OS Xの場合、下手にフォルダの名称を変更したり移動したりすると、問題が起こるようですが…。

処理スピード

まだ、1週間くらいしか使っていないのですが、OSXは全体的に処理が重い感じがしますね。私のWindows Note PCである、富士通のFMV-BIBLO MC4/45C(celeron 450MHz, 192MB RAM)にWindows XPを搭載したものと比較してもまだ遅い感じですね(Windows XPも、それまでのWindows2000と比較するとかなり処理が重いのですが)。基盤のUNIXは成熟しきっているかもしれないのですが、OSXはまだまだ未成熟でこれからもっと最適化・軽量化が必要になっていくのでしょう。

特に、Webブラウジングで、Internet Explorerでサイトを表示すると、Windows XP版のほうが明らかに速いです。もしかしたら、アプリケーションの速度、というよりインターネットの接続設定を変えれば解決する問題なのかな? Webブラウジングではなく、ダウンロードなら、そんなに変わらないのですが…。

そういえば、ハードウエアについて。よくPowerPCはPentium IIIより高速、という記事を見かけますが、仕組みが異なるCPUなので、単純に比較することはできません。特にあるベンチマークテストでは、G4は PentiumIIIの数倍の成績だったといいますが、ベンチマークの種類や方法を変えれば逆転することもあります。少なくとも、アプリケーションのレベルではPentiumIIIが圧勝する場合も多いですから。私のiBookはG3ですが、ノートとして全体的に見た場合、FMV-BIBLO MC4/45Cとさほど変わらないような気がします。少なくともインターネットは体感できるくらい遅いようです。iBookはメモリ搭載量が多いですし、もうマルチタスクマシンですから、アプリケーションを多数立ち上げると、iBookに分が有るのかもしれませんね。

DVD-Videoの再生

長男に頼まれて、ブルース リーの「燃えよドラゴン」を再生しました。全く問題なく、スムースに再生できました。私たちにとってDVDが再生できる初めてのモバイル(持ち運ぶのには重いが)なので、いろいろな使い道がありそう。

Windows互換のソフトウエア

当然のことながら、私はMacOS対応のソフトウエアを持っていませんでした。Windowsで頻繁に使っているHTML作成ソフトのOS X版、Microsoft OfficeのOS X版などがほしいと思うのですが、残念ながらクロスプラットフォームのアップグレードバージョンは許されず、通常版を改めて購入しなくてはなりません。ものすごい出費になりますから、少しずつ段階的に揃えていくしかないですね。

最近、Javaの仮想マシン環境で動く、ThinkFree OfficeのOS X版が発売されました。これは、MicrosoftのWord、Excel、およびPowerPointと互換性があるとのことですし、現在、3000円と安価なので、購入してみました。さすがにいま、本家(Microsoft)のものは「買えない!」。

少しだけ使ってみた感じでは、なかなかいい感じでした。OS Xネイティブソフトではなく、Javaの仮想マシン上で動くものであるため、もっと遅いか、と思いましたが、どっちみちOS Xが遅いので、あまり気になりませんでした。私は”ThinkFree Folders”という、Windowsのエクスプローラライクなソフトがついているのが気に入りました。やはり、Mac従来のフォルダより、私にとってはWindowsのエクスプローラのほうが圧倒的に使いやすいですから。

それにしても、OS Xは発売されて1年も経過するのに、対応ソフトが少ないですね。ドライバも今になってようやく、というものが多いです。

慣れの問題もあるでしょうが…

さて、私は家内の持っているNotePCをこのiBookに置き換えて、主に家内に使ってもらおうと思っていたのですが、いろいろ使ってみて、「かなり使いにくいので、やっぱりPCを使いたい。改めて使うとしても、メールくらいにしとく」という感じなんですね。そのメールも、なかなかソフトウエアの設定がわからず、聞かれた私もなかなか発見できず、苦労しました。

彼女は「巷でいうように、Macが特にかわいいと思わないし、いいとも思わない。会社で使うのがWindowsだから、そのまま利用できるほうがいいに決まってる」というきわめて現実的なお答えでした。実際、Macは早々にフロッピィディスクドライブを切り捨ててしまったため、彼女が中心的に利用しているフロッピーベースの情報交換がそのままではできません。さらに、フロッピィディスクドライブを別に購入して、Microsoft Officeをインストールしたとしても、全く同じに使うことはできません。というより、わざわざそんなものを追加購入するくらいなら、今までのものを使った方がいい、というわけです。ごもっとも。彼女にとっては、自宅のコンピュータを遊びとか、趣味で使う、という感覚はあまりないみたいですね。

私自身も、ここ1週間使ってみて、「Macのほうが初心者向き」「Macのほうが分かりやすい」といわれていた時代はすでに過去のものであるとつくづく実感しました。画面のデザインのカスタマイズなどは比較的行いやすいのですが、アプリケーションのインストール、アンインストールはあまり簡単ではありません。最初は、仮想ドライブのようなものが現れるのに戸惑いましたが、とりあえず、何回も繰り返してなんとか意味がわかりました。それに、これが最初に作った管理者ユーザならデスクトップに見事な仮想ドライブが現れるのですが、別の管理者ユーザでは現れない!できてるのかもしれませんが、それがどこにできるかわからない! どなたかご存知ですか?

先に購入したThinkFree Officeをインストールしたときも、途中で先に進めなくなってしまって。どうも、Javaの実行環境が古かったようですが、インストール先のドライブが選択できない状態になっていて、そこを何度かマウスでなぞったときに現れたメッセージでようやく事情がわかりました。でも、今度はJavaのランタイムのmac版のありかがわからないのです。Appleのサイトに行ったり、Sun Microsoftのサイトにいったりしましたが、見つかりません。実は、Applieのサイトのあるページの一番下にあるのを見つけ、ようやくインストールができた次第です。

OS 9はいけてる?

OS Xを1週間使ったあと、OS 9を起動する設定に変えてみました。ICOの動作確認のためです。

OS 9はデスクトップもゴチャゴチャしているし、アイコンもあまりきれいにはみえません。メニューから出てくる項目はゴチャゴチャしていてわかりにくく、ユーザインターフェースからみれば、OS Xには大きく劣ると思います。

あれ? OS 9はやたらキビキビと動きます。使っていて快適で気持ちがいい!アプリケーションの動作はかなり速く感じます。これなら、WindowsノートブックのMCと互角以上かも。起動も速めだし、またシャットダウンは「超速」。購入前に古い機種でしばらくMac OS8.1を触っていたのですが、iBookはもっと速く終了してくれます。

これなら、かなりパフォーマンスはいいし、ソフトもかなり揃っています。そういうことなら、しばらくはOS 9をメインに使ってみようかな? 画面やインターフェースはOS Xが洗練されているけれど、かなり遅いですし、ソフトもなかなか見つからないし。

OS 9までなら、私の知り合いも使っている人がたくさんいるし、私自身も経験があるので安心ですね。

ただ、DVDのほうは、カクカクして、使い物になりませんでした。

そして、私のサイト

さて、OS Xで私のページを出してみることにしました。先に知り合いの方からご指摘いただいた、JavaScript…。見事にアニメーションが動きません。IEでもNetscapeでも。OS 9のほうはまだレイアウトしか試していませんが、知り合いの方はOS 9を使用しているので、おそらく動かないのでしょう。画面のトップに戻るとき、URLに”#”を指定しても、Mac版のIEでは戻れない、ということも初めて気づきました。

しかも、すでに述べましたが、OS Xで表示される文字は、アンチエイリアスがかかってギザギザがない分、構成する線が太いのです。さらに、私のサイトはWindowsのスクリーンフォントであるMS UI Gothicというフォントを意識して作っています。これは、ひらがなとカタカナの全角文字の横幅が漢字と比較して狭くなるフォントなので、横幅をとりたくないメニューなどを作る際に便利なのですが、ほかのフォントで表示した際に幅が広がるといろいろと問題が出てくるのです。やっぱり、こんなプラットフォームに依存したページづくりをしていてはいけませんね。反省。

結果的に、Macで表示すると私のサイトは「見苦しい」です…。写真もWindowsしか意識していないため、非常に明るく表示されてしまうのですが…。

ログを解析すると、Windowsをお使いの方が圧倒的に多いため、写真をMacに合わせることは困難ですが、フォントやJavaScriptの使用については、改善が必要ですね。

ただ、JavaScriptはブラウザに依存してしまうため、改めて書き換える方法が見つからない可能性があります。その結果、アニメーションは少々重くなりますが、GIFアニメでの対応になるかもしれません。また、ブロードバンド化に合わせ、筋トレ種目は、動画も改めて導入しようと考えています。

また、そのほかの各種計算プログラムについては、何度かボタンを押さないと、値が表示されないとか、ちょっと困った現象が現れますので(OSXだけかもしれませんが)、サーバで動く仕様に変えるかもしれません。ちょっとお時間がかかりそうです。

その他、レイアウトですが…。これが一番大変かもしれませんね。なるべくブラウザ依存が少ない形に書き換えるとすると、相当数のページに手を入れなければならず、段階的にやっていくしかないと考えています。とりあえず、トップページから少しずつとりかかっているところです。

いずれにせよ、この機会に努力して、Macでも違和感のないデザインを目指すことにします。

一番の難関

それはやはり「親指シフト」でしょう。私の親指シフトへの依存性は親指シフト専用コンテンツに譲るとしますが、もし記事などのコンテンツ作成にMacを用いることになれば、「親指シフト」を外して考えるわけにはいきません。

まず、現状では、OS Xで動作保証が行われている親指シフトキーボードは存在しません。唯一、OS 9までに対応しているRboard Pro For Mac(リュウド)も、新規製造が行われることはなく、在庫限りとなっています。このキーボードのOS X対応は、対応方法の検討について表明こそされているものの、2002年4月15日現在では発表されていません。確かに、OS XはそれまでのOSと全く「別のOS」でありしかも「新しいOS」なので(OS 9とOS Xを比較することは、WindowsとOS 9の違いや、OS 9とLinuxを比較することと同等以上だと思います)、ドライバも一から起こさないと対応できないはずですから。すぐにWindowsの側もXPが発売されましたから、絶対数などからも、Windows XP対応を急がざるを得なかったことも気の毒だと思います。

私もできれば、Rboard Pro for Macを購入したいと考えていますが、OS Xに対応できるかどうかは重要な要素です。もし、対応できなかったら、宝の持ち腐れですし(39,800円)、いま買わなければ、二度と手に入りません。さらにリュウドでは、ノートタイプのハードウエアへの接続を保証していません。全く動かない可能性もゼロではないのです。非常に微妙なところなんですね。

ここまで使ってみた感じでは、OS Xの日本語入力環境は、Windows XPのそれにとてもかなうものではありませんし(ソフトウエアやハードウエアの選択肢や、新バージョン対応の速さなども含めてのことです)、変換そのもののスピードにもストレスを感じています。しばらくは、iBookをコンテンツ作成とか、原稿作成に使うことはないでしょうが、いずれはそれも試してみたいと考えています。

ただ、あらためてOS 9を使ってみると、結構快適です。この点から、Rboard Pro for Macを使うときにはOS 9で作業する、というふうにすれば、Macでも作業ができないことはないかもしれません。

※ちなみに、USB親指シフトキーボードをつないでみました。これはハードウエア的にはJISキーボードそのままですので、一部のキーをのぞいて、ほとんどJISの配列で文字が入力されました。変換・無変換はうまくできません。知識がある人がだれか、このキーボード対応のソフトウエアを作ってくれたらありがたいのですが。

何より楽しいです

たしかに日本語入力環境やソフトウエア環境などの問題で、私の持っている仕事と照らし合わせれば、Macがメインマシンになることはないでしょう。しかし、使っていて楽しいですね。Macは。なぜかはわかりませんが、「ドキドキ」「ワクワク」感があるのです。何か成果物をあげるのでしたら、たしかに Windowsのほうが圧倒的に速く仕上がります。Macには遠回りさせられても不満にならないのは、やはり「使っていて楽しい」からでしょうか?

ドラゴンの顔

「どうしても会ってみたい」と心より願ってみても、それがかなわぬ人がいる…。

私が運動を始めるきっかけとなった映画に主演していたのは、ほかならぬブルースリーでした。彼がいなければ、私は一生運動に関わらなかったかもしれません。ぜひ会って感謝の気持ちを伝えたいところなんですが、彼は30年近くも前にこの世を去っています。残念ながら、彼に会うことはもうできません。

しかし、2002年1月17日、私は彼と意外な形で対面することになりました。ブルース リーのライフマスクを入手したのです。

ライフマスクとは、生前に対象者の顔に特殊な石膏を塗って、その型取りをし、とった型にあらためて石膏を流し込んで作成した、まさしく生き写しの像なんです(映画においては俳優さんのメイクを研究するのにとられるものなのだそうです)。

今回入手したライフマスクについては、家内があるオークションサイトで落札してくれました。このライフマスクは最近、ゴールデンハーベスト(香港のブルース リー映画を制作していた会社です)から発見されたといわれるライフマスク(の型?)をもとに新しく作成されたものだといわれています。

ライフマスクが届いたという一報を家内より受け取り、20数年来ファンの私は、ついに「ドラゴンの顔」を間近に見られる、というよろこびが満ちあふれてきました。急いで家に帰り、開封作業に入りました。最初は興味を持っていた長男も、開封が進むにつれて、人の顔らしきものがあらわになってきたせいか、びびっちゃって、「それ以上開けないでーッ」と叫んで逃げていきました。

そして、最後の梱包物を取り外して、そこに現れた真っ白な「ドラゴンの顔」。

「あれっ? 普通の人だ」「本当にブルースリー?」。率直な感想です。世界的に有名な映画俳優、武術家ということで、私のほうが構えすぎていたのかもしれません。しかし、どこからどう見ても彼ですし、いろいろな写真と見比べてみても、おそらく1972年ごろの彼であることに間違いないでしょう。2000年に完成した「Bruce Lee in G.O.D 死亡的遊戯」(1972年撮影)のイメージにきわめて近いですね。
ブルース・リーのライフマスク

ブルース・リーのライフマスク

1960年代半ばにアメリカでとられたライフマスクと比較すると、顔がほっそりしており、かなり精悍な印象を受けます。写真で比較する限り、質感もいいと思います。

ただ、ブルース リーの右側の頬には、かなり目立つ切り傷がありますが、このライフマスクでは確認できません(ブルースリーのアップの写真をみると、鼻の下にも傷が…。武術家の宿命でしょうか?)。1960年代のものには、うっすらと確認できるものもあるのですが、私が入手したものは、あえて目立たなく加工してあるのかもしれません。

私はこのライフマスクがブルースリー本人のものだと信じています。もちろん、本人である証明書も付いていないし、本人もすでにこの世の人ではないため、本物である証拠はなにひとつありません。しかし、私にはこのライフマスクが、「おれがドラゴンだ」と力強く主張しているように感じられます。

ファンになって20余年。生きかたを変えて20余年?!今まではフィルムや写真を通してしか彼をながめたことがありませんでした。どこか偶像のような部分があったと思います。実在した人物とわかっていても、半ば超越したイメージを持っていたことも事実です。しかし、今回は彼の顔から型取りしたライフマスクとの対面です。彼が人間として生きていたこと、思ったほど小顔でもなかったこと?思ったほどこわもてでなかったこと、とりあえず人間だったこと…etc。いろいろなことが伝わってきました。この顔が、長い間「会いたがっていた男」、すなわち「ドラゴンの顔」なんですね。

よし、今からまた気合入れ直して生きていこう! しかし、興味がない人からみたら、きっと不気味でしようがないんだろうな…。

最後に、品質の良いこのライフマスクを非常に丁寧に保管・郵送してくださった提供者の方、落札ほかいろいろな手続きを行ってくれた愛子ちゃん、ありがとう。

2002年

あけましておめでとうございます。今年もなにとぞよろしくお願いいたします。

振り返ってみると、昨年は暗い話題でいっぱいの年だったように思えます。アメリカの同時多発テロは、私の誕生日に起こりました。一生忘れられない誕生日です。私たち人類は、どこへ向かっていくのでしょう? 世界平和の実現へ向かっていくことができるのでしょうか?

昨年の後半は、個人的にも家族が一人増えたこともあり、生活が激変してしまったので、正直ネットやICOに向かう時間が少なくなってしまいました。いや、ネットでの収入が減少したこともあり、モチベーションを失っていた部分もあると思います。

そんな矢先、富士通株式会社、関連会社の富士通コンポーネントから、「親指シフトキーボード」の新製品が出る、というニュースが舞い込みました。昨年12月に、コンパクト型を購入し、それをICOの記事作成に試すことで、また徐々にモチベーションを高めることができました。

「親指シフト」のサポートを本格的に継続することは、採算などからいえば、富士通株式会社にとっては、かなり大変なことなのではないかと思います。「親指シフトキーボードユーザ」はきわめて少数であると考えられるからです。しかし、あえて次世代のインターフェースに耐えられる新型のキーボードを開発してきました。これは、長年にわたってOASYSというワープロを販売し、そのユーザを大切にする姿勢の現れだと思います。今回の新世代機器のサポートについては、ユーザとして本当にありがたいと思いました。

私も1997年よりICOを運営してきましたが、健康・フィットネス情報は日に日に新しくなっていくものですし、私自身もそれに対応していかなければなりません。また、すでに古くなっているインフォメーションや誤りなども積極的に訂正していく責任もあると思います。富士通ではありませんが、ICO オープン初期の活力を思い出し、私にできる限りのことを続けていきたいと思います。

西暦2002年があなたにとって素敵な年になりますよう、お祈り申し上げます。

コンパクト親指シフトキーボード(USB)発売

親指シフターの不安

親指シフトキーボード ヘビーユーザーの私は、ここ1年、さまざまな不安に悩まされた気がします。

「親指シフト悲喜こもごも」にも書きましたとおり、ちょうど1年ほど前に、富士通株式会社のワープロ専用機市場からの撤退が発表され、同時期に株式会社リュウドの高級親指シフトキーボード製造打ち切りもアナウンスされました。

さらに、最近ではコンパクトタイプのパソコン本体には、PS2コネクタを備えないタイプの製品も多くみられるようになってきました。しかし、これまで富士通から発売されている親指シフトキーボード(FMV-KB211、FMV-KB611)はすべてPS2タイプだし、製造中止になったリュウドのキーボードもPS2。当然、私が集めてきたキーボードもすべてPS2タイプになります。もし、今後、レガシーフリーの傾向が進めば(きっと急速に進むのでしょうが…)、PCで親指シフトを使用できる範囲がどんどん狭められていくことになります。

そんな状況の中、2001年の3月に、「親指シフト・キーボードを普及させる会」のサイトで、「コンパクトキーボードの試作機」が写真入りの体験談で紹介されているのを発見したのです。
コンパクトタイプの試作機

最初に紹介された試作機は、富士通高見澤コンポーネント株式会社(当時。現富士通コンポーネント株式会社)が開発中のものでした。これは、FMV-KB611という、OASYS利用者向けのキーボードと互換性のあるもの(FMV-KB611と同じドライバで動くもの)でした。

残念ながら、コネクタのタイプはUSBではなく、PS2のままでした。ただ、新しい親指シフトキーボードを作ろうという試みがあること、それが今まで製品化されたことがないような、大幅なコンパクト化が図られていることに対しては、大いなる興味を持ったものです。当時は商品化されるかどうかも分からないとのことでしたが、これほどコンセプトがはっきりした、完全に動くものがあるのであれば、何らかの形で発売されるだろうと私は期待をしていました。
ついにUSBキーボードのアナウンス

それから待つこと半年。9月の末になり、2001年冬に待ちに待った「USBタイプのキーボード発売」について、「親指シフト・キーボードを普及させる会」からアナウンス速報がありました。しかも、コンパクトタイプ(富士通コンポーネント株式会社)だけでなく、フルサイズのキーボード(富士通株式会社)も発売になるとのこと。「ああ、これで親指シフトは大丈夫!」という安堵感と同時に、「どんな使い心地になるのだろう?」という期待感が沸き上がり、久々に心が踊った感じがしました。
あれ?

が…。最新の試作品をみると、最初の試作品とは明らかにキー配列が違います。セミコロン(;)のすぐ右にあった「BackSpace(後退キー)」、そしてその右となりの「ESC(取消キー)」がなくなっているのです!かなの配列、タブキーこそOASYS準拠ですが、「BackSpace」や「ESC」キーが、通常のJISキーボードに準拠したものになってしまっているのでした!
コンパクトキーボードのバックスペースキー
↑ コンパクトタイプの”BackSpace”
Rboard Pro for PCのバックスペースキー
↑ Rboard Pro for PCの”BackSpace”と”ESC”

また、富士通株式会社から発売されるというFMV-KB231というUSB対応フルサイズ親指シフトキーボードも、既発のKB211というPS2タイプのキーボード互換のキー配置になっていて、私が普段使っているRboardやFMV-KB611とはBackSpace(後退)キー、ESC(取消)キー、さらにはTab(タブ)キーの位置まで異なっていることがわかりました。

富士通株式会社、富士通コンポーネント株式会社が親指シフトキーボードの新製品を出してくれたことは、「道が開けた」ようで本当にうれしかったのですが、コンパクトタイプのキー配列が最初の試作品から変更されてしまったこと、あるいはフルサイズキーボードのタイプがFMV-KB211とほぼ同じ形状であったことはかなりショックを受けました。

私は現在、ノートのFMV-BIBLO MC4/45Cを所持していますが、このキーボード配列がFMV-KB611というOASYS色の濃いキーボードの配列に準じています。ノートPCの場合、ハードウエア的にはキーボードを交換することができません。このため、ノートと全く異なる配置のキーボードを利用することはなるべく避けたかったのですね。

この時点で、USBキーボードが発売されたことはとてもうれしいことではあるけれども、「新USBキーボードの導入はとりあえず見送る」方向に私の気持ちが傾きつつありました。
それでも
< 固有のドライバは不必要>

それでも、時間が経過し、このキーボードの詳細が明らかになっていくにつれ、「1個はほしい」と思えるような状況になっていったのです。

なによりUSBインターフェースを備えたキーボードであり、私が現在使用しているフルキーボード(OAKB-193、Rboard Pro for PC、FMV-KB611)のように、キーボード固有のドライバを必要としません。そのかわり、富士通株式会社の「Japanist 2002」というIMEを使用して、キーの配列を親指シフト化することになっています。設定によっては、刻印こそ異なるものの、私が現在使用しているフルキーボードとほぼ同じ配列にできるようです。もともと、私はJapanist V1(バージョン1)を利用しているので、どっちみちIMEのupdateはする予定でした。そのため、このキーボードのために新しいIMEをインストールすることについては抵抗がありません。

この方法の問題点といえば、Japanist2002を起動しているとき以外は、BackSpaceキーやEscキーの位置入れ換えが有効にならないことくらいでしょうか? しかし、Japanist2002の「自動的に起動する」オプションを有効にすれば、入力が必要なほとんどのシチュエーションで上記の配列が可能になると考えられます。

また、IMEの親指機能をオフにすれば、タブキーの位置以外は、通常のJISキーボードと同様の配置になり、他の人が使うときにも困りません(私の家内はJISかな入力です)。
< 左右親指キーと、変換・無変換キーの疑似独立>

何人かのテスターの方が「親指シフト・キーボードを普及させる会」の掲示板などで報告している「親指左」キーと「無変換」キー、および「親指右」キーと「変換」キーが同じキーコードを吐き出していて、押下結果が同じになる、という点は少々気になりました。「親指左」と「無変換」、「親指右」と「変換」を物理的(ハードウエア的)にも兼ねているMC4/45Cでも誤判定が多く、単に文字入力がしたかったのに違う文字が入力された上で変換・無変換されてしまったり、単に無変換するつもりだったのが、違う文字の入力になってしまったりするのです。これはかなりのストレスであり、私の場合は、「親指左」と「無変換」、「親指右」と「変換」が独立したものでないと日常的に使うにはつらいキーボードということになります。
キーボード比較
上段がFMV-BIBLO MC4/45C(共有型)
下段がFKB8579-661(擬似独立型)

ただ、今回発売されるキーボードの場合、「親指左」と「無変換」、「親指右」と「変換」については、それぞれ同じキーコードを吐き出しているとしても、ハードウエア的には独立しています。この点で、ハードウエア的にも共有しているMC4/45Cと比較すると、「変換」「無変換」キーへの移動が生じることになるため、より誤判定は少なくなるのではないかという期待はあります。

やはり自分で使って試してみたくなりました。
コンパクト型を注文

その後、キーボードの正式発売日の発表を経て、12月7日、いくつかの店舗で「USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661USB」が販売されることになりました。発売当日については、私は妹の結婚式のため、鹿児島に帰省していましたから、事前の注文はしていませんでした。

フルサイズのFMV-KB231については、出荷が遅れて12月中旬-下旬の発売になったようですが、親指左のとなりにTabキーに割り当てられるキーが物理的に存在しないため、所持している他のキーボードと同様の使い勝手を得られません。特にノート型との不整合は致命的なため、今回はパスです。

私はHTMLやJavaScript、Javaのソースファイルを扱うことが多く、タブキーを非常に高頻度に使います。小指側にあるより、親指左の横にあるほうが効率的で好ましいのです(タブを小指で行うFMV-KB211と、親指で行うRboard Pro for PCやFMV-KB611では、疲れかたが全然違います)。

そのようなわけで、鹿児島より戻ってきたあと、私は親指シフトの品揃えが豊富な表参道の「ACCESS」に注文してみました。こちらでは過去にOASYS-Vというノートパソコンを購入したこともありましたし、他の製品の購入にあたって、専門的なアドバイスをしていただけるスタッフの方々がいらっしゃったからです。直接店舗に行ってもよかったのですが、平日は閉店に間に合わないため、オンラインショップを利用することにしました。
私の感想
< <外観・サイズ>>
FKB8579-661
パームレストを取り外した状態のFKB8579-661

注文後、数日で到着しましたが、まず箱が小さいのにビックリしました。取り出してみると、フルキーボードのテンキーやファンクションキーを取り除いた部分しか存在しません。専用のパームレストが用意され、好みによって取り付けることができます(標準で付属しています)。
KB611とFKB8579-661の比較
FMV-KB611(上段)とFKB-8579-661(中・下段)の比較。
大きさの差が一目瞭然ですね。
パームレストをつけても(下段)邪魔にならない。
< <設定>>

このキーボードには、富士通のIMEである「Japanist 2002」が付属しています。私の場合、すでにJapanist2002はOASYS2002と同時にインストール済みだったので、いったんRboard用のドライバとかなロック制御用のソフトウエアを外した上で、通常の106/109キーボード(Ctrl+英数)ドライバに戻し、USBコンパクトキーボードを接続してみました。

マシンを再起動後、エディタを使用してみると、Japanist2002の設定がデフォルトでコンパクトキーボードを自動認識するようになっていたので、いきなり親指シフト入力ができるようになっていました。ちなみにこの文書もFKB8579-661で入力を開始しました。
< <非常に高い左右の親指キー>>

一見して気づいたのは、従来のフルキーボードと比較して、やたらと左右の親指キーが高いことです。これについては、少々違和感がありました。ただ、あとで述べる「独特のクリック感」「親指キーの固さ」などにより、かなキーと親指キーを同時打鍵したときに、最上段、中段のかなキーについては、そちらが先に押されてしまうという傾向が私にはみられました。そういったことを解決するために(より早く親指キーが当たるように)工夫されたものなのかもしれません。

しかし、逆に再下段のかなキーを押すときは、逆にシフトだけが先に押される問題が私の場合は多発しています。私はあまり好ましいとは思えないのですが。
< <キータッチ>>

そのキーの感触ですが、重目です。というより従来のフルサイズとずいぶん違います。このキーボードには軽いクリック感があります。ゆっくりとキーを押下したときに、当初は重く、ある時点(閾値)を超えたときに急に「ストン」と沈むような感じですね。ちょっと表現が難しいです。その上で十分に押し込まないとタイピングに失敗してしまうのですが、従来のフルキーボードの場合は軽いタッチで途中で引っかかることなくスムースに最後まで押せるのが特徴でした。これは、FKB8579-661がゴムスイッチを採用していて、従来のフルキーボードが金属スイッチを利用していることによるものと思われます。

このため、従来と同じ感覚で入力すると、どうしても失敗が多くなってしまいますね。ただ、決して「いやな」キータッチという感じはなく、従来の親指シフトキーボードとかなり感覚が異なるため、新鮮な印象を受け、またそれを楽しむことができました。ただ、「重いな」とは思いますね。

その結果、フルキーボード各種と比較すると一定量の文章入力後の疲労がかなり強くなる印象を受けます。FKB8579-661を半月ほどフルに使用したあと、OAKB-193に差し替えてみましたが、やはりこちらのほうが格段に「ラク」な印象があります。ヘビーユーザーが長時間タイピングする目的なら、従来のRboard Pro for PCやFMV-KB611などのほうがよいかもしれません。大量の入力を前提としていて、その上でUSBがよいなら、今回私は購入を見送りましたが、富士通株式会社のフルサイズキーボード、FMV-KB231も視野に入ると思われます(実際に使用していないので、はっきりとしたことはいえませんが)。ただ、こちらはJapanist2002は付属しません。
< <誤って確定することが多い>>

そして、私にとってFKB8579-661を使い続ける上で最も頭が痛い問題が存在していました。それは、「誤確定」の多さです。確かに、ノートの MC4/45Cと比較すれば、少ないと思います。とはいえ、フルキーボードと比較すると明らかに目立ちます。親指シフトでは濁点を振るためにかなキーと反対側の手の側の親指シフトキーを打鍵するのですが、特に下段のかなキーを打鍵したときに判定ミスをして、変換してしまったり、無変換をしてしまったりすることが多いです。

上記については、「日本語入力コンソーシアム」に登録されている「親指シフト練習(β版)」を利用してテストしてみたのですが、一定以上のスピードで入力をする場合、誤確定を0%にするのは結構難しいことがわかりました。文章の入力テストを各テストで10回程度行ったのですが、やはり1テストに1-2箇所、誤確定をしてしまいます。特に、濁音、半濁音を入力する部分で失敗しているようです。

その後、OAKB-193(富士通のOASYS-Vシリーズ用のキーボード。現在は発売されていないようです)に差し替えてテストを行ってみましたが、誤確定は皆無に等しくなった上、入力速度の記録も次々と更新してしまいました。多分、「左親指」と「無変換」、「右親指」と「変換」のキーコードが独立していれば、FKB8579-661もフルキーボードにせまる成績を残せるのではないかと想像するのですが…。USBインターフェースでは実現が難しいのかもしれません。予想していたこととはいえ、大きな弱点になっていると思います。

少しでも誤確定を減らすべく、チルトフットを立てたり、付属のパームレストをつけたり、いろいろと試しましたが、現状では、残念ながらフルキーボードの打鍵判定・使用感には敵わないです。
< <付属のパームレスト>>
FKB8579-661にパームレストを取り付けた状態
パームレストを取り付けた状態

それにしても、パームレスト、打鍵時にガタガタするのはいただけませんね。私の場合、両手を浮かせて打鍵するので、パームレストに頼る機会は少ないのですが。また、チルトフットを立てた状態では、パームレストが浮いた感じになり、変換キー・無変換キーが押しづらくなり、ほとんど実用外になります。変換・無変換キーを使わず、左右のシフトキーを利用して変換・無変換を行う人向けですかね。
< <キー配列の変更オプションについて>>

また、Japanist2002によるキー配置について、ちょっと気になることがありました。USBキーボードにおいては、Japanist2002の「快速親指シフト」というキーボードエミュレーション機能を利用して、親指シフトの配列を実現しています。

このエミュレーションの形態には、「モード1」「モード1(後退・取消付き)」「モード2(後退・取消付き)」の3種類があり、どれかひとつを選択できる形式になっています。

「モード1」は「かな」の配列のみを親指シフト化し、「モード1(後退・取消付き)」では、かな入力時のみBackSpaceとEscキーをホームポジションに置いた右手小指の右側に配置します。そして、「モード2(後退・取消付き)」においては、英字入力の場合にも、BackSpaceとEsc キーを右手小指横に配置するようになっています。

私の場合は、ノート型のMC4/45Cに近い環境で使用したいため、モード2(後退・取消付き)」を選択したいところなのですが、Japanist2002の設定画面で、キーボードタイプを「親指シフトキーボード(USB:FKB8579-661)」に設定してしまうと「モード2(後退・取消付き)」オプションが「グレー」になってしまって、選択できません。そのため、私は、このキーボードではなく、「106/109キーボード」を選択して使っています。このキーボードを選択すると、モード2も選択可能になるからなのです。このためには、Japanist2002の環境設定にて、「USB親指シフトキーボードの接続/切断の自動判定」機能をオフにしておかなければなりません。

このキーボードで誤判定率が高いのは、もしかしてキーボード選択による問題があるのかという不安もありましたので、自動判定された設定も試してみましたが、誤判定にはあまり関係ないようです。このクリック感に慣れが必要なのかもしれませんね。
< <固有のドライバが必要でないのはうれしい>>

それにしても、このキーボードに関しては従来のフルキーボードのような、それぞれ固有のドライバを組み込んだりする必要がなく、設定も楽です。フルキーボードの場合は、基本的にキーボード固有のドライバをインストールしなければならず、これがまたWindowsに警告メッセージを出されてしまうものですから、面倒な上に精神衛生上もよくありません。この点、USBタイプのFKB8579-661なら、これから親指シフトを始めようという人にもおすすめしやすいものになっていると思われます。もちろん、IMEを「乗り換えてもよい」という人対象ですけれど。ただ、このキーボードはソフトウエアエミュレーションですから、メーカー保証外の使い方になりますが、「日本語入力コンソーシアム」などに公開されている「親指ひゅんQ」のようなエミュレータでも基本的に動くはずです。この場合、Japanist以外のIMEでも使用可能、ということになりますね。ただ、私はJapanist以外を使いませんので、試してはおりません。

ただ、つなぐだけで簡単であるはずのこのキーボードにもいくつかの注意点があります。過去にUSBキーボードしか使ったことがない人の場合、 106/109キーボードのドライバがシステムにインストールされておらず、誤動作を起こす可能性があるようです。また、Windows2000を利用している人の場合、106/109キーボードを正しく検出しておくために、ServicePack2以降をインストールしておく必要があるそうです。
< <付属のJapanist 2002 … 富士通製IME>>

でも、このJapanist2002、Windows標準のIME98,2000,2002などと比較すると、より強化された入力予測など、目新しいメリットが盛りだくさん。乗り換えても損はないと思いますね。JapanistはV1のころからかなり優れたIMEとして完成度も高かったのですが、家内が使用しているATOK13(現時点で最新ではないのですが)などと比較しても私は遜色ないと思っています。

また、Japanistのウリである「入力予測」についても、今回初めて使ってみての驚きがありました。こちらは過去に入力・変換した文字列の候補を、2文字入力した時点でリストアップし、矢印キーやCtrl+変換などの方法で、リアルタイムに選択できるという機能です。タイピングに自信がある私は、正直「入力予測なんて」と思っていましたが、ある特定の文書を作るような場合、この入力予測が大変役立つことがわかりました。この辞書については、過去に作成したドキュメントから取り込むことも可能なので、非常に便利ですね。

いずれにせよ、このコンパクトキーボードについては、多少のストレスは感じますが、ずいぶん楽しませてもらっています。このキーボード、早速Yahoo! オークションに出品されていたので、家内に落札してもらってもう1台ストックしてあります。秋葉原のぷらっとホームにて購入したもののようです。

このページでは、FKB8579-661に関する感想をまとめてみました。このキーボードについては、他のキーボードとの比較も含めて、別項にまとめてみることにします。

ICOの制作環境

1) また自作に戻ってしまいました…

* MPU … Intel Pentium4 1.7GHz
* Mother Boad … D850GB(Intel)
* RAM … RD-RAM 256MB(PC800)
* HDD … E-IDE 60GB(Quantam)
* ROOTER … COMSTARS(NEC)
* Scanner … Canoscan N656U
* Video … GeForce2GTS
* SCSI … Tekram DC390F
* キーボード … KB-611(富士通)
* DVD-RAM … LF-D101J(松下電器)
* CD-R/RW … i1210B(アイ・オー・データ)
* Sound … USB AUDIO ADAPTER
* 使用OS … Windows2000 ServicePack1
* Application …Dreamweaver4.0, Fireworks4.0, IE5.5, Netscape Navigator 6.01
* Display … Diamondtron Flat RDF17XD

2) FMV-BIBLO MC4-45C(親指シフトモデル)

* MPU … Celeron 450
* RAM … SDRAM 192MB(PC100)
* HDD … 9GB
* Keyboard … 親指シフトキーボード
* 使用OS … Windows2000

親指シフト悲喜こもごも

富士通がついにOASYS専用機市場から撤退

Windows95の発売以来、急速にパソコンが一般家庭に持ち込まれるようになりました。その結果、ワープロ専用機はパソコンに置きかえられるようになり、昨年までに多くのメーカーがワープロ専用機の市場から撤退していきました。そして、親指シフトキーボードという武器を搭載していたオアシス (OASYS)も、富士通の撤退によりその幕を下ろすことになったのです。

私がパソコンを使うようになったのは1994年のことであり、それまではワープロ専用機以外を使うことに興味を持っていませんでした。私の考えを表現する器具として、オアシスというワープロがあまりにも優れていたために、パソコンは全く必要なかったためです。しかし、Windows95が登場し、いつのまにか専用機を凌駕するワープロソフトが販売されるようになると、専用機の持つ意義は薄れていました。私自身オアシスを使うことはなくなっていったのです。

このような状況を考えると、今回の富士通のワープロ専用機撤退については、数年前から十分に予想されたことで、仕方がないことだと思います。長い歴史を考えれば、非常に寂しい気もしますが、富士通によるとオアシスは今後パソコンソフトウエアとして親指シフトとともに生き残るということ。現在、私はほとんどワープロソフトを使用しませんが、専用機のノウハウを活かして、今後も頑張ってほしいものです。
R-board Pro for PCも

富士通のオアシス製造中止と同じころ、独自に親指シフトキーボードを開発しておられるリュウド社からも、R borad Pro for PCの生産終了に伴うアナウンスがありました。

私はリュウド社製親指シフトキーボードである「R borad Pro for PC」を利用していますが、材料調達が困難になることにより、製造打ち切りになってしまうのだそうです。正直あんなにいいキーボードはなかったのですが、3月10日以降、新製品を入手することは難しくなりそうです。

今後、私はMacintoshの購入も考えていたのですが、Macで使用できるハードウエアはRboard以外にありませんでした。また、親指シフトをエミュレーションするソフトも、技術的な問題でOS Xをサポートしないようです。もしかしたら、今後Macの親指シフト入力環境は廃れてしまうのかもしれません。これは非常に残念なことです。

今から購入しておけば、ということもありますが、おそらくはWindowsで使えるキーボードをバックアップとして購入することが先決になり、Mac用のキーボードを購入する余裕はありません。Macおよびキーボードの購入は現状ではあきらめ、ということになりそうです。

WindowsとMacを一つのキーボードで共用できればいいのですが、親指シフトキーボードはおそらく特殊なキーアサインがあるため、難しいようですね。
でも頑張っていると思う

オアシスの撤退で、今後親指シフトキーボードの利用者が減少することは十分に考えられますが、親指シフトキーボードの将来が全くないかというとそうではないと思います。

最近、富士通さんはJapanistという日本語入力IMEを発売しましたが、従来のソフトウエアを超えたなかなかよい出来の製品だと思います。現在、私は今まで使ってきたOAKに変えて、Japanistを利用していますが、非常に快適です。

このJapanistには、なんと「快速親指シフト」という親指シフトエミュレーション機能が搭載されています。実際には、OAK-V8というソフトから導入されていた機能ではあるのですが、この機能をオンにして使うと(もちろん、デフォルトはオフですが)、普通の106キーボードの配列が親指シフト配列に変更され、親指シフト入力が可能になるのです。

今まで、富士通の製品の広告や雑誌などでの紹介で「親指シフト」という言葉が出てくることは非常に少なかったのですが、このソフトウエアは「親指シフト入力ができる」ということを前面に押し出してきています。少しでも多くの人が親指シフト入力を体験できる機会をつくっているわけで、親指ユーザーにとってはとてもうれしい傾向といえます。ユーザがいる限り、親指シフトキーボードは滅亡しないでしょうから。

現在、Japanistの体験版が富士通によって配布されています。ローマ字入力による不合理に不満を感じておられる方は、このJapanistで親指シフト入力を体験してみることをおすすめします。

親指シフトキーボードやソフトウエアを作り続けるということは、現状ではコストに見合った売り上げを得られず、企業としての負担は大きいのかもしれませんが、私としては、既存のユーザを大切にする姿勢のあらわれとして評価したいですし、またありがたいと思っています。
私は続ける

よく友人たちに「親指シフトなんて訳のわからないキーボードを使うのはやめなよ」と冗談まじりで忠告されます。

しかし、親指シフトをいったん知ってしまった私には、ローマ字入力やJISかな入力に戻ることはもはや後退でしかありません。将来親指シフトキーボード製造打ち切りなんてことになったら、きっと親指シフトキーボードとそれをサポートするパソコンを買いだめておいて、一生使い続けると思います。

最近、親指シフトキーボード関連のサイトをみる機会が多くなっているのですが、親指シフトキーボードを普及させるために、かな以外の配置を通常の JISキーボードに準拠したほうがよい、という意見が多数派のように思われます。でも、私にとっての親指シフトキーボードのよさは、単純に「仮名の配列が優れている」、というだけではなく、「後退キーが押しやすい位置にある」とか、「タブキーが利用しやすい位置にある」というところにもあるのです。

現在のJISキーボードに迎合した製品をつくることも底辺拡大には重要なのでしょうが、私としては現在のスタイル(OASYS色濃厚)のキーボードには何とか生き残ってほしいなあ。

帰って来たFMV-BIBLO MC4/45C

とりあえず、修理が済みました

1月に液晶画面が割れてしまって、長いこと使用不能になっていた私のモバイル機、FMV-BIBLO MC4/45Cが、修理を経て、復活してまいりました。

前回にもお話ししました通り、液晶画面が割れた翌日、というタイミングで、富士通より新しい親指シフトタイプのモバイル機「FMV-BIBLO LOOX S9/70」が発売されたのでしたが、小躍りしたのも束の間、従来の親指シフトキーボードとは、全く異なるタイプのキーボードであることがわかりました。とはいえ、1kgを割るモバイル機だし、エミュレーションとはいえ、親指シフトをうたっている機種です。私は、南青山のアクセスさんで、このノートを体験することにしました。もちろん、感触が好ましいものであれば購入も検討しますし、場合によってはA4タイプの購入も考えています。

実際にLOOXを体験

実際に店舗の展示スペースで見たLOOXは、見た目には全く親指シフトキーボードを搭載しているようには見えません。中央の大きなSPACEキーを、「変換」「無変換」を兼ねた小さな「親指」キーがはさむ形になっており、形状的にはどうみてもJISキーボードそのものです。「親指キー」は他の文字キーほどの大きさしかありません。旧来の親指シフトユーザからすれば、スペースの位置が大きく変わるし、私のようにOASYSの時代からなじんでいる人にとっては、TABキー、BackSpaceキー、Escキーの位置も違うのでかなり戸惑うことでしょう。しかし、JISキーボードのエミュレーションからスタートしている人にとっては、おそらく違和感のない配置なのだと思います。むしろ、「小さく窮屈なモバイル機で、親指をくっつけて打つという悪い癖をつけないためにもいい」という意見を述べている人もいるくらいです。

やはり使い物にならず

というわけで、試してみました。最初は、椅子に座らず、いい加減な姿勢で入力を開始してみました。やはり、当初の予想通り、小さすぎる親指キーはまともに打てません。となりのスペースキーを叩いてしまい、2-3文字置きに誤打鍵が発生します。次に、きちんと椅子に座って打鍵をしてみました。すると、誤打鍵は5-6文字に1回、という感じで減りましたが、それでも文字キー、親指キーの同時打鍵がうまくいきません。親指キーが小さすぎるのです。特に中央の文字、さらに下段の文字ではほぼ100%の確率でミスします。数回やり直してようやく正しく打鍵できるありさまでした。わざわざスピードを抑えて入力しているのに…。

実は、MC4/45Cをやはりアクセスさんの店頭で体験したときにも似たようなことはありました。しかし、「デスクトップと比べれば劣る」という感じで、少し慣れれば非常に快適に入力できるようになったのです。しかし、今回のLOOXは、現段階では「私にとっては」実用に耐えられないレベルであるように感じました。多少の慣れで、打鍵ミスは減るとは思われますが、MC4/45Cのように快適に打てるようになるとは到底思えないほどの使いにくさです。これは「親指キーが小さい」ということだけでなく、キーボード全体がMC4/45Cよりもさらにコンパクトで、キーボードの質的にも一段劣る感じであることも助長しているとは思われます。また、処理のリスポンスも、トランスメタ社のクルーソーという省電力CPUを使用しているせいか、重い感じです。 MC4/45Cのようにドライバレベルの対応ではなく、Japanist2002というIMEのエミュレーション機能を利用していることも左右しているのかもしれません(とはいえ、MC4のようなノートのドライバは、ハードウエアから送出されたキーコードをドライバで親指配列の文字に変換しているようです。デスクトップ機などは、ハードウエアが直接親指配列に相当するキーコードを送出していると考えられ、その実現方法は異なります)。

しかし、特に中央のキーをミスしやすいことからも、もし親指キーがまともな大きさで、多少なりとも高くなっていたら、この打鍵ミスは大幅に減らせたのではないかと私は思います。

使用してみてやはり、LOOXのキーボードはMC4/45Cに大きく劣ることがわかりました。また、古くから親指シフトキーボードを利用している私としては、SPACEキーの位置や、TABキーの位置などにも大きな不満を覚えてしまうのです。

LOOX配置のメリット・デメリット

今回の親指シフトキーボードエミュレーションタイプの発表は、従来よりエミュレータ(日本語106キーボードなどを、ソフトウエアで親指シフトキーボードとして使う)を利用していた人にとっては、かなり喜ばしい発表かもしれません。しかし、従来の親指シフトキーボードを長く使っている人からすれば、非常に残念な製品だと思います。どうも、今回の親指シフトタイプでは、一部機能キーの大きさが変更されていることから、専用のハードウエアを作っているようなのです。それならなぜ、従来の親指シフトキーボードにしてくれなかったのでしょうか?

私のようなヘヴィ親指シフトキーボードユーザについて、「OASYSから離れられない、PCに適応しにくい人」という印象を受ける人もいるようです。しかし、残念ながらそうではありません。私は1995年以来、OASYSは使っていません。従来の資産をPC上に生かすために、PC用のOASYSソフトは所持しているものの、それを文書作成や文字入力に使ってはいないのです。そういった状況においても、私にとっては親指シフトキーボードのほうが効率がはるかによく便利です。

LOOXの配列では、デスクトップと使い分ける際に、SpaceやTabキーの位置などをいちいち意識しておかなければなりません。これはかなり負担を強いられる作業です。ぜひ、富士通さんには、旧来の親指シフトユーザもサポートできる「真の親指シフトキーボード」を搭載するモバイル機の後継機を出していただきたいものです(どこまでが「真」かは意見が分かれそうですね。私の場合はMC4/45Cまでを「真」の許容範囲と考えています)。

FMV-BIBLO MC4/45C修理を決定

このようなわけで、LOOXの購入はあきらめ、MC4/45Cの修理にて対応することにしました。見積もりでは10万円近かったので、LOOXの購入は魅力的だったのですが…。

まず、富士通のフリーダイヤルに電話をし、「パソコン修理便」というシステムを利用した修理を依頼します。以前電話で故障の状況を伝えていたので、電話番号と名前を伝えるだけで、手続きができました。

前回、今回と驚いたのは、電話口の担当者の対応がとてもよいことです。私は失礼ながら、メーカーはサポートが命、といいながらも実体はショップブランド以下で、価格だけ高い、というイメージを持っていました。もうなくなってしまいましたが、数年前に富士通の秋葉原ショールームで男性社員にいろいろうかがったときには、あまりにも横柄な(失礼…)態度に驚かされたものです。しかし、前回、今回の電話口の男性は明らかに訓練を受けている人という印象を受けました。

もちろん、夜はほとんど電話がつながらない、という実態もあるため、一概に称賛するわけにはいかないと思うのですが、今回の富士通の修理窓口の担当者の方々の対応にはとても好感が持てたのは事実です。

パソコン修理便のシステムそのものも、私たちにとっては助かるシステムです。1994年に私のオアシスが初期不良を起こしたときは、「私が」「自分の足」で、遠い修理センターに出向いて、修理してもらわなければなりませんでした。それが、今回は、富士通さんが梱包材から何から用意してくれて、また配送料もパソコン修理便持ちです。

電話の翌日、クロネコヤマトの担当者が来て、翌々日には、直接修理をされる担当の女性から電話が入りました。やはり液晶画面の交換ということですが、見積もりは8万円強に下がってくれました。そこで改めて依頼することで、担当の方は修理にかかります(もしここでキャンセルすると5000円の負担になります。これはすでに最初の窓口で説明を受けていました)。

帰って来たMC

修理の状況は、オンラインでいちいち確認することができます。間に祝祭日が入っていたのですが、あまり時間がかかることはありませんでした。数日後に改めて「修理が完了しました」という担当者からの電話が入り、翌日には受け取ることができました。約1週間で修理が完了。以前のOASYSの修理に比べて、ずっと短い時間だったし、富士通さんに渡す手続きの面倒くささが全然違いました。企業も、明らかに進歩しているのです。

前日には、オンラインでどのような対応を行ったかが、かなり詳細に確認できる状況になっていましたので、これは便利だなと思いました。液晶の部品交換だけでなく、キーボードなどの清掃もしてもらったようで、確認してみるととても綺麗になっています。

そして実際に使ってみて、やはりいいですね。MC4/45Cは。先のLOOXの体験にかなり失望していただけに、この製品はすばらしいと改めて感じた次第です。12月にコンパクトキーボードを購入していますが、それ以上の打ちやすさだと私は思っています。親指シフト専用タイピングソフトを使用してテストしてみても、コンパクトキーボードより、MC4/45Cのほうが成績がよいぐらいですから。

現在、WindowsXP Professionalを導入していることもあり、基本的な動作が遅いのが玉にきずですね。HDDの容量が少ないため、それを交換した上で、 Windows XP Professionalを再インストールしたことで、多少パフォーマンスが上がったような気はします。もう少し動作が軽いとよいのですが、親指LOOX と比較するとリスポンスもよく、ほぼ満足です。

また余裕が出てきたら、専門業者にCPUの交換やメモリチップの交換などを依頼してみようと考えています。

2001年

あけましておめでとうございます、というには少々遅くなりましたが、ついに21世紀に突入ですね。なんかあまり実感がわかない感じなんですが、目標を練り直すのにはいい機会かな、などと感じています。

昨年も、目標にあげた内容をクリアすることができませんでした。かわりに、イーライフサーバへの移転、コンテンツ作成に対する報酬の発生など、プラスになった面もたくさんあったと思います。

今年は21世紀の最初の年、ということで、いろいろな新しい試みも行ってみたいと考えています。可能なら、自分でサーバを立ち上げてみたい気もします。

西暦2001年があなたにとって素敵な年になりますよう、お祈り申し上げます。 21世紀もなにとぞよろしくお願いいたします。

ICOの制作環境

1) Susteen Standard Model(Sofmap) 改 というより別物

* MPU … AMD Duron 800MHz
* Mother Boad … AK33(AOpen)
* RAM … SDRAM 256MB(PC100)
* HDD … E-IDE 20GB(IBM) + 2.1GB(Western Digital)
* ROOTER … COMSTARS(NEC)
* Scanner … NSF1230P(NEOS)
* Video … GeForce2GTS
* SCSI … Tekram DC390F
* キーボード … KB-611(富士通)
* DVD-RAM … LF-D101J(松下電器)
* Sound … USB AUDIO ADAPTER
* 使用OS … Windows2000
* Application …Dreamweaver3.0, Fireworks3.0, IE5.5, Netscape Navigator 4.75
* Display … Diamondtron Flat RDF17XD

現在、結構不安定な状態になっていますね。いっぱい部品を足してしまったことで、電源不足にでもなっているのだろうか? メーカー製でも購入しようかと考えている今日このごろ。
2) FMV-BIBLO MC4-45C(親指シフトモデル)

* MPU … Celeron 450
* RAM … SDRAM 192MB(PC100)
* HDD … 9GB
* Keyboard … 親指シフトキーボード
* 使用OS … Windows2000