IRC MIBRO TUBELESS

2月 4, 2006 in Cannondale Jekyll 500 (2003), Cannondale Prophet 1000 (2005), Cannondale Rush 600 (2006), MTB, 自転車

IRC MIBRO TUBELESS 1.95に換装したばかりのCannondale Prophet 1000で東京都郊外の里山に行ってきた。
前回は、MAXXIS HIGH ROLLER TUBELESS 2.35を装備していたため、現地へのアプローチの段階で疲れてしまって、山の中ではスタートからへとへとという状態だった。今回は1.95インチという非常に細いタイヤをつけているわけだが、見た目にはかなり心許ない。Prophetはどちらかというと下り重視のオールマウンテンバイクで、ゴツいタイヤのほうが絵になるのだ。
今回は往路で疲れてしまわないように、早めに出て控えめに走ることにした。さすがは1.95インチで、こぎ出しは決して軽くはないものの、一度スピードが乗ると軽いペダリングでそれを維持できる。前回は、ずっと力強いペダリングをしなければ前に進まなかったわけだが、今回は体力を温存できそうである。
結果として、ゆっくり走ったつもりだったのに、前回全力で走ったのと同じくらいの時間で現地に到着することができたのだった。
友人は自家用車に組み上がったばかりのオールマウンテンバイクを積んできた。彼のタイヤは、前回私が装着していたのと同じ太さの2.35インチタイヤだった。きっときついと思うぞ。
だが、私のほうもこんなに細いタイヤで走ったのは、以前苗場のダウンヒル大会のたった1回の練習に使っただけだ。というか、その1回でパンクしてしまって、そのままなんだけど。

しかし、その心配は杞憂に終わる。
まず、最初の長い登りだが、ここは非常にラクである。タイヤ自体が軽いため、車重も軽くなっているためか、多少前輪が浮きやすいので注意が必要である。後ろから友人のペダリングを見ていて、「やはり重そうだな」と思った。ただ、彼の場合、登りは単純に下りへのアプローチに過ぎないため、あまり一生懸命登ろうとしているわけではなさそうだが。
前回走った、XCレーサーなどが練習に使う外周コースに入る。気温が非常に低いので、まだ路面は固い。Prophetの走行は信じられないくらいスムースだ。通常、ダートでは使わないアウターのフロント・チェーンリングを積極的に使った。平地と下りではほとんどアウターに入れていたが、全然脚の負担にならなかったぐらいだ。前回は友人にスピード負けしておいて行かれたけれど、今回はまるっきり逆だった。場所に合わせたバイクセッティングの重要性を改めて感じた。
ただ、早い時間帯はものすごく速いXCレーサーの人たちが練習していて、しかも私たちと逆送のパターンが多かったので、若干の注意が必要だった。
終盤、少し大きめのドロップオフから急激な下り坂があるのだが、前回は脚に力が残っておらず、ビンディングペダルもはずれにくいものを使用していたため、一度も下りることができず、押して下りていた。今日は脚も元気だし、ビンディングペダルのほうも泥詰まりしにくく調子がよい。心配なのは、タイヤが極端に細いことだが、思い切り速いスピードで下りてみた。驚いたことにタイヤは路面を確実にグリップし、バランスを崩したりスリップしたりすることもなく、スムースに下りることができるではないか! タイヤが細い分衝撃がすごいのではないかと思っていたが、太いタイヤを履いているときと全く感触が変わらなかったのだ。
1周回ってもほとんど疲れが残らない。そこで、友人が休んで私一人で走ってみることにした。そうすると、どうしても思い切りペダリングするのでさすがに登りで疲れが出たのだが、それでも前回のように息切れするほどではない。
本日、私はこのコースを6周走ったが、時間が経過するにつれて日当たりのよい部分の霜が解けて、ぐちゃぐちゃになってくる。一度はハンドルをとられて、崖になっているほうに落ちてしまった。幸い、柔らかい草がたくさんあって怪我をすることはなかったのだが。
周回を重ねるごとにProphetのリア・ディレーラーの調子が悪くなり、ペダリング時の異音が不安になってくる。また、5-6周目ではさすがに疲れが見え始め、左足の大腿四頭筋の内側広筋、大腿直筋が攣りそうになってしまった。それでも、攣りが強くなる前に柔らかめのストレッチを行うことで回避。
6周回を終え、最後に見通しのよい長めの下りをノーブレーキで降りてみた。タイヤが細いので石のところでは若干安定性に欠くものの、スピードの乗りが非常によく、途中で前を降りている友人にぶつからないようにスピードを調整してあげなければならないほどだった。以前、苗場でパンクしたMAXXISの1.95タイヤよりかなり安心感があるように感じたが、それはJekyllから下り重視のProphetに乗り換えたことによるものかもしれないから、一概に比較はできないか。
帰りはさすがに脚に来てはいたのだが、軽いペダルでスピードを維持できるので、前回ほどのダメージはない。

以前、2.25インチを装着したときも感じたが、やはりIRC MIBROは私にとっては非常に相性がいいようだ。私は技術的にはまだまだだが、あのタイヤのグリップの良さは私の技術をかなり補ってくれていると思う。今後、コースによって2.25-1.95を使い分けてみたいと思っている。
ちなみに、IRCのタイヤは、表記に対して実際のサイズはかなり細く感じる。さほど正確とはいえないが測定してみると、1.95表記のものは実際には1.95インチはなく、他メーカーの1.75インチくらいに感じる。2.25で、他メーカーの2.0-2.1くらいか。妻のRushに装着されているもIRCのタイヤだが、2.1インチ表記にも関わらず私のJekyllに装着しているSpecialized Adrenalin Pro 2.0より細い。別メーカーから乗り換える場合には、このような点にも注意する必要がある。