杉並セッション

4月のWRB山でご一緒したKさんが杉並区のご実家に帰省されているというので、私のご近所の公園で一緒に練習しましょ、ということになりました。

Kさん、WRB山のときと同じ、SpecializedのHTバイクにて登場。Kさんは一回しかお目にかかったことはなかったのですけど、そのときの印象はとにかく半端じゃなく上手だったということ。いろいろと教えていただけそうです。

とりあえずいつもの斜面を一つずつなめていきましたが、Kさんはとにかく本当にうまいですね。みんなが1回は躊躇する場所も、少し下見したらもう下りてしまいます。私が何時間も悩んだ場所も、1回の下見で行ってしまいました。

となると、ここをやるしかない。

壁

今日はミラーレス一眼を使ってみましたが、この高さと斜度を感じることはできるでしょうか…。いつかJudge号に乗ってきたとき、かつ誰か仲間がいるときにチャレンジしようとは思っていましたが、まさか今日、Cannondale Rize 140で挑むことになるとは。

写真だとやっぱり伝わりにくいな

写真だとやっぱり伝わりにくいな

Kさんは、ここはもう勇気だけだといいます。真ん中の枯れ木の向かって右側のラインだけは2箇所ドロップ(崖崩れ跡)が入ること、途中でのコース変更が必要になりそうだとのことで、ちょっとテクニカルになるかな…と。ドロップの処理を誤ると前転するので、ドロップに入ったらブレーキはかけてはいけないとのことでした。

まずは、真ん中の枯れ木の、向かってすぐ左側のライン。ドロップが比較的下にあるので、安全性が高いだろうと。いや、私は実はやるつもりはなかったのですが、何度か下見をしてラインを読んだ後、Kさんがこの安全性が高そうな(?)ラインに入りました。あとで紹介する動画の一番最初のKさんのチャレンジの部分ですね。

うわぁ…。突入してしまった。

うわぁ…。突入してしまった。

正面からなので斜度が分かりにくいですが、現場で見ていたら背筋が凍りそうでした。でも、完全に安定しているので、結果的にはできて当たり前に見えてしまう…。

そしてそのあと、入念な下見を重ねながら、より難しい枯れ木の向かって右側のラインへ。すでに笹が生い茂っていて、途中道を見失っていたりしましたが、そのまま行ってしまいました。

最初のドロップを超えたところ

最初のドロップを超えたところ

この映像のまま、見たまんまの斜度です。

この映像のまま、見たまんまの斜度です。

2枚目、オートフォーカスがぶれてぼけたのが残念ですが、本当にこれらの写真が見たままの斜度という感じです。よく前転しないなあ。上からも見ましたけど、ものすごい角度でバイクがドロップの下に隠れていくのです。

でも、体の位置が完全に安定していて、下でバイクだけが動いている感じでしたので、全く危なげはありませんでした。

このラインを下りる姿を見て、最初にKさんが下りたラインならなんとかなるような気がしてきました。ちょっと勇気を出して私もチャレンジすることに!

怖いを超えたら無意識

怖いを超えたら無意識怖いを超えたら無意識

進入する前は恐怖心はありますが、走り始めたら不思議に無意識(だったと思う)。Rizeが普通に走り抜けたことくらいしか記憶がないのです。

では、Kさんが下りた難しいラインに挑めるかというと、やっぱり怖い。そこでKさんが、「向かって一番左のラインから攻めませんか?」といいます。土が崩れた段差がかなり上のほうにあり、しかもかなり掘れてしまったラインです。さすがにきつくないか? と思いましたが、崩れが浅いラインを選べば大丈夫だろうと。

動画撮影を失敗してとれなかったのですが、上から見ていたらバイクはかなり上のほうから真っ逆さまでしたね。

転けてなんかあっても、Kさんに通報してもらえばなんとかなるかと思い、私もほぼ迷わずにチャレンジ。最初のラインよりはるかに斜度が強かったと思うのですが、きっと無意識だと思うので、ここはほとんど覚えていません。

ここができたということで、最後に2段ドロップで2つめは斜めの根っこもあるラインへ。ここも下から見て怖いなあ、と思いましたけど、やることに。最初のドロップに入る手前の部分くらいまでは記憶がありますが、我に返ったのは、一番下についてLeftyがボトムアウトした瞬間ですね。

縦録りで体半分ですが、下に着地した瞬間、Leftyがボトムアウト

縦撮りで体半分ですが、下に着地した瞬間、Leftyがボトムアウト

さすがにフロントホイールから「ガイーン!」という感触が返ってきました。カメラが左に傾いているので分かりにくいのですが、リアはまだ斜面に残った状態です。

ただ、この斜面の3本のライン、無事にこなせたことで自信がつきました。

この下の広場、なんか活用できるスペースなんじゃないかとKさんと話しているときに、Sさんが到着。この場所の活用方法などを話した後、解散。Kさん、ありがとうございました。

上の写真だと、Leftyをフルボトムさせたとき、私はかなり前のめりです。動画でみると、腕を曲げて衝撃を吸収しているものの、若干怖い姿勢のような気がします。で、SさんがBBの真上に乗る練習法について教えてくれました。ハンドルを握らず、手のひらをハンドルの前側や後ろ側へ軽く触れさせたまま、歩く程度のスピードでバイクにスタンディングで立つものです。これは難しいですが、場所を選ばず練習できるし、いざというときはハンドルを握ればいいので、安全に練習もできます。しばらくこれをやって、バイクの芯に常に乗り続けるイメージを養いたいと思います。

そんな感じの練習をしていたら、今度は杉並のウィリー・キングさん(以下WKさん)が来られたので、またまたMTB談義。ちょっとしたMTB杉並グループセッションのようになってきました。Kさんが残っていたら、トレイルの話でさらに盛り上がったかも。WKさんお名前伺い忘れました。今度教えて下さいね。

WKさんは昨日も山に行かれたようですが、トレイルが川のようになっていたとのこと。途中で彼女さんも合流されましたが、もともと彼女の趣味ではなかった自転車にも付き合って下さる、ということでウラヤマシイ…。しかもなんだかんだいいながらKNPR尾根も乗ったまま下りられるそうで、「もうちょっとスムースに速く下りられるようになりたい」とおっしゃるところは、もう完全にはまりつつあるんだと思いますよ。富士見にも興味をお持ちのようです。今度ぜひご一緒しましょう。

Sさんは帰りがけ、3人組のMTBerさんに会ったようです。トライアルの子も練習していたそうで、この場所でこの数年間にMTBerさんにお目にかかる機会が増えました。

Kさんも「公園練習はバカになりませんよ。これでコーナリング上手になったり、バイクコントロールかうまくなったりしますから!」っておっしゃっていました。Sさんもトライアル技術をいろんなセクションを使って練習されていますし、2月にプライベート・スクールを行っていただいた朝日先生も公園練習の重要性について強調されていました。これからも、こういう練習を続けていこうかと思います。

さて、最後に本日の動画。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 度胸が有れば、行く事は出来ますが、安全に下るには、技術が必要な傾斜?ドロップですよね。
    私もこんな感じの処を下って、平地部分が少なくて、勢いあまって、さらに下に落ちていって、仲間に迷惑かけた事が有りますので(汗)
    ほどほどにしておかないとって思いましたが、また同じことやったりしてます(爆)
    安全マージンを取ってトライしたいものです。

  • 弐の槍さん。技術が必要な傾斜だと思います。路面がフラットだったらいいのですが、ボコボコで根っこもあり、しかも柔らかめ(走っているそばから崩れる)でコースを間違うと危なかったです。2年前くらいの技能だとここはまだ難しかったかもしれませんね。
    私もどうしようか迷ったのですが、Kさんがラインの選び方を教えてくれて、そこなら行けそう、という気になりました。いざ下りてみたら、記憶が残らないくらい集中していたようです。
    もう年だし、家族や仲間に対する責任もありますので、安全マージンを残したチャレンジが必要ですね!

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