小説 キャンディ・キャンディ

新装版 小説 キャンディ・キャンディ 名木田恵子 著 復刊ドットコム

新装版 小説 キャンディ・キャンディ 名木田恵子 著 復刊ドットコム

土曜日、雨のために久々にキャンディ・キャンディ全巻を読んだのですが、久々の感動に引きずられて小説版を入手。

私は復刊ドットコムから入手しました。

http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=14392201

全3巻で販売されたものを一冊にまとめて復刻したモノです。

ただ、まだAmazonでも買える状態みたいですね。

小説キャンディ・キャンディ FINALSTORY (上)

小説キャンディ・キャンディ FINALSTORY (上)

小説キャンディ・キャンディ FINALSTORY (下)

小説キャンディ・キャンディ FINALSTORY (下)

小説 キャンディ・キャンディ (fukkan.com)

小説 キャンディ・キャンディ (fukkan.com)

全三部構成です。

正直、原作から起こした一部・二部については、漫画を読んだばかりでしたし、ほとんどそのままのストーリーでしたから、目新しさはありませんでした。原作ベースだから当たり前か…。漫画版のエピソードはかなり割愛されている印象です。また、ストーリー仕立ては、漫画で言えば、たぶん2/3くらいのところで終わります。でも、すごく良かったのが第三部。事実上のその後談です。

まんがでも、主役のキャンディス・ホワイト・アードレーは、実在の人物であるかのような錯覚を受けるほどの存在感を漂わせていましたが、第三部はそれを際立たせる構成でした。これはキャンディが関係者宛にしたためた手紙を集めたという設定の構成なのですが、すごく良かった。キャンディ・キャンディについては、原作のできのすばらしさもさることながら、作画家の描く登場人物のかわいらしさが際立っていました。どちらが欠けてもこの作品はここまで成長しなかったと思います。しかし、この第三部に関しては手紙スタイルという企画によるところもあると思いますが、絵ではなくもっとリアルなキャンディやアルバートさん、アンソニーの姿が浮かび上がってきて仕方がなかった…。

いい年こいたおっさんですが、キャンディ・キャンディは永遠の名作だと思います。

漫画版が早く普通に、書店に並ぶことを祈ります。

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