Cannondale Judge号に付いてきたFOX DHX-5.0のコイルは400lbs x 3.25。現在体重68kgの私が乗車すると、サグが10%ちょっとしかとれない感じです。それに乗り心地も固い。
以前1号機に乗っていたときのリアサスはMarzocchi ROCO C/R Coilでしたが、多分このコイルも400lbs。ですが30%程度のサグは取れていたような気がします。今より体重が5-6kg重かったこともその理由かもしれません。
いずれにしてもきついので、交換コイルを探すことにしました。しかし…。どのくらいのレートが正しいのか分かりません。それに、3インチ用とか2.5インチ用とかはありますけど、3.25インチというのは見当たりません。
情報を求めてあれこれネットを検索すると、アニ休さんのサイトがヒットしました。
「2010-05-16 SlopeStyleとTracer Vpのリアサスは互換性あり」
まさしくドンピシャですよ。スプリング表記とコイルサスユニットストロークは一致していないんですね。私はユニットストローク長3インチのものを選択すればいいわけです。
さらに、上記のページに記述されていたTF Tuned Shoxのページを見ると、体重、ユニットストローク、ホイールトラベル、サグの目安、リンクの形状から最適なスプリングレートを割り出すことができる計算機があります。
例えば、「体重:68kg/ショックストローク:3インチ/ホイールトラベル:9インチ/サグ:33%」で計算すると、シングルピボットのFOXサスの場合は、306lbsということになります。
というわけで、300lbs x 3.25の交換コイルを5/7に注文しました。でも、このコイルは輸入元さまにも在庫がないという状況。350lbsならショップにあるけど、という話でしたが、多分サグが取れないため、入荷をゆっくり待つことになりました。
そして、本日、300lbs x 3.25が届いたわけです。
コイルの太さが一回り細くなった感じですかね。
しかし、Judge号はこのリアサスを取り外すのが大変でした。リンク式のリアサスを外すのは、2009年型Rize号以来のことです。Rize号に比べるとJudge号はリンク形状が複雑で、結局リンクの片方を緩める必要があったのです。それに、外してみたら今度はコイルの抜き方が分からない…。試行錯誤しながらようやく仕組みを理解して、ようやくコイルを交換。Judge号への再装着は外すときよりも大変。途中、一個リングが落ちて、「なんだコレ?」って分からなくて。
一度はこのリングを残したまま組み付けてみたけど、これがなくても支障はなし。かといって、そのままでは気持ちが悪い。気になってもう一度外して見ると、リアサスのリデューサーの一部でした。結構すり減ってますね。こういうのも、オーバーホールのときに交換していかなければいけないのでしょう。
そして何とか、無事に交換が終わりました。
ついでに、プロペダルのノブが硬いので外してみましたが、クリック感を演出するためのボールが2個しかありませんでした。多分本当は4個有るべきなんじゃないかと思います。4個なら、1/4回転ずつ止まるはずなんですが、2個しかないので、1/2回転しないと止まりません。いつかオーバーホールの機会にみてもらいましょう。
今回のJudge号はコンディションが酷いです。多分、ユーザから買い上げたものを軽く清掃する程度で特に分解して中を見たりはしていないのでしょうね。1号機のときは非常にコンディションがよかったので、どの程度整備するかはショップ次第なのでしょう。
さらに萎える状況が。
Rock Shox Boxxer Raceのインナーチューブの内側に傷が出来ています。最初から付いていたのか、私がつけたのかは不明。このフォーク、リバウンドノブも付いていないし、コンプレッションの調整も効いていない感じです。多分整備どころかチェックもされていない感じ。まあ、私がゆっくり育てていくことにしましょう。
さて、この状態でバイクの上に乗ってみると、21-22mmくらいのサグが取れました。このサスペンションはストローク3インチ=76.2mmで、Judgeの推奨サグは30%(約22.9mm)となります。これでほぼサグが取れたかな、という感じで、Spring Calculatorの値はほぼ正しかったのではないかなと思います。これもアニ休さんのレポートのおかげ。ありがとうございます。コイルがなじんだらもう少しサグは大きくなるかもしれませんね。
ところで…。
JUDGEの下に貼られたSWANKYSのロゴが気になります。Judgeのロゴととてもマッチしているので、Replicaにもともとオリジナルで刻まれているスポンサー名かと思いましたが、カタログ写真にはありません。調べてみたらどうやら高知県にあるショップさまのようです。
「SWANKYS」
なるほど! このJudge号、少なくともフレームが新車の状態で販売されたのは、このショップさまなのかもしれません。DHなどにすごく力を入れていらっしゃるようです。素晴らしいパーツやバイクがBlogの写真にアップされていて、目の毒だ…。