今日はバイクメンテナンスの日。
滅多に使わないMINOURA(ミノウラ) RS-5000 クランプ型ワークスタンドを引っ張り出してきました。すでに、両足のゴムは消え去りましたが…。
ドイツから入ってきた、88+(Eighty Aid)チューンのCannondale Lefty Max 140 Carbon。今年前半まで乗っていたCannondale Prophet 2000に付けていたものと同じモデルがベースとなっています。このフォークは、Lefty 1.0系の140 Maxでは最軽量のものです。
…このLefty Max、実は私が買ったものではありません。Prophetをお持ちのKさんのもので、元オーナーと価格交渉の末、価格を抑えて入手されたそうです。
実物を手に持つと、とても軽い。カタログ値が確か、1,300gに満たないフォークですもんね。
しかし、初めて手にしたときになんか違和感がありました。アッパークラウンに比べて、Leftyトップキャップの高さが低くない? いや、アッパークラウンが曲がっていない?
2人で慌てて調べてみると、Prophetのトップチューブが134mmしかないのに対し、クランプスペースが160mm程度あるようです。このときは分からなかったのですが、確かこのころ、Cannondaleフレーム以外にも使えるように一部このサイズのLeftyを出していたような気がします。ということは多分、かなりのレアもの。
当初はこのXC3 Siステムで組むつもりだったのに、このサイズだと不可能です。運良く、私のところでは使う予定がなくなったロングコラムがあり、コラムスペーサーも揃っていたのでそれを当ててみることにしました。
これでうまく取り付けられるか確認します。
元の構成です。マシューサイクルさんでドライブトレイン、ブレーキ類を取り付けているので、取り回しがとてもきれいですね。
なんと、コラムとセットになっていたスペーサーと、元から付属するシールを合わせれば、ヘッドチューブとアッパークラウンの隙間がきっちり埋まりました。
実は1回目の取り付けで、下側のベアリングが抜けていることに気づかず、もう一回取り外して付け直す作業が必要だったりしました。
エアを足し、サグをぴったり25%に合わせて、交換に成功!
私が持っていた今までよりライズの角度が小さく、10mm短い80mmステムにしました。ステアリングコラムがかなり余るので、カットしようと思ったのですけれども、手持ちのカッターでは径が大きすぎるため切れませんでした。これは後日、ご自身でカットされるそうです。
このバイク用に注文したドロッパーシートポストが入荷したということでしたので、このあとKさんと私でマシューサイクルさんに向かいました。その際、いつもの公園を経由してみたのですが…。
Kさんによれば、舗装路に乗った瞬間に「変わった」と感じられたそうです。途中、高い根っこが数本続くプチトレイルも通過していますが、このフォークがスムースに反応したことにビックリしたそう。段差に乗るときも全然手に衝撃が来ないとのことで。
私も久々のProphetに試乗させていただきました。Prophet 2000に付けていたPBRも良かったけど、こちらはさらに反応が良さそうに感じました。体重とサグはKさんに合わせてあるにもかかわらず、少し軽めの私の体重でも十分な反応を示したからです。たぶん、88+のチューニングが効いているのではないでしょうか? Leftyを採用するプロ選手達もこのチューニングを利用していると聞きますが、初動が抜群にいい上、きちんと踏ん張る感じもあります。とても状態がいいLeftyを入手できて、良かったですね!
ああ〜。いいなあ、コレ(^^;)。
先日、YETI SB5cのブレーキを換装していただいた、マシューサイクルさん。ブレーキレバーの角度がドンピシャに組まれていて、自分が組んだときよりスムースに乗れるようになったため、おそらく私の体格を見て設定していたのではないかと確認してみました。やはり、身長、体格などを観察していて、おそらくフィットするであろう角度に設定したとのことでした。以前、妻のRushを買ったときに一発でシートポストの高さを決めたショップ店長もすごかったですが、同じようなことをおっしゃっていました。さすプロ!
このマシューサイクルさんで、KさんのProphetへPNW Components 27.2mm ドロッパーポスト + Wolftooth Wolf Tooth ReMote Dropper Post Remote が取り付けられました。私がProphetにドロッパーを入れたときはリモートワイヤーをトップチューブに這わせましたが、シートポストからダウンチューブに回す形でまとめられ、外から見た時に新しくワイヤーを増やした感じがほぼゼロ。この際の写真を撮り損ねたのが悔やまれます。今度、コラムを切ったあとにまた紹介できれば。
マシューさんがProphetのデザインを見たところによれば、BBが低くてトップチューブが長く、ヘッドが寝ててシートが立っているところは今の流行りに似ていて、時代を先取りしたバイクに感じるとのこと。だから今でも、乗ると新鮮さがあるんでしょうね。
今日もマシューさんにいろいろ教えていただいたんですが、26インチバイクは最新の29erのハードテールバイクのような感じなのだそうです。どこが近いかというと、路面の変化を敏感に感じ取りながら、自分でコントロールして乗れるところらしいんですね。
高速で走ることに限れば、最新の29erフルサスペンションバイクのほうが26インチフルサスペンションバイクより曲がりやすく操作性が高いとのこと。昔のバイクなんかだと、あんなにヘッドが寝ていたら曲がれなかったりしたのに。やはり、サスペンションの性能が大きく変わってそれに合わせた設計ができるところも大きいらしいです。
26erだと体を大きく使ってバイクを激しく倒したりしないと曲がれないところも、29erはスピードを保ち安定した姿勢で普通に曲がれるとか。激しく体を使うと切り返しにも時間がかかってしまうし、26インチは高速域ではやはり不利になると。なるほど、説明を伺うと具体的なイメージが湧きます。
先日富士見を走った後に、やっぱり150mmクラスのバイクが欲しいなあ、と思ったりしたのですが、私の場合は自走距離が長いので、YETI SB5cを選んだ経緯があります。今の150mmクラスの29erは昔のような平地がきつい、登りがきついというようなイメージではないと聞きますが、Transitionのバイクはどうでしょうか?
以前紹介したかな? 今日はこの、Transition Centinelの実車をよく見てきました。となりの…
…SPIREも、ショートストローク車と互角に登れるそうで、すごそうなんですけど。
オールラウンドに楽しむのであれば、Centinelがいいかも、とのことですね。Transitionバイクは、ブレーキのみ内装ではなく、外装なのがいいんですよね。しかも、ちょうどいい感じの場所に這わせてる。こういう気づかいの面でも、Transitionは魅力的です。
この2-3年間にMTBは各段に進化しているそうです。私なんかはバイク任せに楽しく走りたいということがあるので、こういうバイクには非常に興味があるんですけれども、「バイクの細かい制御に気を遣うことなく、走りに集中できるところが長所」なのだそうです。だからこそ、以前のバイクならとても通れない場所をあえて選びたくなるというような、また違ったレベルで「高度な」楽しみができるというわけですね。もう、こういう話を聞いていると欲しくなっちゃうよな〜。
では、自走派の私にはどうか? マシューさんによれば、150mmクラスでも上るし、平地も走るけど、片道30kmもの自走はさすがに、最新バイク向けのタイヤではきつい、とのこと。では、タイヤを軽いものに変えてはどうか、と聞くと、実はそう単純な話ではないらしく、最新バイクの性能が上がりすぎてタイヤのほうがついていけないため、トレイルでは怖くて仕方がなくなるそうです。なるほど。確かに、SB5cもcrankbrothers cobalt + 軽量タイヤからEASTON HEIST + 2.35タイヤに変えたあとのほうが安心して乗れる気がしました。
うわあ。ますます最新のバイクに乗ってみたくなるなあ。SB5cは私にとってドンピシャな感じではあるけれど、Rizeとの性能差は微妙だからなあ…。富士見なんかだと、Prophetのほうがスピードが出せる印象でしたし…。
また、SB5c用に手に入れたリアサスのオーバーホールをお願いしようかと思い、いろいろ話を伺いましたが、まずはそのリアサスが問題なく動作するかを確認してからのほうがいいとのことです。リバウンド機構などに故障があると、オーバーホールがそれを悪化させたりするケースもあるそうで。
とりあえず、デフォルトのリアサスを1年間使って見てから、オーバーホールをお願いしたほうがいいかもしれません。
マシューさんを出て、Kさんとお別れしたあと、私はそのまま公園を経由して帰りました。KさんのProphetに影響を受け、今日はCannondale Rize号でした。
自宅に帰ったあとは、Kさんにいただいた新鮮なお土産を使った夕食です。
めちゃくちゃ大きなホタテ。本日市場で仕入れたものなのだそうです。
お刺身と…。
にぎり寿司にして、いただきました。
クセがなく、新鮮な食感が楽しめるホタテさん、美味しかったです! Kさん、ありがとうございました!