今日の午前中に、「フォークの交換が終わりました!」という連絡を受け、夕方にトレイルストアに取りに行きました。
H師匠からも「まるで別の乗り物になりますよ」と予言されていましたが、トレイルストアの和田さんからも同じことを言われました。
もともとついていたMarzocchi ALL Mountain 4 (OEM)はインナーチューブが黒、アウターチューブも濃い色だったのでアクセントがあったのですが、今回交換したFOX FORX 36 TALAS R 2008はインナーがゴールド、アウターがシルバーということで、フレームの色と一体化しています。しかしそれでも、インナーとアウターのチューブ系がめちゃくちゃ太いためか、それだけで相当目立ちます。和田さんによると、太いといっても、以前のALL Mountain 4より軽いのではないかとのことです。
交換前はこんな感じ。
それが交換して見た目はめちゃくちゃ下れそうなバイクになりました。
フロントサスのサグをとり(今回は40mm)、リアサスのサグも確認したあとに細かい説明を受けましたが、ALL Mountain 4の説明を受けたときよりとても簡単です。というのは、FOX FORXのバイクは設定がとても簡単だからです。前回のときは、右側のレッグと左側のレッグの頭の空気を入れたり抜いたりしなければならず、リバウンドは下側で調整しなければいけませんでしたが、今回は全部上から操作できるので、バイクから降りずに調整が可能です。
それに、フロントホイールの取り外し。これがクイックリリース形式になったので、めちゃくちゃ簡単になりました。こんなわけで、簡単な説明で済んでしまうのでした。
古いフォークは、持ち帰れそうにないので、お店に預けることにしました。和田さんに挨拶して、RANSOMに乗りながら、上下に強く圧をかけると、なんともいえないスムースでやさしい感触が! 去年Nさんに載せていただいたSanta cruz Nomadで上下に圧を強くかけたときの、あの記憶がよみがえってきました。早速、トレイルストアの隣の公園にいき、日曜日に「ガンガンガンっ」ときた20mほどの階段を下ってみることにしました。お見事っ! 試乗車同様の「スルスルスルッ」という感じがあったのです。今回は私の体重に合わせている分、試乗車よりさらにスムースでした。以前は前後のバランスがイマイチでよくわからなかったのですが、SCOTT RANSOM特有のリアユニット、イコライザー(正式にはScott Equalizer TC LO-TC-AT / Traction mode IRV inteligent rebound valve Power stabilizer on-off reb. Adj. / remote control というらしい…)は優れものだったのだな、と改めて実感しました。
スラロームをやってみても、剛性があるのか、まだ上手ではない私でもリズミカルにできます。ALL Mountain 4とはそんなに重さは変わらないはずなんですけど、舗装路を走ってもコギが軽くなったように感じられます。気のせいでしょうか? それともベストセッティングになっているのでしょうか? XC的乗り方の設定(サグ20mm)もできるそうですから、そうなるとまた違ったのかもしれません。
和田さんによれば、FOX FORXのフロントフォークは2008年モデルになってかなり進化しているようです。2007年モデルがコーナーでちょっと沈みすぎるためオーバーステア気味だったのが、2008年ではそれが解消され思ったラインがとれるのだそうです。コーナリングが未だに下手な私をきっと助けてくれることでしょう。
帰りに長い坂道があるので、トラベルコントロール機能で、フロントサスペンションを100mmにしてみたところ、なんと登りが楽なことか! リアサスは165mmのままでも全然問題なしで、いままでほとんど100mmとか、ロックアウトは使ったことがありません。
フロントを160mm -> 100mmに変更すると単純にフロントが60mm分下がるのでジオメトリも大きくかわるのですが、そうすると以前乗っていたCannondale Jekyllのような感じでした。あのバイクも登りに関しては本当によかった! ただ、Jekyllについていた2003年モデルのManitou Blackはトラベルコントロールこそできたものの、切り替えはきつく、いったんバイクを降りて、思い切りひねらないといけませんでした。それに対し、FOX FORXは当たり前のように乗りながら簡単にコントロールできます。さらに、昔のフォークはトラベル コントロールができても、トラベルを短いほうに合わせるとあまりストロークしなくなる、というようなことがあったようです。Manitou Black 2003も、120mm -> 100mmにすると、走っているときはほとんどストロークしている感じはありませんでしたし、私が強く押しても20-30mm程度しかストロークしませんでした。しかし、FOX FORX 36 TALAS R 2008は100mmに設定してもスムースにストロークします!
とにかく、段差などで遊ぶだけでなく、普通に舗装路を乗っていても、いままでのSCOTT RANSOM 40とは全く別物に進化して、まるで新車を買ったようです。H師匠と和田さんの予言は当たりました。
ホント、速く山で乗りたいです!