睡眠のリズムが崩れていて、今朝まで一睡もできずにMacBookに向かっています。
昨日は富士通専門店の親指シフトキーボード注文締め切り日だったことに気づき、急いで注文してみたり、一息ついたらProphetを復活させるかどうか迷ったり、オークションの手続きをいろいろと行ったり。頭の中がこれらのもので占められて、ますます目が冴えてしまったのです。
そんなわけで、眠れないものは仕方がないと、久々に読書をしました。
緊急事態宣言に入る前までは朝、昼休み、夕方と、毎日のように本を読んでいて、次々と新しい本を買わないと間が持たないくらいだったのに、緊急事態宣言に入ってからは本からの情報のインプットより、速報性の高い情報を元にいろいろと考えることが多くなっていきました。kindle unlimitedには加入しているので、たまには借りて読むことはありましたけど。
今朝は、土曜日の歯医者帰りの後に立ち寄った地元の書店で買った本を読んでいます。キャッシュレス決済であっという間に買えて、意外に店員さんも素っ気なくて「時代は変わったなあ」などと考えたりしていました。
そして、本を読み始めて気づいたこと。
オフィスに通っていたときは大手の書店で書籍を頻繁に購入していました。そのときに買った書籍の数々と比べ、近所の書店で買った本がやたらと読みやすく感じたわけです。
なんと、ブックカバーを折った際、袋状になるところにきちんと本の表紙、裏表紙までを差し込んでくださっていたのでした。これなら、読んでいる際にブックカバーがずれることは皆無です。
今回は「カバーを掛けるか、掛けないか」の確認がなく、あまりに短時間に出してくださったので買ったときには全く気づきませんでした。
大手で買うと、カバーについては必ず聞かれ、お願いすると本に合わせてカバーを折るところまではするけれど、結局は書籍の表紙、裏表紙に引っかけるだけで渡されます。だから、そのまま読み始めるとブックカバーがずれ始めたり取れたりしてとても読みにくく、結局私のほうで袋状のところに差し込まなければなりません。
地元の書店は、大手のスタッフよりはるかに早く、いつの間にかブックカバーを折り、袋状のところに差し込むまでの工程を熟練の技で済ませていたわけです。私がキャッシュレス決済を準備してかざしている間に。
これにはすごく感心しました。
これまで書籍を頻繁に購入していた大手の書店は、昨年撤退してしまいました。しかし、地元の書店は何十年物間生き残っています。それにはきっと、読み手に寄り添えるさまざまな心配りがあるからなんだと思います。
今後、私が生き残っていくことを考える場合も、こういうことが重要なんだな、と再認識した次第でした。