次男がTrail-Sさんに譲っていただいたGiant Tradist 2011は、子供の扱いが荒いことにもよるとは思うのですが、だいぶ傷んできました。
すでに専門学校のプレスクールにも通い始めているし、高校も土曜学校がある関係上、彼が自転車を使う機会は増えています。専門学校のほうは、今より2km以上距離が延びますし、Tradistは至急の修理やメンテナンスが必要になりますが、パーツ交換や消耗品の交換を進めると、結構な額になることが見込まれます。
とりあえず、交換可能なパーツなどを探しに、NemesisとZephyrを購入させていただいたバイチャリ世田谷店さんへ出かけました。
店舗に展示されているさまざまな完成車を見ていたら、天井に吊られたTrekのバイクが非常に綺麗なことに気づきました。Trek Domane AL3 2019です。素人目には使用された形跡が見当たらず、新車同様ですが、おそらくTradistの修理代+α程度の価格帯で買えそうです。
今後、3年以上乗ることを考えれば、新しいモデルのほうがいいのでは…ということで。
次男のバイク。サイズは500です。カタログ値は560サイズが9.5kgなので、この価格帯にしては軽量なんじゃないでしょうか。リムも26mmとかなり太く、かなり安心感がありそうです。ただ、持った感じはGiant Tradistもあまり重量が変わりません。Tradistはカタログ値では10.5kgだったと思いますが、かなり優秀なクロスバイクだったんじゃないでしょうか。Trail-Sさんのカスタムも良かったのでしょう。
メインコンポはShimano SOLA 9Sですけど、ぱっと見は中級グレードと形状の区別が付きません。シフトケーブルがハンドルに這う形になっているのが、次男にとっても大変嬉しいことのようです。
さっそく土曜日が雨天走行になってしまっていますので、少し汚れはありますが、ほとんど新品と変わらないと思います。
試乗させてもらいましたが、乗り心地はなかなか良くて、安定している感じでした。
まあ、安全に気をつけて頑張ってくれ。
私は仕事先の都合で、金・土・日と休みだったんですけど、なんであんなに雨が降るかな(苦笑)。そんな3連休の初日、Mさんから「バイチャリに好きそうなバイクがありますよ」とご連絡いただきました。
私はもう、NeilPryde Zephyrがあるし、迷いました。エンデュランス向けだと思っていたのに、Stravaに記録していたAddictでの成績をことごとく塗り替えているので、性能もかなり高いといえるでしょう。
反面、サイズが小さめで、コクピットが微妙に詰まる感じがあるのか、腰に来ることも多かったです。先日の「ギックリ」も、ここに遠因があるんじゃないかな…?
そんな中、いろいろ考えたのです。
次男の進学先は医療系の専門学校で、年間の授業料は高額です。いろいろと切り詰めていかないと、これからいろいろ厳しくなるでしょう。現在は小さな会社の正社員なので、フリーのときほどの収入は残念ながら望めません。
そんな状況下で、Zephyrはカンパのchorus、recordミックス組という比較的贅沢仕様です。これらはカーボンパーツが多く、非常に軽量だし、54歳の私の脚でもかなり頑張れるので性能も間違いなく高い。
通勤用のバイクとしてMさんが教えてくれたバイクを買って、このZephyrを売るのも来年に備えるひとつの手ではないか、と。ダウングレードになりますが、現在の自分の生活環境を考えればそれは「最適化」と言える気がしてきました。
それで決断しました。次男のバイクより売値が2000円高いだけの、SCOTT SOLACE 30 2015。もちろん、先週に次男のバイクを買っていたこともあって、かなりオマケしていただいています。完璧に調整していただいていました。バイチャリ世田谷さんに感謝。
今回、ロードバイクでは初めてMサイズを選択しました。Zephyrがホリゾンタル530mmだったのに対し、こちらは545mm。その代わり、ヘッドチューブがかなり長くなって、ハンドル位置が高くなるので、今までのポジションが多少難しくなるかもしれません。
乗った瞬間は、やはりこぎ出しが「もっさり」していて、「やっぱりグレードダウンだなあ」という気持ちはしました。Shimano 105では、カーボン率の高いCampagnolo Chorusには重量では勝てないと思います。また、アップライトな感じが強くて、MTBに乗っているような印象すら受けました。
反面、乗り心地はZephyrよりいいように感じました。
極細シートステー。Zephyrも同等なんですけど、こちらのほうが長さがあるので、少ししなりがあるのかもしれません。以前乗っていた、SCOTT CR1 2009はサスペンションが付いているのではないかと思えるほどのしなりでしたが、SOLACEではまだそういうシチュエーションには遭遇していません。
シートステーは細すぎて、ブレーキが付きません。ダイレクトマウントのキャリパーブレーキが、チェーンステー側に装着されています。
それにしても、やっぱりシマノのブレーキは効きがイマイチ。リアのテクトロはより効かない感じでした。カンパのChorusが明らかに効くので、ここはやはり残念なところ。
Zephyrは路面の振動がプリプリしたような感触になって、Mさんの少し硬めのクロモリバイクに似た感じがありましたが、これはまたちょっと違う感触かな。
110mmのSyncrosステムはさすがに長すぎるので、ZephyrからEASTON EC90 90mmを移しました。Zephyrの価値を上げるため、EC90はZephyr側に戻す可能性はありますが、その場合も、SOLACE用に90mm程度のステムを別途準備しないと。
ホイールも、中華カーボンはSOLACEへ。ZephyrにはCampagnolo用のMavic Cosmic Eliteを装着しました。Recordのスプロケットにより、カンパのドライブトレインで統一されました。あ、チェーンがShimanoだった。
ということで、私も中級グレードへ回帰することになりました。余裕が出来たら、こっそり、少しずつパーツをアップグレードしていきましょう。カンパの場合は一気交換が必要なので、子供が独立してからの「最適化」が望まれますね。今は中級パーツで「最適化」。しばらくの間はシマノ様を使います。
中華カーボンホイールとの組み合わせで、シマノブレーキが効くようになっていることを祈りたいところですが、カーボン用のブレーキシューが10年以上前に入手した新品。果たしてどうなるか。
ううむ。いつもよりシートとハンドルの落差が小さい……。フレームサイズが大きいとこういうこともあるのですね。身長が180cmくらいあると、サドルの位置ももう少し上がって落差が付くんでしょうけど、私の股下は83.5cm。もう少しハンドルを下げるしかない…。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんばんは。うわわ・・・さっきお邪魔したら、新型機が2台ですか〜?(笑
そうですかぁ、ZEPHYR号=変更されたんですね。今度もSCOTTでしたか。
白ベースにグリーンの差し色がカッコいいです。SCOTTらしいカラーリングだなぁーと。
54cm超だとけっこう大きく見えるのですが、確かにトップチューブは長いですねぇ。
見た目にも楽そうに見えますけど、ブレーキは鬼門みたいで。ここは大事ですよね。
次男坊さんも、TREK号とは。Domane AL3 は質実剛健といった感じで、
普通に乗っても耐久性はありそうですし。黒一色は飽きが来なくて良いかも? ですね。
これから煮詰めに入られると思うので、また乗車日記読ませていただきます。
お気をつけて、楽しまれてくださいませ。
sadaさん。こんばんは!
Zephyrは改めて持ってみると信じられない位軽く、手放すのが惜しい限りです。せっかく頑張って揃えたカンパを活かしたいところでしたが、今回シマノを使ってみると、変速に関してはやはり自然なのです。肩を引っ張って、親指の位置をずらしてシフトアップしていたカンパのあの動きは何だったのだろうという気がしてきました。
11Sコーラスは、10Sアルテグラと比べても圧倒的に軽かったのですけど、シマノに回帰していこうと思います。
以前もそうでしたが、105のブレーキは効きが今一つな感じです。たぶん、レバーが握りにくくて、強く握らないとうまく挟まらない、ということなんだと思います。
カンパは握る方向とレバーの動きが合っている感じがするのに対し、シマノは上から握る力の方向がレバーの動きと一致しないというか。
また、先ほどカーボン用ブレーキシューを交換してみたので、明日以降どうなるか、試してみます。
次男のDomane AL3も今風で非常にいい感じです。もう少しサドルの位置を高くしてもいいと思うので、様子を見ながら調整してあげたいと思っています。