注文していたフォークオイル”Golden Spectro Motorcycle Cartridge Fork Fluid, 85/150″が届きました。
さっそくRize号からLefty Max 140 SPV Evolveを取り外します。Carbonタイプは2つのクラウンが本単に直付けされているのですが、Alloyのほうはボルト止めですので、本体だけ抜くことができます。この点ではAlloyタイプはラクかもしれませんね。
すでにニードルベアリングのマイグレーションが起こっていたため、今回はマニュアルに沿ってフォークの長さをはかりながらリセットしました。フォークの長さを720-730mmの範囲まで持って行こうとしたら、リバウンドレバーがかなり奥まで引っ込むところまでリセットしていかなければいけません。
一番始めにリセットをしたときは長さをはかった記憶がありますが、最近は適当にやっていました。このため、十分な長さまでリセット出来ていなかった可能性がありますね。
次に、Leftyの本体をひっくり返して、ダンパーのフタを開けます。これが結構固かったのですがなんとか外しました。するとラバーの袋みたいなのが出てきましたが、これがSPVの空気をためる袋なんですね。まさか空気袋がコンプレッション側のダンピングを調節していたとは、びっくりです。
フォーク本体の中で、フォークオイルが泡立っていました。
この古くなったフォークオイルを排出してみました。
左の麦茶みたいなのが古いオイル、右側の緑茶みたいな色のものが新しいオイルです。ちなみに真ん中のものは同量(155cc)の水です。
オイル交換後にLefty本体をバイクに戻し、ストロークさせてみると、なんと全くリバウンドが効かなくなってしまっています。100%の力で押し返してくる感じ。これじゃ前より悪い。
Lefty Max 140 Carbonも修理直後にリバウンドが全く効いていなかったことを思い出し、一度リバウンドノブを解放のほうに向けてから逆さまにし、SPVエアを入れ直してみると、リバウンドが効くようになりました。
しかし、残念ながらリバウンドの「調節」は出来ないままですね。思い切り解放にしても完全に閉じても、リバウンドが効いたままです。しかも、オイル交換前よりリバウンドダンパーの効きが若干強いような気がしますね。この調節がきちんと効くようになればいいんですけど…。
この状態で公園に乗りに行ってきました。平地の砂利道を乗る分にはかなりいい感じだと思いますが、ダウンヒルなどで激しくストロークを繰り返すような場所で走るには、戻りが若干遅すぎるかもしれませんね。