昨日詳しく書けなかったので、改めてご紹介。
Fさんにご紹介いただいて、山サイに出かけてきました。舗装路と押し上げでおそらく獲得標高は1,000m以上と聞き、2010年にtaguoさんと行った山のことを思い浮かべ、あれから15歳も年をとって大丈夫なのかと少々心配になりました。taguoさんとのライドの時には私が押し上げの登山道でほぼ完全に体力を失ってしまい、taguoさんに何度も段差のところであの重い「SCOTT RANSOM 40(2006)=16kg超え」を上から何回も引き上げていただくことになったのです。あのときは本当に申し訳なくて。なのにtaguoさんは涼しい顔をされていて、もうフィジカルのバケモノだな、と思ったりも。
舗装路の道のりはかなり長い。そんな中、まずアクシデントが。DHさんが上りの途中でなんかおかしい、とバイクを下りて押し始めたのです。
その後も長い間押されていましたが、休憩地点で様子を確認するとかなり脚の調子が悪そうです。少し前に怪我をされ、完治したとのことだったんですが、それが再発してしまったようです。残念ながら、DHさんはここでリタイアすることになり、戻られることになりました。
あとで伺ったらかなり重い症状で、よくそんな状態であの坂を押されてきたな…と心配になってしまいました。今年いっぱいは少なくとも医師に自転車禁止を言い渡されてしまったようですので、DHさんとライドできるのはまた来年以降になりそうです。DHさん、以前地元のフィールドでいろいろ談笑したとき、灯りのない心霊スポットを1人で夜ポタするとか(普通、絶対あそこは無理)、通勤(?)で重傷を負ったとかいう話を伺ったことがあり…。結構やんちゃなんです(^^;)。
今回ばかりは、どうかお大事に。
登山セクションに入るまでの舗装路は非常に長かったとは言え、今回はほとんどへばった感じはなく、かなり体力を残していました。
写真で見てもかなり斜度があり、大変な上りであったことは間違いなかったんですが、TREK FUEL EX5 GEN 6の上りが安定していたことが大きかったと思います。軽量なYETI SB5cは意外なことに上りは得意ではないので、今回のバイク選択は結果オーライだったと思いました。
ただ…。登山のセクションの押し上げ、担ぎは想像以上でした。
2010年に行った山よりは道が広く段差は低かったかもしれませんが、段差の数は多くてかなり大変でした。驚いたのはYくんの体力の発達ぶりです。舗装路を普通に登ったのはもちろん、押し上げ、担ぎセクションについても基本全部自分で押して登ってました。多分、半年も前だったら難しかったんじゃないかな。2010年の私だったら、おそらく今回のコースは最後まで自力で行くのは難しかったのではないかと。
今回については、2010年前後にtaguoさんから急坂のバイク押し上げ方法を習っていて、今回それを押し上げセクションの最初の方から試せたことは大きかったかなと思います。さらにバイク自体も当時のSCOTT RANSOMよりは2kg程度軽く、また29erなので障害物にタイヤを軽く押し当てるようにしてもスムースに超えてくれることは大きかったのかな。
なんとか頂上の近くまで行き、最後は徒歩で頂上まで上がり、休憩となりましたが…。脚が終わってる…。
あとは、山頂からの下り。
前半は斜度の緩い、多少上り返しがあるフローなセクションが多かったと思います。しばらくの間は来た道を戻りますが、狭いシングルトラックのとなりが崖とか、高所恐怖症には厳しいなあ、というところもあります。
転がり落ちても自己責任です。
落ち葉の多いフローセクション。
中盤から後半に欠けては根っこのドロップが続く道。
こういう道は得意というか個人的には好きなんですが、このトレイルについては根っこの区間があまりにも長すぎて、さすがに集中力を維持するのが難しくなってきます。
それでも、今回はTREK FUEL EX5 GEN 6の性能の高さに脱帽です。まず、上り返しでバランスを崩さずに登り切る性能の凄さ。多分、YETI SB5cでは無理だったでしょう。
下りについてもリアサスをコイルサスに変えていたので、今回はBBの高さも正常で、無数のドロップについてもペダルヒットすることなく下りることができ、またバランスを崩すこともないのでかなり余裕を持った走行ができます。富士見のような高速コースだけだけでなく、こういったトレイルの難セクションを低速気味に丁寧に抜けるのにも、このバイクは向いていると思います。
こういったやばめの根っこでもコイルサスがいちいち反応してくれて、トラクションを稼いでくれるので安心できましたね。
考えてみればこのバイクはエンデューロバイクとかではない、YETI SB5cなんかと同じカテゴリのトレイルバイクでした。
後ろから上手い方が来られたので、私たちはここで一度先を譲ったのですが、本当にスムースでした。トレイルだから飛ばしたりしているわけではないんですけど、ものすごく丁寧で優しく、路面を舐めていくような走り。こんな走りが出来たら理想的なんだと思いました。
2010年前後の、どこを走っていいか分からなかった富士見パノラマのBコースを彷彿させるような場所も。
下の方が近づいてくると、自然のバームに囲まれた蛇行セクションが続きます。
さらに下のほうの落ち葉ふかふかのスイッチバックも楽しい。
落ち葉フカフカセクションで落ち葉の下の石に乗り上げ、バイクから飛び降りました。私は幸い転けずに逃げられました。
最後の方は右側が崖のえらい怖い場所が続きます。ここで久し振りに私の高所恐怖症(?)が発動しました。
私はにはちょっと無理な極細シングルトラックだったので足を着きながらゆっくり回避。
なるべく下を見ないように、見ないように、と。
最後のところ、こんなのが多くてもう腰が抜けて乗っていられなくなったため、前の2人は先に行かせて私はバイクを押す流れに。
このセクションさえなければ最高だったんですが…。ただ、次回来るとすればこの場所は全部押していくと最初から決めていけば良いかもしれません。
あるいは…。ここをパスできるルートはないのか。
2人に追いつくまでは相当時間がかかりました。
2011年、このトレイルを走ったときのことを思い出しました。この時も本当に怖かった。前を走るtaguoさん、ヤバすぎ(^^;)。
テーマはこの最後のセクションのみですね。高さ自体がどうしてもダメなので、ほぼ克服しようがない。
最後の最後は散々ビビって下りたけど、こんな急斜面のスイッチバックを下りずに平気で乗ったまま通過できるようになっているのは、ここ数年における進歩でしょう。
という形でポジティブな自己評価で無理矢理締めくくらせていただきました。
いや〜。本当に長くてたくさんのセクションを内包した素晴らしいコースでした。Fさん、Yくんに感謝!
DHさんは大変心配です。どうかお大事にしてください。
本当はFさんが見立ててくださった町中華に行く予定でしたが、駐車場が満杯で、どうやら人気のお店らしいです。ということで、バーミヤンで天津飯の大盛りをいただきました。最近値上げしたとは聞きましたが、これでも700円はしないから非常にリーズナブルです。妻レシピの天津チャーハンに慣れている私には「かなり甘い」印象ではありましたが、普通に美味しかったと思います。
このバーミヤンの駐車場〜店舗の移動でもかなり足に来ているのが分かりました。それでFさんが気づかってくださり、自宅まで送って下さいました。本当にありがとうございました! 白馬や富士見パノラマのときも、DHさんが自宅から遠い私の自宅のほうまで送ってくださるので恐縮しています。皆さんの親切に甘えてばかりで申し訳ないです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
さて、今日はというと…。仕事が終わってから寝てばかり。この疲労ではリカバリーの軽いライドも軽いランも厳しいですから。逆に体重が増えたかも。
コメント
コメント一覧 (2件)
上野原のG行ったんですね!落ち葉フカフカでいい季節。
文中のリンクにもある奥多摩のGも懐かしい!
ただあそこに誘ったのをそこそこ反省していたので、上野原には一人で何度か行きました。
舗装路しんどいので車2台でシャトルするのがいいとは思いますが。
常設コースでスピード出すより、こういうコースを丁寧に走るほうが個人的には好きです。
taguoさん。こんにちは。
奥多摩Gのときは大変お世話になりました(^^;)。
あのときは何度も持ち上げていただいて、反省しております。
今回のGはなんとか大丈夫でしたが、下りの脚はほとんど残っていなくてちょっと棒立ちでした。
私の場合はほかの利用者との間に発生する各種問題などもあって、常設コースのほうが安心して走れますが、常設コース、例えば富士見の中でも高速になりがちなGREENより、丁寧に走る必要があるBLUE-BLACKのほうが好きですね。
…BLACKではちょっと危ないコケ方しましたが。
また落ち着いたら一緒に走りましょう!