YETI SB5cのハンドルをライザーバーに変えてみたので是非とも下りで試してみたい今週末だったのだが、出発時点の天候がかなり微妙な感じだった。
とりあえず、現地の天気予報に雨マークが付いていなかったので、水源の公園くらいを目指してみることにした。
途中、SB5cで下るのを苦手としていた階段のところに寄ってみることに。
ハンドルの交換、前後のサスペンション設定の最適化の成果があったか、Cannondale Rize号とそれほど変わらない感じに安定してきた。行きと帰りに2回試してみたが変わらなかったので、たぶんこれで設定は他のバイクと合ってきたと思う。
階段のような不安定な場所だけではない。毎日のように走っている公園の園路も吸い付くように走る感じになってきており、明らかに乗りやすくなってきている。前回のトレイルからの大きな変化はハンドルをライザーバーに変えたことと、サドルの高さを1cmほど下げたことくらいだ(Selle Italia SLR Kit Carbonioで高さを取っていたので、少し余裕がなかったため)。
だとするとサスペンションの動きが良くなってきたのではないか。サグを確認してみても最後に設定したときと同じ状態を保っているようなので、一定距離を走ったことで前後サスペンションに馴染みが出てきたのかもしれない。
YETI独特のこのSwitch Infinity Technologyについては、SB66cのSwitch Technologyの出来がとても良かったので、その進化形として手に入れるまで楽しみで仕方がなかった。確かに、馴染みが出てきた今ではおそらくこの仕組みが私にとって、今まで一番いいトラクションコントロールシステムだと感じられるくらいになった。でも、いざここ数日のような路面状態が悪い中を走ってみると、この部分に溜まる汚れが心配になってきた。過去にはSCOTT RANSOM 40の清掃に苦労をしたことはあったが、この空間の汚れを取るのはさらに難しいかも…。
過去、Santa Cruz NomadのVPP、Intense CarbinのVPP、Iron horse MK IIIやTurnerのDW★Link、Lapierre SpicyのOSTと、リンク方式に名前が付いているバイクを愛用したり試乗してみたりした。YETI SB66cを入手する前は、障害物を「ぬるり」と超えて登りも優れるNomadのVPPが一番好きだった。
(DW★Linkは試乗につき、必ずしも私向けの設定ではないこともあって正確な評価はできないが、最近試乗したTurner機の記憶では、少なくともバイクを倒すときに外側に張り出したリンクが邪魔だった。また、オーナーより軽量な私には硬めの設定だったはずなのに、登りでグニャグニャ動きすぎたのもちょっと…。反面、下りはかなり良かった記憶がある)。
それが、YETI SB66cのSwitch Technologyは設計が新しいこともあるのだろうが、初めて「自分にとっての」旧式NomadのVPPを超える存在になった。そして、SB5cのSwitch Infinityだと127mmストロークとは思えないほどの余裕を感じることができる。
だが、実は私にとって、そのSwitch Infinityに優るとも劣らぬリンクが存在していたりする。
リンクの仕組みに名前がついていないため、VPPやSwitch Techなどの比較対象に挙げられなかった、このCannondale Rizeのメカだ。
ただ、盗難に遭った1号機よりもこの2号機はさらに反応がいい感じはするので、2018年製のDPS(Dual Piston System)を採用したリアサスの影響は大きいかもしれない。DPSを試したことがあるのはSB66cとRizeのみで、他の仕組みにも最新のリアサスを組み込んだらまた評価が変わるかもしれない。いつか、SB5cにもDPS搭載で、できればリザーバー付きのリアサスを入れてみたいと思っている。
さて、善福寺川を遡って善福寺公園に向かっていると、雨が降り始め、徐々に本格的になってきた。どこで雨宿りをしようかと考えていると、その場所が以前、自身の立ち上げた株式会社の元オフィスに近いことに気づき、急いでそちら方面に向かった。
間一髪、大ぶりになる前に元オフィス隣の高架下にたどり着いた。
目の前にあるのが、元オフィスの建物だ。
会社を再開する際にはまた借りたい、きれいなレンタルオフィスである。
久々のゲリラ豪雨遭遇というやつだろうか。青丸の部分が雨宿りの場所で、一つ目の豪雨を降らせた雨雲が過ぎた後に来る次の雨雲の通過を待っているところ。
写真でも分かる雨の強さ。合計で30分程度の雨宿りが必要だった。
雨が止んだらさすがに水源公園まで行く元気はなく、帰路へ付いた。久々に「りんごが五つ」の前を通過したが、こういう日は彼女はびしょ濡れで、ちょっと気の毒に感じられる。
善福寺川と環八が交差する場所にある公園で少しだけ休憩し、いつもの公園方向に戻る。
間もなくあじさいの季節になる。
帰り道に階段のおさらい。
Prophetのチューブレスタイヤをパンクさせたこともある危険な階段もかなりスムースに走ることができる。
休憩所横の急坂はさすがにスリップして登り切ることはできなかったのだけれども、結構上のほうまで登って来られたので、登坂性能はかなり結構高そうである。
Jamis Nemesisに使っていたときのままなので、リアタイヤが2.1インチと細めである。また、両方ともかなりひび割れが目立つので、そろそろ変えたほうがいいかもしれない。最近、26インチ用に入手した、シュワルベ サンダーバート 27.5×2.25 ケブラービードがかなり良さそうなので、リアタイヤに組み入れてみたい気がしている。
立入禁止になって8年が経過した急斜面群。パーシャルな練習には限定されるがなかなかテクニカルですごく練習になる場所だった。今後再び、この場所で練習できる日はやってくるのだろうか。今では機材もスキルも向上しているだろうから、ずいぶん楽に感じられるようになっているのではないかと思う。
最後に、天気がいい日にはきれいな夕焼けを楽しむことができる「夕陽が丘」に残る段差を飛んでみようと思った。
先週のトレイルライドやポタではフロント87mm/140mm(62%)、リアが42mm/50mm(84%)で、普通に走るとまず、それ以上ストロークしない感じだった。しかし、今日は少し前輪を上げて遠くに飛んだので、フロントが104/140mm(74%)、リアが48mm/50mm(96%)ほどストロークしていた。これでもまあ、100%はストロークしないので50km圏内の慣れたトレイルであればこのSB5cは十分すぎるくらい性能を発揮すると思う。
反面、荒れた路面を長く、高速に走る富士見パノラマのような常設コースだと、これくらいの段差が続く場所もあるし、多少苦労するかもしれないな、と思った。ただ、SB5cはリアタイヤが2.4まで入るらしいし、何しろNemesisでも低速ながら頑張れた位だから何とかなるんじゃないかな。まあ、そうなったときに考えればいいか。
それにしても、週間天気予報では土日晴れとなっていたのに、このエントリを書いている夜中になってもまだ雨が降っている。今週もずっと、雨の中をポタリングしてきたが、これでも梅雨入りしていない、というのか。日曜日は晴れの予報なので、今朝までは少し期待があったのに、今も降っているようでは…。明日も近所ライドで終わってしまうのか。
今日はライドのあと、キャスターを自前で取り付けた本棚を妻と一緒に貸倉庫まで持っていき、雑誌類を入れてみた。すると、取り付けたキャスターや底板は残念ながらボロボロに壊れることに…(^^;)
泣き笑いしながら倉庫のとなりにあるファミマで買って来たのが、この「千里眼」。私はセブンイレブンの「とみ田」が大好きなのだが、ファミマの千里眼は見た目も味も「とみ田」に結構似ていた。だが、量的には千里眼が多かったように感じられたので、今度内容量を調べてみようかと思う。味がほぼ同じなら、量が多い方がいい。