東日本大震災10年

東北地方太平洋沖地震から10年。

何度も書いたことだけれども、忘れないように当時のことを書く。

私は当時、代々木の古びたビルで仕事をしていた。

その日も普通に仕事をしている中、14:46にあの大きな揺れが起こった。

私の視界は平行四辺形に回った。過去に震度5クラスは東京で何回か体験していたが、その日のものはずっと大きな揺れであるように感じられた。オフィスにいた誰もが、「これはまずい」と考えていたようだ。その後も長く横揺れが続いていたことを覚えている。

ようやく収まった頃、非常階段に出て外を見てみると、多くの歩行者がまだ道路でうずくまっていた。

幸い東京は完全に電話が繋がらなくなることはなく、何回か試行して妻とは連絡を取ることができた。この時、当時9歳だった次男が学童クラブに到着しておらず、学校に問い合わせてもだいぶ前に出たということで、所在不明になっていた。

そこで私は客先に許可を取り、急いで自宅に戻ることにした。私は自転車通勤をしていたので、空いていた道路をスムースに戻ることができた。もう少し時間が経ったあとは歩く人で混雑して大変だったらしい。

私が学童クラブに着く前に妻から再度の連絡が来て、次男が見つかったという。学校を出てすぐに揺れがあったので事務の方に呼び戻され、体育館で待機していたそうだ。

次男の無事は確認できたが、同時に長男の情報も求めていた。当時15歳の長男は校外学習で東京ディズニーランドに出かけていたのだ。

中学校の方も詳細は確認中ということで、正しい情報を得られないでいた。夜になってようやく学校のWebサイトに少しずつ情報が載せられ、そこには一部の生徒の所在確認ができず、TDLの駐車場で無事が確認できた生徒を待機させていると書かれていた。

夜中になって、長男からメールが届いた。携帯電話の持ち込みは禁止されていたが、この時ばかりは隠れて送ったそうである。その時点でも所在不明の生徒は数人いたとのことだが、後でわかったのはTDLの方が一部の生徒を独自に非難させていたことによるもののようだ。

この頃には、すでに東北地方の状況がかなりわかってきていて、私たちの想像を超えた被害が出ていることに衝撃を受けていた。長男が滞在しているTDLでも液状化現象が起こっているというニュースもあったので、気が気ではなかった。

私たちは徹夜で長男の状況を学校のサイトで確認し、明け方にようやく長男たちを乗せたバスが出発したとの情報を得た。無事に帰ってきた長男を見て本当にホッとしたことを覚えているが、それでも被害状況はさらに深刻であることがわかってきて、これは本当に大変なことになったと思った。

その結果、しばらくの間「私たちは無事で申し訳ない」という気持ちがつきまとうことになり、前向きになるのに時間がかかったと記憶している。特に東京に住む私たちの生活を支えていた福島第1原発、第2原発によって多くの現地の人が被害を受けられたということについては、負い目に感じられたこともある。

この気持ちはおそらく私たちだけではなくて、日本中に自粛ムードが漂うことになった。

それでも無事である人たちは日本の経済を支えなければならない。震災前と後では私が働く意識も大きく変わったと思う。

震災の傷が癒えないまま、さらにコロナ禍の私たちは未曾有の危機に置かれている。日本人の知恵と勇気を結集してここを乗り切らなければならないと考えている。

震災で犠牲になられた方々へ黙祷を捧げます。

紀尾井町

そして、今日、3.11を久々の出社日に選んだ。リモートワーク機材交換のためだ。

スムースに用事を終えたので、新宿に立ち寄ることにした。腕時計が数日前に壊れてしまって何をやっても復旧しなくなったのだ。私は夜間の運動をルーティンにしているので、自転車に乗っていてもすぐに時間を確認できる腕時計は必須なのだ。

次はどのような時計にするかを考えたとき、思いついたのはスマートウォッチだ。というのも、今の私は生命保険・健康保険の見直しを考えていて、その見直し先のプランが健康管理アプリを使うものなのだ。

私の場合デスクトップ、ノート、電話、タブレットをApple製品で統一している関係で、第一候補はApple Watchになる。

Apple Watch Series 6

さほど迷うことなく決めた、Apple Watch Series 6(GPSモデル)- 44mm。休憩時間も1時間しかないので、長く時間をかけるわけにはいかなかった。

このApple Watchを早速今日のランニングとポタリングで使ってみたが、運動中の心拍数が記録されることで自分にかかっている負荷が適切に記録される。これは素晴らしい。なんでもっと早く、Apple Watchにしなかったのか。実は、こんな小さな時計で何ができるんだ、という偏見を持っていたためで、それは私にとって大きな誤りだった。

このモデルは心電図系アプリにも対応しているので、興味本位にとってみた。リアルタイムに波形を確認できて、これはなかなか新鮮な体験だった。

さて。3.11の後は必ず3.12がやってくる。明けない夜はない。

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