昨晩あまり眠れず、明け方に強い腹痛を感じたりしたこともあって、結局読書が進んでしまいました。
まず、「浪花千栄子 昭和日本を笑顔にしたナニワのおかあちゃん大女優 (角川文庫)」を完読。昨日の書籍が小説形式だったのに対してこちらは第三者視点での伝記になります。ゆかりの地や当時の写真など、視覚的に紹介してくれているのはありがたかったです。
さらに明け方、続けてこちらを。
「水のように」。自伝ということで最後に取っておきました。私にとってはまず、「水」がタイトルに付くところに強く引かれました。なぜなら、ブルース・リーの十八番の台詞、「Be water.」そのままですから。
さすがに、前2冊がかすんでしまうリアルな内容で、思いきり引き込まれました。こちらは二代目渋谷天外との結婚生活中のことにはほとんど触れていません。晩年まで相当なわだかまりを残していたようでもあり、余計なことを言わないよう、相手をおもんぱかってのことだったのではないかと想像しました。前2冊には別の資料群からそのあたりのことも大変詳しく書かれており、中身はほとんど同じでした。
実際のところは本人たちにしか分からないことでしょうけれども、「破婚」の原因になった「事実」だけを見れば、今なら浪花千栄子さんは二代目渋谷天外から莫大な慰謝料を取れたはずです。でも、そんなことをせずともそのあと助演女優として大成功を収め、念願だったご自宅を建てることもできました。竹生という旅館も併せて新築するという。帰るべきところが無かった彼女が、ついにそれを自身の力で手に入れたというすごさ。
ご自身を水に例えた心境が最後の最後に分かりました。冒頭に書かれていた水の表現が、ブルース・リーの引用とも似ていたので、もしかしたら映画界に入るにあたり、リー先生がこの書籍を参考にしたのではないかと思うくらい。もちろん、リー先生の水の哲学はこの書籍よりも前に表に出てはいたのですけれども。
浪花さんは竹とネコを愛されたそうです。竹といえば、ブルース・リーが完成させる予定だった「死亡的遊戯」でも重要なテーマでした。こんなところにもふたりに共通することがあったとは。
奇しくも、浪花さんが亡くなった1973年は、その夏にリー先生も早逝されています。
浪花千栄子さんの「水のように」は、1965年の夏に後書きが書かれていました。私はその9月に生まれましたので、ちょうどその頃出版されたんじゃないかな。久々に満足感がMAXになる書籍に出会えました。
それにしても3冊をこんなに早く読み終わるとは思わなかった。
今日の昼食はなにげに凝っていました。ちょっと露出がアンダーになってしまいましたが、まずは卵サンド。
ロールパン。
ウィンナー。ロールパンにサニーレタスを挟んで、その中にウィンナーを置いてケチャップとマスタードをかけます。そう、ホットドッグ風のランチです。風、というのは必ずしも温かくなかったので(笑)。
今日は昼過ぎに中抜けして、久々に所属会社のみんなとオンライン会議を行いました。みんな元気そうで良かった。
夕食はカレーを食べたあと、少し休んで外へ。
今日はランニングを先にすることにしました。なんとなく体が軽かったですからね。4.2km走りましたが、最後まで軽い感じは持続しました。
年末にランニングを再開してからは歩幅が狭めで少しピッチ走法に近くなっていたんですけれども、今日はもともと得意なストライド走法的な走りができたのが大きかった。これには股関節の調子も影響していると思います。
股関節はまだ万全ではなく、引っかかりや痛みもあるんですけれども、だいぶ緩んできました。
今日のポタはYETI SB66C。寒さでサスペンションの動きがかなり渋く、硬い印象を受けました。
うーん。昨日は骨盤の前傾で、Rize号とともにかなり楽しく走れたのですが、YETIはちょっと扱いにくく感じられました。たぶん、サスペンションの渋さが大きく影響していると思います。想定している範囲で動いてくれないと違和感ありありです。寒くなる前は一番セッティングを出せていたバイクなんですが…。
併せて、ランニングを先にやってしまったため、股関節に疲れが発生していたこともあると思います。
重量が若干重めなのもあるんでしょう。といっても12.5kg程度なので、ヘビー級とは言えませんが。これにくらべると11.25kgのRize号には羽が生えているような感じがします。
今日も地面がかなり濡れていて場所によってはつるつるのところもありました。これ、トレイルも濡れているんだろうな。またトレイル走行したいけど…。