昨日調子が良かったSONY ミラーレス一眼 α6000 + SONY E 50mm F1.8 OSSを持ってSB公園に出かけることにしました。
行きがけに、Prophetを停めているラックの中に、アブラゼミが転がっていました。寿命が尽きたのでしょう。葬ってあげようと持ち上げたところ、「ブブーン」と激しく抵抗。
でも、余命が間もないのは間違いなさそう。
自宅マンションの植栽をつかませてみたら、葉を本能的にガシッとつかむものの、もう飛ぼうとはしませんでした。羽もボロボロ。一生懸命生きてきたのでしょう。
アブラゼミを休ませたまま、Prophet号でSB公園へ移動しました。
先週までは、望遠レンズで鳥さんも虫さんも撮っていて、とても便利ではあったのですが、昨日、今日のSONY ミラーレス一眼 α6000 + SONY E 50mm F1.8 OSSという組み合わせを試しています。もちろん、遠くは撮れないので虫さん専用となります。
冒頭のアブラゼミもそうですが、生きることの厳しさというか、残酷さというか、今日は特に感じました。この蝶は、羽が傷つき、右腕を失っています。
傷つきながらも天命を全うするために、一生懸命蜜を吸い、生きているのですね。
こちらは、羽は傷んでいるものの、前足があるので、また別の個体のようです。
さらに、この子は羽の外側が黒くなっている蝶。同じくヒョウモンチョウと思われます(※)。あまり羽も傷んでいないように見えます。全体的にここのヒョウモンチョウ、人なつっこいというか、逃げません。途中、小さな女の子とお母さんが来られたのですが、女の子ふたりが近づいても逃げません。
※ くわしく調べてみました。羽の外が黒いのはツマグロヒョウモンのメス、全体的にオレンジのほうはオスだそうです。なるほど。オスがメスを追っかけまくってたな〜。
もう最近、こういう蝶の性質が本当にかわいくてかわいくてたまりません。本当に暑くて大変だとは思うけど、この環境下で生き抜いて天寿を全うして欲しいと心から願うのです。
SONY ミラーレス一眼 α6000 + SONY E 50mm F1.8 OSSの組み合わせは、かなり驚く結果となりました。
SONY E 50mm F1.8 OSSはマクロレンズではないので、寄れる距離に限界があり、0.39mとなります。それでも…。
拡大すると非常に精細な画が撮れていました。顔の周りの毛とか、実はこんな感じなのかと改めて認識した次第です。
調べてみるとSONY E 50mm F1.8 OSSは0.39mまで寄れるようですが、例えばCanon 望遠ズームレンズ EF-S55-250mm F4-5.6 IS II APS-C対応は1.1mとなっています。やはり近くに寄れることは蝶ちゃんたちを撮る上で正義なのかな、と思ったりして、本当にマクロレンズが欲しくなってしまいました。まあ、拡大して楽しむのが目的ではないので、SONY E 50mm F1.8 OSSでも十分なのかもしれませんけど、追う少し大きく撮りたいときもあって。
トンボも来てくれていたのですけど、準備が間に合わなくてこんなショットに。もうちょっと焦点距離が長いとよかったかな。
寄れることが正義ならば、とふと思い立って使ってみたのがiPhone 6。
スローモーション動画なんかだと2cmくらいまで寄ってみたりしたのですけど、撮れていました。今回うまく編集できなかったので載せられないのですけど、iPhone 6はすごいな…と改めて感心しました。
かなり暗く写っているので少し露出を上げたりしましたが、拡大して見てもかなり精細な写真になっています。やはり寄れることは正義かな、と思いました。
同じくiPhone 6ですが、これは明るく撮れた一枚。
WordPress標準の編集でつぶれてしまっていますけど、リンク先の画像はかなり精細です。被写界深度が深いことも幸いしていると思いますが、蝶にはiPhone 6が最適なんじゃないかとも思ったり(苦笑。色合いとか立体感、背景のボケ方とかを見るとちょっと限界を感じますけどね。でもちょっとレトロ写真風な色合いもいいかな、と思ったりして。
この1ヶ月半、カメラで生き物を撮ることにはまってからですが、明らかに心の平安を保ちやすくなりました。ギリギリのところで仕事をしているとどうしても苛つきがちですが、彼らと付き合っている間はすべてを忘れて彼らを撮ることだけに集中していることに気づきます。暑さすら忘れて危ないと思うこともあるのですが…(苦笑。
今日も彼らにお礼を言って別れたわけですが、蝶々ポイントから20mほど離れたSB公園親水化領域の出口付近で振り返ってみると、羽が黒い方の蝶が付いてきていて、なんと私の頭の上を1周してから戻っていったのです。単にこの蝶の習性なのかもしれませんけど、なんか私の気持ちがこの子たちに伝わっている気がして、不思議な感動がありました。
また会おうね。
いつもの公園によると、武蔵野園さんはお休みのようでした。黒いアゲハチョウもいたのですが、こちらは警戒心が強いのか近くに来てくれなくて、本当に小さくしか撮れませんでした。なのでまたの機会にしたいと思います。
そのアゲハチョウの近くにいたのが…。
ミンミンゼミと思っていましたけど、なんかネットに公開されている写真と見比べると微妙に模様が違うような気がします。
鳴いてはいなかったし、これだけ近くに寄っても少しずつ左にずれていくだけで逃げなかったので、この個体ももう寿命が近いのかもしれません。
例に漏れず、今回も両腕を伸ばしてつま先立ちして撮っていますから、不安定なことと言ったら(苦笑。
以前、「世にも奇妙な物語」だったと思いますが、徳の足りなかった人間が高等生物には生まれ変われず、セミに生まれ変わって「気持ちイー」という話がありましたが、それもいいかな、とちょっと思った次第。うまく成虫になって天敵たちをかわすことが前提ですが、短い期間をあれだけ全力で鳴いて自己表現できるのですから。
今日はProphet号の写真を撮るのも忘れて、蝶に没頭していました。最後の最後に思い出しての1枚。蝶々に飽きるまでの間許してね。
…。
以前のブログで○○賞作家の方がインタビューを受けているシーンを目撃したと書きましたが、なるほど。「今夜くらべてみました」のロケだったんですね。到着直後メジャーが伸びたままおいてあったので、ここも工事が入るのかなあ、なんて思ったりしたのですが、理由も分かりました。自転車で通過したのでこのメジャーを踏んでしまいましたが、ゴメンナサイ…。
ところで…。
PHOTOHITOのサービスを使ってみました。WordPressとの相性も悪くなく、これは良さそうですね。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは〜。
いゃあ、困りますなぁ(笑)E-50mm F1.8、マジで凄い! じゃないか…と。
いゃ、それはさておき。良く飛翔シーン、押さえられていますよね〜。
マクロレンズは繰り出しが大きい(筒の移動距離が長い)ので、
意外と追い切れない場合があるんですが・・。
かえって(↑)だと、チャンスがモノに出来るのかもしれないですが…。
(同様の理由で、私も旧型50mm+クローズアップレンズで練習です)
ただ、さすがに視力や反射神経が優れていらっしゃるかと…(笑。
これ以上、見事なカットを撮られると困るので(苦笑)、マクロは先に伸ばしましょう!
sadaさん。こんにちは!
早速ありがとうございます!
E50-mm F1.8、低価格帯のレンズなんですよね。最初ボケばかり意識して開放付近でしか使わなかったので(苦笑、自転車とか子供のポートレート専用くらいに考えてました。
でも、D600から得た知識でもしかしたら使えるんじゃないかと試してみたら…。α6000で使うとハイブリッドAFのおかげで激速でピントが合うし、AFエリアが広いので、私が得意な日の丸写真がうまく避けられたりして(笑、めちゃくちゃいいな、と思っています。
増えたマウントをどうするかまだ決めきれていないから、マクロレンズは時期尚早かもしれません。
でも早くも…飽きてきた感が(爆。この蝶には会いに行きたいですけど…。