先週の日曜日、世界をターゲットにするアスリートのみなさんを取材してきました。SONY NEX-VG20/Bのデビュー戦です。今回、SONY α57 SLT-A57YとSONY α NEX-5RL/Bと合わせて、SONYのカメラ3台体制で撮影に望みました。カメラマンが足りないため、長男も駆り出して…と初の試みだらけです。
当初はリグセットにSONY NEX-VG20/Bを乗せてメインカメラとして使う予定でした。しかし、SONY NEX-VG20/Bはマイクがマットボックスに干渉し、搭載位置が結構後ろになってしまいます。マイクは外付けを用意したのですが、ノイズがひどくて使えず、結局搭載マイクを使用することになりました。
これでセッティングしてみたのはいいのですが、広角側でマットボックスが視界に入ってしまいます。SONY NEX-VG20/Bに搭載しているレンズはSONY 標準ズームレンズ E 18-55mm F3.5-5.6 OSS SEL1855で、結構短いレンズです。これで広角に設定すると、レンズとマットボックスの間の距離が大きくなりすぎるためですね。
というわけで、リグセットに組み合わせるのは、クラヴマガの取材のときと同様、SONY α57 SLT-A57Yをメインカメラとして使うことになりました。こちらは扱いが難しくなるので、私が担当。
また、今回は動きの大きいスポーツで、被写体への距離も近くから遠くまで、広い範囲になります。NEX-VG20の18-55mmでは近くの被写体はかなりよく撮れますが、遠くには寄れません。長男が使ったNEX-5Rは16ー50mmなのでなおさらきつい感じ。
自宅に帰って確認した限りでは、NEX-VG20の映像はなかなかキレイですね。レンズの手ぶれ補正も効いているようで映像も安定している感じです。
ただ、今回のような被写体だと、望遠側の処理がきついですね。NEX-VG20も性能を出し切れているとは言いがたいと思います。
そこで、今回NEX-VG20に本来組み合わされているレンズを導入することにしました。アマゾンのギフト券がきたのと、クレジットカードのポイントが使えたおかげです。
そのレンズとはSONY 高倍率ズームレンズ E 18-200mm F3.5-6.3 OSS SEL18200です。
SONY NEX-VG30Hに付属しているソニー E PZ 18-200mm F3.5-6.3 OSS※Eマウント用レンズ(ソニー ミラーレス一眼用) SELP18200も検討しました。こちらはパワーズームを搭載しており、スムースなズーミングが期待できるからですが、あまりにも高すぎる。
SEL18200で本来のSONY NEX-VG20H/Bと同じ構成になりますし、今回はこれでよし、としました。アクティブ手ぶれ補正機能のないSEL18200LEよりも安くなっていましたし、悪くはないと思います。
で、SEL18200を装着したNEX-VG20がこちらになります。
見た目のバランスもとれたように見えます。
これはなかなか素晴らしい姿ですね。
リグセットに装着できるかどうかは微妙ですが、普通の撮影なら花形フードもあるので、あまり気にする必要はないかもしれません。
まだ、撮影をためしていないのですが、ファインダーで覗いた感じは好感触です。ズームリングは少し重いですが、軽すぎるとレンズ自体の重さで伸びやすくなったりもするみたいです。
もう少し早く入手できていれば、SONY α57 SLT-A57Yのように迫力のある映像を撮れたかもしれません。まあ、次回の撮影でためしてみようと思っています。
さて、この日の映像はもう少ししたらexfit TVに公開されます。お楽しみに。