久々の富士見

行ってきましたよ。久々の富士見。

好天に恵まれました

好天に恵まれました

今年は時間が取れないだけでなく、体調も悪くて正直MTBで山や常設に行こうというモチベーションも低い状態が続いていました。でも、富士見にだけは行きたい気持ちがあって、ギリギリにはなりましたが、これてよかったと思います。長く落ち込んでいた体調も10月後半から徐々に上向きで、むしろピークに近い状態にある気がします。若干の不安要素は、昨日のタイヤ交換で左右の握力をかなり使い切ってしまったことでしょうか…?

空もこんなですよ。

空もこんなですよ。

富士見は昨年の7月以来で、Judge号も当然、そのときに走って以来の登場となります。その後すぐに骨折、その後体調不良と、富士見からずいぶん離れる結果となりました。

昨年は、購入後ほとんど手を入れていない状態でそれなりに速く走れたと思います。ですが、リアブレーキの効きが良くなく、またリアサスのコイルが柔らかすぎた印象がありました。そんな印象もあって、今回はリアサスのコイルを300lbsから400lbsに変更しています。ブレーキはリアホースを変更して、ブリーディングし直しました。

併せて今回はRock Shox Boxxer を2007年から2011年に変更しました。さらに、なによりタイヤがMichelin Wild Grip’r  2.6チューブレスに変更となっています。そして、今回は2009年以来のビンディングペダル。さて、このバイクはどんなバイクに変貌しているのでしょうか?

まず、コースに入る前のゴンドラ券売り場やゴンドラ入り口に移動してみた感じですが、タイヤが重く、太くなったわりには意外にコギの重さを感じませんでした。これは結構期待できるかな?

ただ、今回に関しては急だったこともあってか、その他の準備にミスが多かったのです。

まず、ゴーグルが見つかりませんでした。ですのでライドの前半は完全にゴーグルなし。そして、グラブを忘れてきていました。

ゴーグルは途中でTさんのを貸してもらって、助かりました。

Intense Tracer 2 & Cannondale Judge

Intense Tracer 2 & Cannondale Judge

TさんのTracer 2も富士見は今回初めてで、こういう高速コースで試してみたかったとのこと。

【1本目 Cコース】

整備の際、BOXXER 2011の動きが渋いような気がしていましたが、実際渋い感じで、フロント側の接地感をあまり感じませんでした。コンプレッション側とリバウンド側のダンパーを全開放にしてもそれぞれ少しずつ効いている感じで、シールのフリクションもありそうな感じです。リアも明らかに硬く、やはり撥ねる感じや浮いた感じがすることが多々ありました。

まあ、富士見に限らず今年は高速走行はほとんどしていないし、ゆっくり走りました。ビンディングは、クリート位置が母指球の位置、微妙に指側にある感じであり、フラットペダルのときより「つま先立ちになった」印象がありました。これで普段より足底筋や下腿三頭筋にちょっと負荷がかかりすぎたかもしれません。それ以外の問題はなく、足がペダルから外れにくくなることに起因する不安はほとんどありませんでした。

最終営業日まであと2日ということで、Bコース、Aコースに接する部分がかなりガレていて、昨年7月に走った時とはかなりコンディションが違いました。

やはりツルツルの後半部分は苦手。タイヤの空気圧が高すぎる?

ただ、昨年は1本走ってヘロヘロになったのに、今回は疲れていない感じがしました。

【2本目 Bコース】

BコースをJudge号で走るのは2007年以来じゃないかな? そのときひどく体力を消耗したので、その後はRansom, Prophet, Spicyと、AMバイクで走っていました。

今回、体力的な消耗は少なかった気がしますが、MサイズのJudgeはこのコースには持てあます感じがありました。コースも久々だったので、以前より段差が高くなったように感じられたり…。ただ、ビンディングペダルを使っていたことでバイクとの一体感があったのが救いでしたね。

ダメダメです。後半は工事中とのことで、Aコースと合流しますが、最後のほうに複数のジャンプができていて、気づかずに飛んでいました。なんとフロントサスは完全にフルストローク。サグリングが一番上までずれていたので、203mmフルに動いたのでしょうか。動きは渋いのですが、コイル自体は柔らかいですからね。しかし、後輪着地をしているにも関わらず、リアサスはまだかなり余裕を残しています。リアのコイル、300lbsでは柔らかすぎますが、それでも400lbsよりは乗りやすかったかな…? 間をとって350lbsを使うか、もしくは同じタイプのエアサスに換えてみる、とか。

現在のコイルは400 x 3.25

現在のコイルは400 x 3.25

Tさん、速すぎ。

【3本目 Aコース】

やはり、JudgeのようなダウンヒルバイクはAコースのようなコースのほうが性能を出せるようです。前後のサスペンション設定が今ひとつではあるのですが、広い高速レーンなどでは速度を出しても安定していました。ただ、2006年のJudgeには及ぶべくもありません。アレは走っていて不安な要素が全くなかったですからね。やはり、トータルパッケージで提供されている完成車の強みでしょうか。

あと、明らかにブレーキが心許ないです。特に昨年同様、リアブレーキが段々効かなくなっていくので、スピードを出すのが少しずつ心配になっていきます。Judge 2006で安心して高速走行できたのは信頼できるブレーキ、Magura Gustavが装着されていたことにもよるのかもしれませんね。現在私の2007に付いているのはHayes Stroker Rydeです。オイルが沸騰するのか、コースの後半で段々スピードコントロールが出来なくなっていきます。

このくらいになると、Tさんのスピードが信じられなくなってきます。tracer 2の性能も良くなっているのでしょうが、2010年の追っかけ動画と比べるとTさんの走りが明らかに変わっており、コーナリングのコース取りが進化して抜けるのが速くなっているように感じられます。インで素早く加重してアウトに入りつつ切り返す動作が加わっていますね。

ただ、本人は「このフロント周りだとちょっとオーバースピードかも」と感じる側面もあったようです。

【4本目 Cコース】

さすがに疲労が溜まってきました。Tさんの速さに、ついて行けない感が顕著になってきましたよ。私はいつも、4本目の途中で体力を使い切ってしまいますから。

【昼食】

で、昼食ですが、昼食前に4本走るなんて初めて。というか、私は走っても5本/日であり、ここ数回は4本/日ということが多かったのです。

【5本目 Bコース】

5本目はBコース。午前のライドで今ひとつだったのですが、午後もそんなに調子がいいとはいえない。グラブをしていないので、ハンドルからの衝撃も直接手のひらに食らっているので、前日のタイヤ交換の影響も加わってかなり手指周りがきつくなってきました。

途中、Tさんが後輪のパンク。Bコースの中盤、上級車向けのテクニカルレーンで相当飛ばしていたので、もう2.2サイズのRubber Queenでは耐えられなかったのかも。一応FRタイヤなんですけどね。

【6本目 Aコース】

6本目は私にとっては未知の領域。体力を残しているのは、もちろん体調がいいことが大きいのでしょうが、Judge号ということも良かったのでしょう。タイヤのエアを前後とも少し抜いたことで、より走りやすくなりました。

高速レーンでは、TさんがAM/トレイルバイクとは思えないスピードで下っていたのですが、後半のガレたダブルトラックでクラッシュ。今度は前輪がパンクしてしまいました。やはり、32 FOX FLOATだと、ちょっとオーバースピードかな…と思っていた最中のパンクだったようです。もう換えのチューブがないため、私だけ先に下りたのですが、Judge号のリアブレーキもかなり危険な水域に達してきました。併せて、フロントブレーキは沸騰しているような感じはないものの、効かない…。ロータにシリコンスプレーの飛沫が付いたりしたのか?

【7本目 Aコース】

Tさんが歩いて下りてくる間、私だけAコースを走ることにしました。Aコースにしたのは、速く下ってゴンドラの最終運行に間に合わせて、Tさんと交代しようと思ったためです。

しかし、7本目は私の判断ミスでした。この最後のライドの後半ではリアブレーキが全く効かなくなり、フロントブレーキもロータが滑る感じでした。結果、Jシリーズのスタート地点を下りたあたりでバイクを止められず、本日初めてのクラッシュ。プロテクターをしていない骨盤のあたりを打撲しました。ブレーキ効かなくて骨盤って、今年のセドリック・グラシア選手を思い出しますが私はまだスピードがそんなに乗っていなかったので彼のようなことにならずにすみました。

多分、私はブレーキのかけ過ぎなんだと思います。2006のように効かないから、怖いのでスピードを出したくない。なので、少し長めにかける。かけて段々オイルが沸騰する。スカスカになってきてなおさら効かなくて怖い、もっとかける…という悪循環だった気がします。

それに、最後のライドでさらに前後のエアを抜いたのですが、乗りやすくなった反面、ときどきタイヤが砕けるような感じがして、「ん? パンク」と心配になったりしました。でも、実際には全く問題なし。エア圧はもう少し研究が必要なようですが、タイヤそのものの性能は良かった気がしますよ。

とりあえず、最終ゴンドラ運航時間に間に合ったので、TさんにJudgeを使うか効いたのですが、さすがにお腹いっぱいだったようです…ということもありますが、転倒のダメージはかなりだったようで、左の拳がかなり腫れていました。私より20-30m先を走っていたので、相当なスピードで転倒したのかと思います。

…という感じで、初めて1日に7本走りました。Aコース3本なんて、初めてです。帰りのクルマの中で股関節周りの筋肉がすでに遅発性筋痛を起こしていて、これを書いている今は全身に及んでいます。特に、ふくらはぎ周辺の筋痛が結構強い感じがしますが、これはビンディングペダルによるものではないかと思います。次回はクリートの位置を母指球の、踵寄りに変更してみようかな、と思っています。

今回、ブランクがあったこともあったし、Tさんが見えなくなることがたびたびだったので、私も去年よりちょっと遅くなったかなあ、年齢には勝てないという現実があるのかなあ、などと思うところがありました。ただ、撮影した動画を見てみると、そんなに遅い感じがしないのです。自分が遅かったというより、Tさんのほうが進化して、速くなっていた可能性がありますよ。

やはり富士見はいいな。今年最初で最後の富士見となってしまいましたが、来て良かったです。Tさん、ありがとうございました。

来シーズンまでに、ブレーキとサス、見直します。

来シーズンまでに、ブレーキとサス、見直します。

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (4件)

  • こんばんは!富士見7本とは凄い、自分もそこまで走った事が無いので感心します。実は自分も今シーズンは1回しか富士見に行ってなくてその時は45rpmで初ハードテールでの走行でした。それでどうしても1回はジャッジで走りたくて11/29月に行こうと思ったのですが朝方まで大雨だったので泣く泣く断念しました。ジャッジですが自分もリアスプリングを350に交換していて試したかったのです。400では跳ねる感じで300だと底突きしてました。もう富士見もクローズなので来年また一緒に走りたいですね。でも、まだまだトレ-ルライド走りますよ!

  • ナカダ〜!さん。こんばんは!
    今回、昼食前に4本行ってしまったので、併せて7本になりました。時間的にはもう1本行けそうな感じでしたが、Aコースを中心に走れば結構本数稼げますね。
    45rpmで富士見に行った日記は読んでいましたが、改めてアレをHTで下るなんてすごいなと思います。Bとかは意外に面白かったりするのかもしれませんが、Aとかだと苦行になりそう…。

    > 400では跳ねる感じで300だと底突きしてました。
    おっ。自分も全く同じでした! 前回300だったんですが、底付きするので、ボトムアウトを締めて、コンプレッションを上げて走っていました。今回は400だったのですが、確かに前回と違って跳ねてました。
    自分も350にしようかと思っていますが、2006のMarzocchi Rocoが自分に合っていた気がするんですよね。もしかしたらフロントも。リア、エアサスのRocoに変えちゃおうかな…? フロントも888とか…?

    また、一緒に走りましょう! トレイルも合わせられたらいいな…。でも、ナカダ〜!さんのコース写真を見る限り、岩とか急斜面とか、自分にはちょっと難しそうな気がしますが(苦笑。

  • 是非、蓼科要屋ライド行きましょう!12月後半~1月中盤まではスノーライドもできますからかなり面白いですよ。>岩とか急斜面とか、自分にはちょっと難しそうな気がしますが(苦笑。
    確かに下見とコンディションを見てからじゃないとヤバイセクションもありますが基本富士見と違って速度が遅くトライアルチックなので何とかなりますよ。
    今月は11/19月にマイミクのキンゾウさんと行きます、もし時間が合えばご一緒しましょう。
    この時期は紅葉が終わり赤い落ち葉ザクザクの中走れて綺麗ですよ!!!

  • ナカダ〜!さん。こんばんは!
    11/19の平日は、今月一回平日休みを使ってしまったので難しくなったのですが、是非行ってみたいトレイルです。ナカダ〜!さんが行かれるとき、一回付いていきたいと思います。
    自分がクルマを運転できないので、行くときは誰かもうひとり誘って行こうかと思っています。
    > ヤバイセクション
    写真で見ると楽しそうに見えますが、現場に行ってみて「えーっ」てなるのが普通ですからね(笑。でも、しっかりスキルアップを図れそう。

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