トレイルラインのムービーばかり紹介してきたので、以前からあるコースのムービーも紹介しておきます。まずは、ビギナーズラインとShort DHコースのムービーから。
ビギナーラインとShort DHコースは、2年前に初めて来たときにもNさんと一緒に走りました。
Short DHは一緒に行ったNさんがCannondale Chase号では怖いというので、彼がProphet号、私がChase号に乗る形で数回練習したことを記憶しています。私はMTB初体験の日に富士見の4Xコースで大きな怪我をしたことがあって、そのときにひねった左足はまだ治らないのですが、実はまだそれがトラウマになっているのか、こういうバームだらけのふりふりなコースは未だに苦手です。テーブルトップが1箇所に2連続であるくらいなので、その時のように飛びすぎるということはないのでしょうが、相模湖のショートコースも結構斜度があって、スピードがつきすぎるのが怖いのです。今回はゆっくりと1回だけしか下りませんでしたが、きちんと練習して恐怖心を克服したいところです。
次はXCコース。
長い登りに備えて、サドルを思いきり高くした状態に設定していますが、フロントが160mm、67度ということであまり前傾にはなっていません。それにしても、Lapierre Spicy号はよく登るAMバイクだなと改めて思いました。登りのシングルトラックは斜度がある上に何カ所も斜めの根っこがあるから、そこで引っかかりそうになりながらもSpicy号の後輪はするっと抜けてくれました。といっても、体力がまだあった1周目だけで、2周目、3周目は根っこで足を着いてしまいましたが。Prophet号のときは、後輪がスリップして難しかったし、体力を消耗したので登りの途中で休まなければなりませんでしたが、Spicy号だと坂を登り切れましたね。もし、Rocky Mountain Vertex号だったらどうだったでしょうね…? フラットな登りは間違いなく最強ですが、私の技術では途中の根っこを超えることはできなかったと思います。
強い登りに入る際に、リアショックのFOX DHX Air 5.0のプロペダルをMaxがわに変更しました。これも登りにはよかったのだと思います。下りはサドルが高いこともあって若干速度を抑えましたが、プロペダルの設定はそんなに気にはならなかったです。FOXのプロペダルの仕組み、よく出来ていますね!
今回、サドルを思いきり上げた状態でのライドは初めて追っかけてもらいました。自分で初めて見て気になる点が一つ。
最初の頃、富士見とかの追っかけムービーを撮ってもらったとき、コーナーでリーンアウトで曲がる際、お尻がサドルの外側にずれずに、上半身だけが起きていることが気になっていました。また、コーナリング中の重心も高めであるように感じました。
私は普段は常にサドルは上げっぱなしで、下りのコースでしかサドルを下げません。なのでサドルが高い状態での曲がり方のクセがついていたのかもしれません。
それで、下りのコースではその後少しずつ意識して、バイクだけを倒して体重を真下にかけるような乗り方を心がけるようにしました。外脚の膝を折って、重心を下げるだけでもずいぶん安定しましたが、富士見の昨年11月のムービーを見てもまだまだな感じではあります。
今回サドルを上に上げた状態では、やはりお尻がサドル周辺に付いていったままで、上半身だけが起き上がる感じの乗り方になっています。サドルが邪魔でお尻を外にうまくずらせず、外脚に加重はするものの上半身だけを起こす形でリーンアウトのバランスをとっている感じですね。
サドルを上げた状態でも、うまくバイクだけを倒して体重は真下にかけられるような姿勢をとれるように練習したいと思います。そうしたら、XCコースの後半の下りとかはサドルを上げたままでももっと安心してコーナーに突入できるんじゃないかと思います。バームなら、真下というより、バームの面に向かって垂直な力をかけられるようにも練習したいところです。
サドルを上げた状態でのバイクコントロールを修正すれば、登りと下りが連続する里山なども楽しめるようになるかも。Spicy号くらいストロークがあれば、多少の段差はなんとかなるでしょうから。サドル高をリモートで調節できるシートポストを導入するのも手ですが、今度は車重が重くなりますね。
そして、ライド後に感じたことですが、「筋肉痛が全くありません」。
通常、私は下りのコースを何度も下りると、翌日は強い筋肉痛にさいなまれます。特に今回は約半年ぶりのコースライドということになるので、疲労が激しいだろうな、と予想していたのですが、意外でした。
多分これは、Lapierre Spicy号の快適さによるものだと思います。ショップの方が「一般の人にとってはレーシーというよりコンフォートかも」とおっしゃっていましたが、まさしくそんな感じのオールマウンテンバイクなのかもしれません。非常にお気に入りのバイクになってしまいました。
(…ハードテールに乗ろうとしたらとてもじゃないが、体が付いていかないだろうな…)