AVALANCHE G Downhill Marathon in WINGHILLS(1)

なんかスネが穴ポコだらけになっていますが、行ってきましたよ。岐阜県のウイングヒルズ白鳥リゾート。もちろん、表記のAVALANCHE G Downhill Marathonに参加するためです。

先週は仕事が立て込み、睡眠時間が取れないまま金曜日の早朝出発。

結婚したての頃の最寄り駅だった永福町駅。入り口が変わってきれいになっていました。

結婚したての頃の最寄り駅だった永福町駅。入り口が変わってきれいになっていました。

荷物はこれだけ

荷物はこれだけ

不況の影響を感じる

不況の影響を感じる

永福町駅から始発に乗って、先輩ライダーさんとの待ち合わせの駅まで向かいます。とても元気な人なので、岐阜までの7時間の道のりを一人の運転でこなされました。「全然平気だよ」って仰っていましたが、本当は大変だったと思います。ありがとうございました。

会場に到着し、まずはエントリーを行います。最前列は昨年30位までの人の優先ポジションになりますので、私たちは2列目以降を選択します。この2列目にちょうど2つの空きがあったので、先輩と私でこの列が埋まりました。

今回の参加は150名程度と聞きました。野沢の1/4程度の人数ですが、一斉スタートなのでやはりそれなりに迫力があるレースとなるでしょう。

さて、全く睡眠を取っていないので、常に「浮いているような」「ふわふわした」感じのコンディションだったのですが、まずは走らないと! 4回分の回数券を買って、まずは山頂へ向かいます。

ゴンドラの中

ゴンドラの中

1回目。前年度優勝の宮本選手がいらっしゃったので、一斉スタート地点までアプローチウェイを一緒に下りていったら、かなり急斜度のコンクリート路面が。XC用のMagura Martaではブレーキ制動が厳しく、そのまま石の河原のごとき林道に突っ込みました。バイクが不安定になり、いつ転倒するかとひやひやしました。サイコンのメータを見たら49.6km/hなんて出ていました。マジで怖かったです。

石の河原のような林道を少し行くとゲレンデの広場があり、ここが一斉スタートの舞台となります。

この場所から先輩ライダーのあとを追って下りてみたのですが、全くついて行けません。私にとってだけでなく、先輩ライダーさんにとっても初めてのコースなわけなのですが、彼は毎週里山に行ったり、定期レースに参戦されている方なので、最初から速いのです。

このとき一番最初に思ったのは「タイヤのチョイスミス」。KENDA NEVEGAL USTのままのほうが間違いなくよかったと思います。いや、もっというなら、ダウンヒル用のHigh Rollerくらいにすべきでした。前述の宮本選手のタイヤサイズは確認できませんでしたが、2.5inch? と思えるような太さでした。

あとはプロテクター類。石・岩だらけの高速コースを富士見のCコース+Ransomで走った時を大きく上回るスピードで抜けるというのに、アマチュアライダーの私がプロテクターなし(ヘルメット除く)、ではちょっとまずい気もしました。それに、プロテクターがあればもっと限界点は高くなるでしょう。次回はタイヤ、プロテクター、そしてシートポストの再考もしなければ。

2回目は先輩ライダーさんが宮本選手にお願いし、一緒に走っていただくことになりました。滅多にない機会です。ライン取りやコツなどを教えてくださるのですが、先輩は無難に付いていけるものの、私はダメダメ。残念ながら宮本選手の走りを直接目にする機会は少なかったのですが、要所要所で止まってのレクチャーは非常に勉強になりました。宮本選手は大変腰が低くて、丁寧で、大変感じのいい方です。プロ意識が高くて、一発でファンになりましたよ。

しかし、ここはかなりのハードコースだと思います。ゆっくり降りればさほどでもないのかもしれませんが、レースとして高速で走るとなると、怖いです。実際にはちょっと違っているかもしれませんが、記憶をたどってみますね。

一斉スタートに対応した広いゲレンデの一直線の下りコースから左カーブがあり、ここから右、左と蛇行するのですが、かなり大きな石が転がり岩が露出するセクションです。最後に右に大きく曲がったオフキャンバーはぼこぼこの穴ぼこだらけで大きな岩が露出しています。また柔らかい草が生えているので、穴や岩を確認するのが遅れ気味になりました。ここを抜けて左折するとシングルトラック区間へ。この終わりに上級者コースと迂回路に別れますが、ここで上級コースを選択すると、右側の激坂を下る形になります。私がいつも練習している神社裏くらいの斜度でしょうか。途中に踊り場があるような形でさらに左側に落っこちます。そのあと急な登り返しがあり、登り切ったら石のゲレンデを右側に高速で下っていきます。

ここを下って再びシングルトラックに入ります。ここにはツルツルのオフキャンバーがあるのですが、慣れるとさほど難しくありません。ここを抜けたあと、さらにオフキャンバーのスラロームがあるのですが、入って少しすると上級と迂回に別れます。

最初は上級を試しました。こちらはゲレンデではなくシングルトラックコースでかなり滑ります。富士見のBコースの下にあるセクションと似ている気がしました。こちらはショートカットができて登り返しがないものの、私の技能では、乗ることはできてもスピードが伸びないので、予選や本選ではゲレンデのスラロームを楽しめる迂回コースをチョイスしました。先輩は予選ではこちらを選択していました。

ゲレンデのスラロームは野沢温泉のコースにもありましたが、こちらはコーナー間の距離がより短かく設定されています。途中水切りもあったりしますが、爽快でした。ただ、スラローム感はすごくあるのですが、前走者を抜きにくいですね。スラロームを抜けると登り返しがあります。

登り返したあと大きく右にターンして、石の短い林道に入ります。ここで大きく左カーブをしてさらに右カーブの急斜面を降りたあと、上から下まで白いプチプチ(なんていうのでしょうか)が通ったゲレンデを横切ります。白いプチプチの手前のオフキャンバーは土が軟らかく、かなり漕がないと前に進みません。白いプチプチの上にはMTBが通れるように橋渡しがしてありますが、滑り止めの白いプチプチが規則正しく敷いてあってここがまた走りにくい。ここを超えると石の林道のような場所に戻りますが、左に曲がったあとに現れるのは壁のような登り。野沢を思い出しましたが、こちらは短いもののちょっと斜度があるように感じられます。ここを登り切ると、がくんと落ちる段差のあと細い道を通って林道らしい林道のほうへ抜けていきますが、私はこの細い道がちょっと苦手でした。ちょっと登り返しがあるのですが、ここがオフキャンバー気味で滑り落ちそうになるのです。

林道に達すると、そのまま上級者コースのシングルトラックに突入するか、左に迂回するかに別れます。最初は上級者コースを選択しましたが、左に曲がるように降りたあと、最初の上級者コースのような急斜面の下りがあります。最初のものより小さいのですが左に曲がるように2回ほどドロップするので、慣れない人には難しいかもしれません。より難しいと思ったのはここを降りたあと、ツルツルで濡れたオフキャンバーを右に大きく曲がるのですが、ここを登り返すように走らなければなりません。しかもその途中には斜めに走る根っこがあってなかなか超えられません。ここを超えてまた左カーブを下り、たぶん右に折れたくらいのところで迂回と合流します。

迂回のほうは、というと、林道脇の比較的走りやすいシングルトラックから大きな右カーブ、湿った根っこのシングルトラック、岩と太い根っこの障害物を超えて上級との合流地点で左折することになります。ここは先輩ライダーさんと何度も試して、私たちは迂回のほうが速く抜けられると感じたので予選と本選は迂回路をチョイスしました。

ここを抜けると丸太超えのセクション。着地が濡れているので、転倒者続出。私は当初丸太超えを避けていましたが、そうするとどうしても濡れ路面を蛇行してかなり遅くなるので、2日目以降は丸太超えでストレートに走るようにしました。ここまでのシングルトラックの出口は大きな濡れ岩が連続する、これはまたこれで転倒者続出のセクションでしたが、こういう場所、Lefty Maxはいいですよ。

このあと短い急斜面を降りたあと左に曲がる石の登り返し。登り切ると右に大きく曲がって非常に高速で走ることができる大きな林道に出ます。斜度が大きめの左カーブのあとは非常に高速になりますが、降りきったところに岩が露出していたり大きな石が転がっていたりでかなりスリリングです。ハンドルをまっすぐにしたまま抜けないと危ないと思います。ここは広いのでレースで人が団子になっていれば抜きどころとなるでしょうね。水切りをジャンプ台で高速に抜けて、左側へちょっとした登り返し。路面から石が多数露出する滑る路面ですが、林道から平地とつながる路面での勢いを活かせば上まで上れます。滑る森の中を右に大きく曲がったあと、左カーブして初めて舗装に出ます。ここを少し上ったあと、改めて森のシングルトラックに入りますが、ここの入り口は粘土質。右、左と曲がりますが、二つ目の曲がりには水切りがありますので、板が敷いてありました。レース中はこの板がずれていて、あまり意味がなかったような。

ここを降りるとこんどはぐちゃぐちゃな感じのシングルトラック。右に曲がったあとは少し登りの里山のような感じのシングルトラックでしたがここは得意でした。最後にここを左に大きく曲がったあと、右に曲がるところがドロップオフになっています。降りたところが砂利なのでバランスを崩す人が多かったように思います。ここから舗装路で直前に走ったシングルトラックの区間を折り返すような感じになります。そして、温泉施設の駐車場に入り、左カーブのあといきなり右カーブで急斜面に入ります。こういったカーブが設定してあるのでいきなり現れる急斜面はかなりスリリングです。ここはバンビーノとかどうしたのかな? いくらなんでも舗装で迂回させたと思うんですけど、降りきったところも舗装された駐車場なので失敗すると硬い路面に叩きつけられますよ?

このあと駐車場を横切り、またシングルトラックに入って行きます。森の脇の道を2段階で下ってそのあと森の中に入りますが、ここは根っこに穴ぼこが凄い。ここはウェットではなくマッドセクションで、2日目以降は深い水たまりになっていました。一番苦手だった場所ですね。

ここを抜けると最後のゲレンデ。右・左・右と曲がったあとジャンプ台を超えて林道を横切りまた、左右のゲレンデスラロームが続きますが、ここは滑りやすい土と石が露出しているので、上の方にあった草のセクションより(私には)難しいです。最後は大きな左カーブからゴールまで長い直線を一直線に下ります。

私のサイクロコンピュータではトータルで5kmくらいのようでしたが、公式には4km強くらいのコースでしょうか。私は迂回を2つ選択していますので、少し長いのかもしれません。距離が短い分は野沢より楽なのかもしれませんが、コース自体はこちらのほうが難易度が高いと私は感じました。また高速区間も複数あって、しかもその区間は石や岩だらけなので、Mibro + 私の技能ではちょっと力不足に感じます。もちろん、HTやXCバイクで走っている方もいらっしゃるので、技術がある方には当てはまらないのかもしれませんが。

この日は3回目くらいでようやくからだが慣れてきて、細めのトレイルタイヤ、IRC Mibro for Marathon 2.25 Tubelessの扱いも分かってきました。ところどころで離されますけど、先輩になんとかついて行けるようになりました。

4本目を走ろう…と思ったらちょうどシャッターが降りてしまいました。一枚回数券が余ってしまいましたが、これは最終日に消化することにします。

ホテル ヴィラ ウイング

ホテル ヴィラ ウイング

宿泊はスキー場脇にあるホテルヴィラウイング。窓の立て付けが悪いのか、窓 or 網戸が完全に閉まらず、虫さんが入ってきてしまうのですが、涼しくて快適でしたね。

このホテルのバイキングで夕食を摂っていたらいきなり雷雨が! 集中豪雨になりました。これで翌日はウェットコンディション確実な感じになりました。

(つづく)

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