Lefty Max ニードルベアリングのリセット

現在所有しているLefty Maxのうち、先日Rize号の130 TPC+のキャップを開けてみましたが、マイグレーションの形跡は見られませんでした。マイグレーションとは、使用を重ねるたびに中のニードルベアリングがずれていく現象で、これが進むとLeftyフォークが想定されたフォーク長まで伸びなくなります。その結果、フォークには常に余計なプリロードがかかったような状態になり、ストローク量も減少し、Lefty本来の性能が発揮できません。これは仕様であり、メンテナンスに手間がかかる反面、フォークに側方からの力がかかった状態でもスムースにストロークできるような利点もあります。これはHeadshok Fattyも同じです。後者の場合はこれらがヘッドチューブの中に格納されるのでより安定しているかもしれません。

この動画に登場するお兄さんが体重をかけた状態で、Leftyがたわんでいる状況下でもスムースにストロークしているのがわかります。

さて、Lefty Max TPC+のほうは説明書を読む限り、ニードルベアリングをリセットするのは難しいかもしれませんが、Lefty Max SPV+についてはそう難しくありません。

Cannondale Prophet号に装着したLefty Max 140 Carbon SPV+については、8月にオーバーホールを終えてから全くニードルベアリングのリセットを行っていませんでした。もう結構な距離を走っていますし、間に里山のライドも挟んでいます。そろそろ中を見てみたくなりました。

その結果、起こっていると思われるマイグレーションは10mm程度にしか過ぎませんでした。オーバーホール前は、里山や常設コースで乗らない範囲でも、1-2ヶ月で30-40mm程度マイグレーションしていましたので、以前よりは起こりにくくなっていることが想定されます。これまでの経験から、マイグレーションは使用期間が長くなるほど起こりやすくなるのかもしれません。1年に1回程度、きちんとオーバーホールに出せば、ユーザ側でのメンテナンス機会は少なくなるような気がします。もちろん、毎週末里山や林道、常設コースに行くような人の場合はその限りではないですけど…。

今日は仕事の合間をぬって、ニードルベアリングをリセットしたLefty Max 140 Carbon SPV Evolveで出かけることにしました。現在Chase号の復活とRize号のブラッシュアップを狙っているんですが、結局ここのところ乗っているのはProphet号ばかりです。果たしてこんなに複数台のバイクが必要なのかどうか、また矛盾を感じます。

Cannondale Prophet号

Cannondale Prophet号

今日はCanon IXY Digital 50を持って行きましたので、先日iPhoneで撮影したものよりキレイに撮影できていると思います。

それにしても今日のProphet号は良かったです。10mmの差でもニードルベアリングのリセット効果は大きいのではないかと思いました。

怪我をして以来避けていた崖状の部分もサドルを低くして久々に試しましたが、問題なしです。

崖状の急斜面

崖状の急斜面

あまりテクニックが要らない、勇気だけが必要な感じの場所はそろそろ復帰しても良さそうな感じがしました。

Leftyの状況を試すために一定の段差が連続する階段も駆け下りてみました。

階段

階段

リバウンドの速さも適切なのでしょうか、ここも気持ちよく下りられて腕にも来ません。この設定であれば、富士見Cコースの終盤の段々になった場所とかも比較的楽に抜けられそうです。昨年Cコースを走った時はリバウンドダンパーが壊れた状態でしたので、100%の跳ね返りで散々でしたからね。

リアもSPV+の最強と再弱を試しましたが、両方共にスムースでした。でも、やはり再弱のほうが微妙ですけど、明らかに引っかかり感が少なくなります。

神社周辺

神社周辺

ここのところサドルが結構前上がりになっています。急斜面を下りるときには多少高くした状態でもパンツにサドルが引っかからず、バイクを扱いやすくはなるのですが、普段平地を走るときにはちょっと違和感がありますね。そこでちょっとだけサドルの角度を調整。

2ステップ分前上がり

調整前。2ステップ分前上がり

調整後。1ステップ分前上がり。

調整後。1ステップ分前上がり。

若干前上がりではありますが、平地でのコギでの違和感がずいぶん減りました。

今日は神社周辺をうろうろしていましたが、今までしっかり読んでいなかった案内を読んでみると…。

大宮遺跡

大宮遺跡

うーん。対岸の松ノ木遺跡が住居跡なのに対し、こちらがわは弥生時代の墳墓遺跡のようですね。年初に怪我が続いたのは神聖な場所での無茶な走りへの戒めだったのかもしれません。これからも地面を荒らしたり、植物を傷つけたりしないよう、注意して走るように心がけます。

今日、出先でちょっと気になったのが自分の精神状態。崖の上に立って、じっとしていると、突然になんか言いようのない不安感を感じたりします。あまり理由のない不安感で、切なさを強力にした感じ。昨年5-8月に仕事を頑張りすぎて、生活のリズムがずいぶん崩れてしまい、今もそれを引きずっているのですが、あまりいい感じがしません。

まあ、理由がないわけではないかもしれませんね。昨日、両親が7歳の我が子に手をかけるという、とんでもないニュースを目にして、大人である私たちの無力さやむなしさを痛感してしまったことがあるのかも。この種のニュースを見ると、毎回私は気分が落ち込み、それがボディブローのように蓄積していくのです。

その子の友達が、「いつもその子が外で元気で遊んでいたのに、もう会えないのが寂しい」と言っているのを見て、非常に気分が落ち込みました。7歳というと私の次男より1歳年下なので、よくそこら辺で見かけるお子さんの姿がかぶってしまって仕方がない。

本来守ってもらうべき両親に、食事が遅いという理由だけで命を奪われてしまった。どうか天国で、平和を見つけられるように、切に願います。この子の犠牲に報いるためには、自分の子供たちをしっかり育て上げることが私の責任だと思います。

実は、そんなことがあって、今日はもうすぐ帰ろうとしましたが、一回離れたあと戻ってきて、低速でのコントロールが必要な場所を危険のない範囲で何回も下りているうちに、気分が晴れてきました。抑うつ状態までは運動療法が有効といいますが、今日の練習に関しては、おそらく実現したいことに意識が集中し、雑念が消えたことが幸いしたと思います。

MTBに助けられているのかも

MTBに助けられているのかも

気分が落ち込んだときにMTBに乗って、少しでも元気を取り戻せているということで、私はずいぶんMTBに助けられているのかもしれませんね。

自宅に戻って、これを書きながら思ったのですが、最近ちょっとコーヒーを飲み過ぎているかも。以前、コーヒーを大量に飲み過ぎてもっとひどい不安状態になったことがありました。このときは全く理由がない不安でした。なにが不安なのかも分からない状況で。コーヒーをやめたり、減らしたりしたら起こらなくなったので、おそらくひとつの原因だったと思われます(このような事例は多数報告があるんですね)。反面、私の妻のように、コーヒーをいくら飲んでも平気な人もいますので、別にコーヒーが悪、というわけではありませんが。

しばらくコーヒーは控えてみることにします。

単純にProphetを褒め称えるエントリにしたかったのに、なんか変な書き込みになってしまいました(苦笑)。

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんばんはーです

    cannondaleお兄さん・・なんども股間のまえでピストン運動を強調しなくてイイのに (*ノωノ)きゃあきゃあ!
    (うわーなにをするー)

    やっぱし Scalpel号もカッコいいですね、入門モデルでもプライスが「ぎょえー!」なので出回っている
    台数は少ないですがレーシーな佇まいはステキです、それに Jekyll号から Prophet/Rush/Rize号なども
    ネーミングのカッコよさが羨ましいデス、なんだか Killer Vや Delta Vはまだしも「スーパーV!」って
    なんとなく「( ゚∀゚) スーパーぶい!」って喜んでいるような雰囲気の感じなので、いつも赤面します(恥

  • 赤が好きさん。こんばんは。

    > 股間のまえでピストン運動
    ぎゃははは! いや、実は私も動画で爆笑です!

    > スーパーV!
    いやあ。すべてのVシリーズを超えたからスーパーなんでしょう。きっと。
    都内を走っていると実車をよく見かけますが(スイングアームがカーボンの黄色いバイクも、新宿通りでよく見かけます)、やっぱり名車ですよ!
    山手通りのおしゃれなお店の前に止まっていたSVもいつも気になっていましたよ。Prophet号を遙かにしのぐダウンチューブの太さに、いつも「負けたっ!」って思ってました。
    スイングアームがカーボンのものを見かけると、そこでも負けた、と思ってしまいます。

    Scalpelもかっこいいですねー。フルサス/ソフトテールで9.2kgとは…。
    非常にレーシーですね。

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