開発元のトリニティワークス殿からのメールで、以前紹介させていただいた「商用初のOS X用親指シフトドライバ」が販売開始になったことを知りました。
現在現役で販売されているUSBタイプの親指シフトキーボード、FKB8579-661EV専用のドライバになっています。
製品名も「NicolaK」ときちんと名付けられています。
24,000円とのことですが、受注生産であることを考えれば私は決して高くないと思っています。
私も購入を検討したのですが、
- これまで専用キーボードをそれにほとんど近い仕様で使ってきた私にとっては「かな配列」以外の部分があまりにも違いすぎて、日本語と英語の切り替えや後退などで環境を切り換えるたびにとまどいが予想されること。
- とりあえず、KB611用に制作していただいたドライバが問題なく動作していること。
- このKB611が専用キーボードとして優秀で、WindowsとMacの間で違和感なく使えること。
などの理由から、今のところ見送っています。
しかし、基本的にこの24,000円は個別カスタマイズ込み(2回の変更まで)ということのようですから、KB611と同様の機能が実現可能であれば、試してみたい気持ちもあります。ただ、KB611のようにCapsLockキーで英数に切り換えたり、英数の状態から親指左の打鍵でIMを起動するなどの設定は標準のカスタマイズ項目に入っていないので、有料になるか、断られてしまう可能性が高いですね。
ただ、このドライバには魅力的な部分もあり、親指キーの同時押しで後退になったりもするようです。さらに標準のことえりでは『』を刻印どおり入力できるようです。Rboard Pro for Macでも実現できなかったのに。何より、NicolaKがFKB8579-661EVのOS Xでの動作も正式にサポートしたのが非常に大きいですね。OS XにおけるFKB8579-661EV、つまり専用親指シフトキーボードの活用手段の「確実な」選択肢を与えてくださったトリニティワークス様には感謝の意を表したいと思います。
私の自宅には全く使っていないFKB8579-661(EVより前のバージョン)が2つありますが、いつかこれが活きる日がくるかもしれません。