達人〈第1巻〉武の極意を目指し、歩み続ける者たちへ (単行本)

達人 第一巻

達人〈第1巻〉武の極意を目指し、歩み続ける者たちへ (BUDO‐RA BOOKS)

この「達人」シリーズ。最新刊が出るたびに購入しています。
実は私がこの「達人」シリーズに期待しているのは、実はブルース・リーに関する新しい資料が出てこないか、ということ。しかし、第4巻までには彼本人は登場しません。
しかし、彼に非常に縁の深い武術家で、一番弟子とされているダン・イノサント先生が紹介されています。イノサント先生は数多くの武術を深く修行されている方なのですが、今回この書籍でたくさんの写真が資料的に公開されたことにより、「やはりすごい雲の上の先生なのだ」と改めて認識しました。
実は1994年(だったかな?)のブルース・リーの誕生日ごろに来日されたことがあり、2日間開かれた講習会に参加させていただいたことがあります。私が強烈に記憶しているのは、先生のナイフの技術ですね。私たちが持っているナイフ(模擬刀)を頬とか脇腹などに当ててあっと言う間に取り上げ、逆につきつけてくるのです。一瞬のことで、最初は何をされているのかさっぱりわかりませんでした。かといって先生の解説されるとおり、ゆっくりとやってみても先生と同じようにナイフを取り上げることはできません。先生はゆっくり動かそうと早く動かそうと、関係なくスムースにナイフを取り上げてしまいます。
もう一つ印象に残っているのはイノサント先生と弟子の中村頼永先生のOne Hand Sticky Hand(単黐手)ですね。この講習会で私は私が過去に所属した詠春拳スクールの現役の生徒さんと組んで練習したのですが、イノサント先生と中村先生の行うデモンストレーションはスムースではあったのですけど、詠春拳のものとはちょっと違っていました。

付属のDVDはまだ見ていないのですが、今度見てレビューしようかと思います。

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