昨日より取りかかっているマウンテンバイク”JEEP TOLEDO”のメンテナンス。
結局ママチャリ的ハブを分解し、中のベアリングを洗浄、グリスアップし、元に戻した。ハブスパナもなく、ホームセンタ的レンチを組み合わせてはずしたので大変だった…。
しかし、結果は変わらず。回転時にゴロゴロと引っかかる。
かといってこのままでは月末に人に貸せないので、とりあえずタイヤ・チューブを交換することにした。今まで付いていたタイヤはゴムが固い、安価なタイプのもの。チューブもバルブが英式の、日本のママチャリによく見られるものだった。これを前後とも、ナショナルのチューブ(米式バルブ)に変更し、タイヤは TIOGA FACTORY EXTREME XCの2.1インチに交換した。
後輪の作業をするとき、手持ちの工具でははずせないことを確認。前輪は16mmのレンチでもはずせたが、実際にはこのボルトは15mmだったため、ホームセンター工具では空回りしてしまうのだ。仕方なく、ボルトを痛める前に阿佐ヶ谷の自転車屋まで行って、自転車の工具セットを購入してきた。
後輪をはずし、ハブを確認してみると、こちらは全く問題なくスムース。前輪だけ傷んでしまっているようである。ただ、前輪も車体に組み付けて回してみるとそんなに全く引っかかる感じはしないので(実際には中でゴロゴロいっているはずだが)、短期間で壊れてしまうことはないだろう。
最後に、最近ブレーキが渋くなっていたので、前後ともワイヤーを交換することにした。私は、ロードバイクのBianchi ML3も、MTBのCannondale Jekyll 500も左前ブレーキ、右後ろブレーキで統一しているので、ルック車JEEPも同じように付け替えることにした。
ロードバイクを購入するときに相談した友人のKさんが、「ブレーキのインナーワイヤーに、ドライタイプ(WAXタイプ)のルーブ(潤滑剤)を塗っておくとスムースになるらしいよ」と言っていたので、通常のグリスの代わりに使ってみた。これが功を奏したのか、ブレーキの引きはかなりスムースになったのだ。ただ、ブレーキシュー(ブレーキパッド。ホイールのリムに当たる部分)が劣化しているようで、こちらも交換すればよかった。今度入手してこよう。
あまり慣れない作業で苦労をしたものの、夜中までかかってようやく完成。
ゆっくりと試走してみたが、ルック車とは思えない位スムースに走るではないか。前後サスペンションが安価な製品なので、タイヤを太めにしてよかったかもしれない。フロントサスペンションにはRST MONROEがついているが、トラベル量が多分50mmにも満たない。オークションをみると同じメーカのもう少しいい80mmトラベルの製品が出ている。交換したらもう少しよく走るのだろうか? ブレーキの効きが今ひとつなので、ブレーキシューを交換したほうがいいだろう。
とりあえず、タイヤ・チューブ交換とワイヤーだけで9,000円くらいの費用がかかっている。私がJEEPを購入した価格の1/4を超える費用だ。ということはもともとJEEPに付いてきたパーツは結構グレードが低いと考えられ、より高いグレードのパーツに交換したことで具合が良くなったのだろう(タイヤなど、店頭で一番安価なものを選んだのだが、それでも全く乗り心地が異なる)。
ここまで「JEEPなのに町乗り専用」というニュアンスで書いてきた JEEPだが、インターネットでJEEP MTBの情報を検索してみると、海外ではもっと本格的な仕様のJEEP MTBが売られているらしいことが分かった。今まで興味がなかったので調べることはなかったのだが。
さて、ショップメンテナンスで後ろブレーキの効きが悪くなったもう一台のMTB、Jekyllだが、新しいブレーキシューを購入してきたので早速交換してみた。はずすのは比較的簡単だったが、新しいシューをセットするのが大変。実はまだ完全にははまっていないが、その状態で試乗してみた。
でも、やっぱり後輪は効かない。
何か別の原因がありそうだ。