試行錯誤

 大幅なパーツ交換でよみがえったCannondale Prophet 1000 (2005)ですが、今日H師匠に会う機会があったので、ちょっと見てもらいました。
 師匠の指摘があったのは、ハンドルの長さ。今回は、680mm -> 630mmに変わっているのですが、体格的に見て、ちょっと短すぎるのではないか、とのことでした。師匠の見立てでは650mmくらいではないかと。よく類書では「腕立て伏せを自然に行える幅」という記述がありますが、私の場合は肩関節にトルクをかける腕立て伏せが最も楽なのですが、これだと680mmでも不十分になってしまいますね。師匠は、「結局は体を自然に支えられる幅のことを指している」と教えてくれました。
 私個人は狭いところなどを走ったときにじゃまにならない630mmサイズは結構気に入っていたのですが、肝心の舗装されていない公園の場所を走ってみて師匠の指摘が正しかったことに気づきました。特に、不安定な場所を走ったときに以前のセッティングよりかなり不安を感じること、そして思ったより肘にトルクがかかっていて、里山などを長時間走ったら今までより腕に負担をかける原因になってしまうのではないか、ということです。

 理論的にはには、自然なライディングポジションをとったときに、手首と肘は同じ軸の上に乗っていなければならないはずですが、そうすると師匠の指摘した650mm-660mm程度が望ましい長さであるように感じられます。
 いざというときは、左右1cmくらいずつはみ出して握ってみることにしましょう。
 RANSOMのハンドル交換時には650-660mmを目安にします。

早速Prophetに乗ってみましたが

 快適になったCannondale Prophet 1000 (2005)ですが、早速雷雨に当たってしまいました。
 私が新車を買ったり、きれいにメンテナンスしたり、なんか変わったことをするとなぜか雨にやられる…。Prophetを買って入荷して持ち帰るときも雨が降ったし、きれいにメンテナンスした直後のBianchi ML3もRANSOMも、みんなやられました。
 それだけならいいのですが、雨が激化して坂道を下っているときに滑り止めの上で前輪が滑って転倒しました。なんで歩道はあんなに滑りやすいものを平気で設置しているのか…。ブレーキかけたりハンドル切ったりしていないのに、まっすぐ走っているだけで前輪が滑り始めるんですよ。それで、新しくしたばかりのグリップは見事に削れました。
 そういえば今朝は後ろからいきなり怒鳴り声をあげる完全装備のロードバイカーに抜かれました。傍若無人なタクシーに対する罵声だったのですが、最初自分が言われたのかと思って緊張しました。多分私より年上だろうな。気持ちはわかりますけど、自転車にきちんと乗っていると思われる人があれだけ乱れた態度をとると、周囲の人の印象が悪くなります。お互い気をつけなければいけないですね。

予定通りバイク大改修

 まず午前中は、長男のGARY FISHER MARLIN (2003)のメンテナンスから取りかかりました。
 子供のことだけあって、購入以来ほとんど放置状態です。
 まず、汚れとちょい錆びが混ざったチェーンをチェーンクリーナーできれいにさせました。さらに、各部品に注油をしましたが、2年もほとんどメンテナンスなしによく動いていたものです。
 併せて、彼にもアップグレードの楽しみを与えてあげるべきだと考え、以前私が乗っていたJekyll付属のTEKTROのVブレーキ(2003年型?)に変更しました。さらに、後輪にはShimanoのカーボン製ブレーキブースターをとりつけてみたのです。
 最後にバイク全体にワックスをかけて完了。見違えるバイクになりました。本人も乗ってみて、ブレーキの効きはもちろん、ペダルの軽さや変速の軽さに驚いていました。ハンドルグリップも新しくなり、壊れたフロントランプも交換してリフレッシュです。
 ただ、後輪のリムにかなりのぶれがありました。これは私では矯正しきれなかったので、自転車店に持ち込む必要がありそうです。

GARY FISHER MARLIN 磨き中

 午後は私のバイクをリニューアル & メンテナンスです。
 ハンドル、シフター、リアディレーラー、クランク、スイングアームのピボット、すべて分解しました。
 クランクの取り外しは大変でした。以前、あまりにもゆるむので、私が全身の体重をかけて締めてしまったためです。その後、チェーンリングもアウターとセンターはOKでしたが、インナーが固かった。センターとアウターはかなり歯が減っていました。これを新品に変更しました。

RACEFACEのチェーンリング

 併せて、スイングアームのピボットを外してみたのですが、意外にこれがあっさりと外れてしまいびっくりです。ここもグリスアップ。
 BBの取り外しはしませんでしたが、できる範囲でグリスアップし、クランクを再度取り付けました。

リア・スイングアームのピボット

 FSAのカーボンハンドルは170g弱しかないようで、とても軽い。

FSAのライザーバーと新しいシフター

 ここにいったんシフターを取り付け、リアディレーラーまでワイヤーでつないでみたのですが、なんとXTRシフターに標準で付いてきたアウターの長さが足りない! しかたなく、SRAMで使用していたアウターを再投入することにしました。しかし、SRAM X-9とShimano XTRではアウターの受け口の角度が異なり、極端に折れ曲がってしまうのです。これは、ケーブルの買い直しが必要になりました。
 このとき、SRAM X-9 リアディレーラーの変速が極端に重い理由がわかりました。リアのスイングアームに格納する形になっているアウターケーブルの中に、かなりの「ゴミ」が詰まっていたのです。アウターケーブルとインナーケーブルの間の摩擦によって生まれたものなのか、あるいは度重なる走行で進入してしまったものなのか? これではいくら注油を繰りかえしても軽くなるはずがありません。実際、シフターのX-7だけで動かしても、とても軽くて問題はありません。ただ、フロントは特にアウターには問題がなく、ストロークが長くて固いのはSRAMの仕様なのかもしれません。SRAMのシフター + Shimanoのフロントという組み合わせの特徴かもしれませんので、なんともいえませんが。

 その後、阿佐ヶ谷のフレンド商会にアウターケーブルを調達にいきました。Shimano の一般グレードのものにもXTRグレードのものにも、最長600mmのアウターケーブルしかないのがわかったのです。そこで、急遽PRE-LUBEという銀色の目立つワイヤーを入手しました。

 そしてすべてのアウターをこれに交換したのですが、XTRのインナーはそのまま使うつもりでした。しかし、フロント側はOKでもリアが長さが足りなくなってしまいました。アウターを長くしたのだから、それは当然でしょうね。余裕を持ってワイヤーを残していたのですが、それでも足りなかった。しかたなく、PRE-LUBEに付いてきたインナーを使うことにしました。

XTR リアディレーラー

 その結果ですが、もうXTRのシフト感は今までになく快適です。特にフロント側はDeore LXをそのまま使っていて、もう少し調整が必要なのですが、リアはもうバシバシ決まります。しかも、シフティングは非常に軽い! RANSOMのDeore LX シフター + Deore XTリアディレーラーのシフトも軽いと思っていましたが、XTRはその比ではありません。

 また、ハンドルがカーボンになり、シフターがXTRになったせいなのか、ハンドルが680mm → 630mmと短くなった製なのか、やたら軽くて快適でした。今回、レフティのステアリングコラムの中に、Lefty専用の工具セットを入れてみたのですが、それでも軽い。
 これで、このあとLefty Max 140 Carbon SPV Evolveに換装したら、どんな乗り味になるのでしょう?

ステアリングコラムの中に工具セットを格納

 また、チェーンとチェーンリングのおかげで、すごく安定したペダリングができました。本来、これが当たり前なのでしょう。チェーンリングが摩耗し、チェーンが伸びている状態ではまるっきり不調になるのだ、ということが身にしみました。

 MTBについて、私は今まで完成車で購入してタイヤを交換する以外はそのまま乗り続けるばかりでした。しかし、師匠から、フレーム組やパーツの交換の魅力を教えてもらい、RANSOMのフォーク交換で完全にはまってしまいました。フォークを交換するだけで、まるで「新車」を買ったような気分ですから。
 Prophetは8000km走って、メンテナンスが必要になった機会、子供の自由研究の題材として思い切って一気にパーツ交換を行いましたが、これはこれで全く新車に乗っている気分です。ただ、ポジションは慣れているから不自然さがない。パーツ単位なら自分の好きなものだけを選べるし、好きなように組み合わせることができます。その結果、走りや操作感が変わるとなれば、費用対効果がとても大きいと思えますね。

 このあと、フォークの交換が控えていますので、本当に楽しみです。

新生 Prophet 左側面

新生 Prophet 右側面

今日は1日かけてProphetを大改修します

 G. DH Marathon Nozawa 2007も大盛況のうちに無事終了したようです。参加者の皆様、お疲れ様でした。来年は私も出場目指して頑張りたいと思います。安達選手はRene選手を10秒差まで追い詰めた模様です。これはまた来年以降が楽しみですね。

 さて、明日は長男の「自由研究」も兼ねて、Cannondale Prophet 1000 (2005) を大改修したいと思います。もちろん、長男の自転車もきちんとメンテナンスしますけど。
 Prophetはこの2年間以上、単純計算で8000km程度乗っているので、さまざまな不調が現れてきています。いろいろと調べてみると、思ったよりあちこちが傷んでいますね。とりあえず、次のようなことをしたいと目指しています。

【外側のチェーンリングからチェーンが落ちやすい】

  • 外側のチェーンリングを使っていると、すぐに真ん中のチェーンリングに落ちるようになってきて、段々ひどくなってきています。多分、チェーンが伸びてきていることと、チェーンリングの刃がだいぶすり切れていることが原因の一つだと思います。
  • 今回、チェーンはXTRグレードの新品に変更します。チェーンリングはRACEFACEのものを入手したので、取り替えます。

【SRAM X-7シフターの操作感が極端に重い】

  • 購入当初から「重い」「ストローク長め?」という印象があったのですが、最近は極端に重くなってきました。
  • シフトワイヤーは定期的に注油しているのですけど、変わりません。ワイヤーを交換するだけにしようかと思ったのですが、私はJekyllやRANSOMに付いているShimano製が好きなので、今回思い切ってShimanoに変更します。
  • 前後シフターおよびリアディレーラーをShimano XTRに変更することにしました。

【ハンドルとグリップの変更】

  • ハンドルは度重なる転倒でサイドがすり減っているし、振動吸収性に優れているというカーボンハンドルに興味があったので、FSA製のカーボンライザーバーに変更します。グリップは安価なものを選択しました。
  • シフターも変更するので、ちょうどいい機会だと思っています。

【ブレーキローターの変更】

  • リア側のブレーキローターが極端にすり減って薄くなっているので、変更します。

【状況によっては】

  • リアスイングアームとフレームの間にあるピボットを分解してグリスアップしてみたい。
  • 可能なら、クランクとBBを抜いてみたい。

【その後の作業】

  • Lefty Max 140 Carbon SPV Evolve用のステアリングコラムが届いたら、換装してみます。無理そうなら、Prophetの購入店に持ち込みます。
  • ブレーキオイルも購入以来変えていないので、いい加減なんとかしなければならないのですが、これはちょっと私は自信がありません。購入店にお願いする予定です。

 こんな感じです。ライザーバーのカーボン化は、RANSOMのほうでも行いたいのですが、こちらは急ぎではないのでより安価に入手できるオークションを使おうかと思っています。
 今回、自由研究に間に合わせようと、全部品を近くの自転車店、新宿の専門店で購入しましたが、XTRについてはその後立ち寄ったビックカメラで結構安く売っていました。ちょっと失敗。

今年もあのイベントが

 2005年の第1回大会に参加し、2006年には家庭の事情でエントリーしながらDNSとなってしまったあのイベント、G DH Marathon Nozawa が今年も開催されています。今年は、子供のサッカーイベントがあり、妻はチーム代表でしかもホスト校となることが最初からわかっていましたので、エントリーしませんでした。今年はRANSOMを持っていますし、ぜひ出場してみたかったです。というのも、昨年優勝のRene Wildhaber選手はRANSOMに乗っていたからです。もちろん、私のはアルミフレームの下位機種ですし、なにより「エンジン」が違うので、私は最後のグループで楽しむことになるのでしょうけど。
 今年も予選1位は昨年同様、Rene選手でした。2位の安達靖選手に20秒も差をつけていますが、速いですね。Rene選手は今年もRANSOMで走ったのでしょうか?
 私は2005年はCannondale Prophetで出場したのですが、私がJekyllを持っているにもかかわらずどうしてもこのProphetがほしくなってしまったのは、安達選手がある雑誌の付録DVDでProphetのプロモーションムービーに出演されていたからでした。安達選手は現在、ナショナルランキング、Jシリーズランキングの両方でトップに立っているという非常に優れた選手です。本戦ではぜひ、Rene選手を追い詰めてほしいと切に願います。

 来年は子供も中学に上がり、妻もチーム代表を降りているはずなので、出場できるかな?

Cannondale Prophet 1000 の変速系変更

 Cannondale Prophet 1000 (2005) の完成車に最初からついてきたSRAM製変速装置ですが、どうにも調子がよいとはいえません。Prophet以前に乗っていたCannondale Jekyll 500 (2003)の変速系がShimano製だったせいか、変速が重く固く、最初から違和感がありました。人によっては、SRAMのバチバチ変速が決まる感じが好きなのだそうですが、私はやはりShimanoのほうがスムースで扱いやすいように感じましたね。
 ProphetのシフターはSRAM X-7、リアディレーラーはX-9 (2005)、比較対象のJekyll 500はシフターがShimano Deore LX、リアディレーラーはShimano Deore XT (2003)と、両者ともセカンドグレード~サードグレード程度の製品です。ときどき、ProphetとJekyllを乗り換えると、Shimanoの変速のスムースさと正確さに感心させられました。Jekyllを他の人に譲る直前になっても、やはりその変速性能はProphetを圧倒していたと思います。
 それでも、見た目はSRAM X-9のほうがずっとカッコイイので、そのままにしていました。
 これはロードバイクでも似たよう事情があります。変速のスムースさではShimanoのほうがずっといいのですが、ブレーキの堅牢さと見た目のかっこよさから、私のBianchi ML3 Veloce Mix (2004)はCampagnoloのままだったりします。

 しかし、Prophetも恐らく8000km以上、もしかすると10000km近く乗ってしまったので、さまざまなメンテナンスが必要となってきました。少なくとも変速系はシフトワイヤーを変更しようと考えていましたが、RANSOMのDeore LX + XT (2007)が非常に感触がいいこと、子供のDeore LX (2003) ですら変速はスムースで行いやすいことを肌で感じたことで、Shimano製品に交換したいという気持ちが強くなってきました。さらに妻のCannondale RUSH 600 (2006) についてきたSRAM X-7 (2006)も、私のProphetほどではなくてもRANSOMや子供のバイクに比べるとストロークが必要で圧倒的に重いのは変わりがありません。

 そんな中、子供の自由研究対策にパーツ小物やパーツクリーナー、ワックス、グリップなどを購入しにいったのですが、Shimanoの変速パーツがショーウィンドウ内に展示してあるのを見て、とてもほしくなってしまいました。
 まず、シフターですがXTとXTRがあります。XTだとブレーキ一体型しか在庫がなく、ブレーキごと交換しなければならなくなるので、こちらはXTRに決定。次にリアディレーラーですが、シフターにXTRを使ってしまったらもうXTRしかありません。フロントディレーラーはもともとShimano製ですし、何か特殊な付き方をしているため私自身が交換する自信がありません。このため、ここは今回は購入しませんでした。
 フロントのチェーンリングも新しくしたかったのですが、クランクと一体になって50000円を超えてしまうので、こちらはやめました。ここがXTRになるとすごくまた変わるのでしょうけど。チェーンはかなり伸びているはずなので、少し前に入手したXTRグレードのものを使います。
 この交換作業を明日の夕方~明後日にかけて子供と行いたいと思っています。RANSOMが山遊び最強バイクを目指すとしたら、Prophetは山も含めたオールラウンドバイクとなるでしょう。

やはりどっちも

 先日本格的に乗ってそのすばらしさに感嘆したSCOTT RANSOM 40(2007)。そして、これまで恐らく8000km以上乗っていると思われるCannondale Prophet 1000(2005)。

 先週RANSOMを持ち込んだような長く下りが続く場所では、Prophetでは恐らくRANSOMほどは快適に乗ることは難しいと思います(もちろん、私の場合であって上手な人は違うおもしろさがあるかもしれません)。しかし、アップダウンが間断なく続くような場所や、長距離を乗って移動しなければならないような場合には、逆にProphetのほうが優れているのではないかと思います。まず、フレームだけで600g以上の差がありますからね。RANSOMのフレーム重量は、以前乗っていたJekyllと同じくらいですから、セッティング次第だと思うのですが、やはり下りに優れた性能を発揮したRANSOMをProphetやJekyllに近づけることはやめたいと思います(それでも、ちょっとした登り返しくらいだったら、RANSOMの登りは十分すぎるくらいでしたね)。

 反面、Prophetはフレーム重量が2.38kgということで、かなり軽くできると思います。Lefty Carbonも入手済みですし、まもなくステアリング コラムも届くと思いますから、軽量化の第一歩がまもなく始まるでしょう。
 ちょうど長男の自由研究のテーマに「8000km走ったProphetのメンテナンス」(いいのか?)を選んでもらったので、パーツを交換する際により軽量なものを使うことにしましょう。

 基本的にはシフトワイヤー、チェーンの交換、リアのスイングアームのピボット部のグリスアップなどを行う予定です。チェーンリングもだいぶすり減っているので交換が必要かな?
 Prophetのシフター、ディレーラーはSRAM製ですが、購入直後からシフティングが重く、調子がよくありません。特に、2005年にG. DH 野沢に参加してから極端に悪くなって、いろいろメンテナンスをしてみてもシフトが極端に重いのです。それに対して、Jekyllについていたものや現在RANSOMについているShimano製のパーツはとても操作が軽いのが特長です。
 ワイヤーを交換して、可能ならシフターの内部のメンテナンスを行おうと思っていますが、これでもだめなら思い切ってShimano製のパーツに交換してしまいます。

 その後、ハンドルをカーボンに変更したいと思っています。サドルの交換も検討中です。

 最後に、大きな買い物。何ヶ月か後にはホイールを交換したいと思っています。

 こんな計画を立ててしまったのですが、私の気はころころ変わりますからね…。

SCOTT RANSOM 40 (2007) + FOX FORX 36 TALAS R 2008、良かったです

 今日久々に、ちょっと本格的に乗ったのですが、SCOTT RANSOM 40 (2007) と FOX FORX 36 TALAS R 2008 の組み合わせ、とても良かったです。
 サグ調整など、基本的な設定はすべてトレイルストアで行っていただいて、あとはリバウンドの調整のみとなっていました。トレイルストアでアドバイスをいただいたとおり、リバウンドは全開の状態から乗っていてバネバネ感がちょうどなくなるところまで、リバウンドダンパーを強くしていく、というやり方をためしました。
 当初はもちろんバネバネ感が強く、またタイヤの空気圧も高め(2.1-2.2気圧)で乗りにくかったのですが、前後タイヤを2.0気圧ジャストに設定し、リバウンドダンパーを徐々に強くしていくことで、とても乗りやすくなりました。怖さをほとんど感じることがない、という点では昨年乗ったNOMAD以来の経験だと思います。
 今回びっくりしたのは、結構自分の思ったラインをそのままトレースできることが多かった、ということですね。RANSOMそのものの性能も相まって、かなりハイな気分でライディングできました。

迷い続けるRANSOMとProphet

 SCOTT RANSOM 40 (2007)は、FOX FORX 36 TALAS R 2008が装着されたことから、すばらしいバイクに変身しました。
 しかし、重さの面ではやはりCannondale Prophet 1000に分があり、普段乗りやダウンヒルでない限りはProphetのほうが乗りやすいバイクであることに変わりはなさそうです。
 でも、ことフォークに関しては今回RANSOMに乗ってみたことにより、現在のProphetについても改善の余地があるかな、と思い始めました。
 SCOTT RANSOMは高いところに持ち上げて、すとんと落とすと、バイクは跳ねません。しかし、Prophetの場合はがんがん跳ねてしまうのです。軽量なこともあって仕方がないのかもしれませんが、実際これが乗り心地を反映しているような気がしてなりません。もちろん、Prophetについては問題なく乗っている人は大勢いるし、2005年のMTB Magazineでオールマウンテン バイクのアワードでは、あのSanta Cruz NOMADと票を分け合って同率首位を獲得し、絶賛されているほどのバイクなのです(多分、私のProphet 1000より上位のバイクだったと思いますけど)。
 ヨーロッパでは、Prophet 3Zというタイプの、フロントにFOX FORX 32 TALAS RLCというフォークを取り付けたバイクがラインナップされています。これとProphet MXの仕様をまねて、フロントをFOX FORX 32 TALAS RLC、リアをDHX AIR 5.0とかにしたらどんな感じのバイクになるか、とか考えています。その後、ホイールをめちゃくちゃ軽いやつに換えたりして。
 こんなことをしていると非常に高額になってしまいますが、あえてRANSOMとのかぶりをなくすために、Prophetを処分して、ハードテイルバイクと置き換える、というアイデアもあります。ただ、Prophetは非常にお気に入りのバイクであり、できれば残したいバイクであるんですよね。しばらく悩むことにします。

まるで別物 SCOTT RANSOM 40

 今日の午前中に、「フォークの交換が終わりました!」という連絡を受け、夕方にトレイルストアに取りに行きました。
 H師匠からも「まるで別の乗り物になりますよ」と予言されていましたが、トレイルストアの和田さんからも同じことを言われました。
 もともとついていたMarzocchi ALL Mountain 4 (OEM)はインナーチューブが黒、アウターチューブも濃い色だったのでアクセントがあったのですが、今回交換したFOX FORX 36 TALAS R 2008はインナーがゴールド、アウターがシルバーということで、フレームの色と一体化しています。しかしそれでも、インナーとアウターのチューブ系がめちゃくちゃ太いためか、それだけで相当目立ちます。和田さんによると、太いといっても、以前のALL Mountain 4より軽いのではないかとのことです。

 交換前はこんな感じ。
SCOTT RANSOM 40 & Marzocchi All Mountain 4 2007

 それが交換して見た目はめちゃくちゃ下れそうなバイクになりました。
SCOTT RANSOM 40 & FOX FORX TALAS 36 R
 
 フロントサスのサグをとり(今回は40mm)、リアサスのサグも確認したあとに細かい説明を受けましたが、ALL Mountain 4の説明を受けたときよりとても簡単です。というのは、FOX FORXのバイクは設定がとても簡単だからです。前回のときは、右側のレッグと左側のレッグの頭の空気を入れたり抜いたりしなければならず、リバウンドは下側で調整しなければいけませんでしたが、今回は全部上から操作できるので、バイクから降りずに調整が可能です。
 それに、フロントホイールの取り外し。これがクイックリリース形式になったので、めちゃくちゃ簡単になりました。こんなわけで、簡単な説明で済んでしまうのでした。

FOX FORX 36 TALAS R 2008

FOX FORX 36 TALAS R 2008

 古いフォークは、持ち帰れそうにないので、お店に預けることにしました。和田さんに挨拶して、RANSOMに乗りながら、上下に強く圧をかけると、なんともいえないスムースでやさしい感触が! 去年Nさんに載せていただいたSanta cruz Nomadで上下に圧を強くかけたときの、あの記憶がよみがえってきました。早速、トレイルストアの隣の公園にいき、日曜日に「ガンガンガンっ」ときた20mほどの階段を下ってみることにしました。お見事っ! 試乗車同様の「スルスルスルッ」という感じがあったのです。今回は私の体重に合わせている分、試乗車よりさらにスムースでした。以前は前後のバランスがイマイチでよくわからなかったのですが、SCOTT RANSOM特有のリアユニット、イコライザー(正式にはScott Equalizer TC LO-TC-AT / Traction mode IRV inteligent rebound valve Power stabilizer on-off reb. Adj. / remote control というらしい…)は優れものだったのだな、と改めて実感しました。
 スラロームをやってみても、剛性があるのか、まだ上手ではない私でもリズミカルにできます。ALL Mountain 4とはそんなに重さは変わらないはずなんですけど、舗装路を走ってもコギが軽くなったように感じられます。気のせいでしょうか? それともベストセッティングになっているのでしょうか? XC的乗り方の設定(サグ20mm)もできるそうですから、そうなるとまた違ったのかもしれません。
 和田さんによれば、FOX FORXのフロントフォークは2008年モデルになってかなり進化しているようです。2007年モデルがコーナーでちょっと沈みすぎるためオーバーステア気味だったのが、2008年ではそれが解消され思ったラインがとれるのだそうです。コーナリングが未だに下手な私をきっと助けてくれることでしょう。

 帰りに長い坂道があるので、トラベルコントロール機能で、フロントサスペンションを100mmにしてみたところ、なんと登りが楽なことか! リアサスは165mmのままでも全然問題なしで、いままでほとんど100mmとか、ロックアウトは使ったことがありません。
 フロントを160mm -> 100mmに変更すると単純にフロントが60mm分下がるのでジオメトリも大きくかわるのですが、そうすると以前乗っていたCannondale Jekyllのような感じでした。あのバイクも登りに関しては本当によかった! ただ、Jekyllについていた2003年モデルのManitou Blackはトラベルコントロールこそできたものの、切り替えはきつく、いったんバイクを降りて、思い切りひねらないといけませんでした。それに対し、FOX FORXは当たり前のように乗りながら簡単にコントロールできます。さらに、昔のフォークはトラベル コントロールができても、トラベルを短いほうに合わせるとあまりストロークしなくなる、というようなことがあったようです。Manitou Black 2003も、120mm -> 100mmにすると、走っているときはほとんどストロークしている感じはありませんでしたし、私が強く押しても20-30mm程度しかストロークしませんでした。しかし、FOX FORX 36 TALAS R 2008は100mmに設定してもスムースにストロークします!

 とにかく、段差などで遊ぶだけでなく、普通に舗装路を乗っていても、いままでのSCOTT RANSOM 40とは全く別物に進化して、まるで新車を買ったようです。H師匠と和田さんの予言は当たりました。
 ホント、速く山で乗りたいです!