さて、先週走ってきたふじてんの動画をまとめてみました。
いったん音楽を入れて完成させていたのですけど、youtubeにアップしてみると「第三者のコンテンツに一致」とのことで、音楽を削除してしまいました。これはどういうことかというと、youtube側でコンテンツ著作権保有者を守るために導入している、動画に含まれるコンテンツをチェックするシステムにひっかかってしまったということです。
しかし、私が挿入している音楽はAppleが提供するiLifeに含まれる、ユーザが作品に自由に含めていい音楽素材なのです。許諾書にもそう書かれています。どうやら、AppleのiLifeやFinal Cut Proの素材はあらかた、悪い業者に「自分のコンテンツ」としてあらかた登録されているみたいなのです。
Appleが配布し始めた当初は大丈夫だったのに、時を経て少しずつyoutubeのコンテンツチェックに引っかかるようになり、最近ではほとんどAppleの素材は使えなくなってしまっています。おかしなことに、著作権者は次々と変わっていきます。たぶん、不正がばれて取り下げるのでしょうが、すぐにほかの業者が登録してしまうのでしょう。あるいは、不正な業者が名前を変えてこの悪さを続けているのかもしれません。この件については、Appleにもyoutubeにもそれぞれ、問い合わせをしています。
しかし、Appleの対応は及び腰で、youtubeもいったん「調査をする」と約束してくれたものの、いつまで経っても返答はきません。海外サイトなどでも以前から話題になっている事象なのに、両社とも後手後手です。
さて、なぜこんなことをするのでしょうか? 著作権があると主張する側は、ほかのユーザの動画に含まれる自分のものと主張する音楽が見つかった場合、「動画を公開停止にする」オプションだけではなく、「その動画に広告を表示して収入を得る」オプションが選べるからです。
直接私たちが抗議をしても、「私たちは正当だ」と返事をして確定することで、延々とこのオプション設定でお金を吸い上げることができるのです。あとは、彼らの言いなりです。悪徳業者がはびこる温床となっているyoutubeのシステム、このままでいいのでしょうか?