先日の日記に書いたとおり、日曜日はmtrmasaさん主催のトレイルライドに参加してきました。
当初、Cannondale Prophet号での出走を目論んでいましたが、常設コース以外を走ったことがないLapierre Spicy号の走りを試してみたくもあります。そこで、1週間前からフロントサスやリアサスの調整を繰り返し、神社裏の難しいセクションも試し、大丈夫だろうという感じになりました。
いざ、現地に集合してみると、160mmのロングストロークバイクに乗ってきているのは私一人。まあ、リハビリライドだし、楽しく怪我なく降りることがマストなので、それもいいかなと思いました。ただ、160mmもあると、低速でのコントロールがかえって難しくなる感じがすることをこの1週間で体感していたので、その点だけは注意が必要かな、と思いました。
トレイルの入り口で別のパーティに出会いました。全員フルフェイスのヘルメットをされていましたが、DHバイクからハードテールまで様々。DHerにも人気のスポットのようです。
さて、今回の参加者は総勢8名。masa隊長の指示で4名ずつ別れることにしました。Tさんと私はmasa隊長のグループに入り、初めての参加となる私は終始隊長に引っ張っていただくことになりました。
今回に備え、Spicy号のフロントフォーク、FOX RACING SHOX 36 VAN R(2009)のコイルはパープル(ソフト)からブルー(ミディアム)に変更してあります。リアのエア圧も100psiとし、Boostバルブも150psiと普段より若干高めに設定。サグ21mm(XR)と17mm(XC)の中間くらいと、普段の21mmより少なめに設定してあります。購入時、販売店さんには、「山で乗るには硬めの設定ですね」と言われましたが、これは好みによって別れると思います。
今回のライドは午前の部と午後の分に分けて計画されており、両方共同じ出発地点で、そこから2つにわかれます。到着地点もほぼ似たような場所に降りるので、1つの山で2度楽しめる素晴らしいコースといえます。
【午前の部】
まずは午前の部。登り返しも少なく、下りがメインで乗車率が高いコースでした。
この隊に参加して感じたのは、とても統制がとれている、ということでしょうか? 8人もいれば大変だと思うのですが、隊長は常に後続を気にかけていて参加者がはぐれるようなことはありませんでした。また、参加者が隊長の指示や意志を正確に汲みとって皆さんが行動されます。不慣れな私も、そのうちその流れに乗れるようになりました。
さて、走ってみて今回感じたのは、Lapierre Spicy号の上りの軽さ。エア圧高めだったのが良かったのかもしれませんが、PropedalレバーをMax側にしなくてもグイグイと登って行きます。下りが多いため、サドルは下げ気味だったのですけれど、問題なかったです。サドルが低い場合の坂の登り方、少しわかったような気がします。ちょっとした登り返しならこれでOKかなと思います。Prophetだとなかなかこうはいきません。
序盤に、落ち葉に隠れた岩の階段があったのですが、前後160mmはとても楽ですね。後半のつづら折りのセクションでは、土が流されて石や岩がむき出しになったちょっと難しいセクションが現れます。水に浸っている部分もありました。
難しいセクションは極めて低速になりがちなのですが、そういう部分では前後160mmは動きすぎて若干不利だなあと思うところもありました。しかし、今回非常に嬉しかったことが一つ。今年になって本格的に練習を始めたスタンディング・スティルが確実に役に立ったということです。
以前だったら危険なセクションが突然現れたり、前走車が急停止した場合に体が固まり、バランスを崩してバイクから投げ出される、ということも多々ありました。しかし、今回そういう場合は止まって冷静にバイクの上でバランスを保つことができ、足を下ろす場合も安全に行えた、ということです。
また、上記のようなガレ場で極端に低速な場合、も同じ。今回は、石や岩の上でバイクが滑っても常にバイクの真上に乗れているような感覚があって、慌ててバイクを降りなければ、と考えるような瞬間はありませんでした。
中盤に一箇所、普段の練習場所である神社裏のセクションと同程度の斜面がありました。隊長だけチャレンジされましたが、神社裏のそのレベルに近いセクションはその時点では練習していなかったので、次回、機会があれば挑んでみたいと思います。
午前の部の締めくくりは激坂下り。野沢温泉MTBコースの後半にある上級者向けのレーンや、普段練習している神社裏の一番長い斜面と同程度の斜度です。神社裏のように複数の根っこが斜めに走ったりはしていないので、素直に乗れば問題なく降りることができます。
降りたら麓のお店で食事。超大盛りの店でした。少し休んで、午後の部に入ります。
【午後の部】
午後はより乗車率が高いコースを選択しました。
始まりの部分から幅が狭いオフキャンバーのシングルトラックが続きます。高所が苦手なので、精神的なプレッシャーがかかるコースでした。
途中で右足の前側、大腿四頭筋がつりそうになってきたので、走りながら足を伸ばしたりサドルに座ったりして難をしのぎましたが、前日よく寝られたせいか、全体的に体調は良かったです。
途中、モータバイクのダートトラックの跡地があり、みんなでジャンプを楽しんだりしました。
なんでもありの非常に楽しいコースでした。
今回本当に良かった、と思ったのがCAMEL BAKのハイドレーション・パック。今まではリュックの中にペットボトルを入れたり、バイクにボトルを積んだりしていたのですけど、すぐにちびちび補給できるのがいい。容量も大きいですし、まずこのくらいの距離とかだと足りないということはありません。なぜもっと早く導入しなかったのだろう?
今回は初めての参加でしたが、Masa隊長、参加者の皆様には大変お世話になりました。おかげで怪我もなく、無事に行程を終えることができました。
左手首の骨折から間もない、リハビリライドだったのですが、リハビリ効果を補ってあまりある経験ができたことを感謝します。
今回楽しく過ごせたのは参加者の皆様のお人柄と、Masa隊長の先導にありました。走り方やレーン選択を示してもらわなければ、スムースに走るのは難しかったと思います。
また、滅多にないことですが、この日の参加者はどちらかというと私は若い方に入っていたと思います。しかし、私より年齢が上の皆様も、より難しいバイクでスムースに下られていました。ひとつの明確な目標ができて非常に勇気づけられた次第です。
コメント
コメント一覧 (2件)
素晴らしいトレイルですね・・・!
ナカダ〜!さん。こんばんは。
私もトレイルの経験が少ないため、特に午後の部の最初の部分は怖さを感じましたね。
でもチューブの中を抜けるようなトレイルの気持ちよさは半端ではなかったです。