結構前に購入していたのですが、ようやく本日読み終わりました。
本屋さんやAmazon.co.jpに行ってしまうと、どうしても興味が新しい本に移ってしまって、いつの間にか読み忘れたり、途中まで読んでそのままになってしまっている本がかなりあります。技術書や学術書は必要な部分だけをピックアップして読むということもよくやりますから、必ずしも全部に目を通していなかったりするんですけど。
メンタルトレーニングの本は以前から読んだりしていたのですが、私の場合はどうしても肉体的な技術の研鑽とか、筋力トレーニングなど、目と鼻の先のわかりやすいものに惹かれがちで、おろそかになりがちです。今回、この書籍を読んで改めて、半ば形だけになりつつあった私のメンタルトレーニングを再計画しよう、という気になりました。特に、著者の専門が剣道とのことで、武道をエクササイズの一つとしてずっと取り入れてきた私にとっても相性がいい内容であったといえたかもしれません。
この書籍は、主にスポーツ選手やその指導者をターゲットにした読み物です。ですが、内容が平易で優しいので、必要な部分だけピックアップすればサラリーマンや主婦の健康管理にも役立つのではないかと考えました。リラクセーションやサイキングアップの具体的な方法も写真入りで解説されていますので、とりあえずこれからメンタルトレーニングを始めようという人も始めることができるかな、と思います。ただ、私はいろいろな場所で実技指導を受けているのですぐに理解できますが、特にリラクセーションのテクニックである「漸進的筋弛緩法」や「自律訓練法」は、その意味合いや各エクササイズの意義をすぐにつかむのは難しいかな、とも感じました。本格的に取り入れたい場合は、両者とも読み物レベルで掘り下げた書籍が存在するので、そういったもので各エクササイズの意味と意義を勉強したほうがモチベーションとその後の効果をあげることができると考えます。
また、文章の量はかなり多かったのですが、全体的に同じことが何度も出てくるような印象がありました。これは、雑誌の連載を書籍にしたことによるものなのかもしれません。
今日も注文していた新しい本が5冊届いています。ちょっとペースを上げていかないと。