KCNC Ti Pro Lite Road Bike MTB Seatpost 27.2 x 400

ここまで何回か書きましたが、Prophet号に装着中のシートポスト、Profile Design Elite Stradaで設定したサドル角がライド中に動くようになってしまいました。このポストは台座までカーボンで成形されているのですが、結構Prophet号は激しく使っていたために、台座に切られた溝がだいぶ削れていました。

Elite Stradaの台座

Elite Stradaの台座

サドルが動いてしまうたびになめてしまうのでしょう。先日限られた工具で溝を削り直したところ、だいぶ固定されるようにはなりましたが、新品のときのように固定力を強くするためにはもう少し頑張って削らないとダメそうです。

というわけで…。

KCNC Ti Pro Lite Road Bike MTB Seatpost 27.2 x 400

KCNC Ti Pro Lite Road Bike MTB Seatpost 27.2 x 400

KCNC Ti Pro Lite Road Bike MTB Seatpost 27.2 x 400を入手しました。

KCNC Ti Pro Lite Road Bike MTB Seatpost 27.2 x 400 & Profile Design Elite Strada

KCNC Ti Pro Lite Road Bike MTB Seatpost 27.2 x 400 & Profile Design Elite Strada

前回は振動吸収性を重視してカーボン製のシートポストを選んだわけですが、カーボンシートポストはかなり高価です。そこで今回は久々のアルミ製シートポストを選択。

Elite Stradaは購入当初、400mmシートポストとしては非常に軽量な製品でした。カタログ値で205g、実測も200g強です。ところが、今回入手したKCNC Ti Pro Liteシートポストは、同じ長さでカタログ値が167gと超軽量です。実測してみても170g弱でした。両者を持ち上げて比べてみてもはっきり違いが分かります。この重量は上記写真のようにダミー・レールが付いた状態でのもので、ダミー・レール自体が2本で10gちょっと。ということは実際に使用する部分は160g弱ということになります。50gも軽いんですね。

早速Prophet号に装着します。

装着は…しにくい

装着は…しにくい

装着は…。しにくかったですね。まずはサドルの装着ですが、台座の仕組みがシンプルなので上側の留め具が下に落ちるは、回転してしまうはで、大変です。

次にサドルの角度調節。前側のボルトが内側(シートポスト側)を向いているので、折りたたみレンチでは操作できませんでした。単体レンチの長い方を使っても1回転はできません。なので短い側で何回刺し直して調節するしかありません。前後2ボルトで調節するタイプはサドルの上下角を変えるのに便利だと思うのですが、この製品に関しては逆に手間がかかりそうな気がします。

アルミ製ポストはフレームとの摩擦が小さい

アルミ製ポストはフレームとの摩擦が小さい

カーボン製のElite Stradaはコーティングのせいなのか、径が若干太いのかはわかりませんが、シートチューブへ差し込むときに若干の抵抗があります。初めて里山ツアーで使ったとき、上げ下げに苦労した記憶がありますが、今回のアルミ製KCNC Ti Pro Liteはゆるい。若干シートクランプを締め直さなければならなかったことを考えると、微妙に径が違うのでしょうね。

Cannondale Prophet + KCNC Ti Pro Lite Seatpost 272 x 400mm

Cannondale Prophet + KCNC Ti Pro Lite Seatpost 272 x 400mm

今回のシートポストはセットバックがないため、サドルをめいっぱい後ろに引いていますが、上側の留め具の幅が広めなため、前後の調節幅はあまり大きくありません。以前乗っていたのとほぼ同じポジションにはなりましたが、さて、どうでしょう。

このシートポストは安価で、しかも超軽量というところでずば抜けていると思います。反面、使い勝手は犠牲になっているかもしれません。まあ、サドル位置や角度はそんなに頻繁に変更するとは思わないので、これで良しと思います。

あとは、振動吸収性や快適さですね。これまでProphet号では薄型サドルを使用してきましたけど、Elite Stradaカーボンシートポストの振動吸収性やしなやかさに助けられていた部分が多々あったと思います。さて、この部分はどうなるでしょうか?使う予定のサドルが装着中のSelle Italia SLR Kit Carbonio、もしくはfi’zi:k gobiのカーボンレールと、いずれもカーボンレールを使用したものなので、その部分で結構衝撃吸収はしてくれると思いますが。

あと、台座ややぐらの部分に溝が切ってありません。指定の圧力で締め込めばそう簡単に動かないということでしょうか? レールを面で支える感じだったElite Stradaに比べるとKCNC Ti Pro Liteは点で支えるような感じになるので、カーボンレールのサドルは若干心配な感じがしますね。

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夕方、仕事があるのでその前にちょっと走ってきました。

午後イチのポタリング

午後イチのポタリング

やはり、シッティングで走っているときの感触はかなり違いますね。Elite Stradaのときには前後への微妙なしなりを感じていたのですが、KCNC Ti Pro Liteではそれを全く感じません。また、地面の感触をかなりコツコツ拾って、とても硬いという印象を受けます。ですので、そんなに距離は走っていないのですが、結構座骨の先端に来る感じです。長く乗るときは、あんこの厚いfi’zi:k gobiのほうがいいかもしれません。まあ、あれは座骨の先端というより、座骨の内側を圧迫する感じの痛みはあるので、いろいろと試してみることにしましょう。

やはりカッチリした印象です。

やはりカッチリした印象です。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんばんは、お久しぶりのINFINITYです。
    KCNC Ti Pro Liteは私も使ってますが、軽量パーツとしてはお買い得かと。
    サドルの取り付け方法は、基本的に軽量ポストはどれも似たようなものですね・・・確かに付けにくい。(笑)
    意外と簡単にボルトが緩んでしまうんで、走行前のチェックを忘れずに。

  • INFINITYさん。こんばんは。
    先ほどINFINITYさんのサイトで緑山の写真と動画を拝見したところでした。
    楽しそうですねぇ。
    緑山は2004年に1回だけ出場したことがありますが、あのときとコースが逆回りでした。

    KCNC Ti Pro Liteは前にINFINITYさんからアドバイスをいただいていたので、コレに決めました。
    軽量ポストって、みんなこんな感じなのですね(苦笑。

    > 簡単にボルトが緩んでしまう
    おっ。そうなのですか! 気をつけないと…。
    シートポストを買ったばかりなのですが、Prophet号は夏のレースくらいから徐々に調子が悪くなってきているので、限界が近づいているような気がしています。
    もしかしたら、このクラスのバイク買い換えを急ぐかもしれません。本日ショップに相談してきました。

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