毎日、NHKの朝ドラ「虎に翼」を昼休みに見ています。
最初の頃は楽しんでいたんですが、後半に入るとなんだか違和感が。
おそらくドラマとしてはよくできたものなのではないかと思います。ただ、実在の人物をモデルにしたストーリーであるため、歴史上本当に起こった出来事も映像に登場してきますが、フィクションであることを割り引いてもなんだかリアルさが感じられない。
その正体について考えてみたとき、あくまで個人的な感想ですけど、当時の日常にあまりにも現在の価値観をぶっ込みすぎたんじゃないかなあ、という気がします。現在の日本でも課題とされていることを過去の出来事に投影しすぎたんじゃないだろうか。いや、もしかしたら本当に私たちの知らないところで、小さな、そういう日常があって、未来の日本にさまざまな期待をかけた部分はあったかもしれないんだけど…。
昭和40年代の話は私も生まれていたとはいえ、子どもだったので大人の世界が分かっていたとは言えません。それでも、なんか違和感がある。昭和48年というと、私にとってのブルース・リー前夜だもんなあ。
妻は違う観点で後半がつまらないと言っています。前半は女性が頑張って自らの運命を切り開いていく姿に共感を覚えたけど、後半は暗鬱で見ていられなくなってきたと。確かに、前半はかなり自分本位の主人公だったけど、後半は逆に自虐的になって抱え込みすぎて、ちょっと嫌みに感じられるところもあったかな?
残りあと2回。もしかしたら主人公の自虐的な姿勢に娘が切り込んでいくんじゃないかな、と期待はしています。
物語の中では、架空のキャラクターらしいけど、片岡凜さんの存在がとてもよかったと思っています。この方のXがとても面白くて、XとYouTubeは「柚木さんちの四兄弟。」のころからフォローさせていただいています。
今日は雨で外に出られませんでした。昨日倍の距離、走っておいて良かった。