この報せは「赤が好き」さんのサイトで知りました。
Jekyll(ジキル)号と言えば、今は手元にありませんけど私のファーストMTBでもあります。このバイクがなければ、その後私がMTBにはまったかどうかわかりません。
赤が好きさんは「検索しちゃダメよ」って言ってましたけど、こっそり検索したら、いくつかのバイクが見つかりました。
最初に目に入ったのがこちら。
サスペンションが縦に配置され、上に大きなリンクが配置されているので、もしかしたらと思いましたが、シングルピボットに変更はないようです。
クイックリリースでシートステーとリンクの位置をかんたんに変更できるようになっていますが、これって乗車中にずれたりしないのかな? 過去のJekyll号は無段階の調整が可能で、Prophet号やGemini号もピボット取り付け位置を数段階で変更できましたが、1台で複数の乗り味が楽しめるバイクは好きです。
ただ、↑はプロトタイプですけど、形が好きじゃあない。
元ネタのサイトのほうをみると、これがMongooseなのかGTなのか、Cannondaleなのか分からないけど写真をシェアするぜっ、てなってますね。2010Leftyはオーバーサイズ向けのラインナップもありましたから、確かにMongooseやGTにLeftyが付く可能性はありますけど…。
実際に元ネタのサイト「2011 Mongoose Teocali Prototype」を見ると普通のオーバーサイズ・ヘッドチューブにLeftyを漬けているように見えます。ヘッドチューブとアッパークラウンの間にスペーサーらしきものが。
そしてJelyll(ジキル)。
- cannondale Jekyll
あれあれ…。なんだか既視感が。これって外見はScott Ransom、サスユニットはScott Geniusではないですか(引っ張る時にストロークするように見える)?
おそらくScottの上記の2タイプ同様、走行中にサスペンションの状況を変えられるみたいに見えます。Scottが左側にリモートレバーを置いているのに対し、cannondaleはわざわざ右側に置き換えているところがニクイところです…(?)。
上記サイトに掲載されたJekyllとフレームに銘打たれたバイクも、3枚の写真を見るとリンクの形状やダウンチューブのフォーククリアランスの取り方などが違うように見えます。もしかしたらMotoの後継とRzの後継など、複数のタイプに分かれるのかな? それとも撮影時期によって変わっているだけ? でもこれだけ見るとLeftyも搭載していないし、Motoの後継なのかなあ。よく分かりません。ProphetやRizeとは打って変わって、重心が低そうにも感じます。
しかし、Jekyllという名前には惹かれるのですよ。ファーストMTBであることもそうですが、おそらくはその名前の由来である「ジキル博士とハイド氏」がバイクの性格をよく表しているように見えるのです。ジキル博士は薬を飲んで別人になるのでしょうが、私が持っていた2003年モデルのJekyll(135mm)も、ユニット取り付けアダプタをぐるぐる回したら全く異なる性格のバイクになりました。2011年モデルになるかどうかは分かりませんが、新しいJekyllはリモートレバーでもっとかんたんにそれを実現できるのかもしれません。まあ、これについてはScottがすでにRansom号で2006年モデルで実現していたのですけど。
Jekyll号の場合、以前の記事で紹介したSimonが付けばすごいことになるのでしょうが…。Leftyは何となく140mmが限界のような気がします。やはりProphet号のLefty Max 140 Carbon SPV+でも、特に車体をFRポジションにしたときに急発進などで左側の慣性を感じますので、160mmになってもっと重くなったり太くなったりすると、バイクのバランスが悪くなると予想します。
Rize/RzOne 40のときはProphet的なイメージが残っていたので、後継バイクにほしいという物欲がとてもふくらんだのですが、今回のJekyllはすでにRansom号を所有していることで、思ったほど気持ちが盛り上がりませんでした。もし、Ransom号を入手していなかったら、分からないですけど。Prophet号はポジションを変えて2通りの乗り方ができますが、Ransom号(おそらく新しいJekyll号も)は乗りながらポジション変更ができるのが魅力です。このあたりで「新Jekyll、すげえぜっ」というレビューがいっぱい出てくるようなら、物欲も復活するかもしれません。
今回のJekyll号は150mmクラスになるのでしょうか? だとしたらRZ One40はどうなる? 最近、商品サイクルがあまりにも短く、「これぞcannondale」という車種の印象が頭に残らないのが気にかかります。例えば、Rize 130モデルがラインナップされたのは2009年の1年だけです。もし、Jekyllがストローク可変でRZ One20 + RZ One40を置き換えるようなバイクとなってしまったら、RZも1年になってしまいますから。そう言う意味では、過去の名車の名前を冠したJekyllが来年モデルとして発売されるなら、何年も継続して販売されるような名車になってほしいです。もしかしたら、Jekyll(ジキル)という名前をわざわざ復活させたのは、RZのような正直あまりぱっとしない名前、インパクトのなさを打破するための策なのかもしれませんね。バイクの精算ラインナップがUSAからアジアへ、完全に移行される節目の年のモデルとなるわけでもあるでしょうし。
Jekyll号についてはまだ、cannondaleのサイトにも出てきていないような状況ですので、これからちょくちょく観察していこうと思います。
今日は出がけにProphet号でポタリングしました。
今日はGF1を持ってきているのですが、あまり寄れないですね。コイツの逃げ足が早くて何枚も撮ったのにとらえきれませんでした。
それにしてもアジサイはきれいでした。
コメント
コメント一覧 (4件)
えぇ・・『観るな!』と言われると,やっぱり私もポチッと
しちゃいましたねぇ・・こんばんは~です。
仰るとおり,新型サスやジキル号・・はて,どこかで誰かが・・? な佇まいでしたね~。
どうにもCANNONDALE らしさが薄れていくような感じがしt・・・(ピー!)。
アジサイ,キレイですねー。痛みも少なそうで,旬だと思いますが,
なかなか忠実な色合いが出ていますし。
あ・・テントウムシ,コイツは珍しいかも?
☆の数が異常に多いですねぇ。(数えたら,18個?)
よく見かけるのは七星ですが,以前2つ星も見つけましたよ。
彼らの世界でも【階級】があるのかな?(笑
sadaさん。こんばんは! 早速ありがとうございます。
> どうにもCANNONDALE らしさが薄れていくような感じがしt
確かに、そうですよねー。Moto/Rize(RZ)では大騒ぎしたのに、物欲がいまいちそそられないのはなぜだろう?
HANDMADE IN USAだったRize(RZ)のアルミフレームまでは、その無骨な感じや頑丈さなど、まだまだcannondaleらしさが残っていると思っています。
しかし、2011 Jekyllはどうかなあ…。どちらかというとSanta Cruz Nomad Carbonのほうを選びそうな自分がいます。
コレが出たら、Ransom号からパーツ移し替えかも? 社用車だから無理かな?
> テントウムシ
最初七星だと思っていましたが、すごく星の数が多いですね。名前は不明です。
階級的には別格クラスでしょうか(笑。
ジキルをはじめて見た時の、あのフレームワークの
格好良さは衝撃的でしたよ。
ドレル傘下になって、新製品も技術的に興味深いものが
多くなっているのでいい傾向なんでしょうね。
昔からのファンの人には物足りない部分もありま… .ふふ。
アジサイの花、とても奇麗ですね。雨に濡れた時も
また違う表情があるんでしょうね。
hw875@四角四面さん。こんばんは。
Jekyllは格好良かったですし、性能も高かったですね。
下り性能では後継のProphetに一歩譲る感じがありましたが、平地と登りはJekyllのほうがよかったです。
> ドレル傘下
確かに、そうでなかったら今みたいに様々な新技術を投入したバイクを発表できなかったかもしれません。
反面商品サイクルが短くて、印象深いバイクが残らないのも気になります。
Rize 130の販売期間はわずか1年でした。RZ 140, 120は2011も継続されるのでしょうか?
でもかつての名車Jekyllという名前のほうがRZよりもインパクトはありそうな気がします。
Prophet Carbon、なんてのも見てみたい気が…。