「まさか…」。2000年9月26日、富士通のパソコン製品のモデルチェンジが行われました。私はこのタイミングで発表された冬モデルから、親指シフトキーボードを搭載したノートパソコンを購入する予定にしていたのでした。
しかし、今回の冬モデルに「親指シフトキーボード」を搭載した機種が一つも見当たらないのです!
私は、本来、夏モデルで「FMV-BIBLO MC4/45S」という機種を入手するつもりでした。しかし、親指シフトノートを積極的に販売されている表参道のアクセスさんでさえ、「納期未定」とのこと。親切な店員さんによると「おそらく冬モデルが9月後半に出ますから、その様子を見てみるしかないかもしれません」とおっしゃってくださったので、それまで根気よく待っていたのですが…。結局親指シフト搭載モデルはなくなってしまったのでした。
私はあわてて、いろいろなサイトを調べてみました。富士通のWebマートでは、「完売」、アクセスさんのサイトでも「入荷未定」となっており、今後の入手の厳しさを感じるようになりました。
私自身、ICO以外にもさまざまなメールマガジンやコンテンツ協力などで原稿を作成しているため、場所を選ばず使えそうなこの機種は私にとってはうってつけだったんです。
半ばあきらめ、虚ろな気持ちでWebを巡回していたところ、楽天市場にて、この機種を取り扱っているストアを見つけました。「もう買うしかない!」、と私は半ば衝動買い的に注文をしてしまったのです。
しかし、他のショップで手に入らない、というものが、実際購入できるものなんでしょうか…。「ご注文いただきました商品が品切れ(売り切れ)時には、誠に勝手ですが、ご注文をキャンセルさせていただきます」という記述もありますから、手に入るまでは安心できません。
また、この注文のあと、Webマートのほうに在庫が入ったことを知りました。楽天での入手に失敗したら、こちらでの注文にチャレンジということになりますが、それまでに在庫切れなんてなんてことになったらどうしよう…。あとは、果たして私はこの機種と縁があるのか、ということですね。
そして1日が経過して、結局は楽天市場では「品切れ」であることがわかりました。そのため、速攻でWebマートにて注文をしたのですが、さて、こちらはどうなることでしょう。もし、無事に入手できましたら、このコーナーでも初の本格的モバイル体験などレポートしたいと思います。
それにしても富士通様、ノートパソコンの、ハードウエアによる親指シフトのサポートはもうお止めになるのですか?私は日本人のビジネスの生産性を高めるすばらしい発明だと思うのですが、そのような誇りをお持ちではないのでしょうか…。私としてはぜひとも、今後も精力的に親指シフトキーボード搭載ノートの継続をお願いしたいと思います。