今日は、昨日組み上がったばかりのYETI SB5c 2015をシェイクダウンしてきた。
Day 8の前編が公開されました🔥
— TKC Productions (@tkcproductions) March 24, 2021
【アメリカ縦断MTBの旅】Day 8 (前編) サンタクルーズでハードテイルの限界を見る https://t.co/iUL7VjaH35 pic.twitter.com/z6iJuMtpNP
午前中、TKC ProductionsさんのこのTwitterエントリーを見つけて、サンタクルーズトレイルの動画を見ていたら、トレイルを走りたくなってしまった。さすがに組み上がったばかりのバイクではリスクがあるかとも思ったが、最寄りトレイルは慣れているから大丈夫だろう。
いやあ。もう本当にビックリ。とにかく、トレイルに行くのが楽! まるでJamis Nemesisのように進む。この同じトレイル活動比較になるが、Rizeも速いと思ったけどStravaが記録したSB5cの平均速度のほうが圧倒的に速い。車輪径は大きくなったのにこぎは軽くて、走っていて速度が速いことが分かるのだ。それにペダルへの入力を続けなくても、結構慣性で進んでいく。
さらにフルサスということで、トレイルに入ってからの走行についてはNemesisと比べると圧倒的に楽だし。
自走でトレイルに行くことを前提に選んだこのクラス。少なくともトレイルヘの往復に関しては間違いなかったといえる。
いつもの場所で休んでいると、トレイルランナーの方にお目にかかった。私と同年代くらいか。
「私も昔MTBに乗っていたんですよ」と声を掛けてきたその方は、なんと10年以上前はアメリカのサンタクルーズにお住まいだったそうで、日本に来てからは家屋は狭いのでMTBはアメリカから送ってきたまま、箱に入れてあるとのこと。
それにしても、なんとタイムリー。サンタクルーズの走行動画を見たばかりで最新の視聴履歴に2本入っている。このことをトレイルランナーさんに話して動画を紹介すると、すごく懐かしがっていた。サンタクルーズのトレイルはかなり長くて急斜面やジャンプなどもあるスポットで、レッドブル・ランペイジに出場するプロも練習に来ていたそうだ。
彼のMTBはVブレーキのモデルらしく、それでサンタクルーズの何種類ものトレイルを走っていたそうだ。昔のライダーさんたちはすごいな。
それにしてもなんなんだろうな。このシンクロニシティ。サンタクルーズ動画に刺激されて里山に来てみたら、サンタクルーズ在住だったトレイルランナーさんにお目にかかれるなんて。
狭いトレイルなので、この方には山の中で2回ほどお目にかかって、いろいろな話をさせていただいた。この里山についても私以上に詳しい。沢に行く経路についてや、今はつながっていない遊園地側のトレイルについても、現状をご存じだった。
彼によれば道としてはつながっていなくても実は藪をかき分けていけばつながっているとか、この私が2009年に撮影した動画の1:15辺りからの林道の一部は工事区域から外れていて残っているとか、そんな話も伺った。反対から行っても、すぐに工事区域に行き当たってしまうので引き返すしかないとのことだったが。
それに、今でもタヌキをよく見るとか。そういえばこの里山、「平成狸合戦ぽんぽこ」の舞台のモデルだったはず。監督の今は亡き高畑勲さんが里山開発「反対」の意志を明らかにされていたのを思い出す。
また、もう少し川よりのほうにもトレイルがあることを教えていただいた。ただ、名所旧跡が含まれるので、人が多く、MTB向きではないかもしれないが、のんびり楽しむ分にはいいよ、と。
トレイルランナーさんにお礼を言って別れたあと、早速そのトレイルに向かってみる。
トレイル入口の近くに、巨人軍の歴代選手の手形が並んでいた。こちちは私の心の中に残っている選手の1人、吉村禎章さんの手形だ。
確かに、教えていただいた位置に入口があった。ここから登ってみる。
いろんな方向にトレイルが伸びていたが、教えていただいたのとは違う分岐に入ったようだ。この写真から先は階段だらけだった。
このトレイルを抜けて、今日のトレイルライドは終わり。
今日は、いつものトレイルはそれほど多くは走らなかったけれども、SB5cは登りはもちろん良かったし、下りもリアサスがちょうどいいくらいに動いてくれていた。リアの動きは路面に対して本当に無駄がない感じの働き方をしていたと思う。反面、急斜面では若干、リアのグリップが少ない感じはあった。そういえばリアだけタイヤ幅が2.1だった。
今日はリバウンドをほぼ開放側に振っていたし、前後のサグもいつもより少なめに取っていたと思う。もうちょっと設定を出せば、大きく変わってくるだろう。
あと、26erのつもりで乗っていると、若干腰高で、コーナーでバイクを倒しきれない場面がときどきあった。これはおそらく慣れの問題だと思う。やはり、26erと27.5erは同じように見えて別の乗り物に感じてしまう。
以前乗っていたIntense Carbineも腰高だったが、もともとは26erとして販売されたものだったので、BBが高かった。どうしても違和感が抜けなくて卒業したが、SB5cについてはおそらく慣れられるだろうという予感がある。
ということで、今日の動画。初めてSB66cに乗ったときのような、「このバイクは本当にいい」という感じがあった。サイズもMDを選んで正解。フラットワイドバーも悪くなかった。
下りだけでいうと、SB66cには及ばないだろうが、それも常設のダウンヒルコースなどを走ってみないと分からないレベルかもしれない。
同じストローク帯のRizeはふんわりした乗り心地だが、SB5cは少しソリッドな感じだ。性能的には両者は被りそうだけど、次男などと一緒に活動する場合を考えてこの2台体制は保ちたい気がするな。
とにかくYETI SB5cは気に入った! 長く付き合っていこうと思う。
帰ってみたら、ちょっと体調が悪い感じがする。睡眠不足のまま走った感じだし。ちょっと早めに休むか。
トレイルランナーさん。今日は大変楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました!
コメント
コメント一覧 (2件)
こんばんは。シェイクダウン、お疲れさまでした。
・・って、おそらく今日も走っておられると思いますが(笑
今回の動画、=ヴァーチャルライド頂きました。ご馳走様です!
なかなかバラエティーに富んだコースだったようで。後半の階段下りも面白いですね~。
それにしても、11年前の動画と比べると、撮影機材の進化も凄いですねぇ。
四角いブラウン管TVと、最新の有機ELくらいの違いが‥(苦笑)
いつも見ているモトブログ的な編集もさすが!ですね。この路線も好きです。
今後、さらに煮詰めて行くと最強の27.5バイクになるかも。楽しみですね~。
sadaさん。早速ありがとうございます。
完全に読まれてしまっているようですが(笑)、今日も走ってきました。
GWに走れなかった反動ですかね。
動画もいつも同じコースで申し訳ないんですが、緊急事態宣言中ということもあって、どうしても場所が固定されてしまいます。
11年前の動画はATC3Kという機材だったかな? たぶん、今も残っている場所も含まれていると思いますが、あの画質ではいったいどこを走っているのかハッキリ特定できません。
今の私の機材もすでに3年前のモデルですからね。これだけビデオ撮るなら、サブスクリプションも考えなきゃ、と思っています。今の機材は水平維持もすごそうなので、使ってみたいですね。
今日のYETI SB5cは昨日の疲れもあるのでしょうが、ちょっとソリッド過ぎる印象もありました。あのトレイルの中ではやっぱり、RIzeのほうが楽な感じがします。
ただ、往復がすごくスムースで速く、このクラスを選んだのは正解だったんじゃないかと思います。
こいつについては長く付き合いたいと思っています。