今日は行きがけにRocky Mountain Vertex RSL号の設定をいじってみることにしました。
まずはタイヤ。昨日、葉っぱをかみ込んでいるので、外して掃除しなければいけません。
開けてみたら、リムの中央部くらいまで泥が浸入していました。まだ私は経験したことがないのですが、チューブレスだったら一気に空気が抜けていたところです。まずはここを掃除しました。
今回せっかくタイヤを外したので、この機会に一度異なるタイヤを試してみることにします。
Vertex号に装着されているのはHutchinson Python New Generation Air Light 2.0です。HutchinsonはJekyllのときにScorpionを使って以来でした。
Pythonはタイヤの幅よりブロック部分の幅が狭く、正面から見るとサイドノブまでタイヤの幅に収まっているように見えます。だから、ドライコンディションの直線では結構トラクションがかかるような気がしますね。
さて、交換しようにもこれまでほとんどオールマウンテンバイクで遊んできたので、自宅のチューブドタイヤはオールマウンテン向けのものしかありません。それでも、昨年の野沢温泉ダウンヒルマラソンに使用したコンチネンタル マウンテンキング スーパーソニック (Continental Mountain King Supersonic) 26×2.2は、カタログベースではHutchinson Python New Generation Air Light 2.0より40gほど軽い460gです。走りが変わる可能性に期待して、今回Mountain Kingを装着してみましょう。
でも、両者を持ち比べた感じでは、ほとんど差は感じられなかったのですけどね。
チューブレスタイヤの着脱に慣れているので、チューブドタイヤもタイヤレバーを使わずに交換します。チューブレスタイヤより簡単に外れるし、また装着もできました。前回より若干空気圧が高めの2.5bar弱に設定してみました。Mountain King Supersonicはタイヤサイドが薄くて、エア圧が低いと結構よれる感じがしますのでね。
タイヤサイズは2.0から2.2になっているんですが、見た目はあまり変わりませんね。幅はMountain Kingのほうが広いのですが、測定したタイヤ周長はPythonより若干短めでした。
さて、次はサスペンションの設定です。購入以来、50psi、サグ25mm(25%)程度の設定でしたが、これはFox Forxのマニュアルによればブラッシュ(PLUSH)という設定。辞書で調べると、「豪華なもの」「贅沢なもの」という意味なので、余裕を持った設定みたいですね。
昨日、崖状急斜面でフロントが腰砕けになったので、今日はサグを15mm(15%)のXC / Race FIRMに変更します。65psiに設定すると、15mm強になりました。マニュアルで見ると私の体重の設定目安が65psiで、一致しますね。Vertex RSL号はXCバイクなので、これでより適した設定になったのではないかな?
この状態で乗ってみて、すぐに気づいたのは乗車姿勢が変わったことです。普通にポジションを取ったときに、フロントホイールのハブが上から見えるようになりました。実は昨日まで、ハブはクラウンに隠れて見えなかったのです。たった10mmの差ですけど、かなり上半身が起きているように感じました。若干、Prophet号のXCポジションに近づいた感じですね。これなら、コラムスペーサーを入れ替えてステムを低くしたり、ハンドルをフラットにしてもいいかもしれません。
よく考えるとハードテールの場合はフロントでしかサグ調整できないので、このサグの値で乗車姿勢が大きく変わってしまうんですね。これまで乗っていたフルサスだと前後サスペンションを調整するので、変なことをしない限り乗車姿勢が変わるようなことはありませんでした。頭では分かっていたつもりでしたが、乗ってみてようやく「理解」した感じです。
さて、乗り味ですが、かなり軽く感じられるようになっています! 購入以来の「コギの重さ」という悩みがだいぶ解決されたかな? タイヤの改善 + サスペンションによる姿勢の適正化 + サスペンションの無駄な動作の抑制によるところでしょうか。
ただ、数メートルに渡って横切る根っこの連続が私のホームコースに2箇所あるんですけど、ここを超えるのが辛くなっていましたね。
比較的硬い路面でのコーナーリングとかもフロントが安定するようになっています。
姿勢と走行感が大幅に改善されたところで、やはり昨日のおさらいをしなければいけません。
上から見ると、視線と途中の斜面が重なって見えません。バイクで進入していくとようやく斜面が姿を現します。
とりあえず、昨日のネガティブイメージを頭から消して、ポジティブイメージができあがったところで今日のチャレンジ開始です。
一番斜度が強いところや、斜度が急速に緩やかになるところでもフロントがしっかり耐えて、姿勢を安定させることができました。今日は前に突っ込む感じとか、前転の予感とかは全くありませんでした。
これで、とりあえず折れた心もつなぐことができました(笑)。まあ、他のバイクだとなんの問題もなく下りられるというか、右のレーンをやる前の準備運動くらいにしかしていないレーンなので、出来なきゃオカシイレーンなんですけど(苦笑)。
この後の公園の周回は上機嫌でしたよ。ホイールもよく回ったなあ。
コギが重かった前の設定では、回転数を落として走っていましたが(回転数を上げると「持たなかった」のです)、今日はギア比を落として回転を上げても問題なく周回を積み重ねることができました。
このタイヤ、オールマウンテンのトレイル向けなんですが、いいですね。ContinentalにはSpeed KingとかRace Kingとかあるので、草レース参加時にはこれらも検討してみようかなと思いました。ちょっと高いですけどね。
心なしか、パラレル・バー・チンニング(懸垂)をやっている最中もとてもからだが軽く感じられましたね。気分次第、というところでしょうか。
コメント
コメント一覧 (4件)
こんばんは〜。いつもながら、素早い行動力をお持ちのようで…(笑。
今度はニュー(お古?)タイヤ交換ですか・・バイクにもフィットしているようで、なによりです。
それにしても・・・葉っぱの噛み方といい、凄い乗り方(こけ方?)でしたね。
確かに、チューブレスだとヤバかったかも・・。
しかし、icofitさんはレバー無しで交換されているんですか? (やはりハルクですやん…ぼそ)
やはり鍛え方が違うのでしょうか・・絶対無理ですよ、私には。
最後のビードのひと落としも素手(指)でなさるんですか・・・凄い。
・・は、さておき。今度のMountain King Supersonicは軽いんですね。これは良いかも?
Vertex RSL号も軽めに馴染んできたようで、楽しみでしょう。
やはり、自転車も機械ものですから、“馴染み”は必要だと改めて思いますよ。
クルマのエンジンが馴染むと、燃費やアクセルの感触が軽くなるのと同じでしょうねぇ・・
いゃ、体感的には自転車の方が良く分かるような気がしますよ。
あ・・今日は転倒無し、ですか・・おめでとうございます! (し、失礼…ぺこ)
sadaさん。こんばんは〜。
> いつもながら、素早い行動力
いやあ。昨日のあの終わり方はなんか悔しくてですねぇ(苦笑)。
若い頃ならできるまでやったのでしょうけど、やっぱり年なんですかね…。
「もう一回行け」という悪魔の声より「もうやめとけ。怪我するぞ!」という天使の声(?)が勝ちました。
> お古?
そうです。もうお金がないので(泣、タイヤも古いものを引っ張り出しています。
> チューブレス
チューブレスタイヤだとこういう状況で空気が一気に抜けること、結構あるみたいですね。
今のところは私は体験していないので、やはりチューブレスタイヤのほうが好きです。
Vertex号も早いところ、UST Tubeless化したいですよ…。
> レバー無し
IRC Mibro 1.95を使ったときだけ、レバーなしはムリでした。
で、前輪か後輪かのどちらかに使ってみたことがあるのですが、エア漏れを起こしやすくなりましたよ。
それ以来ずっと、タイヤレバーなしで頑張っています。
経験上は、2.25とか2.35のような太い硬いタイヤより、2.0未満の細いタイヤのほうが難しい気がします。
伸びしろが少ないからでしょうかね?
> “馴染み”は必要
そうですねー。Vertex号で改めて思っています。
今回はタイヤとサスペンション設定が大きいと思いますが、似たようなタイヤでも製品が違えば走りに差が出る、自転車の微妙さはやはり面白いです。
サスペンションも10mmのサグの差で、HTバイクではあんなに乗車姿勢が変わるとは思いませんでした。
> あ・・今日は転倒無し
そうです。今日は無難に走り終えました。
これまで、Vertex号で「いつ転倒するか」「なるべく転倒したくない」と思いながら走ってきましたが、一度転倒してしまうと「もういいや」と吹っ切れました(笑
リベンジおめでとうございます、おつかれさまでした(笑
私もサグ値は “アバウトな目視?” で 12〜15mm程度にしています
Icofitさんのコースはインナーギアでの登りチャレンジも楽しそうな
斜面が多いみたいですね、キャンバー走行でも遊べそうで良い感じですw
ウォーターボトルが、なにげにカッコいいデス・・・・
赤が好きさん。こんばんは。
> リベンジおめでとうございます
ありがとうございます。自己満足の世界なのでお恥ずかしい話ですが(恥
> 12〜15mm程度
おお。硬い設定ですね。
不意の激しい入力にしかストロークしないフォークと聞いています(驚。
ほとんどフルリジッドな乗り味になりそうですね。
> インナーギアでの登りチャレンジ
うーん。ここは不可能でしょうね。
助走距離もないし、登れる人はおそらくいないだろうと考えます(笑
(あ、トライアルの人とかだったら、やっちゃうのかな?)
ほかの入れる場所ではセンターギアまでかなあ。距離が短いこともあって…。
この崖状の部分と、登り可能な部分が「つながっていれば」ぐるぐる回っていい練習が出来そうなんですけど、無い物ねだりかもしれません。