2019/08/15は令和最初の終戦記念日でした。犠牲になられたすべての先人の方々に哀悼の意を表します。
この項、書こうかどうか迷ったけど…いいきっかけなので書くことにします。
今年に入り特に目立つようになったのが、某ポータルサイトにリストアップされる隣国関連のニューストピック群。記事の選択は、ユーザーの行動分析により決定しますので、おそらく私が日韓関連の記事を読んだり、書籍を何冊も購入したりした結果なのでしょう。
それでも、ここ最近のポータルサイトを埋め尽くす隣国関連の記事には辟易しています。報道されている反日デモや不買運動の記事の数々。わが国の国旗を燃やしたり、日本製品を壊したりするという、下劣極まりない映像を見ていると、正直「もうこの国にはしばらく関わらないほうがいい」とさえ思うこともありました。
しかし現実には、こんな短絡的な考えは、決して解決策にはつながらないでしょう。韓国は経済的にも、地政学的な面でも決して無視できない国ですから。第一、私自身の中でも自己矛盾が発生します。というのも私自身、在日外国人の方には「本当に良くしてもらったことしかない」からです。実際、日本で報道されているのは一部の人たちの行動に過ぎません。逆に、日本にだってヘイトスピーチで、在日外国人を傷つける残念な人たちはいます。
国と国との間のやりとりや取り決めについて、ハッキリとした態度をとることは重要です。その点では、折れてはいけない場面できちんと意思表明をし始めた、わが国の姿勢を私は評価します。もちろん、相手国の代表が使うような汚い言葉で返すのではなく、冷静に正論を「繰り返し」主張することが大切だと思います。
反面、外交がうまく行かないからと国交断絶を煽ったり、文化交流を否定したりする、というのは筋違いだと考えるようになりました。
まずは、ここ数年敬遠していた韓国エンタメでしたが、今回、韓国のミュージカルを家族で鑑賞してみることにしました。この時期に。敢えて。
この動画は日本初上陸時のプロモーションらしいです。今回私たちが鑑賞したのはSeason 5。
興味を持った理由に、このミュージカルにある日本人俳優が参加する、ということがあります。上演回にもよりますが、2人芝居に韓国人俳優と日本人俳優がどのように絡むのか、興味がありました。
もう一つは、その日本人俳優が、ここ2年間芸能界から離れていた山本裕典さんということ。2年前にある意味挫折を味わった彼が、今回どのように復活を遂げるのか、ということにも興味がありました。
season 5は、浅草花劇場で上演されています。
結論から言うと「非常に良かった」。
山本裕典さんは2年前までコンスタントに俳優として活動されていた方で、私たちにもなじみがあります。演技も迫力がありましたし、全身から発するオーラを感じられました。オッサンの私が見ても、本当にカッコ良かったなあ。このミュージカルのために相当な準備をされていたことが伝わります。
見ての通り女子ばかりで、男子(?)では私がおそらく最年長だったでしょう(笑)。
韓国のミヌさんが演じた「ヘギ」については、すごく難しい役柄だったと思います。見事な表現力でした。山本さんには最初から親近感を持って見ていましたが、見ているうちにミヌさんも大好きになっていきましたよ。
上演時間は2時間10分ほどでしたが、出演者はこのおふたりだけ。ですので、2時間ほぼ出突っ張りとなります。すばらしい集中力と体力にも、私は感動を覚えました。終始、次男も身を乗り出して鑑賞していましたし、妻もミュージカル劇の世界に引き込まれ、彼らの世界と一体化した印象があったと話していました。
山本さんとミヌさんが2人で作った「ハート」。
人と人はきっとわかり合えます。最近、何かの記事で読みましたが、日本人と韓国人の何組かの夫婦が仲良くやっていく工夫として、「歴史認識」などお互いに絶対にわかり合えないことについて「敢えて触れない」「触れないまま尊重する」ということをしているそうです。それで十分に仲良くやっていける、と。
国家同士だとそうはいかないことは分かりますが、今回の山本さんとミヌさんを見ていると、民間の交流がそのうち国家同士の雪解けにつながるのではないか、という一抹の希望を感じました。この時期ですから、フォトセッションでのこのお2人の行動にもそのような祈りが含まれていたのではないか、と信じたいです。
今回、SNSやブログに載せることも前提で、Photoセッションの時間を設けてくださった主催者にも感謝したいと思います。こんなサービスがあるんだったら、私も一眼レフ持って行けば良かった(苦笑)。ファンのみなさんの中には、立派なカメラで連写されている方もいらっしゃいましたよ。でもまあ、iPhone 7 Plusでもそこそこ撮れるものですね。
あ、そういえば、山本さんが「ボクの顔を半分で切ってSNSに載せるのは止めてね(笑)。ミヌくん撮りたければせめてミヌくん単独の写真で(爆)。」みたいなことをおっしゃってました。すでにそういう前例があるのかな? ミヌさんが「いや、2人で」とフォローされてましたよ。
併せての情報ですが、山本さんの「ものまね」のレベルが超絶な高レベルでビックリしました。りんごちゃん顔負けです。
劇が終わったあとは、マイ・バケットリストのチケットでそのまま花やしきに入れるとのことで、家族で寄ってみました。実は、私は花やしきは初めての体験なんです。
この黒船をモチーフにしたアトラクション。花やしきはペリー来航と同じ、1853年に開業したのですね! そこまで古いとは知らなかったのでビックリです。その100年後の1953年に設置されたのが、日本初のローラーコースターとのことで、私たちはそれに乗ることにしました。
1周30秒ほどで終わってしまいますが、意外に急角度な落下が3箇所ほどありました。MTBに乗るようになって、この落ちる感じもなかなか楽しめるようになってきました。
一通り花やしきで楽しんだあとは、浅草寺経由で帰途につきました。
私にとっては、実は浅草寺も初めて。
仲見世通りも初めての体験。外国人の方が多かったですね。日本に来てくれて本当にありがたいことです。浅草は本当に魅力的な町でした。また家族で行くと思います。
自宅に戻ってからはYETI SB66Cにてポタリングへ。
やっぱり、SB66Cはすばらしいですね。段差とかガタガタもヌルッと、スルスルっと舐めるように通り抜けていきますから。