最近、手持ちのバイクでいろいろなポジションを試したくなって、ステムを探して入手したりしています。今日はCannondale Prophetのポジション変更を思い立って、FRポジションからXCポジションに変更して乗ってみました。
このProphetは2005年7月の購入から現在まで、そのほとんどをFRポジションに設定して利用してきました。
FRポジションに設定していると、Prophetのヘッドチューブ角は67.5度になり、結構寝た感じになります。XCポジションにすると69度になりますが、この角度はCannondale Chaseが想定しているヘッドチューブ角と同じになります。
それで久々に、ProphetのポジションをXCポジションにしてみました。同時に100psi程度だったエア圧を115psiに設定しました。推奨より少しだけ低い圧です。
まず、いつもの公園にアクセスしますが、その往路で感じたのは、まず、XCポジションのほうがペダリングはラクであるということ。そしてもう一つ、エア圧が上がっているのに、リアサスが「よく動いている」感触があることです。実際には急斜面やドロップオフを下りても、FRポジションのときほどストロークした形跡はありません。前者では最大40mmほどストロークしますが、今回のXCポジションのライドでは30mmもストロークしていないようです。
なのに、FRポジションのほうがリジット感が強くて、XCポジションのほうが動作感が豊富なのです。これは以前から感じていました。はっきりとはわかりませんが、リアスイングアームがリアサスを押し込む力が、力点と作用点の角度などの関係で、XCポジションのほうが強いからなのかも。このへんはもうちょっと調べてみようと思います。
さて、最初に急斜面を下りると、なんか後輪からガリガリという音がします。みると、後輪に右の写真のような感じで枝が絡まっていました。
この場所は人が歩いて登ったり下りたり、ましてや自転車がそうするようなことを想定していないと思います。だから、枝は転がり放題。こんなことが日常茶飯事になります。まあ、これを踏んだりよけたりするのもひとつの楽しみなのですが。
斜度が強いと、やはりXCポジションだと不安定だなあ、と思うことが多々ありました。斜面でなくても、今日のライドの前半では砂利の上とか落ち葉の上で旋回するとき、前輪が滑ることが何回かありました。これはたぶん慣れの問題で、後半には滑らなくなっていました。
反面、いつもは入らないような進入角度から大きく曲がって高速なまま抜ける、というようなこともラクにできたような気がします。ハンドリングが多少クイックになったことがその理由でしょうか。
しかし、今日はXCポジションにしたことの新鮮さか、リアサスがよく動いてくれる感触が快適であったせいか、思った以上の時間乗り続けてしまいました。ポジションを変更することで、1台で2種類のバイクを試せる感じです。やはりこういう点でProphetはいいな、と思います。より古いJeminiとかJekyllとかも、ポジション可変でした。Cannondaleの新しいオールマウンテンバイク、RizeとかMotoも、このへんを踏襲して欲しかったな。
さて、2日は久しぶりに遠出できそうな予定です。ProphetとChaseを持って行こう。