今週は週初から体調を崩して、週の後半はそのリカバーを行ったため、若干へばり気味です。
昨年から計画していたIntense Carbine 275のマイナーアップデート。今回はリアホイールのフリーをXD Driverに変更して、ワイドレシオ化しようと画策していました。
そこで、XD Driverを使えるホイールとして、Cannondale ProphetやRize One Carbon 2009などで使っていたホイールの後継である「crankbrothers cobalt 2」を選択。
ところが、XD Driverの記述がある商品を頼んだつもりが…。
Shimano 8/9/10対応品が届きました。商品説明に確かにXD Driverと書いてあったので、ショップに問い合わせたのですが、この注文はShimano 8/9/10の注文で間違いない、とのこと。改めてデフォルトで閉じているオプションを開いてみたら、確かに 8/9/10と書いてある…。商品説明にあったXD Driverは交換で利用可能の意味で書かれていたようです。
一緒に入手したXD Driver用のワイドレシオなカセットもこれでは使うことができません。
ここからが苦労の連続。
改めてXD Driverを別のショップで注文し、届いたあと改めて交換を試みたら、分解に12mmのヘキサゴンレンチが必要とのこと。
改めて12mmレンチを入手したあと、再度分解を試みました。
17mmのレンチでキャップを緩めたら、あっさり抜けるような図なのですが、引っ張っただけでは全く抜ける気配がありません。
次に、使っていない9速カセットを入れて、引っ張ってみましたが、それでも抜けない(苦笑。
最終的にはカセットをプラハンで叩きました。これでもなかなか抜けなかったのですが、そのうちスイートスポットにでも当たったのでしょう。「スコーン」と飛んでいって…(笑。
XD Driverの装着時用にロックタイトも使用しました。ついでにディスクブレーキの装着にもロックタイトを使ったのですが、実はこれを使ったのは初めて。
このロックタイト、本当はLeftyの分解、再組み立てにも必要だったりするのですが「ま、いいか」で使ったことがありませんでした。いけませんねぇ。
ようやく念願の9-44tのカセットが装着できました。装着の仕方も独特でした。
最近、里山トレイルに行くことが多いので、その往復を楽にしたいと、ホイール新調と同時にタイヤもXC用にしました。Hutchinson Python 2 Tubeless Ready Hardskin 27.5 x 2.25。過去に、Rocky Mountain Vertex RSLでこの古いモデルを使用していたことで好印象なのですが、1本2000円ちょっとだったことも購入の決め手となりました。
ところが、届いたものを手に取ってみるとずっしりと重い…。ダウンヒルに使っていたMaxxis High Roller 2.35 Tubelessみたいな感じです。このゴムの厚さなら、かなり安心感はありますが…。
ということで、さっそくいつものM山でシェイクダウンしてきました。
まず往路で凹みそうになりました(苦笑。
なんとなく予感はあったのですが、タイヤがやっぱり重い感じなのです。トレイル往復を楽にする目的でXCタイヤにしたのになー。いつもは引っかからない信号にことごとく引っかかっていましたし、実際に往復の時間は以前の仕様より長目でした。
トレイルに到着したころは、かなり脚に来ていましたよ。
M山トレイルに入ると、XCタイヤではあっても下り性能はSchwalbe Nobby Nic 27.5 x 2.25と遜色なしです。cobaltのリアホイールもShimano XTのそれと比べると剛性を感じます。
チューブレスレディは初めてですが、やはりチューブドより感触は好みですね。XCだから軽いというわけでもなさそうなので、次はNobby NicやIRC Mibro当たりのチューブレス(レディ)を試してみたいですね。
この44tの威力は強烈でした。急斜面の多いこのM山トレイルもよく登れます。
スタンドに立てた状態でクランクを回したときには、38t、44tに持ち上げるときに明らかな引っかかりを感じましたし、フロントのナロー・ワイド・チェーンリングのワイド側の爪に引っかかるときは微妙なクリック感がありました。
でも乗車して実際に漕いでいるときの変速は全く問題なく、純正品に対して遜色はなし。42→44と歯が2つ増えていますが、チェーンの長さは同じ。今までが少し長かったようです。
さて、今日は午後に予定がありますし、往路の疲労が激しいので軽く走行することにしました。
まずはいつものスペースまで来たのですが…。
多数の自転車のタイヤ痕が。
どうやら最近、MTBで走られた方がいるようです。私がこのトレイルに復活してから、一度もMTBerに会ったことがなかったのですが、まだ「同志」はいるようです。
タイヤ痕は新しかったのですが、このあとトレイルを走っていて、藪の隙間からとなりのレーンにいた同志の方々を確認しました。私は走行中でしたので、そのまま通り過ぎてしまいましたが、いつかまたご一緒できるといいな。
今日はいつもと同じコースを走ったにもかかわらずちょっと不調、というか下手になったような感触がありました(沈。多分、タイヤの違いやホイールの硬さなどで、車両感覚が変わってしまったのでしょう。いつもは問題なくトレースできる路面も微妙なズレでうまく曲がれなかったり、立木にぶつかりそうになったり。
脚に来ていたこともあるのかな?
前仕様も当初は同じような感じでした。むしろProphetのほうがよいと思ったりすることも多々ありましたし。最近は完全になじんできて、過去に所有したいかなるバイクよりIntense Carbineの高性能だと思っています。おそらく、新仕様にも同様になじんでいくんじゃないかな?
今日は40分ほど走ったあとは自宅に戻り、Cannondale Judge号の再整備を行いました。
このバイクを手放すことについては何ヶ月も迷いました。
本日、現物確認に来ていただいた「同志」の方に気に入っていただき、そのままお別れとなりました。まれに見る好青年の方で、既にGemini DHもお持ちとのこと。DHコースで有名な富士見パノラマリゾートについても、スキー場ができる前から「山」としてのなじみがあるそうです。スキー場以前なんて、想像したこともありませんでした。
2回しかコースを走ったことがないこのCannondale Judgeも、これから本格的にその性能を引き出してもらうことができるでしょう。本当に良かったと思っています。
また、MTBについては、いろいろと教えていただきました。衝撃的だったのは、カフェインという車種に付いてきたLeftyのロワーレッグが抜けたという話も。多分DLR 2のことだと思いますが、このフォークはアメリカで多数の事故を引き起こし、集団訴訟に発展してしまいました。リコールはされましたが、日本では「すべて対策品なので大丈夫」とのアナウンスだったはず。なぜ、日本のバイクでも発生したのでしょうか?
バイクはまだまだ整理していく予定ですが、Judgeが手を離れたことでいろいろと踏ん切りが尽きました。資源と意識を集中していきます。
武蔵野園さん前では、Trail-Sさんが休んでいました。今日はSix Trailに行かれたそうです。私はM山。いずれも晴れが続いたので路面コンディションは良かったですね。Trail-SさんのMASI号もタイヤを変更して(40 → 42mm)、かなり快適だったようです。
今年も積極的にトレイルを走りたいですね。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは。お〜、JUDGE号がついに旅立ちましたか。
仰るように、所有だけでも良いのですが、やはり乗ってナンボ! ですもんねぇ…(あ、墓穴掘ってる?)
次も良いオーナー様に巡り会えたようで、何よりですよ。
そう、できれば次も大事にしてもらいたいですよ。自分が困るのもソコですね。
安易な中古ショップや、妙な末路はたどって欲しくないなァ…。
で、XD Driver。え〜! 今はこんなパーツになってるんですか・・(絶句
ちょっとググると、何とカッコイイ。マニア心をくすぐりますな(笑。
取り付けの障害(?)もあったようですが、さすがに44Tはデカいな〜! もぅどこでも登れそうですけど、フロントがシングルなだけに余計に迫力出てますよ。凄い・・。
>HUTCHINSON PYTHON 2
あれれ・・コギが重そうですが…。ホィール系が27.5や29だと、重量は普通に重くなりますよねぇ・・。
それでも、ジャイロ効果はアップしそうだし、安定性は上がるような気がしますが…どうなんでしょうか。
>Leftyのロワーレッグが抜けたという話
うげげ・・それは衝撃的な話です。構造的な欠陥だったのでしょうが、大丈夫かなぁ?(Rise号の時も、始業点検はしておかないと…)
sadaさん。さっそくありがとうございます。
Judge号は無事に旅立ちました。
この4年ほどはほとんど乗っていなくてオブジェ状態でしたけど、DHでは高性能なバイクであることは間違いないですから、活かしてもらえる環境に行けたのは幸せなことかと思いました。
> 末路
ううう。そうですね。盗難されてしまったRizeがどうなっているかと思うと、ときどき眠れなくなります(沈沈沈…
> XD Driver
やはり最小ギアが10とか小さくなるので前から興味がありました。このe-thirteen製は最小ギアが9になるので、ほぼ空回りすることはなくなるんじゃないかと期待しています。
コグの着脱方法は全く違いますけど、乗っても全く分からない(当然か)ので、私はこの規格、とてもいいと思いますねぇ。
HUTCHINSONは本当に重いタイヤですが、昨日のstravaの記録を確認してみたら、往復の2箇所で新記録を作っているので、必ずしも遅くなっているわけではないようです。トータルの時間が遅かったのはなぜか一度迷ったからでしょう(苦笑。
> Lefty
2007年頃のモデルに装着されたDLR2が対象でした。どちらかというとXCやマラソン用のモデルなんですが、アッチの人はこれで平気で飛んだりやばい道に行ったりするので、多くの人が被害にあったのかもしれませんね。
でも、Netでつながった人からほかにも聞いているので、知られていないだけで日本でも似たようなことが起こっているのかも。
Maxは構造が違うので大丈夫と思いますよ。海外でトラックに轢かれた映像も見たことがありますけど、変形はしているものの2つにはなっていませんでした。