今日は、70回目の終戦記念日。最近は戦争の記憶がある親戚も少なくなり、なまなましい戦争の話を直接聞く機会もほとんどなくなりました。子供たちにも語り継いでいかなければならないのですけど、リアルに体験していないため、非常に難しいところがあります。それでも、祖母や親戚から聞いた話を少しずつでも伝えていかなければ、日本全体の中で戦争への記憶が薄められていってしまいます。
今年、日本は大きな岐路に立っています。そのような中で若い人たちが意見を述べたりアクションを起こしたりする傾向は、私は望ましいことと思います。日本国民全体が真剣に考えて、今後の日本が進む道を決めていかねばなりません。
戦没者のみなさまに心より哀悼の意を表し、日本が今後同じ過ちを繰り返さないように最大限の努力をしてまいりたいと思います。
さて、いつものブログに戻ります。
Nikon デジタル一眼レフカメラ D600を持ち出すときに装着率が高いのが、このTAMRON AF28-300mm f3.5-6.3 XR Di ニコン用 A061N。これ一つであらゆる被写体に対応するし、その割りにかなり小型なのです。
ただ、今から11年前のモデルということもあってか、広角側も望遠側も少し絞らないとクッキリ写ってくれなくて、ちょっと困ったレンズでもあります。もともとフィルム用にTAMRON AF28-300 ウルトラXR A06N ニコンAF用というのがあって、それをデジタルカメラ向けに見直したものらしいのですが、販売時期から見るとDXモデルと組み合わせるともっと力を発揮するのかもしれません。
便利なレンズだからこそ、もっと気を遣わずに活用したいのですが、家に帰ってみてみると、絞り忘れてかなりガッカリな結果になっていることも多くて…。
木曜日に新宿のショップで、いくつかのレンズを見ました。マクロレンズや焦点距離の長い単焦点レンズなども興味はあるのですが、用途が限られるのでD600を広く使える構成が優先かな、と。例えば、Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7で使っているダブルズームキットのようなレンズがあればいいな、と考えました。
中古のショップには、Nikon 標準ズームレンズ AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR + Nikon 望遠ズームレンズ AF-S VR Zoom Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDも揃っていました。さすがにEOS Kiss X7+ダブルズームキットよりずっと大きいので、普段のポタリングでの使用には向いてなさそう…。
その近くには、Nikon 高倍率ズームレンズ AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VRもありました。フードも付属していない割には高価で、手が出ません。これも、現在使用しているA061Nと比べるとかなり大きくて、持ち運びは結構難儀だなあと思ってしまいました。「ニコン D600 完全ガイド (インプレスムック DCM MOOK)」に掲載されていたこのレンズの作例を見ると、ものすごくキレイでこれが一番の候補だったんですけど…。
量販店に相談したところ、オールラウンダーとしてはAF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6Gは機能的には一番高性能ではあるけど、私の使い方からはやはりTamronの高倍率が一番のお勧めになるだろうとのことでした。
TAMRON 高倍率ズームレンズ 28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD ニコン用 フルサイズ対応 A010Nというのが、フルサイズ用としては最新のモデルとなるらしいです。ニコン純正と比べると小さく軽いのが利点であり、A061Nと比べると画質も性能も大きく向上していると聞きました。
ショップでは決めきれずに自宅に戻ると、某通販で価格が下がっていたので今後しばらくはこれで行くことに決め、注文しました。
実際に届いてみると、手ぶれ補正が付いた分かもしれませんが、A061Nより若干大きくなっています。それでも、持ち運べないことはありませんでした。
画質は、A061Nと比べると明らかに改善されています。
A061Nではこのごく小さい虫は、300mm f6.3で撮ってしまうとからだの周りが薄いベールで覆われたように写っていました。しかしA010Nでは大きく改善されているのが分かります。EOS Kiss X7 + Canon 望遠ズームレンズ EF-S55-250mm F4-5.6 IS IIとは望遠側の明るさが半段異なるので一概にはいえませんが、解像感は同等で、質感はD600 + A010Nのほうが高いように見えます。この結果に安心できたので、A061Nは里子に出せそうですね。併せて、使用していないいくつかのレンズも処分しなければ…。
本当は、以前友だちになった(?)ツマグロヒョウモンを待っていたのですが、今回は来てくれませんでした。しかし、代わりに来てくれたのが…。
ナミアゲハと思われます。昨日、コサギを撮っていたときにもいたので、いつかは…と思っていましたが、目の前の花に止まってくれました。
滞在時間はごく短かったのですけど、良く来てくれました! 尾状突起は失われていますが、美しい蝶だと思います。感謝。慌てて撮った割にはA010Nがキチンと合わせてくれてよかった…。
A061Nでは常に苦戦していたサギたち。
曇天下ですが、A010Nでは十分にクッキリしています。自宅で調べてみたら望遠側は微妙に後ピンに見えるのですが、AF微調整してもそんなに変わらないので、標準のまま撮っています。A061Nでf8まで絞ったときよりもよく写っています。これは絞らなくて言い分、感度を下げられることもあるとは思いますが。
次は猫シリーズ。
ううむ。今回は多くの写真がJPEG撮って出しですが、A010Nはオールジャンルで十分に撮れます。これはしばらく付けっぱなしになるだろうな…。
なにより、今後もきっとずっと撮り続けるであろうMTBが普通に撮れていることが大きい。
コメント
コメント一覧 (2件)
あ・・あれれ?・・また増えてる(笑)こんばんは。
おぉ〜! 信者としましては、嬉しいズーム・レビューですよ。
時代の流れ…と申しましょうか。エラく高画質になってるような?
コレだったら、高倍率ズームもアリですね! ちょっとグラリンコンですな(意味不明。
確かに、ちょっとデカイかもしれないですが、D600サイズだとかえって
安定するのでは? まぁ、持ち運びはシンドいでしょうが…。
(↑)虫のアップもお見事! ですよ。背景に注意すれば、じゅうぶん実用域になりますね。
のらクロ(ネコ)=こっちの奴とそっくりだなぁ・・懐かしい。
元気でいて欲しいのですが・・どうなんでしょう。
※前言撤回:D600はぜひ持っておきましょう…。(失礼!)
sadaさん。こんばんは!
いやあ。ようやく大正解です(嬉。11年前のA061Nも、レビューを見ると非常にいいのですが、APS-Cのカメラでのレビューなので、もしかしたら、そちらで使えれば不満がなかったのかも…。
高倍率を探す中で、純正はいろいろと堅実なんでしょうけど、かなりでかくて重いのです。
それに対し、このレンズは小さくて軽い。70-300のほうが明らかにシャープとみなさん書いていましたけど、やはりかなり大きくなります。
画質の面では単焦点や専用の域のレンズのほうが優れてはいるのでしょうが、持っていっていろんなものが撮りたい、と思ったら便利なのが一番。ということでこの選択でした。
広角も中望遠も、この画質は私にとっては十分以上で、大満足です。便利レンズもこんなキレイなんだ、と思いました。望遠もVRが効いて不満はないです。アゲハも、何も設定を変える時間がなかったので、慌てて撮ってますので、きちんと準備できればもう少しよかったかも。
VRを切って、シャッタースピードを上げたら周辺の表現が良くなったという書き込みもどこかで見たので、試してみようかと思います。
自宅の簡易なテストでは若干後ピンな感じがしますが、今後AF微調整を使うか、メーカー調整などでもう少し良くなる可能性はありますね。
10年でこれだけ改善されるとは。何も考えずシャッターを押して、撮って出しでこれだけの画質があれば、何も面倒くさいことがなくなります(笑。
多分ほとんどつけっぱなしになるでしょうね…。これは。
> 信者としましては、
いやあ。今回はTamronにしてよかった、と思いました。望遠は勉強の余地がありそうですが、それでも自宅にあるズームレンズの中では一番質感も高く撮れてもいいと思います。
特にProphet号が(広角側で撮るからかもしれませんが)、単焦点のAF-S 50mmよりむしろ魅力的に撮れているような気がして驚いています。
> 背景
わあ。あまり考えたことがなかった(恥。
もうちょっと研究してみますね。
> 猫
最近は、例の裏山では餌あげの時間にしかお目にかかれない猫たちですが、SB山の麓は3-4匹、寝転がっています。平和ですねぇ。
古いレンズは手放す予定ですが、D600はやはり持っておこうと思いました。