結構ボロボロになっちょります

昨日はFさんにお誘いいただいて、肋骨骨折以来4ヶ月ぶりとなる富士見パノラマへ行ってきました。私くらいの年齢だと骨折部の完全な癒合には6ヶ月程度はかかる見込みではあるものの、4-5ヶ月程度で一定強度に達するようなので、転けなければ大丈夫であるという判断で、今シーズン最後に走ってみることにしたのでした。

出発
出発

当日は私の自宅近くまでFさんに迎えに来ていただきました。朝早くからありがとうございます。

モーニングほうとう
モーニングほうとう

往路、かなりおなかが空いたので釈迦堂PAだったかな、立ち寄ってモーニングほうとうをいただきました。結構、満足感あり。

富士見パノラマは快晴
富士見パノラマは快晴

富士見パノラマは快晴。紅葉も素晴らしい。

午前中はまず、Fさんは地元のライダーさんとゴンドラへ、私はスキルアップエリアへ足慣らしに行きました。

紅葉が本当にきれいでしたね。

まずは新入生。路面が凍っていたりグチャグチャだったりで結構大変でした。下りのポジションの取り方があまり分からなくなっていて、バランスが取れませんでした。

2本目は見習い。何でもないところで前輪を取られてヒヤッとする。それにしても、Insta360 Ace Pro 2のMEGA広角、画角が狭いですね。前輪がもう少し写っていれば振り返りもしやすかったのでしょうが…。まあ、転けても右側だったと思うので、肋骨は守れたかも。

3本目は一人前。Good Year Escape MAX – Trail Lite – Grip3 29 x 2.4は全く滑らないです。マシューさんのおっしゃるとおりだった。でも、抜加重のタイミングが合わず、通常加速するところで減速したりもしてました。

4本目も一人前。若干だが慣れた感じ。でも、体とバイクの動きはちぐはぐです。

5本目は見習い。少しスピードが上がったため、曲がりきれなかったりしました。このコース、かなり難しい気がします。

6本目は一人前。やはり動きはちぐはぐ。

7本目は新世界。めちゃくちゃ下手くそになっているけど、それなりに楽しかった。

8本目も新世界。新世界はスピードを上げなくてもなかなか楽しい。

とりあえず単独練習はここまででしたが、自分自身にかなりガッカリし、落ち込んだ単独練習でした。4ヶ月前まではかなりいい感じで走れるようになっていたのに数年前に戻ったような走りだったからです。

でも、冷静に考えるとおそらくは、シーズン明けて翌シーズンに入るときも1回目はまあ、あまり上手くは走れないものです。FさんやDHさん、Kさんと走るようになってからはフォレストバイクとか高峰山とか、ゲレンデのオフシーズンもコースを走るようになっていたし、自分でもトレイルライドに出かけたりしていたので、ここ2年ほどはあまり腕が落ちる、という経験はなかったと思います。しかし、この4ヶ月に関しては公園をポタリングする程度で、しかも頻度が激減していましたからね。下りは皆無。そりゃ、下手にもなるわな。

9本目はFさんと一人前。ゆっくり走っていただき、その後ろをついて行きました。

10本目も一人前。少しスピードが上がりました。漕ぎを入れないと付いていけませんでした。

11本目は単独で新世界。

12本目は見習い。一箇所、完全に曲がりきれずにコースアウトしました。

13本目も見習いでコースアウト。

14本目も一人前。

15本目も一人前。私もようやく慣れてきました。午後はゴンドラに行けそうな感じです。

昼はビーフカレー
昼はビーフカレー

夕食にラーメンをいただく予定でしたので、昼はビーフカレーにしてみました。これ、味が濃厚でおいしかったな。

久々のゴンドラ
久々のゴンドラ
KORE Products WheelとGood Year Escape MAX – Trail Lite – Grip3 29 x 2.4
KORE Products WheelとGood Year Escape MAX – Trail Lite – Grip3 29 x 2.4
KORE Products WheelとGood Year Escape MAX – Trail Lite – Grip3 29 x 2.4
KORE Products WheelとGood Year Escape MAX – Trail Lite – Grip3 29 x 2.4

KORE Products WheelsとGood Year Escape MAX – Trail Lite – Grip3 29 x 2.4の組み合わせでは初めてのゲレンデダウンヒル。微妙に心配でしたね。

Fさんのライド仲間さんと合流し、GREENを4人で下りました。このとき先頭を走っているKさんという方が上手で早かったです。私の前を走るMさんもとても上手い。

前半はなんとか付いていけたので、だいぶ感覚がもどったんじゃないかな、と思ったものの、それは甘かった。後半で突然体力の限界が来て離されるようになってしまって。体力とスキルの限界にかなりガッカリしてしまった。

GREENの最後は一人前で締めました。スキルアップエリアのコースで数えればこれが16本目。

次はリフトで登ってスキルアップエリアの17本目。体力の限界が近い。

体力の限界が来ていたスキルアップエリアの18本目。先行の3人とはこれだけ離れています。短いコースなのに。

最後にゴンドラで上がってのGREENではもう一人加わって5人でのライドでしたが、もう、最初から付いていける感じではありません。私が休憩ポイント手前のカーブを曲がるころには全員停まって休んでます。

次の休憩エリアでも、前には誰もいないくらい離れてる。

私の大得意なこのコースであっても股関節や膝がガクガクになっていてスピードを出すことができず、前走者の跡形もありません。

みなさん、仕方ないとは励ましてくださいますけど、最近はこれだけ明確に置いていかれるという経験をしていなかったこともあって非常に凹みました。慰められれば慰められるほど、ガッカリしてしまって気分が落ち込むという。

そういえばこの日、チェーントラブルが2回。いずれも、チェーンリングの外側に落ちていました。ホイールを交換したことで、チェーンラインが微妙にずれたか、サードパーティのスプロケットとの相性が悪かったりしたのか。これで速いみなさんからさらに遅れることになってしまい申し訳なかったですよ。

絶景の終盤も、いつの間にか前走者は消えてました。さらに気分が沈みましたが、どうやっても体がいうことを聞きません。

スキルアップエリアの19本目は、18本目よりさらに遅れてしまう。私が最後のくねくねセクションに入ろうとするころには皆さんゴール〜ゴール寸前。マジで凹みました。さすがにこのときは来シーズンの前半でこんな状態が続くようならゲレンデは引退しようかとも思い詰めたくらいです。

みなさんに、MTBの楽しみ方はいろいろある、と言っていただけるのは嬉しいし、仲間と走るのは本当に楽しいことであることは間違いないです。しかし、自分の中には「少しずつ上達していく自分を楽しむ」というところも相当に大きくて、それを目標に続けられているという側面もありました。そんな中であまりに結果が悪いと私の場合は本当に落ち込んでしまう。

この点においては、60歳という年齢を迎えて限界が近づいているという焦りもあります。よく、私よりも年齢の高い方がもっと激しく走っているという話を聞いたりするので、まだ不可能ではないのかもしれないという気持ちが湧く反面、そういう人たちと自分を比べるとそれこそ耐えがたいストレスになってしまう

…マジで残念な性格ですね…。

なので、違う人の話を自分には当てはめることは極力しないことにしました。そういった人(自分と同年齢、もしくは年上でパフォーマンスが高い人)は凄いとは思うけど目標にしません

また、私は子どもの頃から運動神経が鈍く、中学校までは体育の成績が5段階評価の2で、女子生徒の平均にも満たないくらいでした。これはなかなかキツいことで、15歳まではこのことで何度も辛い思いをしました。このときの屈辱とコンプレックスの壮絶さは、なかなか言葉で伝えることが難しい…。

その後高校時代に空手部に入り、相当に努力して全国大会にも2回行き、超絶に酷いコンプレックスを寛解(?)したという経験があります。そのきっかけを与えてくださったのがブルース・リー先生で、本当に感謝しかありません。

今回怪我をしてから、なんで自分がこんなにMTBに対して後ろ向きになるほど考え込んでしまったのかという原因を分析してみたりしました。ここ数年のMTB活動で自分が凹んだときのことを振り返ると、おそらくですが自分が集団の中で著しく劣るのではないかというような経験をしてしまうことで、少年時代の強烈なコンプレックスが甦ってしまっているのではないかと思います。

これは、最悪の時期だった少年時代の再現だからです。そうではない、と切り離すのには自分の中ではどうしても時間がかかります。それだけ強烈なコンプレックスがあって、45年経た今もなんとか押さえつけているだけなのかもしれません。

療養期間にMTBから離れたいと思ったのは、最悪の時期だった少年時代の再現を予測しての自分なりの自己防衛(そういう結果を招く前にシャットアウトしたいという願望)だったのかも。まあ、要するに自分があまり傷つきたくない、ということなのかな。

ただ、少し時間がたてば、「少年時代のコンプレックスの再燃 < 仲間と走る楽しさ」のほうに意識を持っていくこともできたりするので(これを書いている今もそういう気持ち)、私もまだすぐにMTBを止める、ということはない気がします。

頂のラーメン
頂のラーメン

帰りは道の駅の温泉へ。このときはまだかなり落ち込んでいた状態でしたが、誘ってもらって湯に浸かったら気分も回復してライドで凹んだことも忘れ、ネガティブ感情は完全に消失。Fさん、ありがとうございます。

その後頂ラーメン店に寄りました。山岡家は少し遠くて、空腹に耐えられそうになかったからです。

豚骨醤油ラーメン
豚骨醤油ラーメン

てっぺん醤油という豚骨醤油味のラーメンをいただきました。想像していた豚骨醤油とはかなり味が違い、自分の好みとは違ったもののあっさりした感じで一定のファンが付く味ではあるのかな。

さて、こうやって振り返ってみると、FさんやDHさん、Prophet-Kさんのようなライド仲間がいなかったら私はMTBをとっくに止めていたかもしれません。みなさんに本当に感謝。

Fさん、転倒することも怪我をすることもなく、このシーズンラストを一緒に走れて良かったです。ありがとうございました!

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