昨年の後半から今年にかけて、MTBを楽しむ機会が凄く増えてきました。これはFさんと知り合ったことが一番大きいと思いますが、特にMTB専用の常設コースを走るのは高揚感が大きいです。
先週のふじてんもそう。
4-7本目の動画です。少しずつ、若い人に追走するのは難しくなってきているのかな、と感じたふじてんでもありました。確かに上手く走れて速く走れるとそれは楽しいでしょうけど、これからは速く上手く以前に安全に楽しむことこそ重要だなと思うようになりました。
私にとって楽しさ重視といったら、やっぱりアレかな。
私が本当にMTBを好きになったきっかけであり、今でも乗り続けているCannondale Prophet号です。
ですがこの一番気に入っていたCannondale Prophet 2000に昨年、組み立て時のミスでトップチューブに凹みと亀裂を入れてしまいました。過去一番残念だった失敗です。
本当は10年前のようにこのバイクで常設コースも楽しく走ってみたいんですけど、このバイクではそれは難しくなりました。せめてフロントトライアングルだけでも手に入れば…とは思いましたが、コスト面で条件に見合う代替フレームはなかなか見つかりませんでした。
ですが今週、ようやくコストに見合う個体を見つけることができました。
Cannondale Prophet 800です。私が2005に入手したProphet 1000の一つ下のモデルですね。なので、前後ともSPV+が実装されていないサスペンション構成です。
ただ、この個体は前オーナーさんがかなりお金をかけてパーツグレードを上げてくれていました。まず、一番先に視界に入ったのはMavic Crossmax SSC SL 26 Leftyです。これは、2005 Prophetの最上位モデルであるProphet 4000に装着されていたホイールと同じです。
XCポジションに設定されており、走行感はかなり軽い感じでした。ただリム内径が17mmとかなり細く、そこだけが心配。ただ、すでにKさんが同じ17mmのSLRで富士見や白馬を高速走行しているので大丈夫かな…とは思っています。そもそもProphet 4000にはこのホイールにMaxxis High Roller 26 x 2.35という下り系タイヤが装着されていました。ということは、下り系の用途も当然想定してのアッセンブルだったはず。
そして、ブレーキがMagura Marta SL Carbonに換装されています。これも当時のMaguraのXCブレーキの最高峰ですね。ただ、中のオイルが劣化しているのかパッドが汚れているのか、ストロークがキツキツであまり効きませんでした。これ、実は復活させたいと思っているんですけど、左右のホースの入れ替え、キャリパーやパッドの清掃、交換、場合によってはオイルの交換が必要になりそうです。
その他、リアディレーラーはこれまた当時の最高グレードのSRAM XO。シートポストはカーボン、サドルもfi’zi:k gobiに換装されています。
もし、デフォルトのままだと苦労すると思ったのがBB/クランクでしたが、これもHollow Tech IIに対応したRace Faceで、メンテナンスが容易になっています。
ハンドルもFSAカーボンに変更されていますが、さすがにこれは今のライドスタイルだと狭すぎるかな。
こんな感じなので、今の状態でもかなり軽量です。
前後サスペンションは、特にLeftyについては問題ない感じ。リアサスのManitou Radiumはちょっと渋い感じはしますね。このへんはProphet 2000から移す予定ではありますが、従来付いているLefty FFDは少し試してみたいような気もしますね。ただ、現状ではこのステアリングに合うステムがないか…。今回付いてきたステムは100mmを超えているようでずいぶん長いんですよね。
最後に、この個体を選んで良かったと思うのは…。
Kさんのこのバイクと同じカラーということですね(笑)。Kさんに伺ったら「色がかぶっても別にOK」とのことでしたので安心。Kさんがライドに参加される場合は私もこれで行こうかと思います。
本当は明日、雨が降らなければトレイルツアーに参加する予定だったんですけど、あわよくばこのバイク、間に合わないかな?と思っていました。結局天候の問題で中止となって明日は予定が空いたので、今週末にフレームの入れ替えを行ってみます。
Prophetに乗って帰る途中、偶然中野サンプラザの前に出ました。
良かった。まだ残ってた。
実は私と妻の結婚披露パーティはここの一室を借りて行ったのです。今から31年も前の話なのに、建物の前の広場を覗き込んだら、あのときのことがまるで昨日のことのように思い出されました。これがなくなってしまうのか。寂しいなあ。