仕上げ近づくSB5c

YETI SB5c

ううむ。ハロウィンのタイミングで雨か! これじゃいろいろ試そうと思っても試せないではないか。

でも、ちょうど外に出ることができないタイミングでもあるし、アレを交換するか!

DVO Beryl D2 150mmです。DIAMONDの廉価版ですね。DIAMONDはYETI SB66cと一緒に譲ってもらったものを持っていたのに、登場機会がなかったため売却しました。あれを150mmに詰められれば良かったんでしょうけど…。このBerylは150-160-170mmとストロークを変えることができるみたいですよ。

本当はずっと、FOX 34 150mmを希望していました。新品から中古から、いろいろアプローチしていたんですが、この5ヶ月間ついに合うものを見つけることができませんでした。こんなこともあって、一時期は「このままFOX 32で貫き通すか」とも考えたことがあったんですけれど。

しかしながら、近所ライドですら32径は若干弱く感じられることが少なからずありましたし、金曜日の富士見パノラマ行きの結果も芳しくはありませんでした。これをもう少し強めのフォークに交換すれば、近所ライドだけでなくトレイル、常設コースでも安心だろうと考え直しました。どんどん重量が増していくSB5cがさらに重くなったとしても、もう重さより安定感、安心感のほうが重要だと思いました。このバイク、重くなってもコギの軽さ自体はあまり変わらないですし。

FOX 32 FLOAT 140mm 27.5は1,875g、DVO Beryl D2 27.5 Boostは2,145gです。2kg超えのフォークを使うのは久々。

なぜか(?)両者スタンチオンの長さはほぼ同じですが、前者が32mm径、後者が35mm径ということでかなりの太さの違いを感じます。肩上はDVOのほうが少し高いので、SB5cのヘッドが若干上がり、寝るはずです。FOX 34 150mmの場合は66.7度になるそうなので、そんなものかな。両フォークを並べてみると、長さは同じくらいなので、DVOで一番低くステムをマウントしたとしても、先日のダウンヒルのときと同様な高さになると思います。

交換済み

フォークの着脱はあっさり完了。ここが、Cannondale Leftyと違うところで助かります。前回のProphetにおけるLefty交換では、左手の人差し指の末節骨を粉砕骨折したくらいでしたからね(苦笑)。

ホイールのブーストアダプターが届く前に、ブレーキ側をメンテナンスします。

前後のローターを交換し、ついでにダウンヒルで消耗したと思われるパッドも交換しました。前回、パッド交換でピストン押しの苦労があったので、ノグチ(NOGUCHI) ピストンプレス [YC-169]を買ってあり、今回はこちらも作業があっさり終了しました。

パッドを広げる金具を外してみると、思ったほどは減っていませんでしたが、ローターも変えるついでに前後とも新品にします。

夕方にフロントリアブーストハブアダプターが届いたので、早速これを装着の上、DVO Berylへ。15mmスルーアクスルを通すとき、2つのリングを通さなければならないのは結構やっかいな作業で、今までのように簡単にはいきません。それにしても、6穴アダプターのほうはなかなか精度が高い感じで、ノンブランドもバカにできないな、と思いました。

そして。

YETI SB5c

フロントを強化した、YETI SB5cです。

とてもいい感じです。今回は付属してきたフェンダーも取り付けてみています。

ギリギリの長さ

ステアリングチューブは、ステムを一番下にマウントしたときにちょうどの長さでした。YETI SB66cのときと同じ感じですね。ただ、FOX 32 140mmで、富士見行きの際にマウントしていた場所とほぼ同じ高さに当たるのではないかと思われます。

もともと85psi程度のエア圧がありましたが、かなり柔らかい印象でしたので、付属マニュアルの目安を見て100psiまで上げてみました。これだと15%程度のサグになり、今までのFOXだとかなり硬い設定になると思います。しかし、手で押してみるとめちゃくちゃ初動が良い。この機種にはOTTという初期動作の設定機能がありますが、かなり動きやすい設定なのかもしれません。Berylの場合はDIAMONDとは違い、調整には分解が必要です。

サグの目安は15%-30%のようで、FOXの20%より柔らかめの25-26%程度に設定してみました。日本語マニュアルを見ると、推奨はFOXと同じ、15〜20%くらいが目安らしいので、いずれは20%くらいに戻すかも。

この動きがスムースなDVO Berylを早く試してみたい! 残念ながら冒頭に書いたように今日は雨なので、明日以降となりそうです。

これで、SB5cはもともとの想定にかなり近づきました。フォーク以外にも、金曜日の富士見パノラマではいろいろな私のSB5cの弱点を感じました。

ひとつはリアストロークの不足感。こればかりはそういう設計なのでどうしようもありません。

もう一つはブレーキです。古い設計のXC用であるAvid XOブレーキは、効かないわけではないですが、強いストッピングパワーを出すためにはレバーを強く握る必要があります。久しぶりの富士見では正確なコースレイアウトが分からないため、ブラインドになったところでは強い制動が求められ、そのたびに握力を削っていく感じになりました。また、強く握らないと十分に制動できないのでは、微妙なコントロールも難しくなります。これを解決するためには、もう少し軽い力で同様に効くブレーキが必要かな、と思いました。これが、私のSB5cにとって最後の課題であると思っています。

さて、今日は午前中に家族で衆院選の投票へ。雨は降っていたけど歩いて行くのがめんどうなので、少し濡れながら自転車で移動しました。とりあえず、現与党が過半数の議席を獲得するのは確実のようです。

体感的には投票所への往復の人、投票を待つ人、投票所の中の人、すべてが多かったような気がします。でも、先ほどの報道を見ると、前回より2%程度しか増えていない感じらしい。

今回の衆議院選挙はすごく重要なタイミングだったと思うのですけれども。投票に行く、行かないは個人の自由とは言え、大人としての責任を行使できる貴重な場であることを、多くの人に自覚して欲しい、と感じましたよ。

そして、開票速報の最中に入ってきた京王線車両での事件。調布、国領というとトレイルに行くときも経由するような比較的近所の駅で、いつ、どこで何が起こるか分からないという恐怖を感じました。また、こういうことを起こす人間に対して強い憤りも感じます。被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

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