趣味

実践的な柔術

昨日は久々に、exfit TVの取材に同行しました。日本古流柔術 氣慎塾さんです。

日本古流柔術 氣慎塾

日本古流柔術 氣慎塾

武術的な要素が強い道場様で、もっと「いかつい」イメージがあったのですが、小嶋主範がとても気さくな方で、お弟子さんもみなさん、面白すぎる方でした。

とはいえ、武術をお見せくださるときには真剣そのもの。今回掲載した写真についても、技をかけられているほうには激痛が走っているそうです。撮影のために何度も同じ技をかけていただくことで、相手を務めた3名のお弟子さんにも相当な負荷をかけてしまい大変申し訳ないことをしてしまいました。が、かなりの数の技を長時間に渡ってお一人で演じられる主範も大変だったと思います。本当にありがとうございました。

実践的な柔術

実践的な柔術

ところで、この機会に私はほかの流派では「合気揚げ」と呼ばれている練習法を体験させていただくことができました。正座して両手を膝の上に置かれている主範の両腕を、私が上から押さえた状態で技をかけていただく、という体験です。

私の場合は主範の手首を全然強く握っていないし、全身の力を抜いているつもりですが、もう「握る前からコントロールされている」感がありました。握った瞬間にはすでに私の腰は浮いており、横に「コロン」と(笑)。右も左も同じ感覚でした。空手式の受け身の場合、片手で畳を叩かないので、私の場合は本当に「コロン」です。

主範は明らかに本物の達人でした。手首を強く握れば握るほど技はかかりやすいのですが、あんなグニャグニャな握り方でも簡単にかかってしまうのですから。帰宅後、私が高校生の次男なんかで試すと、持ち上げて外すことは簡単なんですが、主範の場合は手が吸い付いて離れなくなるんです。「手を放せばいいじゃん」なんて簡単に言う人がいますが、それが出来ないんですよ。

「合気揚げ」というと、少し知識のある人からは、「実際の闘いで、両腕を上から押さえるような闘いの始まり方があるのか?」 なんて声もよく聞かれます。しかし、これはあくまで古流柔術の体の使い方を学ぶための感覚練習にすぎません。こういう揚げ足取り的な質問は愚問。

ただ、相当な昔話になりますけど、私が大阪の難波や公共施設などで暴れる若者たちを取り押さえたときには、この「両腕を押さえて相手を動けなくする」という力業を使いました。私のこの技、本当に柔術を使える人が相手だった場合には、私のほうが転がされていた、ということになるでしょうね(笑)。

大変示唆に富んだ体験をさせていただきました

大変示唆に富んだ体験をさせていただきました

ここ数年、私は学生時代〜社会人初期に習った武術の練習を毎日続けていますが、今回の体験は大きな示唆に富んでいました。私の修行もまだまだ。精進したいと思います。

もう一つの趣味。MTB。

もう一つの趣味。MTB。

心機一転。いろいろなことを試みようと思っている2019年ですが、武術以外のもう一つの趣味であるMTBは悩みどころでもあります。昨年暮れに、今更ながらに気づいたこと。この趣味が私の「煩悩」の多くの部分を占有していることですね。やらなきゃいけないことはいっぱいあるのにこれでいいんだろうか…。

MTBはお金がかかる

MTBはお金がかかる

とにかくMTBはお金がかかります。最近は趣味というほどではなくなった「カメラ」の出費がほぼなくなったとはいえ、MTBで出かける機会が多くなって、メンテナンスに使うケミカル、タイヤやシーラントなどの消耗品にかかる費用、ときには交通費やコース使用料などもかかってきます。

時間的なコストも

時間的なコストも

金銭的な負荷もそうですが、MTBに乗る時間というコストも見逃せないかもしれません。トレイルまでの往復についても、1回数時間になりますし…。みんなで行くトレイルは楽しいですが、今日のようなご近所ポタリングは距離も高度も、体重維持のためのエネルギーも稼げず、ただ時間を費やしているだけのような気も。2004年にMTBに出会って15年。初めてぶち当たった疑問かもしれません。

そんなことを考えながら走っていると、ちょっと右膝に違和感があります。そういえば無意識に、右足先だけ外側を向いています。通勤時に自分のペダリングをふと確認したときに気づきました。

クリートの角度が悪いのか

クリートの角度が悪いのか

クリートの角度が悪いのかもしれません。若干調整してみます。

これで正解のよう

これで正解のよう

写真ではほとんどわかりませんが、これでつま先が正面を向くようになりました。しばらくはこの位置で試してみたいと思います。途中で足を止めてこんな作業をしているうちに、無目的なポタリングに対してもちょっとだけ気分が乗ってきました。

自転車とは無関係なものを撮ってみる

自転車とは無関係なものを撮ってみる

さらにMTBとは無関係なものに向き合って、少し時間をかけて花の写真を撮ってみました。なるほど。ただサドルの上にまたがっているだけでなく、周囲の風景の変化に気づいて、足を止めてみるのもいいかもしれません。

花の下で休むMTB

花の下で休むMTB

JAMIS NEMESIS TEAM

JAMIS NEMESIS TEAM

JAMIS NEMESIS TEAMはセクション練習なども難しく、できることは限られていますが、ネイティブな27.5erということで、無理矢理組んだProphetのようなストレスを感じることはありません。でも、少し難しいトレイルを楽しむような場合には、私のスキルではNEMESISを使いこなすことは難しいと思います。Prophet 27.5は確かに、路面の荒れが目立つトレイルには厳しさもありましたが、Carbineをメインに走っていたころと比べた場合に、私の体重が一気に12kgも減っている、ということは考慮しなければならないかもしれません。タイヤも細くしていましたし、コーナーでのグリップに不安があったのにはこれらの事情も関係していた可能性は高いです。

そこで、以前探していたストロークの短いリアサスがセール中になっていたので、換装してみる決心をしました。失敗に終わる可能性もありますが、それでもいったんはProphet 275は完成型にして、不安要素を取り除いてから評価したいのです。

Cane Creek Double Barrel Air Inline 190 x 40

Cane Creek Double Barrel Air Inline 190 x 40

所有しているリデューサーが合うかどうかの問題もあるので、届いてもすぐに取り付けできるかどうかは分かりませんが、これでProphetが安心して乗れるようになってくれればありがたいところです。リアストロークはRUSHと変わらなくなるという予想ですが、届いたらどれくらいのホイールトラベルになるのか、実測してみようかな?(単純計算では140mm → 112mm)

護岸工事もようやくここまで達してきた

護岸工事もようやくここまで達してきた

護岸工事が始まり、練習に使える場所も狭くなりましたが、6年かけてようやくここまで到着しました。ただ、以前使わせていただいていたセクションはこの工事のための入口の部分にあたるため、解放されることがあってもまだまだ先だろうと思います。

この距離の護岸にあと何年かかるのか

この距離の護岸にあと何年かかるのか

前走ってたところもこんな状態

前走ってたところもこんな状態

前に普通に走っていたセクションも今はこのような状態になっています。右下に隠れている木の切り株。

2013年1月時点

2013年1月時点

2013年1月、6年前はこういう状態でした。いやあ。初代Cannondale Prophet号が懐かしいです。フレームが小さいので、シートポストの突き出しが極端ですね。

2013年3月 RIZE 140号

2013年3月 RIZE 140号

本当にちょっとしたトレイルみたいでした。懐かしいこの2台、いいバイクでしたね〜。

今年もMTBを楽しみましょうか

今年もMTBを楽しみましょうか

あ、まん中に妻が歩いている(笑)。気づかずに撮った1枚です。

確かに多少のお金も時間も消費しますが、MTBでの軽いポタリングも走ったあとはいい気分です。昨日、新宿の自転車店でSCOTT SPARK 970の実車なんかを見て、「これいいな〜」なんて心の底から思っていたので、当分はMTBを趣味から切り離すことは当分は出来なさそう。今年もマイペースで楽しんでいこうと思います。

最後にSB山全景

最後にSB山全景

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