もう10年近く前の話ですけど、自宅では最強かもしれないイヤホン、AIWA HP-V99のことを書いたことがありました。
このイヤホン、その後残念ながら片方の音が完全に出なくなってしまいました。このため、長きにわたって宝箱の奥底にしまっていたのですが、当時の記事をご覧になったからからお問い合わせをいただき、お譲りをすることになりました。
HP-V99もその方の手にかかって、一撃で修理完了と聞き、本当に良かったな、と思います。と同時に、自宅にまだ残っているそのHP-V99の後継機、HP-D9も活用しようかな…と考え始めました。
このHP-D9は1990年代初期、HP-V99がつぶれたときのことを考慮し、後継機種として販売されたので購入しておいたものです。しかしながら、豊かな低音を持ち、音場が立体的なHP-V99に対してHP-D9は驚くほど低音がスカスカ…。こんなこともあって、HP-D9はほとんど使うこともなく保管されている状態でした。
改めて引っ張り出して見ても、やはり低音がスカスカ…というより周波数の低い部分が完全に削られたような音になります。ドライバ径がHP-V99の15mmに対して、HP-D9が16mmと「進化」していると思われることを考えれば、ちょっと意外でしたね。
先日、ドライバをハウジングに留めるゴムを変えたところ、少しだけ低音部を感じるようになりました。そこで、いろいろと角度を変えたり密着させてみたりすると、HP-D9もかなり低音が出ていることがわかりました。
以前、iPhoneに付属してきたイヤホンのパッドを装着したところ、少し低音が聞こえるようになった記憶があるので、インナーイヤー式のイヤパッドを注文し、装着してみることにしました。
これは正解だったようです。かなり低音が普通に出るようになりました。それでも、HP-V99ほど奥行きや立体感も感じられず、音の厚みもありません。
ただ、1980年代末〜1990年代初頭のことを思い起こせば、HP-V99は通勤時も、海外出張時も常に音楽を聴いていた記憶があります。もしかして、いい感じでエイジングが進んでいた可能性もあります。
それに対して、HP-D9はほとんど使用歴がありません。今後使い込むことで、HP-V99のようになっていく可能性もゼロではないかも。でも現状ではまだまだといえます。
以前、HP-V99とUltimate Ears Triple.fi 10 Proを聞き比べをしたことがありますが、HP-V99は10 Proに劣る感じがしませんでした。低音などは、定評のある10 Proを上回っているのではないか、とも感じたくらいです。
現在のHP-D9は、10 Proにはまだまだ及ばない感じですね。
しかしながら、HP-V99の発売時の定価は10,000円未満でしたし、HP-D9も8,000円です。50,000円程度で売られていた10 Proに対して勝ち目がないのは当たり前。HP-D9の成長を気長に待ちたいと思います。
さて、今日のテーマはもう一つ。これだ!
Mさんに情報をもらったあと、入手してしばらく自宅ベランダに眠っていました。
JAMIS NEMESIS TEAM 2016です。JAMISは初めて。
昔、「檀拓磨のMTBライディングテクニックの基本 (エイムック―Bicycle club how to series (577))」の影響で、JAMIS DRAGONが欲しくて、何度か入手を検討したことがありました。今回、いよいよ、フルカーボンフレーム”NEMESIS”として、私の手元に来てくれました。
未使用品で付属品も揃っていました。ヘッドパーツの圧入も必要なく、年式も新しいせいか、フレームの精度なども、Carbineよりずっと優れている感じで、組み付けもしやすい感じでしたよ。
フロントフォークは懲りないことに、またMarzocchiを選んでしまいました。Marzocchiは55ATA 55 STA、55Rとすべてがひどいフリクションのためえらい目に遭っているのに。
でも、All Mountain 4や888は本当にいいフォークだったのですよ。それになにより、今回入手した320 LR 2016はFOX傘下に入ってからの製品です。当然、信頼性は上がっているのではないでしょうか?
私がなぜいつもMarzocchiになってしまうのか…。安く手に入るからです(笑)。
そして…。
こんな感じになりましたよ。XCバイクです。サドルやドライブトレインはCannondale Prophet 275から、ホイールはIntense Carbine 275から移しました。
でも…。何かが足りません。実は、リアのディスクブレーキローターが140mmということで、手もとになかったのです。MTBでも140mmなんて使われているのですね〜。
きっとロード用があるだろうと、阿佐ヶ谷のフレンド商会さんへ行きましたが、140mmの在庫はなく、取り寄せになるとのこと。新宿のワイズロードさんの2店舗は、センターロック式はあるけど、6穴は置いていないとのことでした。最後に行った風魔新宿店さんは残念ながら閉まっていて。え、閉店? 本当ですか…。
結局はAmazonで注文し、明日の午前中に届く模様です。ネットでなんでも揃う時代になってしまいました。もう、ショップの取り寄せを待つより、ネット購入のほうが早いですよね。
ローターが到着次第完成…というわけにはいかないかもしれません。ここにきて、変速の調子が非常にオカシイのです。リア44Tまで上げたあと、まったくシフトアップ出来なくなったりもして…。
今回、初めてのケーブル内蔵式ですが、ケーブルの通し方がまずかったりしたのでしょうか…? 間違えて、あらかじめ通してある白いケーブルが抜けたりして、今一つ正しく通せているか不安があるんですよねー。
ローター装着と同時に改めて整備はしてみますが、果たして明日こそは乗れるのか。
あ、Carbineは別途、ホイールを手配中なので、あまり間を置かずに復活できる予定ですよ。SEVEN Trailは、CobaltのようなXCホイールでは少し過酷なんじゃないかな…と以前から感じていましたし、エンデューロ系のホイールに変更します。
自走が必要となるぽんぽこやSIX Trailは、今後このNEMESISが主力となる予定であり、難しいSEVENやTWO Trailは従来通り、Carbineか、調子が良ければProphet…ということに棲み分けされていくと思います。
XCバイクは、Rocky Mountain Vertex RSL 50以来。
このバイクは、私には硬すぎて、草レースではボロボロになり、「乗りこなせない」ことを理由に手放してしまった、苦い思い出になってしまっています。
でも、もう草レースで乗りこなそうなんて思ってもいないし、NEMESINの導入も気楽に楽しむことが一番の目的です。軽量かつ27.5erということで、往復で消耗せず、トレイルでのんびり余裕を持って走れるようになるんじゃないかな、と期待しています。
さて、今日はNEMESISの試走は不可能なことが分かったので、Cannondale Prophetのポタリングになりました。午前中のショップ巡りと併せて、32kmほどの走行でした。
今年もこの季節がやってきましたね。GW中は白銀を楽しめるかも。
Prophetが絶好調な感じです。前回も書きましたが、私自身力が入らなくなって、バイクを安定させることができるようになった気がします。ここ、NEMESISでいけるかな…? ハードテールではcannondale chase号や、commençal absolute号、Trail-SさんのHT-01ではイケたけど、NEMESISはヘッドがかなり立っていますから。ワールドカップとか見ていると、XCの一流選手がサドルが高いまますごい急斜面を下ったりもしていますが、趣味ライダーの私には難しいだろうなあ…。
今日はポプラと鯉のぼりで、1年が経ったことに驚かされました。1日1日はすごく時間がすぎるのが遅いように感じられるのですけれど…。今まで長続きさせることができなかったいろいろなことが、長期間に渡って続けられていて、生活の充実度が高まっていることも、そういう感じ方をするひとつの理由なのかも。なんか、自分自身が大きく変わったような気がしています。
一度は断念したXCバイクも復活させたし。必ずしも巷間で言われる「断捨離」ではないんですね(笑)。それ自体が強迫観念になって、無理をしてはいけないことも、改めて理解したような気がします。ここしばらくでいろいろなものが手放せたのも、Prophetを残す判断をしたのも、無理なく冷静に判断できたからかも。Prophetは1台に戻したほうがいいとも感じたのですが、赤フレームもなんだか気に入っちゃって。NEMESISも赤だし、赤だらけになりました。ロードも赤系にしたくなってきましたよ(苦笑)。
コメント
コメント一覧 (2件)
お早うございます。お〜! 来ましたねぇ〜。(笑)
なるほど、コイツがニューマシンですか。いやぁ〜格好いいですねぇ。
事前のお話/ご様子では、HTバイクだろうな・・とは思っていたんですが、そうですかー。
JAMISさんとは…これは一本やられましたな。( ̄ー ̄)ニヤリ
トップとシートチューブの交差とか、カーボンならではの造形美。
剛性コントロールもできるし、今後はどんどん進化するのでしょう。エエな〜(ぼそ
前サスはゾッキですか。
まぁ過去のお話はさておき(置けないけど)イメージも合ってますね。
乗り込んで馴染むと、コレはイケそうな・・Vertex RSL に比べると、いくぶん柔らかめ?かも。
ホント、HTも凄い時代になりましたねェ。リアサスの劣化に悩むこともないでしょうし(苦笑
sadaさん。早速ありがとうございます!
HT、当初はトレイルバイクにするつもりでした。でも、ショップで見た造形で虜になり、自走での利用ならXC系のほうがいいよね、と勝手に納得して、これに決まりましたよ。とはいえ、こういうものは予算が重要なのですが、未使用/未組み付けであるにも関わらず、海外オークションで見かけるノンブランド中華カーボンフレームより低価格な値付け。Mさんのおかげでもあります。
まだ乗っていないから分かりませんけど、Vertex RSLより硬い…ということはなさそうに思います。硬さを感じるとすれば、crankbrothers cobaltですかね。Intense Carbine 275でも、トレイルで乗るには硬さを感じていたので、いい感じで入れ替えができたかな、と思っています。今みると、Vertexの造形もすばらしいですね。リアトライアングルの太さからして、硬くて当然かな…という気もしてきます。
ゾッキは散々迷ったのですけど、同じスペック/重量の他社と比べると半額くらいで手に入りますからね。ちなみに、この320LRは新品でも、関税もかからないほどの低価格ですから。
予算の関係で、フロントチェーンリングが小さい(28T)なので、これを32T以上に変えたいと思っています。海外の完成車の構成が32Tなので、そのようにするかも。そう、完成車構成を参考に、今後タイヤを細くしていったりしていこうかな、と思っています。
ピュアクロカンバイクなんですが、標準で710mmハンドル幅のようです。たまたま私が装着したHavenも710mm幅。時代が変われば、スポーツのサイエンスも変わるものですね。