今週末も不安定な天候のようです。雨が上がっている間に、軽くポタリングだけすることにしました。
今日の段差の練習では、以前のように少し距離を出して斜面の下まで飛んで両輪同時着地。ビビリの私でも普通に飛べるようになるなんて、機材の進化には感謝です。果たして私にとっての初号機だったCannondale Jekyllでも飛べたかどうか。
段差以外はまったりと…するつもりでしたが、そんなことも言っていられない事態が。
このバイクに試乗させていただいたからです。
チタンフレームで有名なLynskeyのシクロクロスバイク、PRO CROSSですが、もちろんMさんの愛車。おかしいな。以前入手に失敗して「諦めた」っておっしゃってたのに(笑。
先週、用事で出かけた先のショップで偶然に見かけたものを即決されたらしいです。
43mmの太いタイヤを装着しているということで、MTBのXCバイクのようにグリップしますが、走りはロード系。ENVEのカーボンフォークもマッチョですが、見て分かるように横に大きく膨らまず、すごくすっきりとした形状なんですよね。
INDUSTORY NINEのハブとZTRリム。スポークはおそらくチタン製。前後合わせて実測1400gを下回るそうです。
ラチェット音も、ノッチ数が多いのか独特でした。TRPのブレーキはShimanoなどと異なり、両側のパッドが同時に動くようであり、左右それぞれの位置を個別に調節できるとのことです。このせいなのか、ブレーキを引く感覚が油圧ブレーキのようであり、カンパニョーロ・レコードのレバーとの相性も抜群な感じです。ただ、Mさんのほうでこの引きしろと感覚を実現するためにかなり調整をしたようです。
乗った感覚は、今まで乗せていただいたMさんのシクロクロスや、Trail-Sさんのシクロクロスと比べるとかなり剛性が高い印象です。もしかしたらこのねじれさせたダウンチューブが醸し出す剛性なのでしょうか? かといって、路面の凸凹にコツコツ跳ねる感じではありません。今日のタイヤの空気圧は4気圧ということでしたが、もう少し下げると少しソフトな印象になるのではないかとのこと。
Trail-SさんのMASI CX COMPのタイヤも太いと思いましたが、さらに太いこのタイヤ。この車種ではさらに一回り太いタイヤも入るそうであり、もうほとんど29erと変わらなくなりますね。27.5ホイール+もう少し太いタイヤ、という組み合わせも可能なようであり、いったいどれだけ懐が広いバイクなんでしょうか?
今までMさんにはいろいろとシクロクロスを試乗させていただきましたけど、私にはこれが一番好みに感じられました。フレームの年式が新しいこともありますが、このフォークの性能も高いんじゃないかな? さらにチタンフレームということ、ホイールがかなり軽いことから、車重も当然軽いです。現在の仕様にほぼ満足されているということですが、場合によってはさらに進化するかも。
正直、このバイクに乗ってシクロクロスへの印象が大きく変わりました。私はもともと、ロードバイクの軽い走行感より、マウンテンバイクのようなまったりした乗り味のバイクを一生懸命漕ぐのが好きなんですが(苦笑、これは一生懸命漕がなくても太いタイヤの恩恵が得られ、なにより軽い。土の上での安定感もすごかったです。
物欲は大きく減少中なんですが、少しずつお金を貯めて、このフレーム目指そうかな…? でもきっと、XCハードテールとまた迷うんだろうなあ。高価なこともあって、私はまだチタンフレームを所有したことがありません。でも、Mさんの一連のチタンバイクに乗ってみて、その良さは明らか。いずれはチタンフレームのバイクも所有してみたいです。
最近カメラを持っていくのも面倒になっていて、iPhone 7 Plusのカメラに頼ることも多くなってきたんですが、現在のiPhone + iOS 10だと、使うアプリケーションでRAW撮影もできるんですね! 今日は高感度撮影だったのであまりきれいに仕上げられなかったけど、明日あたりもうちょっといいコンディションで試してみようかなと思います。