今日はトレイルを走るか、休むかで迷いました。
でも、前後ホイール、タイヤ、リアサスを仕様変更したCannondale Prophetの性能を確かめたい。ということで、今日もM山へ行くことにしました。
M山からの帰りにMTBerさんとすれ違うことが多いので、地元の方々はもしかしたら午後ライドが多いのかな…? そこで、今日は私も時間をずらして午後ライドにしてみました。
ProphetでのM山への道のりはとても快適でした。本当にコギが軽くなっていますから。
写真では分かりにくいのですが、M山のアプローチの急坂。先週Intense Carbine 275で来たときより少し大変でした。Carbineのギア比が44T/34Tなのに対し、Prophetは34T/29T。ホイール径が26でなかったらちょっときつかったかも。
今日はMTBerさんには会いませんでしたが、シクロクロスと思われるバイクで来られている方がいました。軽く挨拶を交わしたあと、German iris Hillというスペースがある場所に向かって登って行かれました。
最初はシングルトラックから。
Prophetの変貌ぶりにはちょっとビックリでしたね。リアサスはまだ引っかかり音こそあるものの、なぜか「Carbine」のリアのようになっていました。路面に吸着する感じで、路面への追従性が上がっています。やはり、標準セットの組み合わせは強いのでしょうか…?
分かりにくいですけど、以前練習していた自宅近くの急斜面レベルのセクションも途中にあります。
絞り開放で撮ってみると、段差がよく分かる感じですね。降りられたけど、左に曲がりきれずに前方奥に見える倒木に突っ込みました(苦笑。
前回、Carbineで行ったときはこの斜面へのアプローチで曲がりきれず、結局押して下りました。Prophetだとカラダになじんでいるというのか、普通に行けてしまうんですよね…。
ただ、現在のProphetの設定のせいでしょうが、全体的にオーバーステア気味でした。Carbineのつもりでコーナーに入ると曲がりきれないのです。ステムが100mmと長く、ハンドルは680mmと短めですからね(あ、ハンドルは短い方がクイックなのか)。
対する最近の主力バイク、Carbineはヘッドアングルは少しだけ寝ていますけど、ステムは50mmでハンドルは710mm。とても曲がりやすい。
当然だけど、車両によって微妙に車体のコントロール方法を変える必要があります。Leftyを140mm化したあとは、ステムを90mmにする予定ではありますが、ハンドルもCarbineと同じ、710mmくらいにしたくなりました。680mmはProphetの標準、685mmに近い幅なんですけど、結構窮屈に感じるようになっています。
ちょっと未開っぽいシングルトラックからいつものシングルトラック〜ダブルトラックへ。
M山でも見晴らしの良いダブルトラック。今日は登りで使いました。
現在のProphetの仕様はかなり里山向きのバイクに仕上がっていると思います。あとは、前述したとおりもう少しステアリングを鋭くしたい。Carbineと同じレベルにしたいと思ったら、ステムを選べないLeftyのままでは難しい可能性もありますが…。
Leftyだと軽く仕上げられるのも利点だし、コイルLeftyだとCarbineのRock Shox Revelation 150よりも路面追従性が高いように思います。
今日はまだブレーキパッドの当たりも出ていないので、うまく操作できなかった部分はこの影響も多少あったでしょう。次回はもう大丈夫じゃないかな?
プチダウンヒルを楽しんだあと、北辰妙見尊へ。
北辰妙見尊の表参道はかなりの急斜面。下りたくなりましたが、今日のブレーキパッドのコンディションだと、若干危険な感じがしました。また、土の斜面を下った方が面白いので、却下。
最近の帰り道の定番コースになっているフラットダート。この先少しいくともっと路面が荒れて、石ころが拳大になってきます。ここは前後タイヤのチューブレス化が活きたのか、楽しく走れました。
2004年、2005年頃の、セドリック・グラシアが「預言者」に扮したProphetの広告があるのですが、それをちょっと引用してみます。
“水をワインにしてしまう神様もいますが、キャノンデールに舞い降りた「預言者」も数々の奇跡を起こしています。例えば、ガレキの路面をフラットなシングルトラックのようにしてしまうのです。変幻自在のジオメトリーの実現により、天を舞うようにスムースな乗り心地で山を駆け上り、モノスゴイスピードで下ることが可能になりました。”
そして、
“汝はボロに乗ってはいけません”
という吹出しで締められています。
今さらながらですが「ガレキの路面をフラットなシングルトラックのようにしてしまうのです。」の意味がよく分かったような気がします。シングルピボットのシンプルな構造ながら、当時のリアサスの性能と相まって、よく考えられて設計された車体なんじゃないでしょうか? 最初のProphetがMサイズだったら、もしかしたらScott Ransomは買わなかったかもしれないです。その結果、下り系バイクスパイラルに入っていなかったら、Rize登場まで乗り換えを検討することはなかったかもしれません。
このバイクが27.5仕様で復刻されたら、間違いなくローン組んで完成車を買うだろうな…(苦笑。
この場所では当たり前の光景なんでしょうが、ユリカモメ。
この1羽は縄張り争いにも加わらず、泰然自若の様相。
かなり近寄っていますが、逃げないですね。人慣れしています。今日は飛び回っていなかったので、止まりものだけ。足下が汚いのはご勘弁を。
時間帯なのか天候の影響なのか、今日は少し水位も高かったように感じました。
今日のProphet、いつもより早く到着したのですけど、なぜかStravaの記録ではそうでもない。多摩川のジープロードのところだけ最高記録になっていましたけど、ここはユリカモメを撮影している時間も含まれるのであてになりません。
Stravaが記録を取る区間ではやはり、Carbineのほうが速いのでしょうかね?
いずれにしてもCarbineとProphetの性能が近すぎる。また資源が分散するなあ。まずいよなあ。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんばんは。預言者=けっこうバケてきたみたいで(笑。
パーツ換えると急に良くなるパターンでしたねぇ。イイな・・。
Racing Ralph-TL、やっと日の目を見たってことですね(笑)
ちょっと嬉しいですよ。アレ、けっこう好きですから…(しみじみ
ウチのRise号はフル・チューブレスですが(そんな言い方しないか…)、
できるだけパンクしないで持って欲しいですよ〜。
坂道って写真に撮ると分かりづらいんですが、この段差は・・(怖
河川敷ダート=あらら・・コッチのあの場所と同じ光景が…。
だいたい、似たような景観になるんでしょうけど、それにしても(デジャ・ビュです)
赤い預言者、今回はα6000系でしょうか?
クッキリと浮き上がっていて、どれも素晴らしいカットですね〜。うむ。
sadaさん。こんばんは。
預言者は通勤用の移動メインのはずだったんですが、昨日走ってみたら非常に良くて。
今回の走りは明らかに、Racing Ralph TLRによるところが大きかったと思います。
行き帰りの走りが軽く、トレイルでは本当に良くグリップするし、路面追従性もいい。
本当はチューブレス・レディよりもフル・チューブレス(?)がそちらがいいと思っているんですが、ほぼほとんどの新しいタイヤがチューブレス・レディみたいです。
パンクは常に頭の片隅にあったのですが、パンクしても里山の近くの自転車屋で修理してもらえばいいか…と腹をくくって替えチューブなどは持っていきませんでした(ダメじゃん…。
段差は私の身長以上の落差ではありますが、飛ばずに済む斜度です。でも、ブレーキは全然効きませんでしたね〜。
河川敷ダートはやはり、どこでも似たような感じになるのでしょうか? 走りながら、セドリック・グラシア預言者の広告を思い出していましたよ(笑。
おっしゃる通り、今回はα6000でした。浮き上がって見せたい場所は絞りを開放にしてみました。
このあとに行った新宿の量販店では、店員さんにα6500を熱心に勧められましたよ。
アレはいいですねぇ。価格がα6000の2倍以上になりますけど…。