先々週、先週と里山に出かけた際、「上手くなったような気がする」と感じたのですが、この時乗っていたのはIntense Carbine 275であり、本当に上手くなったというより、機材に助けられたというのが正解のような気がしていました。
なので、今日はCannondale Prophetでの里山行きです。ProphetはSサイズを2005年7月に買ったのが最初で、このバイクを使って常設コースや里山に行っていました。2013年にMサイズを入手してMTBのサイズの重要性を知り、さらに今年、3台目のProphetをジャンクフレームで入手。昨日フロントタイヤを新しいものに交換し、今日のライドへ。
今日は昼過ぎの出発です。曇りのために決して明るくはなく、写真もブレ気味です。
先週より、きちんとお賽銭を入れて、ライドの安全を祈るようにしました。あとで写真も載せますが、ここは切り立った崖が多いのです。以前、公園仲間のMさんが、「ここはちょっとした心霊スポットで(笑)、気がつくと目の前に崖があったりするから注意が必要ですよ」と聞いていましたが、確かに。このお寺さんから上に登っていく道も、横は切り立った崖です。
心霊スポット…については、過去に私も藪のなかから男性の「おい」という声を聞いたことがあります。藪の向こうは高さ数十メートルの切り立った崖なのに(怖。今その場所はすでに切り開かれて跡形もなく、宅地造成中。
まずは行動起点に向かいます。ここは以前、黒フェットでも写真を撮った場所。今回は赤フェット。感慨深いものです。
私がライドに使わせていただいている場所から下界を見ると、日曜日の今日も工事中。
この場所は「めぐみの里山」さんが管理されている場所かもしれません。ベンチなども置かれ、小さな公園のような雰囲気となっています。この周辺で今日は2組の親子連れに遭遇しましたが、里山は自然を感じるにはもってこいの場所で、とてもいいことだなあ、と思います。私も子供が小さいうちに、連れてきて歩けばよかったなあ…と少しだけ反省。
今日は周回を組んで試してみたのですが、参考にしたのが小学校2年生の子が走っている動画です。
その子はこの1周(1.9km)を8分半で走るらしいですけど、今日の私は11分ほどでした(笑)。山菜採りの奥様に2回ほど遭遇して自転車を下りて押したのと、すぐとなりで畑作業をされている地元の人の邪魔にならないよう徐行したことと、前後のタイヤのエアを抜くために停まったりしたこともあるのでしょう。
とはいえ、大人(オッサン)が里山でタイムトライアルなんてわけにも行かないので、多分今後もこんなもんでしょう。でも、いい周回の組み方を教えてくれて感謝です!
この里山の規模は以前と比べるとかなり縮小されているため、MTBで走れる全ラインを試してみても30分くらいで制覇出来てしまうのかもしれません。
さて、今日はプチダウンヒルラインの復習です。先々週動画で紹介させていただいた、黒フェットで転けているあのセクションです。
プチDHのすぐ横はこんな感じの切り立った崖で、数十メートルの高さがあります。
私が2009に撮った動画では冷蔵庫らしきものなんかも捨てられているのが確認できますが、今回はこの崖のほうにも家具のようなものが確認できます。
今回里山を壊した理由の一つが「崖がいつ崩れるか分からず危ない」ということ。この崖の下には新しくできた道路もあり、すでにクルマが走っています。
写真だと、高さの感覚が分かりにくいのですが、明るく抜けているところが道路になります。
プチDHに入ってなだらかな斜面を下ったあと、右に曲がる形で現れるかなりの急斜面。わが八幡様のあの裏に匹敵するレベルの急斜面ですが、この写真の左側でいえば、先に紹介したような崖になっていて、注意が必要な場所です。特に今日は、金曜日の雨の影響か、粘土質の地面がツルツルな状態なのです。
上から見ると右曲がりの、この急斜面の入口には根っこもあり、注意が必要です。
しかし、急斜面の写真は現地でうまく撮れたつもりだったのに、写真だとその感覚が本当に伝わりにくいです。
なので上から撮ってみました。
やはり現場の雰囲気は伝わりにくい感じはしますね。Prophetを止めている場所がバームになっていて、ここの下部に車輪を当てて左に曲がります。
かなり怖い場所だと思うんですが、先に紹介した小学2年生は別の動画でこの斜面を乗ったまま下りているのですよ。乾いていてもここは怖いと思います。
先ほどのバームを曲がってすぐのところにこの段差。30-40cm程度だと思いますが、さすがに小学生の子もここは下りて押していました。子供用MTBのホイールサイズだと危険すぎると思います。この写真の向かって左側はやはり切り立った崖で、ここにはあまり木が生えていなかったように思います。高さもかなりあるので、ここで転倒したら非常に危ない。
そのあとの左カーブの入口にある段差。以前紹介した私の動画で、ここを右に曲がったあと、地面が掘れて私は黒フェットで転けてしまうわけです。そう、あのときは葉っぱがかなり積もっていて腐葉土に後輪が取られ、ずるっと行ってしまったわけですが、今はこのようにほとんど落ち葉が取り除かれ、粘土質の地面がむき出しになっています。これはこれで怖いですけど。
そして、そのカーブを曲がりきると、この段差があります。トータルでは私の身長ほどありますが、3段階に分かれているので道なりに下りる感じです。さすがにここも動画の小学生の子は押していましたが、今日のコンディションだと滑りまくりなので、押し下りも難しいと思います。私は今日ここを3回練習したのですが、押し登りが大変でしたから。
(※ この小学2年生の子、その後の動画で上から下まで普通に乗って下りているのを確認しました! スーパー小学生ですね!)
最後の蛇行のこの場所もかなりの急斜面なんですが、写真では全然伝わりませんね。
ここを抜けていくと最後は住宅地に出ます。
今日は最初にこうやって1回1回停まって写真を撮ったので、十分なインスペクションができて良かったかもしれません。とにかく先週、先々週と比べるとかなり粘土がツルツルな感じですから。タイヤも交換しておいて良かった〜。
そんなツルツルなのに恐怖も感じず楽しく何度も下りられたことを考えると、やっぱり私は「上達」しているのかもしれません。Prophetに装着中のLeftyは2004年以前の設計がかなり古いごりごりLeftyです。
幸い腰がしっかりしている感じで、逆に不用意なストロークがないため、助けられた可能性もありますが、このProphet、やはり下りは大変得意みたいですね。最後のプチDHはCarbineより良かった気もするのです。130mmとはいえ、なじみの深いLeftyのおかげなのかもしれませんが、多分、DHバイクのJudge用に用意した750mm幅のハンドルを装着していたのも一つの理由でしょう。DHやエンデューロで幅広ハンドルが支持される訳も分かります。急斜面での急な曲がりなど、抑えが効く感じが相当にあり、腕にも負担がかかりにくい感じです。
上半身が倒れ、地面が近くなることも一つの理由でしょう。以前は地面が近くなるとスピード感が上がり怖くなる印象がありましたが、逆に頭の位置が高い方が転倒したときに落下距離が伸びて怖いんじゃないか…と論理的に考えられるようになったからかな。
通勤用なので、幅がこれより70mmほど狭いハンドルを調達中なのですが、よく分からない中華ブランドのカーボンハンドルであるため、2週間ほど待っている状態です。もしそれが届いていたら、換装して出かける予定でした。今日に関しては間に合わなくて良かったかも。
ただ、移動に使う甲州街道、旧甲州街道が意外に狭いので、750mmという幅は大変気を遣うのですよ。Carbineの710mmでも結構長い感じがするし。なので、盗難に遭ってしまったRize号につけていた680mmサイズを選んでいます。
ただ、道交法上、普通自転車は600mmまでなので、このサイズでもProphetは特殊自転車に含まれることになってしまいますね。歩道は自転車走行可であっても本来はこのバイク、走れません…。
プチDHを繰り返したあと、帰途につきました。有名な石仏を探してみたく、下道を反対側に回って見たのですが、この里山の一部に作られた遊園地のところまで行ってみても入口がよく分かりませんでした。
今日久々にProphetで里山を走ってみた感想としては、Carbineのようにヌルヌルッと走る感じではなく、きびきびっという感じで、加速感もやはり26インチバイクのいいところだったりするのかな、と思ったりしました。ただ、最初は少し怖さを感じました。多くの場所が粘土質がむき出しな感じだったし、金曜日の雨が影響していたので、Carbineほどは接地感のないProphetでは滑って転けるんじゃないか、という軽快感があったと思います。
でも、慣れるにつれてそれはまったく問題がなくなり、Carbineと同等に楽しめました。もちろんそれは、今日が3週目、というところにもよるのだとは思います。Carbineだったらもっと楽だったかもしれませんし。
いずれにしても、「どうやら上達はしているようだ」という確認が取れた感じがして私としてはとても満足なライドとなったのでした。
また、体力も戻ってきましたね。前2週と比べると、帰りは迷ったにもかかわらずかなり速かったです。黒フェットでロード2台に前後挟まれたときと同等の速度で帰れたのではないかな?
今日の里山ライドはもともと予定はしていなかったのですが、Prophetの仕上がった感が強かったこともあって、どうしても試してみたくなり、昼過ぎから出かける形にしました。
今日の走行距離は47kmとちょっと。あとは、月に1回くらいは練習するようにして、飽きずに続けられたらいいな、と思っています。
帰りは、途中でいつもの武蔵野園さんに寄り、少し休んで帰りました。
そして自宅近く。SB山付近。以前私が二頭に飛びかかられた公園は、以降以前のような放し飼いが見られません。私が公園に訴えたこともあり、厳しくなっているか、本人たちが自主規制している可能性があります。
でも、場所を少し移したこの公園は相変わらず、オフリードが横行し、今日も犬が中央に見える道路に飛び出し、広場を行き来していました。
ただ、もしかしたら私が犬に飛びかかられたことは彼らは認知しているかもしれません。同じ赤い自転車に乗った私が近寄ると「あっ」という感じで慌ててリードを拾っていましたから(あのときはCarbineでしたけどね)。
私は左足にぶつかられただけですけど、定期的に噛まれる被害者は出ていますから。犬を飼うのにはやはりそれなりの責任があると思うのですよ。犬を飼ったことがない私がいうのも説得力に欠けるかもしれませんが…。
「私のところは大丈夫」
では済まないこともあると思います。
ついにポケモンGOは死亡事故を引き起こしました。「おれは大丈夫だから」って思っているのでしょうか?
これは、前兆事故も複数見られ、絶対に防げた事故(いや、事件か)と私は思っています。9歳の子供がなぜ、30を過ぎたいい大人の勝手な行為で命を落とさなければならないのでしょうか?
犠牲になってしまったお子様へ哀悼の意を表するとともに、自分のことしか考えない大人、そして利益追求だけで十分な対策を取らないサービス提供会社への猛省を促したいと思います。
なくなった命は帰ってこない。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんばんは。お〜、またしても里山ツアーだったのですか。お元気だ…(羨ましい)
スキルも上がっていらっしゃるようで、素晴らしいですね。やはり、走ってナンボ! かと。
タイヤの換装も功を奏したみたいで。この2〜3ヶ月、ほとんどサボっていたので(ダメじゃん)
今朝はしんどかったです(苦笑)。もっと時間を工夫して、近場でも行かねばなりませぬ…。
それにしても、この里山。けっこう凄いコースになっているような。
仰るとおり、急坂って写真に撮るとダメですね。平坦になってしまい・・。
実際行くと、足がすくみそうですよ。かなり難易度が高そうに見えますけどねぇ。
しかも地面がヌルっていて、自分だとアッと言う間に滑るな〜。(苦笑。確信してます)
>赤い自転車に乗った私
うむむ・・近所で認識されると、抑止力になりそうで。赤いMTBに注意! ですか。
あ、それ以前にオフリード犬に注意! ですな。今朝は見ませんでしたが、
コッチにも時おり見かけるので・・飼い主さんはもっと自覚を持って欲しいですね。
sadaさん。さっそくありがとうございます。
フルサイズの画像、堪能させていただきましたよ。50mm f1.4もすばらしいですね!
私の場合α57のファインダーが有機ELではなく液晶で、ビデオカメラみたいだったんですけど、もしあのとき有機ELモデルのα65を選んでいたら、業務用に預けっぱなしにはなっていなかったかもしれません。
やはりSONYには思い入れがあって。
里山は3週間続けたのですが、土曜日にやれば日曜日休めるんですけど、今回は日曜日にやっちゃいました。
結構疲労が残っているので、明日順調に仕事できるのかな…?
sadaさんのように、MTBでフィールド走行の経験がある方は写真からイメージを起こすこともできると思いますが、一般の人から見たらきっと「これのなにがすごいの?」だと思います(笑。
これを小学校の低学年の子がクリアしているのを見て、衝撃的でした。2009年は私も楽しく走った経験がありますが、2005年頃にこれをやれ、と言われたらムリだったかも。
なによりすぐ横の崖が…。
そういえば、今日は普通に写真を撮れましたけど、高所恐怖症、改善しているかも(笑。
犬は、前回一瞬心臓がギュッとなっただけでなく、本当に大きめの犬は嫌いになりました。
だから、今は正直目の前であんなことをされるとものすごく緊張します。また来るんじゃないかと。
公園からの解答では巡回を強化しているとのことでしたので、その後注意された飼い主さんもいるかとは思いますが、赤い自転車の男は今後も普通に公園を通りますので、よろしくお願いしたいところです。