まさかポタリングの最後にこんなに暗鬱な気持ちになるとは。
帰り道、Intense Carbine号で、この写真の奥に見える放し飼い禁止の看板を超えてこちらに向かってくるくらいのときのことでした。
この写真でいえば右側、50mくらい先のところから2頭の中型犬が吠えながら全力疾走でこちらに向かってきます。後ろから追いかける飼い主2名の制止を振り切っているので、もう彼らのコントロールはあてにできません。そのまま逃げようにも彼らの速さには叶わないし、追いつかれるのは確実です。目を離すと相手がどう攻撃してくるか分からず危険なので、諦めバイクを止めました。
地面に左足をついた瞬間には彼らは間近に来ていて、その2頭のうち1頭に飛びかかられたので左足を噛まれる覚悟をしました。
実際には彼らには襲撃の意志がなかったのか、私の左足にぶつかっただけでした。私はすでに腹が据わっていたので、ぶつかって着地した犬が明らかな戸惑いを見せていました。
もし、ここを走っていたのが目線が低い小学校低学年の子供とかだったらどうなったんだろう? 背筋が凍ります。ここ、子供がよく「基地ごっこ」して遊んでいる公園ですから。
20mほど先まで追いついてきた飼い主の男女に対して、怒鳴りつけなければならなかったのは残念です。飼い主たちは平謝りです。
ここで二言三言とはいえ、怒鳴ってしまった自分自身に対する自己嫌悪、飛びかかる犬に対し瞬時に攻撃を加える明確な意志を自動的に持ってしまった自分に対する疑問が起こったのも一瞬でした。冒頭、怒りでも悲しみでもなく、「暗鬱」と表現しましたけど、こういう理由によります。
なので、その後の謝罪は無視して立ち去ることにしました。さらに近寄ろうとする2頭には閉口しましたが…。
この地球上、みんながみんな犬が好きなわけではありません。実体験から、吠える犬や近づいてくる犬を苦手とする人も多くいます。今回は2頭の犬が遠くから吠えながら全力疾走で自分めがけて走ってくるのですから、普通の人が嫌な気持ちになるのは当たり前のことでしょう。少なくとも私は、オフリード禁止の場所で、オフリードを実践する人たちに共感を持つことはできません。
本件は東京都公園協会には報告を入れましたけど、新しい看板を立てるだけで終わっては、今までと同じなんです。強い制約のある禁止も必要かとは思いますが、こういう場所を必要とする人がいるのも事実でしょう。広い公園内にドッグランのスペースを設けられないかの検討とかもできたらいいな、と思います。↑の場所は民家が隣接しているので困難かもしれませんが、最近川沿いの民家は公園用地としての接収が進んでいるので、実現可能な場所もそろそろ見えてくるのではないでしょうか?
ところで、この出来事からさかのぼること30分ほど前。別の犬にも飛びかかられました。このとき私の視界に入ったのは、大型犬が私の目の前、空中に浮かんでいる姿です。飼い主がきちんとリード管理をしていて、強く引き寄せたので、犬は空中で静止したような不思議な感じに見えましたけど。
もしかして、赤い自転車って、こういうときに襲われやすいとか、あります?
嫌な話を長々としてしまってすみません。
さて、昼に出かけようとしていたとき、amazonさんから部品が届きました。
シートポストは、EASTON EC70 シートポスト 350mm 31.6を使っていたのですけど、長さが不足気味で、カーボンシートチューブにも負担をかけそうだったので、とりあえず安価なこいつを一緒に入手しました。
BBはもう3回も圧入しているので、若干フレームも心配ですが、KCNCはアルミ製でかなりしっかりしたイメージです。
シートポストはEASTON EC70より厚めで、径も大きいですね。なので、かなりしっかり決まる感じです。多分グリスは塗らないのが普通だと思いますが、径がギリギリなのと、マニュアルに「塗れ」と書いてあったので、今回は塗ります。
今日のポタリングは、新しいBBとシートポストを試します。でも、出発した直後から音は再発(苦笑。BB、クランクはそれぞれ別のものに変えてもまったく音と感覚が変わらないので、この周辺が原因ではなかったようです。側面からの力でバイクがたわんだときになる音。リンク、ヘッドパーツ、ホイール…。ただ、音がするようになったのは、クランクとホイールを同時交換したタイミングなので、リアホイールが怪しくないか…?という気もし始めています。
もういいや…。今はこれしか乗るものがないんだから。
ということで、もう夕方にさしかかっていますし、迷った挙げ句昨日と同じ、上水コースを走って、水源の公園まで行くことにしました。
そういえば、昨日書き忘れましたが、井の頭通りと環状八号線の交差点だったと思うのですが、Santa Cruz Nomadらしきバイクが信号待ちをしていたのを見ましたよ。
多分これじゃないかなーと思うのですが、ホイールカラーは黒だったような気がします。うーん、話しかけるべきかどうか迷ったのですが、追いかけてみたら速くて追いつけず(笑。きっと、私のような変な異音に悩まされているようなこともないのだろうなあ。町中も普通に速く走れるバイクであったし…。SANTAさん、いいなあ。
閑話休題。昨日と同じコースにしたのは…。
昨日びびったこの階段を克服しておこうかな、と。昨日書き忘れたと思いますが…。
昨日は、階段の途中で靴が脱げて、ものすごく焦ったんですよ(苦笑。2004年8月にMTBを始めて以来、こんなアホな失敗をしでかしたのはきっと初めてのことでしょう(嘘。
なので、今日はわざとゆっくり下りてみたんですが、リアを150mmに設定しているので反発もソフトでした。最後のほうは両輪が同時に落ちる幅なので、少しゆっくり目に下りる方がいいのかも。もちろん、どなたも通行していないときのみの限定の練習ですよ。
この不規則な階段も非常にスムースでした。ここは、以前持っていたCannondale Rize(RZ) One 140 2010が最もスムースだった記憶があります。
幅が狭いところは数段まとめて飛び越えるように下りるので、3回ほどバウンドしつつ下りるようなイメージになるのですが、一見やばそうに見えるLeftyはエアが適切なら前輪から数回連続着地しても全然大丈夫でした。ううむ。Cannondaleが恋しい。
ただ、Rizeのときは可変シートポストだったので、ここはポストを下げてバウンド下りしたと思います。でも今日のIntense号はサドルは高く上げたまま同じようにバウンド下りをしました。リアがガタガタしないのはやはりすごくて、このバイクの良さの片鱗を見ました。
この場所。ちょっとまとまった下りを体験できます。登りで少しスピードを上げておいて、下りは抜加重で加速していきますが、やはりこの抜加重での加速はこのバイクが一番かも。Nomadも加速は良かったですが、そこはVPP(Virtual Pivot Point)のいいところなのでしょう。併せて、大きめの根っことかも「ぬるっ」と超えちゃいますし。
東京都は思えない田園風景が続くのですが、下の写真なんかは故郷、種子島の母の実家にある畑を思い出しました。気になってgoogle ストリートビューで調べてみましたが、畑は更地になっていて、「売地」の看板が経っていました。この畑で祖母が働き、また私も手伝うことがありました。その祖母が亡くなってもう8年も経つし、まあ、仕方がないことなのかもしれません。
上水脇の遊歩道にたたずむレストラン「キッチン ひだまり」。前から気になっていて、妻と次男も帰省中だし、入ろうかな…と思ったりしたのですが、自転車の鍵も持ってこず、また時間がちょっと早い。食べログの評価も高いし、誰かと一緒に来たときに入ろう。
さて。昨日はちょっと荷物が負担になったので、今日はCanon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7に、Canon 単焦点広角レンズ EF-S24mm F2.8 STMを取り付けて持っていきました。Canon 単焦点レンズ EF40mm F2.8 STMも持っていったけど、今日は結局使いませんでした。
もう、本当に小さくていいセットです。しかも、写真そのものはなんか、Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 7D Mark II + EF-S24mm F2.8 STMよりなぜかキレイな気も。
CanonのAPS-Cセンサは他社に比べて小さめです。もしかしたら、2000万画素オーバーより、1800万画素のEOS Kiss X7とかのほうがセンサの余力とかがあったりするんじゃ…? カワセミが動く瞬間のような映像はEOS 7D Mark IIでないと捉えるのは難しいかもしれませんが…。今日のように単焦点 x 2のような持っていき方だと、カワセミは無理になりますし、逆に割り切りができていいのかも。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは・・う〜む! オフリード組は困るなぁ…。
コッチでもけっこう見受けられますし、実際2〜3回追いかけられた事もあるし…。
小〜中型犬は脚が速くて、コッチに来ると一瞬ドキッとしますよねぇ。
今回はicofitさんの眼力(?)に負けたのかな? 大事に至らず良かったですが…。
たぶん、どこでもそういった事情は有るんでしょうけど、
愛犬家ってどこか妙な自意識/共通の目線みたいなモノを感じますね。
良く公園の一角で愛犬自慢大会? みたいなシーンを見るんですけど…
傍から見るとアレも変だな〜。
早朝、専用のミニバンに乗せて来る超大型犬+小さなオトーサンがいるんですよ。
あんなデカい犬だと、リードなんて何の役にも立たないでしょう。
まるでシマウマ(実際はポニーくらいですけど)ですよ。そばを通るのも躊躇します。
(関係ないでしょうが、体が小さい人ほどデカい犬を飼いたがる気がします)
Kiss x7に24mmの組み合わせ=うーん、バシッ! と撮れてますねぇ。
軽くて負担にならないセット、やはり出番が多いかな?
>途中で靴が脱げちゃった
うぷぷ・・あ、スイマセン! ちょっと吹いてしもぅた…(笑
ハズレた靴がポツンと…妙にリアルでユニークな一枚ですよ。
でも、裸足だとイタいだろうなぁ。よくコケずに済みましたな〜。
で、KCNCのBB。見た目にも純正品っぽいカラーでカッコイイんですが、
また再発ですか…む〜・・リアーホィール辺り…? 困りましたねぇ。
カーボン・フレーム内部…は無さそうですが、製造過程で隙間が出来たとか?
カーボン・シートを貼る際に不手際があった・・となると、凄くヤバイですよねぇ。
まぁ真空の釜でエアースポットは抜けるので、そんな事は無いかな。
sadaさん。こんばんは。さっそくありがとうございます。
自分から見て、2本の障害物になり、吠えながら飛び出してきた二頭がオフリードであることに気づくのに少し時間がかかりました。
犬ってあんなに速く動ける生き物なんですね。
sadaさんも追いかけられたことがあるんですか…。私は待ち構えることにしましたが、あのまま走って行こうとしたらやっぱり追いかけられたんですかね? 明らかに私より速かった…(驚。
でも、噛まれても仕方がないけど、と覚悟はしましたよ。
でも、超大型犬は怖いなあ…。ポニーの大きさってさすがに怖いですね。
一度ゴールデンレトリバーの成犬とじゃれたことがあります。後ろ足で経つと、もしかしたら私より大きかったかもしれませんが、当時180kgでスクワットを10回くらい上げられた私が倒されましたよ(苦笑。
レトリバーの筋力はまた人間と違った爆発力がありましたよ(笑。
正直、どんなに覚悟をしてもあんなのを取り押さえるのは難しいでしょうね…。
Kiss X7は久々に持っていきましたけど、良かったです。EF-S 24mm F2.8との組み合わせは初めてだったと思いますが、EF-S40mm F2.8を組み合わせたときと同じ大きさで、標準域で撮れるのでかなり便利でした。
靴が脱げて、ペダルの上に左足を着地したときには「うぎゃぁ!」でしたので(沈、右足とサドルだけが頼りでしたよ。広くなったところで止まりました。
写真を撮ったあと、ケンケンで靴を取りに戻ろうとしたら、側面からおじ(い)さんが登ってきて、不思議そうに靴を見つめておいででしたよ(苦笑。
異音はBBではなかったようですね。今日もこきこきと音がしていました。まだ場所は特定できないので、カーボン・フレーム内部に問題がないとは…まだ断定できないですねぇ。
こういう新古品は保証もないから、何かあったら本当に残念なことになりますよ。
なんとか解決していきたいんですけど…。