さて、久々のCannondale Prophet号です。
Prophet号も塗装を剥離するとこんな感じになるんですね…!? Rawカラーになりました…
って、フレームカラー以外の面でも違和感ありありです。
実はこれ、Mサイズなのです。年式、グレードは明確ではないのですが、このカラーはおそらく2005年のProphet 2000 もしくは 4000のはずです。2000も4000も同じカラーがあって、またフロントディレーラーも同じグレードなので、区別がつきません。カッコイイので4000ということにしておこうかな。
事前に写真だけで状態を見ていたのですが、フレームパーツ類は錆びている感じだったので、結構乗り込まれたものであろうと推察していました。確かに、届いたフレームを見てみると、ショックマウント用ボルトは完全にまっ茶ッ茶でしたし、フロントディレーラーも完全にさび付いていました。
しかし、フレームを磨いてみると、傷らしい傷がほとんどなく、完全にピッカピカの状態に戻りました。あれっ? と思ってショックマウントを外してみると、ボルトも錆びているのは外側だけで、中は新品同様です。
状態が酷く見えたフロントディレーラーも固まった油を剥がし、錆を落としてしまうと、チェーンで擦った傷がほとんどありません。錆びを完全に落とせたわけではありませんが、こちらも新品並みに復活してしまいました。
どうやら、これはほぼ新車の状態で部品取り外しを行い、おそらくそのまま長い間保管されて、外に出ていた部分が錆びてしまった、というような状態なのではないかと思います。
今回は、新品のXC3 Si Stem 90mm +5度を用意しました。現在、Cannondale Rize 140にインストールしてあるものと全く同じものです。
フレームも、もともと持っているProphet 1000と、若干加工が異なる部分がありますね。
↑のような感じで、Team Replicaはつるつるに加工してあり、Raw + クリアは波打った感じになっています。
また、Rawのほうは、ロゴや機種名を凹ます加工をしていて、そこに柔らかい素材の透明シールが貼り付けてある感じです。
というわけで、Prophet 1000から、ドライブトレインとブレーキを移植して、Prophet 4000(?)が完成したわけです。
思えば、8年越しの恋と申しますか…。
2005年7月、私はProphet 2000 Size Mを買いたくて、四谷にあったCannondale専門店を訪れました。Prophet 4000が理想だったんですけど、さすがに定価が60万円オーバーは高嶺の花です。一つ下のグレードであったProphet 2000は、4000同様にRaw w/Blackというカラーがあり、チタンスプリングではないものの、Lefty maxはProphet 4000同様、カーボン製でした。そんなわけで、Prophet 2000に決めていたわけです。そのときに乗っていたCannondale Jekyll 500 2003がMサイズだったので、ProphetもMサイズにしようと考えていました。
ですが、ショップでスタッフさんは考えが違ったみたいでした。Prophet 2000より、日本独自のTeam Replicaのほうが、お勧めだと。でも、2000のほうが軽いし、あとあとを考えると後悔がないだろうと思って、自分は2000を買うつもりでいました。
そこで、ショップスタッフさんは、少し前に注文があって、ショップに納品されたばかりのProphet 1000を見せてくれました。サイズはSサイズで、私と身長があまり変わらないくらいの女性が注文されたものだそうです。
ショップスタッフさんは、私がMTBを始めて1年も経っていないことや、ダウンヒルコースを中心に走っていることを考えれば、Leftyは転倒などで致命的な傷を負いやすいCarbonよりAlloyのほうが望ましいと思う、といいます。さらに、当時の身長が170cmあるかないかの私の場合、サイズもSサイズのほうがおそらく取り回しが良くなるとのことでした。
実際、サイズについては軽くまたがってみた限りSサイズで問題なさそうに感じました。でも、やっぱり2000がいいなあ、と思っていると、ショップスタッフさんの本音が聞けました。要するに、2000は日本に入ってきていなくて、海外在庫も少なく、入荷するまでにどれくらい時間がかかるか分からないということだったのです。
それに対して、Prophet 1000はすでに日本に多数在庫があり、数日後には渡せるとのことでした。そのようなわけで、私はCannondale Prophet 1000 Team Replica 2005のオーナーとなった訳です。
しかし、その後Cannondale Judge 2006, 2007に乗ったことで、妙に自分にサイズが合っている気がしました。それに対して、Prophet 1000 Sサイズはどうもコクピットが狭い感じなんです。一緒に走っているライド仲間のみなさんにも、ちょっと小さめじゃないかという指摘はよく受けていました。
高速コースではこのバイクでよく前転していましたけど、もしかしたら確かにちょっと小さかったのかなあ、という気がしていました。特にセットバックのないシートポストと短いステムを組み合わせた↑の写真の設定だと特に実感します。
こんなこともあって、もう少し大きめなフレームのオールマウンテンバイクがほしいと思っていました。いくつかのバイクを処分してまとめるということにもつながるからです。最終的に今回のフレームを選んだのは、ProphetのMサイズが、27.5インチ、650Bホイールを使えると、海外で何例も報告されているからです。ちなみに、Rizeは無理、という報告も見ました。
このProphetを27.5インチ化できれば、非常にオールマイティな使い方をできるバイクになりそうです。街乗りでロードの代わりにもなり、トレイルでも余裕が持てて、常設コースもなんとかこなせるバイク。Lapierre Spicyをハードコースに充てるなどで、バランスが取れそうな気がします。
さて。そんなこんなで8年越しの恋を実らせ、ウチにやってきてくれたProphet 2000 or 4000。今日は次男と少し離れた銭湯まで出かけたとき、軽く乗ってみましたが、サイズは考えていた通り、バッチリです。リアサスも、経年劣化はしているはずですが、あまり使われていない感じで、「元気な感じ」があります。フォークは、ダンパーが壊れているミディアムスプリングをインストールした2006 Lefty Maxなので、段差などを下りたり、強くペダリングをするとボヨンボヨンと跳ねて落ち着きはないですが、これを交換すれば安定しそうです。
バイクが上がったときにはすでに暗かったので今日はポタリングもできませんでしたが、明日改めてためしてみようかと思います。フォークは交換した方がいいでしょうね。
コメント
コメント一覧 (2件)
あれ・・・なんか、増えてるし? (わざとらしい…)おはようございます。
なるほど、コレでしたか。それっぽい(どれっぽい?)日記でしたので、
もしかして?・・とは、思ったんですが。サイズ違いで2台ですかぁ・・。
これからは”ミスター・Prophet”とお呼びしなくてはなりませんな。(笑
Mサイズの方は、いろいろ凝ってますね。鍛造のアルミを削った跡もカッコイイし、
やはり”むき出しの素肌”は凄みがあるといいますか。解る人であれば、ウケると思いますよ。
今日はもぅず〜っと乗りっぱなし? かも。朝夕は寒いですが、天気も良いので・・。
(コッチはもぅ、早朝ポタから帰ってまして・・コメント中であります)
sadaさん。おはようございます。早速反応ありがとうございます(笑。
Rize号は年式も新しいため、シートチューブが寝気味ですので、Sサイズでも若干扱いやすさがあるんですけど、ProphetのSサイズは以前からかなり小さいなあという気がしていました。
最近、朝の身長ですが、初めて172cmを超えたことがあり、最新の健康診断の身長も過去最高になってきているので、170cm未満であった8年前と比べるとさらに小さい感じが強調されていたんではないかな?
…もちろん、ホネが伸びているはずもなく、姿勢の矯正でO脚と猫背が改善された結果、身長が伸びて計測されているだけと思われます(苦笑。
そこで、CannondaleバイクであればMサイズがベストであろう、というイメージがあり、最終的に27.5ホイールでも稼働する報告がいくつもあるこのProphetにしました。
Mサイズは、別のフレームを「セカ○モン」経由でe-Bayから輸入しようとしたのですが、なんかサスペンションが輸入の規制に引っかかるらしく、入札するな、との連絡。だとすると、MTBは全部引っかかるから、商品を「セカイ○ン」サポートでリストアップするなよって思いますが。
そんなタイミングで某オクでこのフレームが見つかり、こんなことになっています。現在1つ増えた状態ですが、これによって、台数が減るのが確実になったと思っています。山で、フォーク完調な状態で乗ってみないと実際のところは分からないと思いますが、ぴったりのサイズです。これ、ちょっとSサイズには戻れないのではないかと思っています。サイズって重要ですね(…今更?
早朝ポタ、さすがですね。私はまだカラダが動きません(沈。もしかしてまたP7700が活躍しているのでしょうか? でも、おっしゃるようにきっと、本当の見た目にはX10のほうが近いんでしょうねぇ。